り日数6日と11時間

 

 

 

 

 

ああ・・・

 

 

 

 

 

 

生きてるって素晴らしい事だ・・・・・・

 

 

 

 

 

俺、生きてるんだね・・・

 

 

 

あの後俺は記憶をとばしたが、どうやらあの行為は決行され、先程までずっと続いていたらしい。

その証拠に俺の側で先生が寝ている。

―――全裸で・・・・・・

ナニガアッタノカボクコドモダカラワカンナイ・・・・・・

でも俺の体のあちこちにポツポツと小さな鬱血っぽい痕がある。

これって・・・・・・噂に名高いキスマーク?

 

・・・・・・・・・

 

・・・・・・

 

・・・

現実逃避はお終いにして・・・と。

こんな状態じゃとても一週間ももたないと思う。

この調子だと俺は3日辺りで衰弱死・・・いや、それはないな。よりにもよってこの三人だし。

先輩のヒーリングで延命措置をとって一日間だけ安静にして翌日からまた・・・・・・

 

 

 

 

 

考えるのは止そう。悪い結果しか浮かばない。

色んな意味で眩暈がした。

「俺、みんなの欲求のはけ口?それ以外に必要ないの?俺は唯の玩具なの?」

自分でも分かっているが、既に泣きそうな声だ。

言っていて惨めになっていったが、逆に心は冷静になっていく。

みんな俺のことを心配しているから喧嘩もせずに三人一緒に暮らしているんだよな・・・・・・

先生も先輩もアルクェイドもみんな俺にとっては大切な人だし・・・・・・

悪く考えるのは止そう。うん。

「志貴・・・?」

先生がモゾモゾと動いた。

どうやら起きたようだ。

しかし、先生は少し険しい顔をし、俺を捕まえた。

「ほら志貴、布団の中に入って。空調きいているんだからそんな格好のままじゃ風邪をひいてしまう」

そう言って先生は俺を布団の中に引き込んだ。

―――先生を直に感じた・・・・・・

「あ、う・・・・・・」

「恥ずかしい?」

「・・・・・・はい・・・・・・」

頭に血が上っているためか早鐘のように心臓の鼓動が聞こえる。

「気にしないの」

先生は素っ気なく言い、俺を抱きしめた。

――――――あ。

胸に顔を埋める格好になってしまったが、そのために先生の鼓動が聞こえた。

先生も同じだ・・・・・・

なんだか嬉しかった。

俺は先生を抱きしめる。

「志貴?」

先生が「どうしたの?」と俺を見る。

「先生もドキドキしてる・・・・・・」

あ、先生の顔赤い・・・・・・

「あ、あたりまえでしょ」

先生は恥ずかしそうに顔を逸らす。

こんな先生は初めてだ。

―――なんか、可愛い・・・・・・

「先生・・・もう少しこのままで、いい?」

「・・・・・・・・・志貴?」

「先生暖かいから・・・・・・」

「・・・・・・ゆっくりお休み」

先生が俺の髪を優しく撫でてくれた。

俺はその気持ちよさに負けてそのまま深い眠りに落ちていった。

 

 

 

 

 

「ねぇシエル」

「何です?」

「ブルーってあんなキャラだっけ?」

「んな訳ないでしょ・・・遠野君の前だけですよ。あんなブルーは」

「だよねぇ。ヤッパ惚れた弱みってヤツ?」

「それを言うなら我々も同じですね。遠野君に対して極端に弱いですから」

「志貴って朴念仁のくせにね〜」

「朴念仁の意味分かって言ってます?」

「それ酷い言い方だよ。朴念仁って無愛想ってコトでしょ?」

「・・・遠野君は無愛想じゃないでしょ・・・・・・遠野君は朴念仁と唐変木を足して二でわった性格です」

「・・・シエル。そっちの方が酷いと思う・・・・・・」

「いいんです!」

「でもさ・・・」

「何ですか?」

「今回ので番これだけって酷いよね」

「私達を初めにした理由はこのためだったのかも知れませんね・・・」

「・・・・・・でも志貴すごかったね〜」

「・・・・・・・・・」

「シエル真っ赤〜」

「言うなぁっっ!!」

「ニャッ!!?」

ガスガスガス!!!

「貴方には恥じらいという物はないんですかっ!!」

「あるに決まってるじゃない。此処にいるみんな同じ経験したんだから恥ずかしがるってのは変かなぁ〜って・・・」

「・・・・・・時々貴方がうらやましいです」

「シエルこれとってよ〜」

「失礼。いつもの癖で黒鍵を投げてしまいましたね」

「あんた達・・・」

「「へっ?」」

「志貴が起きたらどうするの・・・・・・」

「「ヒッ!!」」

ドガドガッッッ!!

「全く・・・・・・」

 

「し、シエル生きてる?」

「何とか・・・手加減されてましたし・・・・・・」

「やっぱりブルーの機嫌良い、よね」

「ええ・・・そうですね」