―――小学生の頃、自分のクラスでそいつを見つけた。
そこに居るだけで「死」を連想させ、どこか冷たい空気を纏った壊れた奴・・・
そいつの名前は遠野志貴といった―――
君色に染まる時
「有彦さーん」
耳元から駄馬の声がする。
「有彦さーん、もう朝ですよー学校に遅れちゃいますよー」
五月蝿い、こっちはまだ眠いんだ。それに今日の授業は全部出席日数が足りているから元々サボるつもりだ。
「サボるなんて駄目ですよー。そんな事は不良のすることです」
・・・何言ってんだこの駄馬は。俺が一般人に見えるのか?誰がどう見たって立派な不良だろうが。寝てんのはそっちじゃねーのか?
「むー。こーなったら最後の手段です。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
その数秒後、何かを踏み潰したような鈍い音と断末魔の絶叫が乾家に木霊した・・・。(合掌)
「この駄馬がー!!何しやがる!死んだばーさんが手ー振ってる幻覚見ちまったじゃねーか!俺を殺す気か!?」
「イヤですねー。私が有彦さんを殺そうとする分けないじゃありませんか。寝ぼすけな有彦さんを起こそうとしただけですよ。」
「あんなもん喰らっちまったら永眠してしまうわー!」
「でも有彦さんは生きてるじゃないですか」
「たりめーだ。そんな簡単に死んでたまるか」
それに死に掛けるよーな打撃は遠野で慣れてるとこの俺、乾有彦は思った。
俺は一般的には不良と呼ばれる奴だ。だが別に傷害事件は起こさないしその他の犯罪行為も行っていない。ただ不良スタイルをして遠野と一緒に馬鹿やって不真面目な生活を過ごしてるだけだ。
ついでに外見はオレンジ色の頭髪に制服を改造した冬にはいかにも寒そうな服をいつも着ている。何故それだけしか着ないといえばそれ以外の立ち絵を作ってもらえないからだ(見も蓋もない)。
ともかくそんな野郎がそれに見合ったそれなりに平和な生活をしてきた。そうだったのだが・・・
「どうしたんですか有彦さん。急に黙り込んじゃって。」
そうだ、こいつだ。この駄馬が家に転がり込んできたのが悪いんだ。そのおかげで姉貴には警察に通報しかけられるし人参代のせいでサイフはどんどん軽くなってくるし、なんにも良い事がねえ。
ついでにこいつと出会った経緯は歌月十夜のななこちゃんSOSを参照してくれ。
また家に居るのは元の飼い主(こいつの言うマスターとやら。誰かに似ている(爆)が「カレーの中の人参だけ食べるよーな極悪非道な真似をするからちょっと預ってて下さい」と誰かが言いそうな手紙と一緒に送りつけてきたからだ。
「有彦さーん?おーい。学校行かなきゃ蹴り飛ばしますよー」
「わーったよ行きゃーいーんだろ」
俺は安眠するため、そしてとシエル先輩や秋葉ちゃんと会うためだけに学校へ行くのであった。(遠野はどうでもいい)
・・・授業を受けてたら教室の後ろの入り口にオレンジ色の頭をした馬鹿が立っていた。
面白そうだからこのまま観察しよう。
まず歩伏前進のポーズをとって音も立てずに扉を開ける。この時点で気付いているのは俺と入り口の近くの生徒数人。
次に担任―――今はこの人の授業中だ―――に気付かれないようにゆっくりと・・・何故か俺の方に向かって来る。
近くに来て顔がはっきり見えるが何故か馬に思いっきり踏んづけられてそのまま死んだバーさんの幻覚を見たような顔をしている。・・・我ながら「どんな顔だよ!」と、思わず突っ込みたくなるような台詞だ。
なんて考えてるうちにもう俺のすぐ足元まで・・・・・・
「そこだーーーーー!!!」
来る前に担任に見つかって敢え無く撃沈。シエル先輩の黒鍵並みの威力を持ったチョーク数十本全弾命中。
そのまま保健室直行・・・などとはならずにいつもどうりほっとく。いつもどうりの素晴らしいクラスだな。
2年3組は今日も平和だ・・・。
以上、遠野志貴の1時限目、乾有彦の生態観察レポートでした。
「いやー完全に不意打ちだったからな。さすがにやばかったぜ」
「なんだ。まだまだ余裕が有るみたいだな。それなら俺が止めを刺してやろうか?」
今は『3時間目の』休み時間、あのまま約2時間ほっとかれたとゆうか本気で忘れ去られてた奴は今頃目覚めやがった。どちらかというと気絶してたと言うよりそれを口実に実は寝ていた、が正しい。
「それにしてもどうしたんだ?今日はサボるんじゃなかったのか」
「いや、そのつもりだったんだが家に住み着いてる馬の幽霊が学校行かないと宇宙の果てまで蹴り飛ばすとかぬかしやがったから・・・。」
「有彦、頭は大丈夫か。なんならもう少し寝かしといてやるぞ」
この場合の寝かすは気絶させると同義語である。
「うう、ぐすん。遠野君がいぢめる?」
「吹っ飛べ!!!」
「げぶはぁ@*;!!」
その見事すぎるほど顎にクリーンヒットしたアッパーカットは有彦を奴の机の上まで吹っ飛ばした。
机の角に思いっきり頭を強打したみたいだがすぐに戻ってくるだろう。
何故ならギャグキャラは何度でも戻ってくるのだから・・・。
キーンコーンカーンコーン
授業終了のチャイムが鳴った。
購買へ行く人、食堂へ行く人、教室で弁当食べてる人などさまざまな人がいる。
そして俺、乾 有彦は食堂でシエル先輩や秋葉ちゃんと共に飯を食っていた。ついでに俺が今食ってるのはカレーうどんだ。
「お前の飯なんてどうでもいいが何で俺の名前が無いんだ」
「おお!何故俺の考えてることが解ったのだ?さては読心術!?」
「「「全部口に出していたぞ(いましたよ)」」」
「ぐふっ、なにも3人同時に突っ込まなくても・・・」
「イヤならぼけんな。むしろ一緒に飯を食うな。というよりここから失せろ」
何時もどうりひでえ事を言ってくる遠野に対して俺も何時もどうり結果の解っているからかいの言葉を送る。
「酷いわ遠野君。私のことは遊びだったのね。」
「・・・蹴り飛ばされるか殴り飛ばされるか、どっちかを選べ」
「・・・痛くしないでね」
ゴキッ
食堂に静寂が訪れた。
「・・・そろそろ教室に戻るか」
そうして志貴は去っていった。
後に残ったのは首がおかしな方向に『凶った』有彦と昼休みの食堂に似合わない静寂だけだった・・・・・・。
「有彦さーん、大丈夫ですか」
「・・・ぎりぎり」
ここは乾宅。流石にあのまま有彦を放置しておく訳には行かなかったので早退となり現在ななこに看護されてる訳である。
「・・・なんで遠野ってあんなに技の切れがいいんだろうか」
「流石私がこの人の秘密を知ったら不幸になる、と評価した人ですね」
「俺はあいつの秘密なんて知らんが十分不幸だぞ」
「案外もっと不幸な人が居るかも知れないですよ」
「死に掛けてる俺以上に不幸な奴なんているのか?」
「もしかしたら本当に死んでる人がいるかもしれませんよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「えっと、有彦さん?冗談ですよ」
・・・笑えねえ。確かにそんな奴がいてもおかしくない。遠野はそんな危なさを小学生の頃から持っていた。
だが、あいつは絶対に人を殺す事はない。あいつが纏ってる雰囲気はもっと深い、誰よりも死に近く、そして誰よりも死から離れているべき、そんな雰囲気を持っているのが遠野志貴という存在なんだ。
・・・もしかして無意識の内に俺を殴って鬱憤を晴らすことが入ってたかもしれないが・・・。
「有彦さん?どうしたんですか。志貴さんの事もいいですけどもう夜ですよ。夕ご飯食べたらどうですか」
「もう夜?何言ってんだ俺が早退したのはついさっき・・・・・・」
それ以上の言葉は無かった・・・。何時の間にか外は真っ暗、時計は9時を指していた。
「・・・何でだ?」
―――いや、こうでもしないと話が進まないから・・・―――
何か聞こえた気がするがそれは幻聴だろう。・・・むしろ幻聴であって欲しい。
というより幻聴じゃなきゃいやだ。
「しょうがねえ。なんか食ってくるからお前は留守番してろ」
「え?。そんなのつまんないですよ。私も連れてって下さいな」
「お前みたいなの連れてったらうるさ「あ!首のところに蚊が!(蹄を構えながら)」ワカリマシタ、ツレテイッテサシアゲマショウ」
わーいなどとはしゃいでる駄馬を見ながらいつの間にそんな脅迫文句を覚えたんだと考えていたが答えは出てこなかった。
「でもな・・・おい、ななこ」
「はい、なんですか」
ゴン!
殴ってやった。ぐーで、しかも関節部分の特に痛いところでだ。
「な、何するんですか??」
涙目で訴えてくるが生憎今の俺はそれを聞き入れるほど寛大ではない。
「今、俺は首の部分が特に痛い。何故だか解るか?」
「志貴さんに凶げられたからですね」
「その首をお前に思いっきりけられたらどうなる」
「間違いなく三途の川に沈みますね」
「沈んでどーすんだよ。まあ、それはいいとしてさっきお前は俺が外に連れて行くのを拒んだらどーするつもりだった?」
「手加減無しで有彦さんの首を蹴っ飛ばす気でした♪」
「蹴っ飛ばす気でした♪じゃねー!朝に続いてお前はそんなに俺に止めを刺したいのか!?」
「大丈夫です、手加減はするつもりですから」
「3行上で手加減無しって言ってるじゃねーか!!」
その後30分こんな口論が繰り返されたが流石に腹が減ったからマークUに行く事にした。ななこは・・・まあ約束しちまったんだし連れて行った。我ながら甘いとは思ってるがまあそれくらいどうでもいいだろう。
「あー食った食ったやっぱ美味いな。あの店は」
俺は今マンション街の近くを歩いてる。飯を食ったばかりだから気分はとても良い。
「う?気分がいいならにんじん買って下さいよ?」
「いくら気分がよくてもさっき俺を殺そうとしてた駄馬に人参を買ってやる気などない」
「買ってくれないと一子さんに有彦さんに襲われたと泣きつきますよ」
「そんなことしたらお前の本体をお前のマスターとやらの所に送り返してやる」
「そ、それだけは勘弁してください」
そんな会話をしながら歩いていたら公園についた。
「・・・そうだな、近頃あの吸血鬼騒ぎで夜遊びもしてなかったしちょっと寄ってくか」
「え?、夜の公園って危険ですよ。はっ!まさか有彦さん私を襲うつもりですか!?」
「月まで蹴っ飛ばすぞてめえ」
それに今日は満月だからこいつの姿も何時も以上によく見える。本気で蹴っ飛ばすかな。
「無駄です!何をどうしようと私のマスターは有彦さんですからすぐに戻ってこれます」
「それもそーだな。蹴っ飛ばすのは契約を破棄してからじゃなけりゃ意味ねーな」
「え!?結局吹っ飛ばすんですか!?」
「てめーが下らない事言ったらな。まあともかく少し寄ってくぞ」
そして俺は公園に入っていった。もしかしたらそれはこの後きっと何かが起こるという直感からの行動だったかも知れない・・・。
「?なんかおかしくねーか?」
「は?何がですか」
「いや、雰囲気とかがおかしいというか禍々しいというか・・・。そんな感じがするんだが」
「確かにそんなかんじも・・・・・・!有彦さん!逃げてください!」
「あん?どうしたんだ?」
ななこの視線の先を見た。その先には一見何の変哲もない普通のサラリーマンがいた。そう、何の変哲もなかった・・・そいつが血まみれでなければ。
「な・・・なんだあいつは!?」
血まみれなのも驚いたがそれ以上にその男に一切の生気が感じられなかった事に驚いた。
「・・・確かに逃げたほうがいいかもな・・・」
が、逃げるより先に向こうがこっちに気付いた様だ。そしていきなり走り寄ってきた。
「!くそっ」
(速い!)
そいつの動きは一介のサラリーマンの動きではなかった。
「・・・たりめーか、血まみれな一介のサラリーマンがどこにいるってんだ」
襲われてるにもかかわらず以外に俺は冷静だった。普段、喧嘩慣れしてるのとななこという非日常の存在のためだろう。
「どの道逃げられそうじゃないな」
なら、戦うまでだ!
向かってきたそいつに向かって思いっきりボディーブローを食らわせてやった。少しは効いただろと思ったが、
「うわっ!!」
構わず殴りかかってきやがった。
「全く効いてないか・・・見た目が化け物なら中身もかよ・・・」
ため息をつきたいがそんな暇すらない位そいつはやたらめったらに殴りかかってきた。幸いなのは威力重視の大振りパンチばかりでいくらか避け易かった事だ。
「・・・そういえばななこはどこに行ったんだ?」
そう思った矢先に
「有彦さーん!こっちに逃げて来てください!」
攻撃をかわしながらななこの方に向かった。
「おい、ななこ。あいつは何なんだ?」
「説明は後です。まずこれであの死者を葬り去ってください」
「死者?葬り去る?どうゆう意味だ?・・・ってうわ!」
疑問点だらけのななこの言葉に不思議がっていたらいきなり馬鹿でかい銃が現れた。
「こっ・・・これってたしかお前の本体とやらだよな。」
「そうですこれなら当たれば絶対に勝てます!遠慮なく撃っちゃってください」
「こんなもんどこから・・・まあいいどーやって撃つんだ?これ」
これはここの引き金を引くんですよと、ななこの説明を聞いてる俺は何故かいやな予感で一杯だった。
「・・・ぐっ!重!」
「しっかり狙ってください。当たれば絶対に勝てますから」
(当たればな)と思いながらあの死者とやらに狙いをさだめ、引き金を引いた。
ドン!!
そして思いっきり吹っ飛んだ・・・・・・・・・俺が。
考えてみればすぐに解る事だ。威力のでかい銃はその分反動もでかい。こんな馬鹿でかい奴を普通の人間が使ったらただじゃすまないに決まっている。吹っ飛ぶだけですんで怪我一つないこと自体奇跡に近い。
(こんなもんを使える人間がこの世界にいるのか?)
そう思っていた俺はこいつのマスターであり、憧れの先輩が片手で軽々この銃を振り回していた事実を今はまだ、全く知らなかった。
「何してるんですか有彦さん!こんなときまでボケなくても・・・」
「狙ってやってるんじゃねー!!」
こんな銃は俺には使えない。いやな予感はずばり的中しやがった。幸いなのは吹っ飛んだ事によってあの化け物との距離が開いた事だ。
「うーん、第七聖典が使えないのなら・・・そうだ!有彦さん!助っ人を呼んできますからそれまで生きててください!」
そしてななこはどこかに走り去っていった。流石馬、速い。
「なんて考えてる場合じゃないよな」
そのまま俺は公園の奥のほうへと駆けていった。走り寄ってくる死者を視界に入れながら・・・。
「あいつが戻ってくるまで隠れとくか?どうせ不意打ちも効かねえだろうし」
そんな事を考えながら気の陰で俺はななこの連れて来る助っ人とやらを待っていた。まだあの化け物はこっちに来ていない。
「・・・おかしいな、俺がこっちに向かった時に追いかけてきたんだから姿も見えないなんて事はないはずだが。・・・もしかして見失ったのか・・・!!?」
ドカッ!!
後頭部を思いっきり殴られ、そのまま俺は殴り飛ばされた。
(・・・やられた!)
吹き飛ばされながら俺はそう思った。まさか後ろに回りこまれてたとは・・・。
「く・・・そ」
幸い意識はまだ持つ。が、後頭部の一撃は思ったより効いていてあまり動けそうになかった。
なんとか立ち上がろうと懸命に体を動かしていたら向こうのほうに蒼い影が2つ見えた。一つはななこだ。もう一つ、ななこの背中に乗ってる影は・・・
「と、遠野!?」
状況確認。有彦は地面に倒れてるがたいした怪我はしてないようだ。そして・・・死者、ロアが残した死体がまだ残ってるとは思わなかったが実際に出てきたんだから仕方ない。
そして俺は
ななこの背から飛び降り
眼鏡をはずしポケットから七ツ夜を出し
今有彦に迫る死者を・・・・・・
遠野がななこの背中に乗ってるって事はあいつの言う助っ人が遠野だって事だろう。だがいくら遠野でもあの化け物相手では、と思っていると
遠野は
ななこの背から飛び降り
眼鏡をはずしナイフを取り出し
俺に迫ってきたその死者を・・・・・・
バラバラにし、17つの肉片へと変えた
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
その後、俺はバラバラ死体というスプラッターな光景を見て、更にそれが灰になる非日常の最上級な光景を見せられて軽くパニックに陥ったが遠野に落ち着かされて(気絶させられて)、遠野とななこの説明を聞くことになった。
吸血鬼の事、シエル先輩の事、遠野家の裏と七夜の事、そして・・・直死の魔眼の事・・・。
「これが連続殺人事件の真実と俺の過去だ。他に聴きたい事はあるか?」
「いや、別にない。助けてくれてありがとな」
「礼ならななこちゃんに言え。ななこちゃんにすぐに呼ばれたから俺が間に合ったんだ」
「そうか。サンキューな、ななこ」
「どういたしまして?」
俺に褒められた為か、ななこはひどくご機嫌の様だ。
「さてと・・・。そろそろお前も帰れよ。死者がもしかしたらまだ居るかも知れないからな」
「そうか。お前はどうするんだ?遠野」
「念のため少し見回りをしてくる。じゃあな有彦。今まで楽しかったぞ」
ハ?ナニヲイッテルンダコイツハ。
「なんだそりゃ?何もう二度と逢えないような事を言ってんだ」
そう言うと、遠野は少し俯きながら
「こっちの世界にはお前は入り込んじゃいけない。お前も殺人貴とは仲良くしないほうがいいだろ」
「・・・・・・・・・・・・」
「志貴さん・・・・・・」
「じゃあな有彦。ななこちゃんと仲良くしろよ」
陰りを帯びた笑みを浮かべながらそんな事を言い、歩き出しやがった。
・・・いつもそうだこいつは。誰よりも人を殺しやすく、そして誰よりも人殺しを嫌い、自分のことをいつも二の次にして、そのせいで本当の意味でいつも一人ぼっち・・・。
そんなあいつを見ていられなくなった俺は・・・
「おい、遠野」
振り返ったあいつの顔を
ゴキッ!!
「ぐはぁ!!?」
殴り飛ばしてやった。もちろんぐーで、関節部分の特に痛いところで。
あ、遠野が思いっきりこっちを睨んでる。なんつーかマジ怖えぇ。
「最期に聞いといてやる。いきなり何するんだ?」
(最期!?)
誤字であって欲しいなーと、思いながら俺は当然のように言ってやった。
「そこに顔があるからだ」
「俺の顔は山かーーー!!!」
そして今度は俺が殴り飛ばされた。今まで喰らったどんな打撃よりもきつかった。
だが、後悔はしてない。
なぜなら俺は一生こいつの親友でいてやると誓ったから・・・。
薄れ行く意識の中、最後に見た物は、今まで見たものの中で最高の笑顔で俺を見る遠野の顔だった・・・。
Fin
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談笑・番外編1
カズ「皆さん約4ヶ月ぶりにこんにちは。何を思ったか連載作品じゃなくて短編をアップしたカズ様です。」
有「うおー!俺メインだ!」
志「有彦、五月蝿いぞ。」
有「ははは。やきもちかね遠野君。残念だったねー。メイン小説俺のほうが先で」
志「別に俺は連載のメインキャラだから残念でもなんでもないんだが」
有「連載と短編では基本が違うからいいのだ!」
秋「有彦さんはいいですけど次の短編は当然私と兄さんの恋愛小説でしょうね」
ア「何言ってるにゃー。次の短編は私と志貴が遊びにいく話に決まってるにゃー」
シ「いいえ!次は私と遠野君がカレーめぐりの旅に出る話です」
翡・琥「次の短編は志貴さん(様)と姉妹どんぶりの話です(よー)」
志「はぁーまたか・・・。おい、作者。ホントのところはどうなんだ?」
カズ「・・・呼び方はどうでもいいが出来れば名前で呼んで欲しいな」
志「呼び方は後で考えておくから質問に答えろ」
カズ「その事なんだが・・・。実は俺、メインヒロイン5人のSSを書く気って全く無いんだよね」
ピシッ
カズ「予想どうり空気が凍ったなー」
5人「ドウユウイミデスカ、イマノコトバハ」
カズ「どっちかってゆーと月姫キャラってメインキャラより脇役のほうが好きなんだよねー。あーでも志貴は俺が今この世で一番好きなキャラだから例外ね。」
有「脇役の方が好きだから俺がメインキャラになれたわけか・・・」
カズ「今回の話は以前から考えていたんだよ。連載とどっちを先に書くか迷っていたんだけど連載第一話のあのフレーズを使いたかったから連載の方を先に書いたわけだ」
志「あのフレーズって・・・。ああ、あの『初SSでクロスオーバ&連載、しかも投稿もの』ってやつか」
カズ「その通り。そんなの俺だけだと思ってたんだけどな・・・」
志「思ってた?」
カズ「もう一人いたよ。七夜の守護者さんだ」
志「あの人か・・・。ただ一つ違うのは彼のSSのほうが数百倍は面白いって事だな」
カズ「そうなんだよ。いやー面白かったよ。彼のSSがどうしよーもない駄文だったら俺のSSは一体どんなものになってしまうんだろう?」
ALL「「「「「「「「「「宇宙一のゴミ」」」」」」」」」」
カズ「はっきり云わんといて下さい。いくら俺でも落ち込みますから」
秋「ふん!私のSSを書かない人間なんてこの世に存在する意味も無いわ」
ア「そーだにゃー私のSSを書くにゃー」
シ「いいえ!私です!」
翡・琥「私達です!!」
志「5人とも五月蝿い」
カズ「強制撤去!!」
5人「きゃあああああああああ!!」
アルクェイド・秋葉・シエル・翡翠・琥珀リタイア
カズ「さて、落ち着いたところで今回のSSはいかがでしたか?」
志「今回はまあまともに出来てるんじゃないか」
有「俺が遠野に気絶させられてるのが多いのと前半はそれぞれの部分が短いことを除けばまあマシな作品じゃないか」
志「でもなんで連載じゃなくて短編なんだ?」
カズ「・・・ネタが無いんだ・・・」
ななこ「やけに簡単な理由で・・・」
有「いいのか?そんな理由で」
カズ「ネタが無いから短編書いて気分転換しようと思ったら更新が遅れて、中間テストの所為にしようと思ったらまた遅れてやけになって期末の所為にしようかと思ったけど更に遅れて夏休みに入っちまってあっとゆうまに4ヶ月たってもうどうしよーも無くなって・・・・・・・・・(激暗)」
有・ななこ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(激汗)」
志「さ、最後の部分ってあれで良かったのか?」
カズ「最後の部分は次の日の朝の部分も考えてたんだけどあのまま終わったほうがしっくりしてるんじゃないかと思って結局書かなかったんだけど・・・そこら辺の感想も欲しいです」
志「戦闘シーンも初めてで、しかも戦闘と言えるようなものじゃなかったけどどうだったかが気になるので感想ください」
カズ「新人駄文書きにとって一番怖い事って自分じゃ面白いかどうか解らないから感想が来ないとやたらと怖い事なんですよね。俺としては」
というわけで感想Please(あ、七夜の守護者さんと同じことしてた・・・)
カズ「あと今回の題名だけど・・・」
志「ああ、なんか意味ありげな題名だったが意味あるのか?」
カズ「当然無いに決まってるだろう」
ゴキッ
カズ「・・・なあ、志貴。(首が凶がったまま)」
志「なんだ?とゆーか気味悪いからその首はよもどせ」
カズ(・・・自分でやっといて・・・)
有「・・・俺でも三途の川渡りかけたのに何で無事なんだ?」
カズ「それは作者だから。で、首を凶げてるのは『極死・七夜』の練習か?いつかもぎ取るために」
志「そんな事は無い。つーか俺にはそんな人間離れした事は出来ない」
有「お前は十分人間離れしてるだろうが・・・。ついでに俺も作者に聞きたいんだがどうして遠野が自分の事を説明してる時にさっちんの事が出てこなかったんだ?」
カズ「・・・もう呼び方どーでも良いです・・・(泣)。で、その質問なんだが・・・まあ、ついでに俺のSS設定と同時に説明しよう
俺のSSの設定は
志貴は誰とも結ばれてません。いわゆるALLエンドと言う奴です。「またかよ・・・」とは思わないで下さい。さっちんはご都合主義により殺してません。でも人間とゆうよりは吸血鬼に近いです。でも昼間は元気に歩いてますから吸血鬼特有の弱点はありません。一説によるとアルクェイドの血を飲んだとかどうだとか・・・。まあ、ご都合主義ですからそんな事どうだって良いんですけどね(爆)。そのほかに志貴は七夜の記憶は全部思い出してます。まあ別に物語に関係は無いだろうけど念のため。(何の?)シオンは俺がメルブラやってないから出てきません。
志「お前がやってないのメルブラだけじゃ無くてプラスディスクもだろう。月姫本編だって琥珀ルートやってないし歌月十夜もしっかりクリアしてないし。要するに月姫系でクリアしたやつって一個も無いな」
・・・パソコン持ってなくて何が悪いんだ!!?(号泣&血涙)
(・・・しくしくしく)あとその他の脇役な敵キャラですがそれはまあ生きてるかもしれません。要するに気にしないでもいいって事です。・・・大体はこんな所です。何かあったら質問ください」
有「なるほど忘れてたわけじゃなくて死んでないだけなんだな」
カズ「まあ、そうゆうわけだ」
志「じゃあ、題名の事も忘れてたんじゃなくて途中で話が切り替わった所為で話すタイミングを逃した所為で話してないだけで忘れたわけじゃないんだな」
カズ「・・・・・・HAHAHA、モチロンダトモ。(忘れてたー!)」
志「・・・で、あの題名は?」
カズ「最初いい題名が思いつかなかった時に突然思いついて・・・あまり関係ないけど全体を見るとあながちまるっきり外れでもないから・・・で、この題名にしたと」
志「いまいち題名と話の結びつきが解らんがまあ、いいだろう」
カズ「それでは長くなりましたが」
ななこ「では、この辺で?」
カズ「また今度?」
続く・・・と思う(マテ
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あとがき
再度4ヶ月ぶりにカズ様です。初めての短編ですがどうでしたか?
次回はちゃんと連載書きますから連載を楽しみにしている人は許してください
・・・連載楽しみにしてる人・・・いるかな・・・3000人くらい見てるようだからいるだろうな、一人か二人くらい・・・・・・あの駄文をそんなに多くの人が見てるのか・・・奇跡ってすごいなー。
談笑でも言いましたけど感想送ってください。
談笑で不自然に間が開いてる所はCtrl+Aで面白いかも知れません。
最後に七夜の守護者さん。許可も無く名前出して本当に申し訳ありませんでした。決して喧嘩を売ってるわけではないので・・・・・・許してください。
では、また次回作でお会いしましょう。