2017年11月01日

お菓子を・・・くれるというのか?

────↓以下、本日の短編(色々オーダー受けたのでチートでMOBってみる─閑話─)↓────

その有り余る才を無駄に発揮し、モナ・リザの姿で現界している万能の天才、レオナルド・ダ・ヴィンチは微笑みではなく顔を引きつらせていた。
目の前にあるのは高さ一メートル半程度の黒金に光る金属製の箱。
しかしその箱が問題だった。
「こんな小型動力炉からカルデアのメイン動力の4倍の出力が出せるなんて、中身は何なのさ!」
そんなダ・ヴィンチの叫びをスルーしながらロマンはその発電機の周りを回りながら感嘆の声をあげる。
「絡繰発電所 萬年発電機って書かれているんだけど・・・いや、高さ一メートル半、幅二メートルくらいかな?本当に、中に何があるからこんな発電ができるんだろうね」
そのセリフを聞いたダ・ヴィンチはしばし思案顔をした後に、
「よし。開けて確認だ」
とんでもない事を言い出した。
「いや、流石に解体したらまずいでしょ!元に戻せなかったら色々お終いだよ!?」
「HA・NA・SE!ロマン!こんなふざけた代物だ。きっと中に発電能力を持ったサーヴァントが潜んでいるとかそんな類なんだ!それに私は万能の天才。バラしても元に戻す自信はある!」
「駄目だって!それにこのよく分からない直径二〜三センチ程度のアナとケーブルが出ている部分以外は開けられそうな所がないんだよ!?それ以前にいつの間にコネクタや自動切り替えの装置を設置したのかが───」
「それもだよ!それも全部小型化されている!明らかにオーパーツだよ!何百年先の技術だっていうのさ!」
ロマンに後ろから羽交い締めにされながらもダ・ヴィンチは叫ぶ。
しかし二人は気付かない。
自動切り替え装置と併設されている制御ボックスの上に『萬歳発電機用』と銘打たれたネジ巻きが置かれているのを。
カルデアの電力の補助どころかメインになってしまっているこの発電機が実はゼンマイ仕掛けだと知るのはもう少し時が経ってからのお話し。

 

2017年11月02日

板チョコ3枚まとめて食べるという暴挙!

──────↓以下、本日の短編(色々オーダー受けたのでチートでMOBってみる)↓──────

「───では師匠とライダーさんがAチーム。私とアルトリアさんとマシュがBチーム。ギルさんとジャンヌさんがCチームという事で」
「メイド。私と代わ「お断りします」れ・・・ッチ」
『そう言えば坂崎さん。ライダーさんって、どれくらいの強さなんですか?』
「ん?龍撃拳、幻影脚、飛燕龍神脚は使えるぞ?」
「グランドマスターより直接ご指導いただいているにもかかわらず、今だ覇王翔吼拳を放つことができず・・・」
「師範は何とか放てるが、師範代は全員未だ放つことはできない。気にするな、師範代」
「・・・はい」
「なーんか良い雰囲気なんですが」
「ライダーさんって師匠のメイド兼秘書ですし」
『それ以上の近さを感じるんだけど』
「それは仕方ないですよ。さあ、次は行き先を決めちゃいますよ!」
『なんか流された!?』
「───怖い話を一つ」
『えっ?』
「ある日、師匠の所に女性のお客様が来たんですけど、話し始めて一〜二分後に二人とも会話を止めたんです」
『聞き耳を立てていた人達に気付いたとか?』
「いえ、門下生一五名と師範、師範代の方々も近くにいたのですが・・・突然二人が「貴様見ているな!?」ってハモったかと思うと、女性は空間に穴を開けて、師匠はその穴に向かって覇王至高拳三連撃を放ったんです」
『怖っ!?』
「みんな驚いて、どうしたんですかと聞いたところ・・・「のぞき魔に制裁を加えただけだ」と・・・女性の方も頷きながら「慈悲はないよ」って・・・」
『その道場の関係者は魔法使いがゴロゴロいるのかい!?』
「師匠が言うにはあの人のメイドさんはサーヴァント軍を一人で圧倒してみせたとか何とか・・・あれ?」
『それって、坂崎さんより強いってことじゃあ・・・』
「藤丸の言う女性が介入者だ。アレを怒らせたら色々終わるぞ。サーヴァント軍どころか神軍も出張るからな」
「『ふぁっ!?』」
「行き先が決まった。全員移動するぞ」
「ラジャーです!」

 

2017年11月03日

文化の日!・・だよね?間違ってないよね?

────↓以下、本日の短編(色々オーダー受けたのでチートでMOBってみる─閑話─)↓────

「ああもう気になる!」
雄叫びを上げながら司令室に入ってきたレオナルド・ダ・ヴィンチにオルガマリーは僅かに眉をひそめる。
「何を騒いでいるんですか」
報告書を読みながら書類作成をしていたオルガマリーは横でタブレット端末を持ってにやけた笑みを浮かべているロマンをひとにらみした後、ダ・ヴインチに声を掛けた。
「あの正体不明の発電機なんだけど、解体どころか外す場所さえ見つからないんだ!」
その台詞にオルガマリーはペンを取り落とし、ロマンは危うくタブレットを落としかけて地面すれすれでキャッチしていた。
「なっ!?施設の心臓部内の最も重要な部分を解体しようとしたの!?」
絶句するオルガマリーに対し、ダ・ヴィンチは心外だといった顔をする。
「あんな正体不明の代物、いつ何が起きるか分からないじゃないのさ」
「坂崎さんにボコボコにされても知らないよ」
「・・・・・・でも自重はしない!」
ロマンの一言にさっと顔色を変えたダ・ヴィンチだったが、自重するつもりはないと宣言する。
「結果ここが壊滅して人理崩壊待ったなしですね。分かります」
「でもあんなネジ巻きを置いて馬鹿にしているとしか思えないよ!?」
「まさか、アレを回したりなんかは・・・」
「あるからって回すような危険は犯していないよ。ただ、これ以上分からない場合はアレが鍵か何かだと判断する」
話し合いを続けようとする二人に対し、オルガマリーは話を終わらせようと声を荒げて提案をした。
「直接サカザキ監査官に聞きなさい!」
「───でも彼も知らない可能性があるじゃないか」
微妙に拗ねた表情で言い返すダ・ヴィンチにオルガマリーは言葉を詰まらせる。
「・・・介入者へ連絡してもらって聞けば良いじゃないですか」
「あー・・・でもそれって負けた気分になるからなぁ・・・」
「その気分でこちらが滅ぼされるのは嫌よ!?」
「あと、もう一つあるんだけど・・・」
「まだなにか!?」
色々我慢の限界に来つつあるオルガマリーだったが、次のダ・ヴィンチの言葉にロマン共々固まった。
「あのネジ巻きの金属が・・・解析不能なんだ」
「「!?」」
「傷一つ付けられない代物で、もうどうして良いのやら・・・HAHAHAHA・・・あれ、神代の代物と言っても納得するよ」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
次の通信時に必ず聞こう。
言葉にはださなかったが、オルガマリーとロマンの思いは確かに通じていた。

 

2017年11月04日

「史上稀に〜」が好きな方もいらっしゃったんですね・・・いえ、「〜の話で出た事はこれですか?」という質問があったりしたので。あと、時代が違うとか。うん。その人物の事じゃないんだ。と、ここで言ってみます。

───────↓以下、本日の短編(史上稀に見(られ)る英雄神)↓───────

中国ではなかなか酷い目に遭いました。
いや、まあ、うん・・・中国でも酷い目に遭ったと言うべきかな。
お偉いさんの首なんて要らないよ。どうしてそうポンポン死のうとするのかな。
結局向こうには一週間しか居られなかったよ・・・
で、日本を回ってアラスカ方面へ来たわけですが、うっかりアラスカ通り過ぎてカナダへ・・・いや、まあアラスカにいた人達と交流はしましたよ?ちょっと広めの小屋を建てて準拠点にしました。
そこの集落の人達なら自由に使って構わないといったら拝まれましたが。
あと、娘さんを差し出すのはどうかと思うので勘弁してください。
───まあ、そんな事がありまして、今はカナダの中央部辺りです。
広いし何もないので気楽ではあるんですけどね。しかしこれからどうしようか・・・
南に下るかそのままイングランド方向へと進む・・・え?狼たちに会いに行け?
まあ、うん。元気なんだろうなぁ・・・って。
あ、でもあの奥さんとか娘さんとか元気かは気になりますね。
ちょっと行ってみますかね。あと三〜四年この辺りを徘徊してから。

いやぁ・・・北米の拠点を忘れてました。
色々ロクでもない事になっていましたが。
ひとの拠点を祭壇で覆うな!
思わず内部から吹き飛ばしてしまいました。
壊せないからってそんなやり方は許せないですよ。
───と、野暮用を片付けて行ってみると・・・国が疲弊していました。
ローマさん達が性懲りも無く攻めてきているそうです。
恐らく属州の総督さんが独自に動いているのでしょうね。
あと、うちの子達は全員元気でした。
むしろ守り神ポジションとなってます。
ローマの人達にとっては悪魔のような存在なんだろうなぁ・・・うちの子達。
行動範囲も広いし。

 

2017年11月05日

ああ、明後日は出張。どうすんのさ、締め切り・・・あと、臨時メンテナンスぅぅぅぅっっ!!!

──────↓以下、本日の短編(色々オーダー受けたのでチートでMOBってみる-SIDE B-)↓──────

「一番危険な二人が敵の本拠地と思しきところに突入した件について」
「あ、さっき師匠から「聖女と殴り合った」ってメッセージが来てました」
『聖女と殴り合ったって何!?』
『その前にメッセージって何なのさ!』
「えっ?普通にスマホのメッセージ・・・あれ?何で使えるの?」
『今更気づいたのね・・・』
『師匠も師匠なら弟子も弟子だって』
「あ、今メールが。お城ごとぶっ飛ばしても問題はないか?って」
『いや直接聞いてよ!』
「あ、ギルさんからもメールが。『スマナイ病の負傷者を拾った。介錯しても良いか?』って・・・」
『止めて!』
「あ」
『何!?手遅れだったの!?』
「虎煌拳っ!」
「チッ!」
『藤丸さん!?』
「あ、大丈夫です。アルトリアさんがトドメ刺しましたので」
『いやあの・・・こちらでも反省点は多々あるし申し訳ない気持ちが凄いんだけど・・・どうやってアサシンの気配を読み取ったのさ!?』
「空間の揺らぎ的な?霊体化しても分かりますしねぇ・・・」
「まあ、そうですね。あと、アルトリアさん。知ってて接近を許しました?」
「余程の事が無い限り手を出すなと言われています」
「うわぁ・・・師匠容赦ない」
『いや、サーヴァントを撃退する君の方がおかしいからね!?』

 

2017年11月06日

臨時収入→まあ、五千円にも満たないからガチャるかな→おのれおのれおのれおのれええええええっっっ!!

──────↓以下、本日の短編(色々オーダー受けたのでチートでMOBってみる-SIDE A-)↓──────

「祈りの拳か・・・仏教では紀元前には通った道よ・・・」
「なんっ・・・!?」
「そこで反応するこのサーヴァントもどうかと思いますが・・・そもそも仏教にそんな記述あるのですか?」
「何も他宗教を貶めているわけではないぞ?仏教は学問としてみるとなかなか面白い」
「スルーですか」
「っく・・・・おおおおおおおっっ!!」
「祈りの形は千差万別、どれ、先達の祈りの拳───涙の拳を破邪の拳で砕くとしよう」
「グランドマスター!?相手の宝具が来ます!」
「俺の後ろに下がれ!───その一撃、受けよう。そして我が一撃、武神の怒りと知れ」
「愛知らぬ哀しき竜よ!」
「皆伝 無頼岩!」

「・・・グランドマスター。アレ、一応竜種なのですが・・・しかもあの甲羅は尋常ではない強度を───」
「消し飛んだな。やり過ぎたか?」
「いえ、武神の一撃。武神の怒りであれば当然かと。相手も衝撃でダウンしていますし」
「では、トドメだ!」
「・・・・・・あの、グランドマスター・・・ノーモーション覇王至高拳でのトドメはオーバーキルでは?」
「昇天させるには丁度良いだろう。浄罪だ」
「あと、大変言いにくいのですが・・・流れ覇王至高拳でお城の城門が吹き飛んでいるのですが」
「どうせ乗り込むのだ。構うまい」
「一応了承を取った方が良いのでは・・・」
「まあ、そうだな。連絡は入れておこう。待機指示が出た場合は指導を行おうと思うが、どうだ?」
「是非お願いします」
「やる気があって大変宜しい」
「グランドマスターと二人きりの修行、夢のようです」
「そうか?まあ、喜んでもらえて何よりだ」

 

2017年11月07日

マウスも駄目になってるし、ゲームパッドも駄目に・・・あれ?これって、もしかして・・・ボード?

──────↓以下、本日の短編(色々オーダー受けたのでチートでMOBってみる-SIDE C-)↓──────

「・・・コイツを保護しろといってきているぞ」
「すまない・・・役立たずの足手まといですまない・・・」
「まったくだ」
「戦力が増える事を喜ぶとか・・・」
「現状図体がデカいばかりか運ぶのも面倒なことシロモノだぞ?」
「わっ、私が運びます!」
「戯け。むやみに異性に肌を触れさせるでない」
「えっ?」
「まったく・・・これを飲め。貴様に飲ませるようなものではないが、ある程度の症状軽減と体力回復はできよう」
「これは・・・」
「我が夫手製の皆伝 絶草汁・・・という危険物だ」
「危険物って!危険物って!!」
「ある意味ソーマより効く代物だぞ!?材料はまったく分からんが、効果は保証しよう」
「流石に、呪いは・・・」
「全バッドステータス解除、体力中回復、気力中回復という効能らしい」
「・・・まさか」
「なんでもとある反英霊に飲ませた結果、悪が目に見える形で浄化されたらしい」
「・・・かなり人を選ぶ代物ですね」
「スマナイ病のコイツには丁度良いだろう」
「あの、凄く顔色が悪そうですが」
「それはイカン。さあ!これを飲め!」
「すまない!匂いが!青臭さを越えて飲料という、食という範疇を超えて────ごぶっ!?」
「───うわぁ・・・飲んで・・・」
「よし。飲んだな」
「あ、倒れましたよ!?ああっ!ガクガク震えて・・・」
「流石に作成から四年も過ぎればマズイか」
「賞味切れどころの話ではない気がしますが!?」
「───っ、すまない・・・妻が、クリームヒルトが手を振っていた気がしたが・・・」
「・・・・・・復活、しましたね」
「・・・・・・凄いな、これでもまだあと四,五〇杯分はあるんだが・・・」
「ある意味切り札ですね」
「ある種の宝具として保管しておこう」

 

2017年11月08日

ふ、ふはははは!外れだ外れ!大外れよ!

──────↓以下、本日の短編(色々オーダー受けたのでチートでMOBってみる-SIDE B&C-)↓──────

「───師匠が、聖女マルタと竜タラスクを倒したって・・・」
「無茶苦茶ですね・・・しかし、師匠が相手だとやはりと思ってしまうあたり・・・」
「このままだとこの特異点もすぐに修復されちゃう!」
『サーヴァント一人倒しただけだよね?いくらなんでも───』
「急いで合流しないとお師匠様が全員倒しかねないんですけど!?」
「なっ!?ただでさえ私の見せ場がないのにですか!?」
「緊急事態!師匠が本拠地を破壊しかねないので全員急ぎお城へ向かって!」
『何をしでかそうとしているの!?』
「まさか・・・またあの必殺技がみられるのですか!?」
「かも知れないわ!全力で向かうのよ!」
「了解!担ぎますよ!」
「えっ?のおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっっっっっ!?」

「行き先変更!一路オルレアンへ向かうぞ!」
「えっ!?しかしまだ・・・」
「おい、走れるよな?」
「あ、ああ。すまない。戦闘は少し辛いが、盾くらいには」
「よし。急げ!さもなくばとんでもない光景を見逃す可能性があるぞ!」
「何なんですか!?」
「人が全てを圧倒する瞬間だ!・・・人?」
「何故最後に疑問系なのですか!?」
「いや、アレは人の形をした超越種。いや、新種の武人だったか・・・まあ、我が夫は最高だという事だ」
(のろけた)
(何故、こうも殴りたくなるのでしょうか・・・)
「急ぐぞ!疾く、疾く走れ!」
「「了解!!」」

 

2017年11月09日

いえあの、単発でナイチンゲールさんが出たのは凄く嬉しいです。嬉しいのですが・・・あれぇ?・・・

──────↓以下、本日の短編(色々オーダー受けたのでチートでMOBってみる)↓──────

「ごついドラゴンが出てきたな」
「凄いモノが現れましたね」
「龍撃拳で倒せるか?」
「流石に覇王翔吼拳でも厳しいかと」
「だろうな。お、こっちへ来たな」
「来ましたね」
「他のメンバーが集まる前に始めるのは良くないが・・・吹き飛ばすくらいなら良かろう」
「あの、グランドマスター?」
「なあに。ダメージはそこまで与えはしない───ぬんっ!」
「投げ飛ばした!?」
「これは真空投げという技だ。相手は飛べるからダメージもない」
「しかし何度も投げられるほど学習能力の無い相手では」
「仕方ない。コイツだけは先に倒すか」
「・・・えっ?グランドマスター?」
「なんだ?」
「あの、刀を・・・?」
「ああ、あるのだから使わない手はないだろう?」
「ええっと・・・」
「征くぞ!おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっっ!最終狼牙!!」
「巨大ドラゴンを押し返した挙げ句斬った!?」
「なんか凄い事になってる!?」
「見逃した!?馬鹿な!そんな早く決着を・・・って刀!?」
「師匠、セイバーの素質すらあると!?」
「まさか・・・ファヴニールを・・・細い剣で切り裂いたと・・・」
『はっ、はははは・・・邪竜を刀で圧倒するとか・・・』
『──────流石は、流石は師匠です』
『マリー!?』

 

2017年11月10日

あ、これ良くないパターンだ。

──────↓以下、本日の短編(色々オーダー受けたのでチートでMOBってみる)↓──────

「正当防衛だぞ?」
「師匠に正当防衛を適用するのはちょっと・・・」
『───邪竜ファヴニール、完全消滅。その刀は特殊な代物ですか?』
「特殊と言えば特殊だな。もらい物だが、ただひたすら硬い代物だ。作った連中と素材は・・・聞かない方が良い」
『やはり宝具レベルですよね!?それ!』
「───いや、技量がそのレベルということだろう」
「騒ぐのは後からでもできる。さあ、征くぞ!覇王至高拳!!」
「出た!三連撃!」
「ひいっ!?」
「藤丸!」
「はいっ!突貫します!」
『待って!色々待って!』
「勢いは我等にあり!正義も我等にあり!刃向かう輩に容赦はするな!」

「色々手遅れだったかな・・・」
「ええっと、お城がボロボロなのはドラゴンのせいかしら?」
「マリー・・・ドラゴンは正面からあんな攻撃しないだろうし、ここは敵の本拠地のはずだ」
「サーヴァントが突入したのかしら?」
「そうなるとかなりマズイな・・・」
「とりあえず、様子を見に行きましょう」
「ちょっ!?マリーそれは・・・!」

 

2017年11月11日

昨日と真逆の良い日だ・・・良いモノを手に入れましたよ。

──────↓以下、本日の短編(PANIC)↓──────

「一が並んだ良い日だね」
「わたし的には1月23日が凄いと思うけどなぁ」
「並び的に?」
「並び的に」
「その時はその時で何かイベントしようかな」
「お店の?」
「123円のメニューを考えるとか」
「無茶よね」
「無茶かなぁ・・・ドリンク類なら行けると思うけど」
「それよりも今日何かすれば?」
「えっ?今から?」
「今から」
「・・・1111円のメニュー?」
「そう」
「高くない?」
「それに見合うモノを限定で」
「ドラゴンステーキとか」
「それ、明らかに単価がおかしい事になってるんだけど!?」
「駄目かぁ・・・薬草を使った滋養食とか」
「や、ステーキで良いけどランクを落として」
「薬草は無視?」
「今から審査はいると間に合わないわよ」
「そっかぁ・・・じゃあワイバーンステーキで」
「竜系統から離れる気は無いのね・・・」
「沢山狩ってしまって在庫は豊富だから安くても安心だよ」
「まさか・・・」
「200グラムで提供しよう!」
「コハク!志貴を止めてー!」
「まさかの琥珀さんによる突っ込み要求!?なんで!?」

 

2017年11月12日

急げ急げ

──────↓以下、本日の短編(PANIC)↓──────

「前にも言ったと思うけど、明日から3日間本国のお店は貸切だからね」
「ええっと、世界中の神様が集まって話し合いをするんでしたっけ?」
「表向きはね」
「えっ?表向き・・・ですか?」
「実際は忘年会」
「・・・・・えっ?」
「忘年会なんだ。一応、話し合いはするらしいけど、基本不干渉な神様が集まる時点でおかしなことになるからね」
「カオスな集まりですね・・・」
「うん。会場設営と実力行使を可能にするために翡翠ちゃんが現地で色々した準備しているし」
「翡翠ちゃん、おねーちゃん最近会ってません・・・」
「僕は毎日会っているけど?」
「えっ・・・?待ってください。えっ?」
「琥珀さん、実力行使しても喜ぶせいで避けられてるよ・・・」
「服やシーツ含めて翡翠ちゃんの匂いがしないと思っていたんですが・・・」
「ああ、翡翠ちゃん、異空間に専用の部屋があってそこに私物含めた全部格納しているから」
「なんかとんでもない話が出て来ましたよ!?」
「えっ?今更?」
「・・・・・・そっすねー」
「あと」
「はい?」
「一号店に他の世界の神様が集中することになるから、気をつけてね」
「・・・・・・はいぃぃ!?」

 

2017年11月13日

10分そこらで書ける時と、30分かかって書き直す時と・・・

──────↓以下、本日の短編(色々オーダー受けたのでチートでMOBってみる)↓──────

「師匠、今・・・」
『坂崎さん、宝具を粉砕したね』
「氷柱割って刃を叩き切れるんだ・・・」
「処刑執行と称して殺人を行う輩に正義の鉄拳を食らわせただけだ」
「一切の罪を持たぬ者、正義の代行者と呼ばれる男だからな。我が夫は」
『何それ初めて聞いたんですけど!?』
「それ以前にあんなに破壊して罪がないとは・・・」
「大義名分があり、それを世界が認めている。更には修復までかけるのでな」
『・・・えっ?』
「器用にも関係ない部分は世界が修復している。恐ろしいほど過保護よな」
「ああ、それは話し合った結果だからだ」
「何?話し合った?」
「介入者含め俺が世界の掃除屋になるかどうか話し合った結果、世界にとって有益であれば修復をし、そうでなければ何もしないと。ただ、俺は俺の責任で行動すると」
「と言う事は・・・断ったのか!?」
「今更だな。人は滅びる時には勝手に滅びる。度を超した時以外は放置が丁度良い。それよりも力なき動植物を守ってやれと言った。まあ、既に確保済みらしいが」
『下手をすると人理崩壊でも・・・問題無いとか?』
「問題大ありだ。だから俺がこうしている。そして最悪介入者が動くと宣言した。こちらの勝ちは揺るぎないぞ?」
『その介入者って・・・あ!』
「どうした?」
『いや、あのh』
『あの小型発電機はなんなの!?ありえないくらい硬くてありえないレベルの発電量。動力は!?中は開けられないの!?』
「発電機がどうかしたのか?」
『ダヴィンチちゃん!割り込むな・・・おわっ!?』
『───・・・───』
「・・・ふむ。取り込み中のようだ。無駄に時間を過ごしたな。行くぞ」

 

2017年11月14日

このやる気を削いでくるwindowsデータは・・・

──────↓以下、本日の短編(PANIC)↓──────

「初日で出入禁止4名、翡翠ちゃんの鉄拳制裁69名・・・」
「メカ翡翠ちゃん4体損壊は地味に痛いですよ・・・」
「あ、それ修理済みだよ」
「マジですか!?」
「うん。今回研究所の人が参加できないからって、技術スタッフさんが来ていたんだけど、完全大破以外なら30分以内に修理しますって言って・・・本当に直してくれたんだ」
「大破すらですか・・・」
「うん。実際、41体があの場に居て、ノーダメージの子って片手で数えられるくらいだと思うよ」
「・・・・・・」
「回路の破損とか外装の破損が主だけど、技術スタッフさんが大量のパーツを「待ってください!」えっ?」
「その技術スタッフさんは大量のパーツを用意していたんですよね?」
「うん」
「それって、メカ翡翠ちゃん用ですか!?」
「うん。神域でも問題無いようにコーティングした物だって」
「いやいや!どうしてあちらさんがメカ翡翠ちゃんのパーツを大量に持っているんですか!?」
「向こうで大量生産しているから」
「・・・・・・」
「問題が発生した時、メカ翡翠ちゃんの中隊総勢150名が5分以内に起動できるらしいよ」
「うちより多くないですか!?」
「だって費用全部研究所持ちだし、今回の修理に関しても費用向こう持ちだよ?」
「いやいやいやいや・・・」
「昨日一日の交換パーツ一覧。これをみたら分かるよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・わたしは何も見ませんでした」
「ほぼ全員パーツ交換したからそこまで問題は起きないと思うって」
「そう願います・・・」
「問題のある神様は既に出入禁止になってるし、大丈夫だと思うけど」
「お酒が入ると分かりませんよねぇ」

 

2017年11月15日

無理矢理再起動は悪い文明。

──────↓以下、本日の短編(PANIC)↓──────

「───神様が崇める存在って・・・」
「確かに、あの志貴さんが作る料理は絶品の一言ですが・・・」
「凄かったとしか言いようがないよ・・・料理チート」
「現場にいたかったと心から思います」
「良い方向へ行くものも混沌と化すからやめて」
「なんか酷い言われようっ!?」
「だって・・・ねぇ・・・」
「本当に何があったんですか・・・」
「ある神様が「貴方が我が母か!」って叫んだり」
「あ、もうお腹いっぱいです」
「早いよ!?しかも眼が死んでるし!」
「だってあの人の料理って何か薬入ってるんじゃないかってくらいですよ!?しかもそれが神々にも有効なんて色々アウトじゃないですか!」
「まあ、アウトだね・・・」
「今後あの志貴さんが心配です」
「えっ?」
「神様に攫われないかが・・・」
「あ、それはない」
「えっ?」
「最強のセキュリティが三重にかかってるし」
「ええっ?」
「向こうの七夜くんにギルさん達。あと本人も色々加護で強化されて」
「待って!待ってください!加護!?加護ってなんですか!?」
「んー・・・おまじない?」
「呪いですねわかります」

 

2017年11月16日

後から書き加えています。ipad買っておいて良かったと・・・win10起動失敗でおかしなことに。
何を血迷ったのか、今まで止めていたアップデートを入れた直後にエラー。

──────↓以下、本日の短編(色々オーダー受けたのでチートでMOBってみる)↓──────

「───」
「いや、まあ・・・言いたい事は分かるし、アレは酷いと思うけど・・・」
「酷いというか、師匠って、サーヴァント相手にあそこまでボコれるってどうなのかなぁと」
「Dr。アレはグランドマスターなりの罰ですよ」
「いやいやいやいや!扉をぶち破って1分以内にサーヴァント二騎を消滅させるって何!?」
「聖女のニセ者には飛燕疾風脚からの吹き飛ばしを喰らわせた後に覇王至高拳。変質者に龍虎乱舞をぶちかましただけだが?」
「ジルに当てたあの技・・・一分の隙も無い連撃、そしてスタン状態にさせた挙げ句放たれた覇王至高拳・・・最高でした」
「・・・・・・あれ?」
「Dr?」
「あの・・・どうしてそこに聖女、ジャンヌ・ダルクが?」
「連れてきただけだが?」
「えっ!?」
「雇用契約はきちんと結んである」
「しかも雇用契約って何!?」
「戦力増強に文句はあるまい?しかも俺個人の魔力だ。問題あるまい」
「あるまいって・・・ぇえーっ?」
「彼女にはここの防衛をお願いしてある。直接ここを襲撃されぬとも限らんからな」
「微力ながら全力を尽くします」
「微力って・・・師匠から力を供給されたんですよね?」
「はい!十全に力を発揮できます!」
「それでも微力って・・・」
「微力です」
「あ、はい・・・坂崎さんに比べれば・・・かぁ・・・」
「ああ、それと藤丸」
「はい!」
「次は残れ。俺だけで行く」
「えっ?」
「その間、召喚や新たに喚んだサーヴァントを鍛えろ」
「ええっと・・・えーっ!?」
「モニターで見ていればいい。ああ、それと・・・俺一人だぞ?」
『!?』

 

2017年11月17日

復旧できず。

──────↓以下、本日の短編(色々オーダー受けたのでチートでMOBってみる)↓──────

「次はローマか」
「はい。しかし、お一人では・・・」
「全て現地調達をしながら動く。スマンが藤丸のメンタルケアを含め調整を頼む」
「えっ?」
「一般人が血なまぐさい物を散々見たんだ。色々蓄積しているはずだろう」
「あ・・・」
「それに俺が倒れれば藤丸が最後の希望。リスクはできる限り分散させたい」
「一人でいける時は一人で行きたいと・・・しかしそれならサーヴァントを」
「あの二人は俺が居なくても単独で動く事ができる。敵に回ったサーヴァントが強大すぎた場合、あの二人が真の切り札になる」
「・・・そこにセイバーが入っていないような気がするのですが」
「あの二人の方が強いぞ」
「・・・・・・」
「だからこそこの数日で鍛えてもらうのだ。あの二人にな」
「・・・あの」
「なんだ?」
「私も、宜しいでしょうか」
「構わん。藤丸と共に心身を鍛えろ」
「はい!」

「───門弟が増えましたね」
「アレは信者の目だぞ」
「また、ですか・・・」
「こちらに投げてきたのだ。使える程度には鍛えるぞ」
「そうですね。セイバー共々鍛えましょう」
「冬木の面子を呼べれば問題無いだろうが・・・無い物ねだりか」
「向こうは向こうの戦いがあるので何とも言えませんね」
「そうだな・・・」

 

2017年11月18日

こんちくしょー!!お仕事が忙しくてお休みがーーー!

──────↓以下、本日の短編(色々オーダー受けたのでチートでMOBってみる)↓──────

「無事レイシフトに成功したが・・・」
『予定していたポイントからずれてる!?ッ!すみません!』
「いや、まあ・・・突如町中に現れるよりはマシだろう。ただ、ここは何処だ?」
『どうも郊外のようで───』
「むっ?どうも向こうから戦の匂いが───音もするぞ」
『今の時代に戦闘はなかったはずなんですけど!?』
「ならば異常事態が起きているという事。現場へ急行する」
『お願いします!』

「戦っていると言うよりも、壊滅寸前だが」
『どっちがどっち!?と言うよりも壊滅しかかっている方の将は女性!?」
「のようだな。ふむ・・・相手方の兵は───よし」
『坂崎さん!?』
「生ある兵はこちらへ走れ!十数えるまでにたどり着けぬなら地に伏し衝撃に耐えよ!」
『ッ!?大音声!?』
『師匠何を!?』
「4,3・・・流派も何もかも違うが皇帝に対すればこれか・・・カイザーーーーッウエイブッッ!!」
『覇王翔吼拳レベルの何かでた!!』
『人がゴミのように弾き飛ばされている!?』
『師匠の大技を間近で見れないなんて!』
「無事か!?次は二十数える!急げ!次は三連射だ!」
『まさかそこで覇王至高拳ですか!?』
『なんかみんな必死ですよ!?』
「ぬぅっ・・・覇王、至高拳っ!!」
『───あの、一撃目で半壊でしたが、今ので敵残存兵力壊滅しました』
『助けた方もみんな顔色悪いみたいだけど・・・まあ、うん。トラウマものだよね・・・頭上すれすれをもの凄い何かが駆け抜けていくんだから』
「戦場に常時出ているような武士ならば慣れろと言いたい」
『無理!』
「全員同時に言ったな・・・」

 

2017年11月19日

いつものPCで書かないとなんか違う作品のアイディアや新たなネタが出て困る困る・・・

──────↓以下、本日の短編(GOにて迷子のお知らせ)↓──────

私はその光景を見て何と言って良いのか分からなくなった。
色々ありすぎて変な幻覚を見たんじゃないかって思ったりもした。
でも、でも・・・あんなに苦労して何とかこの大空洞に辿り着いたのに・・・
なんでボスっぽい人が優しげに小さい子の頭を撫でているかなぁ!?
しかもなんかとんでもなく優しい空気なんですけど!?
私どころかキャスターさんも「えっ?・・・おいおいマジかよ・・・えっ?」って呆然としていたし。
呆然とする事しばし、どうやら相手はこちらに気付いたようで子どもの頭を優しく撫でると先程とはまったく違った無表情でこちらへと体を向けた。
「ん?ああ、来たのか」
うわ、なんか凄く嫌そうな顔されましたよ。
「───ほう、その宝具は・・・面白い。構えるがいい、名も知れぬ娘」
なんかマシュをロックオンしちゃったよ!?
あ、でもその後ろでワタワタしている子が可愛くてほっこりしてしまう。
あと所長、ハアハアいってて怖いですよ。
なんて思っている間に事が進んでた!
マシュがなんか凄い攻撃を盾で受けきって、すぐにキャスターさんが跳びだして・・・
うん。私と所長おいてけぼり。
仕方ないよね。うん。
所長はただひたすら「そこは危ないからこっちへ来なさい〜」って呼びかけてるし。
そしてなんかヘイト稼いでます。
なんかビシバシ殺気がとんできてますよ!?さっきまで小物だった所長がこんな殺気をものともせずに・・・これは色々危険かも知れない。

 

2017年11月20日

とりあえずwin10を止めてXPをオフラインで起動後、チェックディスク。特に何も無いと思いますが。

──────↓以下、本日の短編(GOにて迷子のお知らせ)↓──────

「うちの子を宜しく頼む」
「あ、はい」
「ユキはお小遣い、持ったか?」
「うん・・・お姉ちゃ・・・」
「さらばだ」
なんかかなりズタボロにされ、もう駄目かと思ったら子どもを私に渡してさらっと消滅してしまった。
ボロボロのキャスターさんの立場は一体・・・
「納得いかねぇ・・・マジで納得いかねぇ・・・」
うん。そうだよ。ね。完全に勝ち逃げだしね。
「しかしまあ、全て終わったわけだ・・・っと、俺もそろそろか・・・しかし奴が言ってい───くそっ!最後まで締まらねぇ!?」
あらら。色々ご愁傷様です。
さて・・・所長を止めっ!?
「先輩!?」
「今なんか光った!?」
「あの子が何かしたようです!」
マシュが私の前に割って入って守ってくれたけど・・・当事者達は気付いていない・・・というか、所長凄くイイ笑顔でユキくんの話を聞いている。
この人色々末期だと思う。
「先輩!」
「えっ?」
「───いい加減、無視をするのは」
『レフ!?レフ教授が何故そこに!?』
「うん?その声はぶっ!?」
『えっ!?』
「煩いわね・・・ユキくんのお話を遮るなんて・・・レフ?」
いや、所長・・・そのレフ教授・・・数メートル吹き飛ばされているんですが・・・どんだけ強力なナックルなんですか。

 

2017年11月21日

ぬあああああああっ!?

──────↓以下、本日の短編(GOにて迷子のお知らせ)↓──────

所長って、レフ教授にベッタリだった気がするんだけどなぁ・・・
何事もなくカルデアに帰ってきた。
あの変質者は所長にたこ殴りにされて逃げた。
まあ、なんか変態発言ともとれるような事を言ってたし、ここを破壊した犯人らしいから次あったら慈悲はない。
そしてユキくんは篠目弓騎という名前らしい。
凄く綺麗なお姉さんにこの世界へ行くようにと言われた───と、所長が聞き出していた。
細かい話は後でじっくり聞くらしい。
で、今後の話になるまえに、聖杯について話し合った際に
「金色・・・これ?」
聖杯、弓騎くんが持ってました。
弓騎くん曰く、アルトリアお姉さんから貰ったとの事。
いや、こんな重要なものをくれるなんて・・・グッジョブ!
───後で知った事だけど、所長はあの爆破事件で既に死んでいて霊体のみの存在だったらしい。
それを弓騎くんが話の中でお願い事を口にし、その願いを聖杯が叶えて受肉させたらしいんだけど、どうも「健康になりますように」というお願いをしたらしい。
従って所長は五体満足完璧な状態となったという訳。
あの光った時かぁ・・・
しかも本人、その事理解していない。
所長はその事を知ってもうベタベタのあまあま。
依存しまくってません?なんか獲物を狙う肉食獣のようになっている気がするんですが・・・
弓騎くんは「マリーお姉ちゃん」って凄く懐いている。
まあ、小さい子だし。仕方ないけど・・・お姉ちゃんちょっと心配です。
ここまで疑う事のない良い子って絶滅危惧種だと思う。
そして、むっちゃ聖杯を使いこなしている事に驚きを隠せない。
あ、でもこの子をレイシフトさせるのは流石に───マズイよね。
まあ、適性があるかどうか分からないけど、あったとしても所長が行かせないと思うけど。

 

2017年11月22日

カッコン────カリカリカリカリ・・・カッコン・・・

──────↓以下、本日の短編(GOにて迷子のお知らせ)↓──────

「えっ?召喚、ですか?」
Drロマンの台詞に私は首をかしげた。
「そうなんだ。どうも弓騎くんはあのセイバーからお小遣いを貰ったらしくてね・・・それを使って召喚するようにと言われたらしいんだ」
困ったような顔をするDr。でもちょっとヘラヘラ笑っている感がする。
しかしお小遣いで召喚・・・?
「・・・うん。まったく意味が分かりません」
「だよねぇ。でも、召喚に必要なアイテムを大量に渡されていたんだよ」
渡されていたって。
あの超過保護セイバーアルトリアさんに?
どんだけ甘やかしていたんですか。
あ、でも・・・
「大量って・・・何も持っていませんでしたよ?」
そう言うと、Drはボソリと呟くように答えた。
「彼、異空間アイテムボックスを持っているんだ・・・」
「!?」
それなんてゲーム世界!?
えっ!?四次元ポケット的なアレですか!?
「そんなには入らないんだけどね、この時点でもうこのカルデアから出すわけにはいかないと言うか、彼を全力で隠蔽しないといけなくなったんだ」
あ。
ま、まあ・・・そうだよね。
危険すぎるし、彼がどこから来たのか説明もできない。
聖杯は弓騎くんを主と認定しているのか離れない。
下手をするとこの騒動が収まったあと、弓騎くんを巡ってとんでもない事が起きかねない。
「まあ、そうでしょうね・・・」
「先の事は分からないけど、何とかできないか考えておく必要があるのは確かだ」
ああ、頭が痛い・・・

 

2017年11月23日

何を犠牲にした!?この奇跡、何を犠牲にしたんだ!?

──────↓以下、本日の短編(GOにて迷子のお知らせ)↓──────

と言うわけで召喚です。
聞いたところ、三十回は召喚できるだけの物があるらしいんだけど、今回は弓騎くんが十回、私と所長がそれぞれ五回召喚することになった。
弓騎くんほんま良い子や・・・
あと、どうも所長、適性ありとなったらしいです。
そして弓騎くんも適性ありと・・・わお。マスター三人体制だ。やったね!
今サーヴァントはマシュだけなんだけどね。
───あの、マシュさん?どうして弓騎くんの後ろに居るんですか?
どうして弓騎くんを後ろから抱きしめているんですかね?
狡くね?
私も後ろからギュッてしたいんですが!?
「おーい・・・って、聞いてないし・・・仕方ない。所長からお願いします」
「ぅえっ!?・・・んんっ!私からね・・・それじゃあ、始めるわ」
あ、所長から始めるのかぁ。
ドキドキしながら召喚の様子を眺めておこう。

所長、キャスターでアイリスフィールと、アーチャーでエミヤ。あと、バーサーカーのナイチンゲールさんを召喚した。
残りは不思議な概念礼装とか言う物だった。
さて、私の番だ。
何が出るかな、何が出るかな、それはリアルラック次第・・・っとお!?

──────はい。結果ですが、サーヴァントはランサーエルキドゥとブリュンヒルデのみ。残りは概念礼装でした。
コンチクショウ・・・所長に運を吸収されたか・・・
いや、まあ、凄く良い人達なんですけどね?
なんだろう、ここは私が全てサーヴァントをゲットして「どうだ!」って場面じゃないのかなぁって。
多分そこは弓騎くんかなぁ?
さてさて、弓騎くんはどんなサーヴァントを得るのかな?

 

2017年11月24日

無茶、しやがって・・・

──────↓以下、本日の短編(GOにて迷子のお知らせ)↓──────

召喚を初めて1回目であのセイバーオルタさんが出てきたのは何となく分かる。でも、でもね?
馬に乗ったランサーアルトリアさんとオルタさん。あと、冬木でお世話になったクーフーリンさんの槍バージョン。
キャスターのメディアさん。ライダーのメドゥーサさん。
まあ、ここまでは良いんです。イヤ良くないけど。
問題はここから。
濃厚な死の雰囲気を漂わせるアサシンのキングハサンというサーヴァントとクーフーリンさんの師匠であるランサーのスカサハさん。
そしてアルターエゴ?というカテゴリーの殺生院さん。
かなり怖いんですけど!?
弓騎くん前線待ったなし状態ですよ!?
十回召喚をして九回が大当たりって何!?
みんな言葉を失ってるよ!?
あと殺生院さん。邪な目で弓騎くんを見ないでください。
サーヴァント数が一気に増えたなぁ・・・と現実逃避を。
「ああ、弓騎くんの生い立ちとかを聞こうと思っているんだけど」
Drの台詞にそこにいたほぼ全員が反応した。
私も反応したけど、気になる事もあった。
「弓騎くんってそこまで説明できるの?」
「セイバーオルタさんがある程度は聞き出しているらしいから、確認だよ」
あ、そうなんだ・・・
さて、どんな話が聞けるんだろう。
少し楽しみかな。

とんでもなかった。
えっ?今時そんな虐待あり?
イヤイヤ待って。よく生きてたねって言う前に、良く性格歪まなか・・・ああ、他の環境を知らないからか。
チラリとセイバーオルタさんを見ると深く頷かれた。
「栄養失調と虐待跡は確認できた。跡は消した」
グッジョブとしか言いようがないですよ!

 

2017年11月25日

そこに、しあわせは、あるの?

──────↓以下、本日の短編(史上稀に見(られ)る英雄神)↓──────

ようやく、十世紀。世界何周したんだろう・・・五〜六週しかしてないや。
激動過ぎてユーラシア大陸内を右往左往していたような気がします。
攻撃される事多々ありましたが、まあ、いつもの事と流していたら拝まれる事拝まれる事・・・
人も増えてきたので幾つかの拠点は・・・放棄するしかないのかなぁ。
ああ、あと、中近東系にはあまり足を運べなくなりました。
七世紀前後にちょっとやらかしたので・・・いや、悪い事・・・うん。まあ・・・注意と突っ込み?
突っ込みを入れたので最悪の事態は避けられてはいるんですが。
とある三宗教に影響を及ぼしていないか不安です。
───式神さん?えっ?他宗教含め手遅れ?
・・・手遅れかぁ・・・
確かにローマと中国の拠点はこっそりとしか使えませんからねぇ・・・
しかもこの二カ所とも拠点を壁で囲んで絶対不可侵の神域扱いでしょ?
居辛いし出辛いですよ!?
ローマはとうの昔に拠点を移しているのに人多いし。
いつの間にかあの拠点周辺を、サートゥルヌス神殿巫女が管理してるし。
気まずいから食料やお土産を巫女さんにあげたりしてますよ?もの凄く感謝されます。
中国は・・・うん。現在衰退中。
洛陽から他所に中心が移っているからねぇ・・・でも、拠点管理をする巫女さん方はまだいるんですよ。
ドンドン治安が悪くなって危ないから安全なところへって言っても聞かないのでローマ同様食料やお土産を渡してます。
イギリス側も似たような物です・・・
あれ?これって・・・式神さんが言うところの手遅れ?
あっ、頷かれた。

 

2017年11月26日

やらかされた!?えっ?マジでやらかされた!?

──────↓以下、本日の短編(史上稀に見(られ)る英雄神)↓──────

拠点ほぼ全ての地域から崇められている。
しかも現存する神として。
あ、これアカンヤツや。
そんな事を考えていましたが、問題無いらしいです。
問題無いの!?
───昔からやらかし続けているのに今更?
そう聞こえたような気がしますが、まったくもってその通りなので頷くしかないですね!
そう言えば最近日本に行ってないけど、もしかしてだけど、もしかしてだけど・・・拠点が神社になっているとかないよね!?
───怖いので拠点経由で直接行くと・・・拠点の真ん前に大きなお社が建っていました。
更に拠点は高い塀で囲われてます。
あるぇぇぇぇ!?
封じられてる!?
封じられてるよね!?これ!
えっ?封じられているんじゃなくて───
「旅神様がお戻りになりました!」
巫女さん達が常時監視しているんですね!?
「九十四年ぶりにご降臨なされた!」
「洛陽には定期的にお見えになると───」
「遙か西の国からの白瑠璃碗や金の鏡、銀の柄頭など途轍もない代物を神職者へ土産と称して投げ渡すという宝崩の儀は今回も行われるのだろうか・・・」
なんか、ものすごいことに、なって、ますよ?

うちの狼たちはみんな拠点を行き来できるし賢いので自由にさせていたら・・・何カ所かで拠点を拡張していました。
いや、何故だ・・・
ありがたいけどね?ありがたいんだけどね!?流石に関東地域で拠点拡張されたら結構怖い事になるんですよ!?
まあ、どうにでもなるでしょうから良いですが・・・
あと、一頭いないなぁと思ったら、新たな拠点を探す旅をしているとか。
式神さん情報です。
呼び戻して!超呼び戻して!
───えっ?近畿の拠点付近に妖怪?
少し前にも京の町中で鬼が出たやん・・・お隣?行きます。

 

2017年11月27日

回復。しかしデータの一部破損。 ま た か   だからフラッシュメモリ系は信用ならないと・・・

──────↓以下、本日の短編(史上稀に見(られ)る英雄神)↓──────

うん。大きなムカデは気持ち悪いですよね。
弓で戦っている人がいるけど、それはちょっと・・・
あ、でもそれならこの人に手柄を与えられるかな?
矢だから雷系で空から落とせば良いかな。

大惨事になりました。
何故だ。解せぬ。
加減したよ!?勿論ですとも!
百数十年前ならこれくらいで鬼は倒れたんですよ!滅する事無く瀕死で済ます事ができたんですよ!
もしかして、妖怪が全体的に、弱体化してる?   えっ?私の神秘性が増して出力が1.4倍になってる?
───あー・・・
どうしよう。
戦っていた人は倒れているけど無事だから問題なし。
あとは・・・そこで震えている蛇さん?
「ひっ!?わたっ!私は!」
いや、悪意も何もないのは分かっていますから。この人介抱してあげてください。
「はひっ!・・・あのっ、貴方様は・・・」
「私は紳士と申します。ああ、名乗ったのっていつぶりだろう・・・百年単位でないような・・・」
「旅の大御神・・・っ!?」
や、神様じゃないですから。拠点が神域になっていたり色々ありましたが、神様じゃないですから。
大事な事なので二度言いました。
三度言っても良いかも知れない。
───えっ?諦めろ?イヤイヤ式神さん。そこは修造チックに・・・熱くならない人が変なところで熱くなるとロクな事が無いと・・・仰るとおりです。
もう神様でも何でも良いですよ。でも普通に生きている不思議。
あれですかね。神様方と知り合いになりすぎてそっちに引っ張られているとか。あ、違うんですか・・・あと、往来での五体投地は本気勘弁してください。
「失礼いたしました!!」
ちょっと前に似たような事を権力者にされたので結構心にクるんですよ・・・これ。

 

2017年11月28日

ドライブにアクセスできない?ばかな・・・HDDコピーしたじゃない!

──────↓以下、本日の短編(史上稀に見(られ)る英雄神)↓──────

日本国内西へ東へと忙しいです。
あと、中国含む大陸側も色々と激動のただ中にあると言えますが・・・
あと、毎度の事ですが、お偉いさんから呼び出しがありました。
式神さん式神さん。どうしてそこでガッツポーズするんですかね?
またあの格好するんですか?
えっ?今度は登場も凝る?神様方にアイディアが?
それ拙いやつでしょ!絶対喜々としてあの人達来るし!
ローマと中国で学習したから分かってる!絶対にエスコート役が付くんだ!
アマテラスさんかツクヨミさんか・・・兎も角、えっ?何故ツクヨミさんか?
ツクヨミさん、なんか私を構い倒してくるので・・・今回もありそうだなと。
アマテラスさんは職場ではキャリアウーマンでオフは引きこもりな神様で、ツクヨミさんは潔癖症な綺麗なお兄さんって感じですよね?
式神さん?どちらへ?
喧嘩していないか確認に?
喧嘩・・・喧嘩!?

喧嘩で月食とかやめてください。
普通の天文学的事案ならまだしも、姉弟喧嘩とか笑えません。
───あの、どうしましたか?
えっ?どうして揃ってイイ笑顔なんでしょうか・・・
あの、どうして二人揃って私と腕組み・・・まさか揃って行くおつもりですか!?
ちょ!やーめーてーくーだーさーい〜〜〜!

内舎人さん達に弓引かれました。
そしてお二方激怒。宮中の方々全員顔面蒼白で伏しています。
本来ならばこの地は私の拠点となるはずが、後々の事を考えあの程度の区画のみで十分だと辞退されたのだと言われた。
と、言うよりも・・・何故私を持ち上げるのですか?
そしてどうして国内にある拠点をばらすんですか!?
皆さん全員固まってるじゃないですか!
「まさか・・・旅の大神・・・」
分かってて呼ばれたんですよね?拠点前に表札掲げていますし。
「そうね。この国の拠点には表札と彼の拠点である旨の紋を掲げているわ。この事は代替わりの度に伝えるよう念押ししておいたはずよ」
「神々を蔑ろにしているのであろうよ」
うわ、周りに迷惑な。

 

2017年11月29日

むしゃくしゃしてやった。ふて寝なので後悔も何もないっ!

──────↓以下、本日の短編(史上稀に見(られ)る英雄神)↓──────

ローマや中国同様拠点及びその周辺域は完全治外法権扱いとなってしまいました。
私は独立した特権階級ですって。やったね!
───んな訳ないですよ。
まあ、都はそのままで、国内数カ所の拠点及び周辺地域は私のもの扱いだそうです。
あと、この決まりを破ると一族郎党咎を受ける事になると脅してました。ツクヨミさんが。
どんな咎かは分かりませんが、きっとロクでもない事だと思います。
何だか申し訳なかったので兎扇や瑠璃杯、金杯を土産代わりに渡しました。
しかし、何故そんなに震えて・・・ああ、神様がガッツリ見張ってますしね。

さて、拠点が同時に二カ所攻められているらしいんですが・・・どうしましょう。
陥落する事はないらしいですが、周辺にお住まいの方々がねえ・・・
うちの狼たちが突入したからなぁ・・・数の暴力の前には苦しいでしょうし、脅し程度には───
おや?お帰りなさい。両方ともローマの軍勢以上で・・・えっ?壊滅させた?
何をしたら壊滅なんて状態に・・・雷を纏って突入した?
・・・あらやだ、この子達賢い。
中国とローマ側は問題なしと。
周辺にいた巫女さん達は?
えっ?拠点内に入れた?
まあ、良いけど・・・食べ物もあるし、家庭菜園レベルだけど畑もあるから暫くは問題無いかな。
全軍撤退まで常駐する?
あ、どうぞどうぞ。私行こうか?
大事になる?・・・了解。
───ままならないねぇ・・・

 

2017年11月30日

ビープ音が目覚まし時計よりも効果的。

──────↓以下、本日の短編(GOにて迷子のお知らせ)↓──────

───うん。なんか、みんな弓騎くんに対して過保護すぎるくらい過保護になっているんですが。
殺生院さんなんて、お姉ちゃん宣言しているし。
あんな邪な目で見ていたのに今では本気でお姉ちゃんに・・・
まっ、まあ・・・それはそれとして。
新たな特異点について。
どうやら百年戦争中のフランスらしいですよ。
レイシフトするのは私と所長。
───マシュが弓騎から離れたがらなかったのは想定外だったけど、何とか引きはがした。
あと・・・
クーフーリンさんとスカサハさん、キングハサンさんが私達のサポートに下りるとの事。
いや、それ大丈夫なの?
「問題無いぞ。マスターからこれを貰ったからな」
クーフーリンさんが自慢げに見せてくれたのは・・・
チョコ玉とウイスキーボンボンだった。
いや、待って。
そんなモノを自慢げに見せられても・・・
「この丸っこいヤツは一つで令呪一角分の魔力が内包されているんだよ」
いや、どう見てもチョコ玉です本当にありがとうございました。
「信じてねぇな!?今回同行する全員が持っているんだぞ!?」
「えっ!?キングハサンさんやスカサハさんもですか!?」
「───よし嬢ちゃん。ちょっとその心臓に風穴開けようか」
それは勘弁です。
マシュだって驚きのあまり固まってるんですが!?
「───俺だって信じられなかったんだがな。喰うと色々回復するんだ」
「それなんてエリクサー・・・」
「しかもうちのマスターはそれを全員に配るんだぜ?ポケットに沢山入っているからって」
事案!じあんーーーーーっ!!!