2017年7月1〜2日

いや、それだけの口数で一人もいないのはおかしいんじゃないですかね!?TOTOBIGさん!

───────↓以下、本日の短編(最弱なモブでも引きだけはいい?)↓───────

「また?」
「またなんだよ」
「飯塚くん、また病院直送になっちゃうよ?」
「登校と同時に倒れて救急搬送されたっけなぁ・・・」
「アレは知っている人と知らない人の差が凄く分かる出来事だったね」
「何も知らない人からすると凄い光景だからなぁ・・・倒れて、吐血とか」
「そう言えば銀行強盗が発生した時、人質として捕まっていたんだがな」
「銀行強盗?」
「えっ!?」
「ああ、二人揃って知らないか。その時俺と飯塚がいたんだが、犯人の威嚇発砲と同時に飯塚が吐血」
『うわぁ・・・』
「それを見た奴が悲鳴を上げて犯人大慌て。何か「俺じゃねぇ!俺やってねぇよ!」って叫びながら逃げようとして警官に捕まっていたな」
「結構な量吐いたんだね」
「ああ。胸元ベッタリ」
「そりゃあ混乱するって」
「流石飯塚くんだね」
「弓塚さん・・・引きつった笑顔でその台詞は色々と無理があるって」
「・・・おはようございます・・・」
「飯塚。大丈夫なのか?」
「ちょっとフラフラするくらいだから」
「めまい起こすぞ」
「数学は受けたいな」
「無理すんなって」
「お昼まで頑張る」

 

2017年7月3日

希望って、何だろう

───────↓以下、本日の短編(最弱なモブでも引きだけはいい?)↓───────

「元気な病人と死にそうで死なない病人」
「元気な病人って。俺は経過観察なだけだぞ!?」
「死にそうで死なない・・・あまり否定できないよ・・・」
「飯塚。そこは否定しようぜ?」
「あの・・・」
「あっ」
「どしたぁ?」
「朝裏庭で作業していた先輩」
『?』
「どうして二人揃って首をかしげるの?」
「有彦、見たか?」
「いや。まったく記憶にないな」
「二人とも・・・」
「まあ、飯塚がダウンしているときはこの二人はこんな感じだから」
「弓塚さん」
「はいはい。泣きそうな顔しちゃ駄目だよ」
「あのぉ・・・」
「何かご用でしょうか」
「あっ、えっと・・・朝物々しい感じがしたので」
「それはいつものように飯塚くんが保健室に緊急搬送されていただけです」
「えっ?あ、そうですか・・・」
「・・・なんかあの先輩、首かしげてたな」
「周辺の人なら知らない人はいないのにね」
「知らない人は・・・いない!?」
「そっちに反応するんだ」

 

2017年7月4〜5日

安全マージンは必要なんですよ!?

───────↓以下、本日の短編(最弱なモブでも引きだけはいい?)↓───────

「えっ?じゃあ裏門からの登校は今日までだったの?」
「まあ、そう言う事になるかな」
「飯塚の捕獲はどうするんだ!?知らない人が出会したら間違いなく緊急搬送モノだぞ!?」
「そうならないように、頑張る」
「頑張ったら倒れるだろうが!」
「だからってお姉ちゃん付き添いだけは断固拒否の方向で」
「まあ、うん・・・全力で抵抗しても毎日抱き上げられてお持ち帰りだしなぁ」
「抱き上げられてお持ち帰り・・・」
「先輩?」
「っ!?」
「いや、どうしてそんな反応を」
「あ、いえ・・・用事があるので失礼しますね」
「何しに来たんだろうな」
「さあ。飯塚を心配してきたんじゃないか?」
「僕を見ているような目じゃなかったけどな」
「まさか俺ら無理矢理連れて行ったような感じに見られてたとか!?」
「それはないだろ」
「視線は僕と遠野くんに何度か視線は行ってたけど、何だろう探られているような?」
「探られている?」
「んー・・・僕を見る目は一瞬だけ珍獣を見るような目だったけど」
「それはほぼ全ての人が飯塚くんに向けてるから」
「だから分かるんだけどねぇ・・・分かりたくないけど」
「人の視線に対する反応は異常の一言だぞ?」
「しかも自意識過剰じゃなくて本当に見られているものに対してだからなあ」
「ストーカー対策にもの凄く有効だね」
『・・・、・・・』
「えっ?遠野くん、乾くん?」
「あったんだよ。ストーカー事件に巻き込まれた事が」
「えっ!?」
「俺と遠野で相手をぶちのめしたが、ストーカー被害の女子は完全にパニックに陥っていたし、コイツはコイツでダウンしていた」
「飯塚くんの巻き込まれ体質、何とかしないとまずいと思うよ?」
「遠野くんが跳び込んだ結果なんだけど・・・」
「・・・」
「遠野くん・・・」

 

2017年7月6〜7日

突然の停電によるデータ破損。そりゃもうブチギレですよ。

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「誕生日?20過ぎたら祝わなくても良いって」
「そうなの?」
「ああ。まあ、おめでとう程度だぞ?年齢を気にする女性が多いからな」
「あー・・・」
「相手が年齢の事を言わないようなタイプだったら尚更だな。祝いの言葉と簡単なプレゼントで十分だ」
「ふーん」
「ただ、相手が彼女とか、特に親しく付き合っている場合は別だぞ?」
「えっ?」
「───危ねぇ。俺、地雷原にいたのか」
「別って?」
「家族ならホームパーティーとかあるだろ。親しく付き合っている相手だと・・・男友達なら普通に祝っても、女性はなぁ・・・女性同士だと食事会とプレゼントセットで終わるかも知れないが」
「僕、男」
「だとしたらワンランク上の対応だろうな」
「う〜っ・・・」
「あんま気にするな」
「先生の誕生日が明日なんだけど・・・」
「明日・・・で、何か用意は、していないから聞いているのか」
「うん」
「旅行なんかどうだ?」
「旅行?」
「ああ。二人きりで旅行。そしてその先で食事と簡単なプレゼントとか」
「ちょっと考えてみる」
「しかしそんな事を聞きにここに来るかぁ?」
「有彦に聞いてもまともな回答期待できないし」
「悪友ポジションか。俺は」
「剣さんだとそんな感じ」
「まあ良いが・・・」

「と言う事で先生と一泊二日の旅行行きます」
「ブルーと!?」
「志貴さま。どちらへ」
「三カ国回ろうかなと」
「異世界ですか?」
「うん」
「三カ国とも、ですか?」
「最後はここ」
「・・・志貴さま。日程の調整を行いましょう」
「えっ?行き当たりばったりで・・・」
「大まかにでも決めておかなければ問題が発生した時被害が」
「被害って・・・」

 

2017年7月8日

PCから焦げ臭い匂い・・・ふぁっ!?

───────↓以下、本日の短編(最弱なモブでも引きだけはいい?)↓───────

「そうか。苦労しているのだな」
「いつもみんなに助けられて心苦しいとは思うけど、苦労はしていないよ?」
「まあ、それだけ心が強ければな・・・しかし永遠の病魔と毒か・・・」
「そんなに酷いの?」
「うむ。知られたとすれば・・・人体実験を受け続け、終いには兵器として使われかねないぞ」
「それは・・・」
「しかしこの私とて咄嗟に切り離さなかったらああなっているのだからな・・・祝福と呪いは紙一重か・・・いや、副作用とも考えられるな」
「何もしていないんだけどね」
「まあ、新たな研究テーマができたと喜ぶ事にしよう」
「僕はドンドン生きにくくなりそうだけど」
「違いない。さて、ここに長居していると問題がありそうだ」
「えっと・・・」
「人は襲わん。約束しよう。ただ、自衛はさせてもらうし、野良は構わぬだろう?」
「僕はお願いする立場だから」
「ふむ・・・では髪でも爪でも構わん。研究材料として少しもらいたい」
「えっと、はさみは包帯と一緒にポーチに・・・あった。っと、はい」
「・・・すまんな」
「あ、大丈夫です。すぐ伸びましたから」
「・・・本当に、一瞬だな」
「何がどうしてこうなったんでしょうね・・・」
「それも研究する」
「何か済みません・・・」
「新たな研究テーマができたのだ。こちらが礼を言いたいくらいだ」
「襲われた時はどうなる事かと思ったけど、面白い人ですね」
「む?」
「何かマッドサイエンティストって感じで」
「それは褒めて・・・まあ、似たようなものか」

「・・・なん、何なんですか!?アレ!どう見ても一般人ですし、魔力も何も・・・」
「・・・・・・」
「っ!?真祖!何故ここに!?」
「何、アレ」
「何故、貴女が・・・」
「弟に新しいお友達が・・・」
「ふぁっ!?」

 

2017年7月9日

肋骨が痛いのか肺に問題があるのか分からない今日この頃。月末に病院に行く予定なのでその時まで放置で(ぇ

───────↓以下、本日の短編(最弱なモブでも引きだけはいい?)↓───────

「弟!?」
「ええ。わたしのことをお姉ちゃんと慕ってくれる弟」
「まさか・・・あの件以降ずっとこの日本に?」
「呼ばれた気がして来てみたらあの子がいたの」
「・・・いた?呼ばれた?」
「わたしが到着したと同時に爆発が起きて、大きくえぐり取られた車の横に血塗れで倒れていたわ」
「えぐり取られて?」
「ええ。後部座席の左半分以外はなくなっていたわ。完全に消滅していたのよ」
「消滅・・・」
「そしてあの子の側には女性の右手首が落ちていたわ」
「・・・しかし、貴女が」
「あの子はわたしを見て「お姉ちゃん」って言ったのよ。あの瞬間悟ったわ。わたしはこの子のためにいるのだと」
「なんか色々駄目な方向に傾いてる!?」
「うちの子が何よりも可愛いわ!」
「あの子からうちの子に!?」
「最近一緒に寝てくれなくなったし、倒れた時に抱きかかえられるのも恥ずかしがるのよね」
「うわぁ・・・」
「一緒にお風呂入りたがらないし・・・反抗期かしら」
「・・・!?」
「シエル?」
「何うらやまけしからん事しているんですか!?」
「えっ?」
「あの歳くらいの子でしたらそんな・・・一緒に風呂に入ろうなんて誘惑されたら大変な事になっちゃいますよ!?」
「でも弟よ?」
「実際の弟ではないでしょうが!」
「未だにお姉ちゃんって」
「駄目だこの真祖早く何とかしないと・・・飯塚くんが可哀相です」

 

2017年7月10〜11日

不可解な事が次々と・・・

───────↓以下、本日の短編(最弱なモブでも引きだけはいい?)↓───────

「・・・今日は送迎付きか」
「あうぅぅ・・・」
「はい。頼んだわ」
「ういっす。大切に預かります」
「僕モノじゃないよ・・・」
「今日は体育があるから特等室で楽しく勉強だな」
「今日はワンダウンで何とか来れたからいける気がする」
「お前の場合はいくが逝くになりかねないから駄目だって」
「今日はしっかり迎えるから」
「!?」
「おー・・・お前何しでかしたんだ?」
「えっと・・・」
「昨日、夜の公園でグッタリしていたわ」
「おまっ!襲われたらどうするんだ!?」
「今なら変質者すらいないと思うんだけど」
「殺人鬼がいるだろうが!ったく・・・迎えが来るまでしっかり手綱を握っておきます」
「任せるわ」

「・・・で、ジャッジは」
「ギルティ」
「飯塚くん・・・それはまずいよ」
「えー?」
「明日から毎日迎えに行こうかな・・・」
「遠野。そこまで過保護にならんでも。コイツの姉貴が校門まで運んでくれるぞ」
「あー・・・あの人、なんか怖いんだよなぁ」
「でもあの人が飯塚の後見人なんだろ?」
「う?」
「・・・やべぇ。コイツ色々理解していなさそうだ」

 

2017年7月12〜13日

・・・目覚まし代わりにしている古いスマホのバッテリーが・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「ただいま・・・」
「志貴さま。お疲れのようですが」
「戦争に巻き込まれかけた」
「・・・すぐに迎撃を」
「や、もう既に迎撃済みだから」
「まさか、相手側を滅ぼしたのですか?」
「僕が迎撃したわけじゃないからね!?それに僕がアクション起こす前に城門前に居た迷惑軍師集団が」
「・・・最近考える前に動き出すあの軍師ですか」
「そう。扇から謎の怪光線を出すあの軍師達」
「複数ですか・・・やはり相手側は殲滅されたのでは」
「散々脅しただけみたい」
「脅しただけ・・・」
「わざわざ敵陣ど真ん中で無双するし」
「・・・・・・」
「相手の大技はあの人達の三段チャージ技だし」
「・・・・・・」
「僕は完全に放置の方向で考えているんだ。ただし周辺からほぼ隔離という方向で、だけど」
「・・・バランスブレイカーですのでその方が良いかと・・・」
「翡翠ちゃん」
「はい」
「定期的に活を入れにいってね」
「・・・・・・はい」
「僕が行くとみんな暴走するから・・・」
「軍師の皆様方は常に暴走しているようですが・・・」
「異世界に行くとみんな暴走するよね・・・柵がないからかな」
「止める立場の人間が一番暴走していますから」
『ハァ・・・』

 

2017年7月14日

・・・洒落にならないくらい体が鈍っていることを自覚させられる一件でしたorz

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「そう言えば志貴さん。観音経ってまだその効力を発揮しているんですか?」
「えっ?うん。ほら」
「・・・無詠唱で経文が周辺に浮かび上がりますねぇ・・・」
「研究所の方でも名ばかりの別物になっているよねって言われたよ」
「どうしてそうなってのかは分からないんですか?」
「神々の攻撃すら防ぎきるとか変質しすぎって言われた」
「変質ですか」
「観音経ベースの何かだって」
「まったく別のモノになっていると」
「困らないから良いけど」
「多層構造の防御システムもありますしね」
「自動迎撃機能もあるし早々使う機会がなくなっているような」
「・・・げいげきしすてむ?」
「どうしてそこで表情が消えるの?」
「志貴さん・・・今の台詞がどれだけ恐ろしいか・・・迎撃システムの能力次第では周辺に連絡をしないと大変な事になっちゃいますからね?」
「受け流しモードとカウンターモード、あと正面迎撃って三種類あるんだ」
「もしかして、全て威力が違うとか・・・」
「受け流しが一番低出力かな。迎撃システムなのに攻撃しないし」
「・・・恐らく志貴さんがそう思っているだけで、攻撃はしていると思いますよ」
「えっ?」
「カウンターは何となく分かりますが、正面迎撃ってのは」
「相手の攻撃を解析して対応可能であればそのまま自動的に迎撃するんだ」
「・・・自重はどこへ行ったんでしょうか・・・」

 

2017年7月15〜16日

体調不良が更に悪化・・・連休が・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「それ、今更驚くこと?」
「えっ?」
「だって死祖の人達とか結構な数の人がゲームしているんだよ?」
「いえ、ですが・・・」
「ネットカフェにアルトルージュちゃん達が入り浸っているくらいで騒いじゃいけないよ」
「無茶苦茶入り浸っているんですよ!?ゲームやりこんでいるんですよ!?」
「騎士の二人が三国志やゴ〇ゴを読みふけっているのも目撃されてるね」
「なんかトンデモナイ組み合わせが・・・」
「ジャパンサブカルにハマっているから問題は起こさないよ」
「まあ、そうなんですけど・・・」
「最近お箸の使い方が凄く上手になったって大はしゃぎしていたし」
「大はしゃぎ・・・」
「白米に納豆とお味噌汁はジャスティスと呟く黒騎士さんも居るし」
「・・・・・・は?」
「同人業界に深く根を張りたいとかよく分からないことを語ってくる白騎士さんもね・・・」
「ええっと・・・えーっ?」
「し〜き〜!」
「アルクェイドさん?」
「アルトルージュに乱入されたの!マンション買うの手伝えって!」
「えっ!?」
「あー・・・とうとうそっちに」
「分かってたの!?」
「多分そうなるんじゃ無いかなって思ってた」
「ってことは・・・」
「近くに良い物件を準備しているよ」
「近いの!?」
「多少は」
「問題が起きそうで怖いんだけど・・・」
「まあ、大丈夫だと思うよ?両騎士は漫画読破に忙しそうだし」
「うわあ・・・」

 

2017年7月17〜18日

えっ?何それ聞いてない・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「あ、駄目だ吐きそう」
「乾くん近付かないで!」
「お前らが失敗作う゛ぉ・・・っ、と・・・失敗作を無理矢理喰わすからだろうが・・・」
「あと一歩で大惨事だったよ・・・」
「遠野と弓塚のグループはみんなが喰ったから分かるが・・・E班には殺意があった」
「なんで!?」
「お前ら・・・米も野菜も洗剤で洗ったろ・・・」
「お米も!?」
「一度洗って、そのあと二回水ですすいだよ!」
「や、まずいでしょ」
「それに野菜は洗剤の味まんまだった・・・アレ常人が食ったら緊急搬送レベル」
「有彦は?」
「今割りとマズイ」
「あー・・・」
「あと、A班は典型的なプラスアルファ型のメシマズだった。アレは味覚崩壊が起きる」
「そんな!」
「野良猫が全力で逃げるんだぞ?」
「えっ?」
「裏庭に設置した紙皿見てこい・・・っぷ、動物も虫も避けているから」
「そんな馬鹿な・・・」
「御免・・・俺ちょっと保健室とトイレ」
「冥福を祈る」
「殺すな!」

「乾くんのF班は?」
「普通においしかったよ」
「乾くんが指示を出しながら作ってたよね」
「・・・まさかのダークホース」

 

2017年7月19〜20日

ポンポン痛いポンポン

───────↓以下、本日の短編(最弱なモブでも引きだけはいい?)↓───────

「いや、まったく聞いてないけど?」
「なぬ!?しかししかし確かに「迎えが来た」って」
「みーちゃんが言ったわけじゃないでしょ」
「ああ。黒スーツの奴だった」
「有彦。それは初耳だぞ!?」
「黒スーツ達と保健医のセットだったからな」
「・・・大規模な誘拐だな」
「と言うよりも、お前関連の可能性はどうなんだ?」
「は!?」
「いや、遠野。お前が丘の上の屋敷に移って早々だからな・・・まあ、保健医に聞けばいいんだが」
「確認は必要だな」
「その保健医を打っ飛ばせば良いのね?」
「まずは平和的に!」
「みーちゃんが酷い目に遭っている可能性もあるのよね?」
「よし。拷問してでも・・・」
「遠野ストップ!振り切れてる!振り切れてるぞ!?」
「これが振り切れずにいられるか!行くぞ!」

「───まさかマジで知らんとか」
「他に手がかりは」
「おや?どうかしましたか?」
「誘拐事件です」
「!?」
「キリキリ情報を吐きなさい」
「ちょっ!?アルクェイド苦しいですって!」
「・・・有彦。あのガチ切れ姐さん何とかしろよ」
「やだよ怖いだろうが」
「とりあえず落ち着かせよう」

 

2017年7月21〜22日

いわゆる電波さんですか?粘着電波さんの対処は久しぶりですが・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「まさか大規模船団で遊びに来るとは・・・」
「あちらの技術で感知されないようにいるみたいだけど、まさか研究所が根負けするなんて」
「根負けではなく、妥協案で合意したのですよ」
「侵入者!?」
「妥協、ですか?」
「ええ。最近また転生や転移による外部からの侵入が増えてきましたのでそれらの阻害と監視業務を手伝ってもらおうと思いまして」
「志貴さんスルーですか!?」
「琥珀さん・・・さっき普通に入ってきましたよ?、っと。でもそれって管理者や神様方が」
「既に手一杯の状態なので。まあ、完全に捕捉できるとは思いませんが」
「無いよりはマシと」
「ええ。船団も第九船団のみが周辺宙域で展開する手筈になっています」
「・・・良く許可されましたね」
「対話と武力ですよ。全知と呼ばれるような観測者との対話には少し手間取りましたが、武力に関しては割とアッサリ片付きましたので」
「えっ・・・?」
「あちら側のトップ10名と研究所の主力上・中位各2名の戦闘をしていただいて力量を・・・」
「待って!それ確実アウトだから!居合いの人とか空間簡単に割いちゃうし!」
「・・・あの、研究所の戦闘員って・・・」
「上位4名、中位5名、下位3名の計12名ですね」
「下位と中位の差がありすぎて怖い・・・もしかして2人って」
「あの兄妹です」
「相手方終わった・・・」
「相手方の疑似戦闘空間で圧倒したので文句もありませんでした」
「うわぁ・・・」
「しかし、志貴くんにはお詫びしなければ」
「えっ?」
「彼女が、居座る形になりましたので」
「えっ!?」
「今は「おはようからお休みまでを見守る」と宣言していましたが」
「・・・問題を起こさなければ、何とか」
「その人って、そんなに問題のある人なんですか?」
「志貴くん中毒者ですね」
「えっ?」
「一目惚れから一気に重症化し、色々進化した方です」
「───志貴さん・・・」
「僕が悪いの!?僕何もしてないよ!?」
「あの子も下手をするとこうなっていたのですね・・・」
「や、秀ちゃん十分に僕と同じ立ち位置だからね?」
「HAHAHA・・・そんなご冗談を」

 

2017年7月23日

壊れた!?

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「平和だねぇ」
「諸外国が一気にこちら側に傾きましたので平和ですね」
「元々こちらに友好な国が多かったんだけど立場的にちょっと厳しいところもあったしね」
「一貫してこちらに対して友好的な態度を貫いていた国は一桁でしたが」
「むしろその国の方が怖いんだけどね」
「気が付くと崇拝していましたね」
「しまいには国教が変わりかねないと言う恐怖が・・・」
「───こちらの情報を報告しようか躊躇っていたのですが・・・」
「えっ?」
「一部の国の上層部全員が熱心な月礼教徒という」
「それ以上は聞かない。OK?」
「畏まりました」
「志貴さま。政府関係者110名ほど入国許可を求めているのですが」
「普通は外務決済で済むんじゃあ・・・」
「目的が聖地巡礼とのことで」
「・・・せいちじゅんれい。ひゃくじゅうめい・・・」
「滞在期間は4日間で教会本部と聖泉への巡礼が目的と。なお、治療目的とみられる方が2名ほど」
「ご自由にどうぞ・・・」
「畏まりました」
「入国理由のおよそ8割が観光と療養と巡礼です」
「割合的には?」
「3:1:6です」
「入域者数は月6万人もいて、半数以上が巡礼・・・」
「観光や治療のために一度入国された方々も次来る際には何故か巡礼と・・・」
「それ洗脳してない!?」

 

2017年7月24〜25日

モニターは予想外ですよ? 待て。まさかグラボの問題という可能性も・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC OUT)↓───────

「───長官。その怪しげな代物は・・・」
「見て分からんか?胃薬だ」
「・・・それ全て、ですか?」
「ああ。9種類の胃薬をブレンドしている。これくらい飲まんとやってられんよ」
「今から外交ですよ!?」
「だからだよ。うちの上の連中が今から交渉する国に対してどれだけのことをしでかしたか」
「えっ?」
「しかも相手はそれらの証拠を全て提出できるんだぞ?こっちがでっち上げだと言うと懇切丁寧に一つ一つ証明することもできるんだぞ?」
「・・・まさか」
「ほぼ全ての機密が筒抜けなんだよ。更に言えば我が国は一度裏切っているからな」
「あまり仲が良くないことは知っていましたが、そこまでとは思いませんでした」
「正直どの面下げてこの交渉の席に着けば良いかとな・・・二日間ずっと考えている」
「不利どころか門前払いの可能性もあるという事でしょうか」
「交渉の席には着いてくれるそうだ。そこで正式に断られる可能性はあるが」
「・・・・・・」

「───なんかもの凄く悲壮な顔した人だったね」
「志貴さまに気付かずに通り過ぎていきましたが・・・結界ですか」
「うん。うっすらと展開して見えないようにしてみたんだ」
「普通に展開しても良かったのでは・・・」
「急に展開すると心配する人がいるからねぇ・・・」
「本国では本国で気を使うと」
「で、さっきの人達って」
「11時からの会談相手です」
「あー・・・王さんが「恩を仇で返した国です」って断言していたね」
「では今回は相手の望むような結末はありえないわけですね」
「まあ、そうだねぇ・・・」

 

2017年7月26〜27日

お仕事含めて切羽詰まってきましたよ?体調面もorz

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「志貴がご機嫌斜めね」
「そりゃあ邪魔されたわけだから。志貴ケーキと志貴プリン食べている時に」
「食べ物の恨みは怖いわね」
「もしわたしだったらぶちのめすわね」
「同感」
「ブルーも?」
「当たり前じゃないの。志貴ケーキと志貴プリンって、あの志貴が作った代物でしょ?」
「ええ。しかも今回は食材から色々範疇をぶっちぎっているモノばかりよ」
「まさか・・・」
「神々ですら戦争を起こしかねない究極の一品よ」
「・・・・・・あれくらいで済むって、地味に運が良いわね。相手も」
「本当に、そう思う?」
「えっ?」
「そりゃあわたし達は「あ、志貴が可愛く怒ってる」って感じで抑えられるけど、あのメイドが」
「えっ?最近見なかったからてっきり別件でずっと出ている・・・」
「・・・さっき、一瞬だけ姿を見せたのよ」
「どの地方が消し飛ぶのかしら・・・」
「既に施設というレベルを超えてるし」
「わたしは何も手を出すことはしませんが」
「!?」
「いえ、ただアレに「志貴さまが楽しみにされていた至高のデザートを駄目にされました」と───」
「まさかコハクに・・・」
「物理的には無事ね。それ以外は完全にアウトかも知れないけれど」
「その前に、相手誰なの?」
「どっかの国の閣僚」
「・・・終わったわね。施設とか地方じゃなくて、国が」
「デザートで滅びるとか笑えないわね・・・」

 

2017年7月28〜30日

およそ二日間寝るのも辛いほど臥せっていました。

───────↓以下、本日の短編(最弱なモブでも引きだけはいい?)↓───────

「まさか本当に知っているとか・・・」
「しかも裏までとっていたとか」
「急いで調べたからって割には細かかったな」
「場所が分かれば叩き潰すまでよ」
「・・・なあ、飯塚の姉貴、完全にキレてないか?」
「まだキレるほどじゃないわ。だって皆殺しにしようとか思っていないモノ」
「・・・一刻も早く助け出すぞ」
「ああ。俺は保護の会に連絡を入れておく」
「待て。何故そこで過激派グループが出てくる?」
「相手が誘拐犯だから」
「警察のお姉様方まで出張ってくるってことだぞ!?」
「もうそのレベルだろ。誘拐なんだし」
「大事にしすぎても飯塚が困るだけだろ・・・って、」
「どうした?」
「飯塚の姉貴がいないぞ!」
「マズイ!有彦、急いで後を追え!俺は連絡してくる!」
「分かった!」

「───と、別れてから40分しか経っていないんだけど・・・」
「なあ、俺ら・・・いらない子じゃね?」
「こんな状態の中、現状をまったく把握できずにキョトンとしている飯塚に萌えそうだ」
「警官隊とあの姉貴が建物破壊しながら突き進むとか、人がゴミのように飛ばされるとか、些細なことだな」
「それは・・・些細じゃないだろ」
「現実を見たらアウトだ。俺は今日、悟った」
「人それぞれだ。うん・・・」
「しかしこの状況、どうするんだろうな」
「誘拐犯に支払わせるんじゃないのか?」
「・・・最強だな」

 

2017年7月31日

心身共にボロボロなんですが・・・何があったんだろう。私。

───────↓以下、本日の短編(最弱なモブでも引きだけはいい?)↓───────

「遠野、飛んでるな」
「飛んでるな・・・」
「人ってあんなに飛ぶんだな」
「夕方飛んだ連中よりも飛距離があるな」
「アレが誘拐犯の親玉か・・・」
「まさか半日で解決するとは」
「俺ら要らなかったんじゃね?」
「有彦。それを言われると悲しくなるんだ」
「遠野、お前はまだ良いよな。あの狂信者達を召喚したんだから」
「・・・精神的に被害が来たけどな」
「何?」
「呼び出した際にかなりボコボコにされたよ。精神的な意味で」
「あー・・・なんかスマン」
「保護の会は最終手段だと再認識した」
「マジであの連中なんなんだ?ストーカー予備軍連中だってのは分かっていたつもりなんだが」
「有彦。何人かお前もよく知る人間がいただろ」
「・・・ああ。アレは本人だったのか」
「警察関係者から犯罪組織の人間までおよそ60人あまりのグループで組織されている。らしい」
「らしいって・・・」
「飯塚が攫われたり巻き込まれる度に増えてるんだよ・・・ガッツリと」
「だから殺人未遂事件の被害者がいたのか・・・」
「待て。その話、詳しく」
「遠野。お前がが何故知らない?」
「と、言うと?」
「お前が狙われた一件だぞ!?」
「は!?」
「その際にとばっちりを受けた被害者がいたんだよ」
「・・・もしかして、その被害者って、警察関係者だったり・・・」
「分かってるじゃねぇか」
「───だからあんなに攻撃的なのか・・・」