2017年1月1日

 あけましておめでとうございます。本年ものんびり続けていきますので・・・えっ?本編ですか?あ、はい。

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「そこは晴着でしょ!」
「いきなり何を言い出すのかと思ったら・・・先生。明けましておめでとうございます」
「おめでとう。志貴・・・で?」
「何ですか?」
「いつ着てくれるの?」
「着ませんよ?」
「前着たでしょ!?」
「前着たから今回も着るとは限りませんよね?」
「そんな・・・」
「それに今回は翡翠ちゃんに着てもらってますし」
「えっ?メイド服以外あるの?」
「先生もアルクェイドさんみたいな事言いますね・・・」
「いや、多分面識のある人間なら9割が言いそうよ?」
「強く否定できないところが辛いですね」
「・・・志貴さま」
「翡翠ちゃん似合ってるよ」
「あの、凄く恥ずかしいので・・・」
「暫くこの姿でお願いね?」
「・・・・・・はい」
「うわぁ、もの凄く気弱な感じね」
「メイドではないわたしは、ただの一般人ですから」
「こんな所に弱点が」
「ただし、志貴さまの身に危機が迫った場合はその限りではありません」
「そこはブレないのね」
「それに翡翠ちゃん一般人って言ってるけど、ステータスはまったく変わってないからね?」
「・・・少し気弱になっただけとか・・・」
「姉さ・・・兄さん!明けまし────」
「ああ、やっぱり私と同じショックを受けてる」
「翡翠が、翡翠がメイド服以外を・・・」
「あれ?」
「天変地異が!?琥珀!琥珀は何処です!?」
「・・・なーんか大事になりそうな雰囲気がするんだけど?」
「まあ、放っておいて初詣に行きましょう」
「えっ?お正月にまで神様の相手?」
「・・・まあ、一応年中行事ですし」

 

2017年1月2日

初夢って・・・徹夜明けの人に聞くこっちゃないですよね?・・・明日聞いてみよう。

───────↓以下、本日の短編(お子様志貴)↓───────

「駄目、絶対」
「・・・神様からお年玉を渡されるとか・・・」
「志貴お姉ちゃんが「知らない神様からものをもらったら駄目だよ」って言ってたし」
「しかも拒否った!?」
「・・・・・・」
「うわぁ・・・神様トボトボと去っていったし」
「偉い偉い」
「って、いつの間に!?」
「えっ?さっきから隠れていました」
「隠れていたは隠れていたけど、隠行よね?」
「先生は分かると思っていましたが・・・」
「いや、そっちの私と一緒にしないで欲しいわ。って、神様すら見破ることのできなかった隠行に気付くの!?」
「はい。少なくとも今のクラスで隠行をしても5メートル範囲に入ると」
「人やめたのね」
「割と早い段階で・・・」
「おねーちゃんあけましておめでとう!」
「おめでとう・・・っと!」
「?」
「コレは誰から?」
「今キツネ耳のお姉ちゃんからおねーちゃんにって」
「志貴。それはけっこう不味い代物だよ」
「えっ?」
「君は加護を得ているから長時間持たなければ問題無いけど・・・っと、確保」
「志貴。そんなモノをどこから」
「神籤販売をしているテントの横でしょ?」
「うんっ」
「・・・まさか分かってて」
「相手に悪意や害意はありませんから。ただ、志貴のテストには少し難しかったようです」
「私にも感知できない代物みたいだけど」
「もう少ししたら箱を食い破って出てきてしまうのでこの場から離れましょう」
「えっ?」

「中身はコレです」
「っ・・・なんて、力」
「高純度の魔力結晶体。ただし、これを作るために何千もの魔物を屠った結果・・・怨念まで渦巻く代物になってしまっていますね」
「・・・・・・」
「志貴くん。息苦しかったら少し下がっていた方が良い。見た目はレッドダイヤだけど、魅入られる可能性もあるからね」
「───全く効いて無さそうな顔をして、いるのは」
「浄化しようか封じようか壊そうか迷っていたので。すぐ浄化しますね」
「・・・簡単に、消し去ったわね」
「あまり簡単ではありませんが。頻繁に行っていますから。と、これ、近場で売れると思いますか?」
「何十億で売るつもりなのよ・・・こんな・・・はい志貴くん。お年玉」
「ありがとう!」
「ちょっ!!」

 

2017年1月3日

何という夢を・・・

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「・・・・・・」
「志貴さん?どうなされたんですか?」
「・・・当たった」
「へっ?」
「冗談で買った宝くじが、当たったんだ」
「えっと、一万円とかですか?」
「その万倍」
「一億円ですか!?」
「ああ。どうしよう?」
「どうしようって言われましても・・・ああ、もう一度確認してみては」
「はい。これ」
「・・・・・・確かに番号、組数、開催回数も当たっていますね・・・」
「流石に大金だから俺が換金に行ったら面倒なことになると思うんだ」
「まあ、確かにそうですね・・・」
「琥珀さん。換金可能になったら行ってきてくれないかな?」
「へっ!?」
「あと翡翠もお願い」
「畏まりました。重要なところでやらかす姉さんをしっかりサポートいたします」
「うん。宜しく」
「・・・何でしょう。この何かやるせない感じは」
「委任状とかは」
「すぐに用意いたします」
「───何かもう翡翠ちゃんだけで良いような気がしてきました」
「琥珀さん」
「何ですか?」
「翡翠を町中に放り出す気?」
「・・・大惨事です!安心して翡翠ちゃん!お姉ちゃんがしっかり護衛してあげる!」
「良く分かりませんがお願いします。わたしは姉さんのサポートくらいしかできませんので」

 

2017年1月4日

書いてます。お仕事原稿ですが・・・こんな無茶振り久しぶりですよ・・・

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「はい、どーんっ!」
「ぬぐおっ!?」
「・・・有彦。今戦闘中なんだが」
「何だ何だ?物騒な刃物なんて持っちゃってまあ、銃刀法違反だぞ?」
「いや、お前がぶちかましをした奴に至っては人じゃないぞ」
「ぉおっ!?体から犬が!」
「狼だ!」
「保健所の出番だな!」
「!?」
「まさかそこまで反応するとは思わなかったが・・・で?有彦。ソイツは逃がすわけにはいかない相手なんだが」
「ならばこれで決着を付けろ!」
「・・・いや、羽子板を持ち出す時期でもなければそれで戦う意味も分からん」
「負けたら切腹な!」
「「はあっ!?」」
「日本的だろ?」
「いや、意味が分からん・・・」
「小僧。貴様の友なのだろう?」
「ここまで振り回されて友達と言うのはちょっと・・・」
「なぬっ!?」
「まあ、その気持ちは分かるぞ。戦いの雰囲気を完全に潰された・・・」
「しかし、何故ぶちかましをモロに受けた?」
「気配が一切無かった。それだけではないぞ。混沌が取り込むのを全力で拒否した」
「後者に関しては分かる気がする」
「生理的に受け付けないというやつか」
「だろうな。変な匂いがするしな」
「有彦お前・・・」
「そこ!何か俺を餌にわかり合うな!しかも遠野!哀れみの目で見るな!」
「「いや、お前が悪いからな?」」
「ぬぅわにぃぃ!?ぅわたしのどぅお〜こがわるぅいのどぅわぁあ!?」
「「・・・ぅぜぇ」」

 

2017年1月5日

寝不足。以上。

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「───机の上に菊の花が飾られているとか・・・久しぶりだな」
「うーっす・・・何だ遠野。久しぶりに置かれているのか?」
「ああ。律儀に一輪挿しだぞ」
「何か高そうな花瓶だな」
「とりあえずゲットと」
「毎回思うが、お前ブレないな」
「結構傷付きながらの行動なんだぞ?」
「ぜってぇ違う」
「ガチ否定!?」
「しかし何なんだろうな。お前に対する嫌がらせは・・・中学3年の冬からだったか?」
「良く覚えてるな」
「・・・マジ忘れてたな?お前傷付いていないだろ」
「人は傷付きすぎると忘れるんだぞ?」
「トラウマに謝れ!」
「意味が分からないぞ」
「おはよう」
「ああ、弓塚さんおはよう」
「ん?うーっす」
「どうしたの?」
「いや、遠野の机に菊の花が飾られていたんだ」
「花は押し花にして保存するし、花瓶はありがたく戴くことにしたんだ」
「おかしいよな!?」
「えっ?」
「・・・弓塚。その「何処がおかしいの?」という顔は、なんだ?」
「えっ?遠野くん、菊の花の匂いが落ち着くって言ってたような気がするんだけど?」
「よくご存じで」
「おまっ、傷付くんじゃなかったのか!?」
「生きている菊の花を殺してしまう押し花は結構傷付く」
「意味が分からないぞ!?」
「遠野くん、困ってるの?」
「いや、むしろ置いてくれる人のセンスに感心している」
「えへへ・・・」
「・・・・・・アレ?弓塚?」

 

2017年1月6日

アルコールが凄いことに・・・

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「痴漢冤罪。駄目、絶対」
「どうしたいきなり」
「遠野。お前、痴漢に間違われた時、どう対処する?」
「知人を呼んで「この人より美人であればそんな事をしたかも知れませんが、違いますよね?」といって二度ほど冤罪を晴らした」
「お前外道だろ!」
「失敬な!ちなみに一度はシエル先輩にご出馬いただきました」
「相手も不憫な・・・」
「どうやったら好きでもない相手の胸を後ろから鷲掴みできるんだよ・・・」
「は?」
「相手が言うには俺が後ろから抱きついてきた挙げ句胸を鷲掴みしたらしい」
「・・・お前が?」
「思わず真顔で「悪質な冗談は大嫌いです」と言ってしまったよ」
「というと?」
「相手、俗に言うまな板」
「・・・・・・今お前は結構な数の女性を敵に回したぞ?」
「いや、多分その女性も自称被害者見たら同情するレベル。しかも俺は両手塞がっていたし」
「両手塞がっていてもお前を捕まえようとしたのか!?」
「周りの人間全否定。だって女生と俺の間は1メートル以上空いていた」
「その女性、何か怪しげな宗教にでも属していらっしゃるのでは?」
「知らん。とりあえず俺を犯人扱いする公権と相手に対してその4倍程の俺の協力者」
「普通は・・・なぁ?」
「警官は俺を犯人に仕立て上げて書類送検で終わりたがっていたんだけど、後日その本人が書類送検という」
「何をしたんだ!?」
「コハクは激怒した」
「メロスチックに何を始末しようとしてるんだ!?」
「とりあえず相手の心を折った挙げ句、偶然録画していた人がネット拡散という手段をして大問題に」
「・・・何か少し前にニュースで痴漢冤罪がどうとか言ってたな・・・まさかアレ・・・」
「過剰防衛は不味いよね」
「本気何したんだ!?」

 

2017年1月7日

日本酒マグカップ一気がトドメでした。危ないって・・・

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「遠野くん。松崎海晴子・・・って人知ってる?」
「松崎、海晴子?・・・?」
「全く知らないぞ、コイツ」
「じゃあやっぱりストーカーだね」
「えっ?ストーカー?」
「うん。遠野くんの身の回りのものがすり替わっているって知ってた?」
「は?」
「・・・遠野。まさかマジで気付かなかったのか?」
「何か綺麗になっていたりしてたけど気のせいだと言い聞かせていた」
「疑ってはいたんだな」
「新手のイジメか何かかと思っていたんだけど、申し訳ないくらい良い物になっていたからなぁ」
(弓塚。コイツに取り替えられていた代物がどうなったのか言わないでおこう)
(そうだね。聞いたら卒倒するか自らの手でって言いかねないしね)
「?どうしたの?」
「「いや、なんでも」」
「それなら良いけど・・・で、その人が犯人だったってこと?」
「えっ?うん。そうだよ」
「その人、どうするの?」
「厳重注意だけだよ。遠野くんが駄目って言うのなら警察に引き渡しかな」
「まあ、放っておいても良いと思うよ?」
「・・・実際に見ていなければこんなものか」
「えっ?」
「いや、なにも」
「変な奴だな・・・いつもの事だけど」
「いつもは余計だ」

 

2017年1月8日

そんなこといわれても、わかんない。

───────↓以下、本日の短編(遠野志貴、怪力乱神を語らず)↓───────

「結婚を前提にお付き合い?」
「はいっ!」
「いや、貴方とは初対面ですよね?」
「えっ!?遠野くん、わたしのこと忘れ「初対面ですよね?」」
「・・・あれ?えっ?」
「俺は全校生徒の顔と名前を記憶していますし、転入出生は翌日。遅くても翌々日にはチェックしています」
「!?」
「そこの修繕も俺が明日やることで話を通していたのですが」
「・・・えっと」
「なんの目的があってここに潜入しているのかは分かりませんが、ここに入り込むのなら周辺でおきている事件を対処して欲しいですね」
「・・・あ、はい。そのために潜入している次第です」
「そうなんですか。しかし、何故俺に対してお付き合いをもとめて?」
「一目惚れです!」
「───はぁ?」
「なんと言いますか、調査時点で色々気になっていたのですが、会った瞬間に「他の人に渡してなるものか」という焦りが・・・」
「意味が分かりませんが、まあ、好意は好意と素直に受け取らせていただきます。初対面なのですぐに回答はできませんが」
「それと、何故わたしを初対面と認識できたのでしょうか」
「何か仕掛けてきたのは分かっていますが、心を平らかにし、確固たる意思を保ち、常在戦場の心持ちであればまやかしや奇怪な技に心を動かされることはありません」
「あの、それだけで術式に抵抗できるのは本当にごく一部なんですが・・・」
「そうなんですか?普通に抑え込めているけどなぁ・・・」
「えっ・・・?」

 

2017年1月9日

アレ?連休は?

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「・・・倉庫管理用のメカ翡翠シリーズが4小隊ほど増えてしまった件について」
「志貴さま。増やしすぎでは?」
「向こうからの要請なんだ。防衛もあるから結構大変らしいよ」
「・・・ということは、また厄介な代物を送り込まれていると」
「そう言うことだろうね」
「・・・志貴さま」
「だから全部受け取り拒否したいんだよ!?」
「しかしそれはそれで問題があると」
「今のところ問題以外メリットがないよ」
「見返り要求ですか・・・」
「えっ?見返りは一切無いって宣言されて貢がれている物のみが倉庫に入っているんだよ?」
「えっ?」
「だからある意味最終処分場になっていたりするんだ。呪具系の」
「・・・そう言うことですか」
「僅かでも悪意があれば弾かれるけど」
「それだとおかしくはありませんか?」
「悪意や害意、ちょっとぶっ飛んだ思考の人以外でも助けを求めての贈り物だったりするんだ」
「それ自体が見返りでは?」
「そこは微妙なところで・・・その世界の神様や管理者が一度受けて僕の倉庫にまわしているから」
「それはいくらか不味い世界が」
「うん。それも含めて幾つかの世界の代表者が話し合って倉庫に入れる前に確認する組織を新設するんだって」
「神々や管理者による組織ですか」
「うん。そんなモノつくるくらいならそれぞれの世界で管理や処理をして欲し言っていったらみんな目を逸らしたんだ」
「・・・それは、厄介な物も受け入れる志貴さまを利用したいからでは・・・」
「それはそれで別に構わないんだけどね。僕が処理できる物であれば」
「そこは流石に拒否していただければ・・・」

 

2017年1月10日

寝落ち。

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「えっ?」
「・・・爆発しましたね」
「爆弾魔が何カ所も仕掛けたって言ってたけど、凄いねぇ」
「そのような場所にわざわざ出向く志貴さまもどうかと」
「こちら側の問題でもあるからね」
「それはそうですが・・・」
「今回は僕じゃなくて七夜くんに動いてもらいたくって」
「えっ?」
「じゃ、代わるね」
「周辺全情報カット!」
「───まったく。志貴は」
「七夜さま。ご気分の方は」
「寝起きというところかな。周辺の情報制御については志貴が現地到着時に認識阻害を行っていたぞ」
「そうですか」
「で、こちらは何をすれば良い?」
「爆弾処理です」
「は?」
「爆弾処理です」
「・・・それは志貴の専門だろ?」
「はい。しかし志貴さまは七夜さまに動いて欲しいようです」
「何を考えているんだか・・・理由の説明くらいは欲しかったよ」
「・・・」
「今回ばかりは同意のようだな」
「・・・・・・」
「いや、目を逸らしたら余計に認めたことになるからな?」

 

2017年1月11日

体調不良以上に精神がね・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「志貴さん。去年何度暗殺されかけましたか?」
「16回かなぁ」
「44回です」
「えっ?」
「わたしが把握している暗殺未遂は31回ですよ」
「翡翠ちゃん。琥珀さんと擦り合わせしてみて」
「こちらがリストになります」
「・・・・・・あ、これとこれば」
「琥珀さん?」
「えっと、こちら側だけでも44回で、そのうち周辺を巻き込むような暗殺未遂が13あったようです」
「・・・・・・」
「その13件のうち、3件は志貴さまの愉快なお友達が処理いたしました」
「弓塚さん達が?」
「はい。更にはカウンターまで」
「・・・ちょっと注意してくるかな」
「協力者は商店街の皆さまです」
「・・・えー?」
「志貴さんがすっごく嫌そうな顔をしてますよ」
「見当つく人達がいるから・・・」
「あの商店街にそんな方が!?」
「えっ?気付かなかったの!?」
「・・・・・・」
「琥珀さんの情報収集能力が疑われた瞬間です・・・」
「・・・マジですかぁ・・・」

 

2017年1月12日

Xperiaタブレット・・・もう出ないのかなぁ・・・Z4タブレットの在庫もないみたいだし・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「志貴さんのお家の費用が凄いことに・・・」
「えっ!?凄く掛かってるの!?」
「税金以外まったく掛からないんですが・・・食費すら」
「あ、なんだ」
「むしろ収益のあるお家って・・・」
「家庭菜園なのにやたら売れるんだよねぇ・・・育ちも良いし」
「志貴さん・・・倉庫の中を整理してから家庭菜園は作ってください・・・」
「まさか八百屋さんから薦められて来る人が出てくる状態だからねぇ」
「神仙水を水やりに使うとか、とんでもない事ですからね!?そのおかげで土地の力は異常ですし、作物は数日で採れるとか」
「通常の何倍の速度で成長しているんだろうねぇ」
「あの敷地内でのみ循環しているエネルギーですから・・・3〜5倍ではないでしょうか」
「異常だね」
「志貴さんがそれを言いますか!?」
「まあ、野菜不足の時はもの凄く喜ばれたし」
「ちなみにですが」
「?」
「家庭菜園を月10日ほど無人販売で出して・・・年間およそ70万円の利益ですよ」
「えっ?」
「しかも色々差っ引いての金額ですからね?あの家庭菜園でデスヨ?」
「・・・異常だね」
「ようやく実感しましたか」
「だから業者さんも買いに来てたんだ・・・」
「・・・えっ?」
「何度か業者さんが来て出した商品ごっそり買っていったんだよ」
「・・・ちょーっと調べてみますね」
「えっ?あ、うん」

 

2017年1月13日

PS4を買うべきか、Xperia Z4 タブレットを買うべきか・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「危なかった・・・」
「志貴!?」
「流石に運命をねじ曲げた全知的な存在は洒落になりません・・・」
「志貴がこんなに疲れた顔をするなんて・・・」
「転送をキャンセルされたり帰還魔法を空間湾曲や次元湾曲で止めに掛かる存在相手によくもまあ逃げられたと自画自賛しています」
「とんでもない存在と戦ったのね・・・」
「戦うわけにはいかなかったので逃げ一択でした」
「!?」
「力で挑めばアッサリ倒せますし、特に強いわけでも無いですよ?」
「えっ?」
「ただまあ、知人なので攻撃するわけにもいかず・・・先生達みたいに暴走していただけですし」
「・・・・・・」
「目を逸らさなくても・・・」
「で、大丈夫なの?追跡とか」
「神々の墓場から次元の狭間を経由して乱虚空間を通ってきたから逆探知しても無理」
「良く分からないけど恐ろしく物騒な所を経由したってことだけは分かったわ」
「まあ、僕の居る場所を特定しても研究所がガードしているからこの世界に彼女が侵入してくることは・・・あ」
「えっ?」
「・・・不味い。お店は入られる可能性がある」
「えっ?」
「ちょっと研究所行ってきます!」
「ちょ!志貴そんなヨロヨロとしながら・・・」
「おや、ちょっとご相談があるのですがどちらへ」
「よかった!丁度研究所に行こうと」
「何かありましたか?こちらもちょっとご相談がありまして」
「もしかして、お店?」
「はい。神々や管理者方に対するセキュリティのバージョンを上げた矢先に貴方のお知り合いが突貫してきまして」
「うわ、リアルタイム・・・」
「捕まえて送り返したのですが・・・良かったのかという確認を」
「グッジョブです!むしろあちらへの空間連結を解除して欲しいくらいで・・・」
「それは却下で」
「あう・・・」

 

2017年1月14日

自宅のHDD3つ破損。認識しないレベル。どうしよう・・・

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「爺さん。あっちの方でなーんかやり合ってるんだけど」
「ああ、アルクェイドとネロが戦っているかも知れんな」
「知り合いか?」
「知り合いというわけではないがな。ワシが転生者だという話はしたと思うが」
「ああ。そのおかげで色々助かったって」
「む?スマンがあの戦闘に介入して欲しい。真祖の姫だけだとかなり分が悪い」
「了解した。誰を助ければ良い?」
「女性の方じゃ。黒ずくめのオッサンは相手をするな」
「了解!」
「───さて、お嬢さん。真祖の姫をネロ・カオスに喰わせた場合どうなるか分かっておるのか?」
「いえ、どうなるのでしょうか」
「人類は滅ぶぞ?教会はかなり甘く見積もるのが好きなようじゃが・・・」
「どういうことですか?」
「混沌の暴走に吸血衝動が重なり、しかも核たるモノが真祖。倒せるか?」
「ええ。切り札を」
「まあ、現状のアルクェイドならば喰われることは無いとは思うが、ネロとロア。そしてワラキアが暴走してもか?」
「えっ?」
「一気に力を付けてこの極東の地を血に染めて大陸へと渡り・・・まあ、そこで英霊達が出てくるか」
「貴方は───」
「第七司教ならワシのことを知っていると思ったが?」
「・・・・・・」
「爺さん!」
「おお、連れてきた・・・ようじゃな。厄介なモノ付きで
「っ!?」
「さあどうする?第七司教」
「っ!共闘すれば良いんですよね!?」
「おう。志貴。ワシも参戦するぞ。手早くアレを始末するぞ」
「アレを倒せるのか?」
「無論。完全に殺せば混沌とて死ぬ」
「・・・簡単に言う爺さんが恐ろしいよ」
「医者じゃからな。生かすも殺すも指先一つじゃ」

 

2017年1月15日

設定?・・・あー・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC─ 一号店の風景─)↓───────

「豆の指定だけではなくローストの加減も指定できます」
「えっ?本当に?」
「はい。最近毎日ローストのストックができるようになりましたのでサービスを増やしました」
「・・・この店、良く潰れないわね」
「ご覧のとおり満員御礼ですから」
「・・・元採れてないでしょ。どう計算してもこのクオリティではゼロもしくはマイナスよ?」
「そうなんですか?」
「これだから道楽でやっている人は・・・」
「道楽と言われれば道楽ですね・・・」
「どうかなさいましたか?」
「あ、琥珀さん。お客さんに経営を心配されてしまいました」
「儲けがあるから4店舗もお店があるのですから」
「よんっ!?」
「コーヒー豆も紅茶の茶葉も安く譲ってもらっていますし、食材も同じく格安ですから」
「あー・・・」
「だとしても四店舗も展開できるほどの───」
「いえいえ。心配していただかなくてもこのお店は飲食だけが収益ではありませんので」
「えっ?」
「あちらこちらに飾られている絵画も売り物ですし、ご好評戴いてます」
「・・・・・・」
「あまり売りたくないんだけどね」
「あとライダーさんのサイン本もあるじゃないですか」
「アレこそ売っちゃ駄目だと思うよ!?」
「!?」
「本人が売っても構わないって仰ってましたし」
「もの凄く恥ずかしそうだったよね!?」
「もしかして、天使な少女の!?」
「「あ、食いついた人が・・・」」

 

2017年1月16日

今だからこそ聞いて欲しい。TM NETWORKの「I am」を。

───────↓以下、本日の短編(PANIC─ 一号店の風景─)↓───────

「ああ、式さんいらっしゃい」
「しーちゃん!?」
「は〜い〜?」
「・・・しーちゃんが一杯・・・」
「「いや、二人だし」」
「突っ込みがLR!?」
「どうしよう、式さんが壊れてる」
「暴走してるねぇ・・・」
「あ、オーダー」
「いってらっしゃ〜い」
「・・・で」
「なに?」
「何故二人なんだ?」
「念には念を入れているだけだよ。志貴は気付いていないけど」
「何がおきている?」
「4つの問題が絡まって大惨事になっているよ」
「・・・ここに居ても問題なのか?」
「まあ、僕がここでこうして立っていれば相手は僕を狙うだろうし」
「・・・ここですら安全ではないと」
「危険にさらされる可能性はきわめて低いけど、ゼロではないよ」
「総本店はどうだ?」
「向こうなら確実に安全」
「なら向こうに」
「志貴に悟られるよ」
「・・・・・・こういうとき勘が良いのもな」
「そうだねぇ」

 

2017年1月17日

続いては二曲。同じくTM NETWORKの「10 Years After」と「Alive」

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「狙われてる?」
「うん。だから安全なところに」
「いつもの事だよね?」
「・・・まあ、いつもの事と言えばそうなんだけど・・・」
「研究所が敵に回ったとかなら覚悟するけど、世界規模とかその程度だったらスルーの方向で」
「とんでもない事言った!?」
「だって自国に引きこもって防衛体制敷いておけば問題無いし」
「攻撃は最大の防御とか、そういった事は」
「地球が壊れるレベルで?」
「・・・ご免なさい」
「場合によっては人に厳しく地球に優しい審判とか」
「それは本気で止めて!」
「基本敵には絶対防衛だから」
「・・・でも軍師がたくさん・・・」
「基本内政と外交に力を注いでもらっているからね?」
「えっ!?大体孔明のせいでおなじみの人も!?」
「孔明の罠はないから。あの人内政専門だよ?」
「!?」
「・・・どうしてそんな馬鹿なって顔するのさ・・・」
「だって孔明だよ!?」
「小一時間問い詰めたりデスクワークが大好きな愉快な人だよ?」
「・・・そんな・・・」
「一度会って話をしたら?」
「それは断る!」
「その拒否は却下します」
「!?」
「うん。後ろ後ろ」
「・・・オワタ」

 

2017年1月18日

覚えていますか?「Oyaji_ParaPara」というものを。

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「殺人鬼?」
「ああ。かなりやばい奴が出歩いているらしい」
「へぇ・・・」
「聞けよひとの話」
「聞いてるって」
「お前、会ってみたいとか馬鹿なこと考えてるだろ」
「会ってみたいが命の方が大事だ」
「本当か?」
「多分」
「まあ、週明け全体集会とか無ければ大丈夫だろう」
「お前も大概アバウトだよな」
「あー、でもなぁ」
「どうした?」
「いや、今日の夜はホテルで食事会なんだよ」
「は?」
「無料チケットをもらったってな・・・」
「あー・・・で、何を残念がっているんだよ」
「いや、なにも?」
「・・・今日、深夜外出しようと考えてたな?」
「ィエッス!」
「マジで殺されても文句言えんぞ」
「まあ、暫くは自重するよ」

「・・・自重以前に相手が来たってわけかぁ」
「・・・何の話だ?」
「いえ、アイツ、何故か殺人鬼に会いたがっていたんですよ。まさか、まさか・・・」
「変わった奴だったが・・・そうか」

 

2017年1月19日

一昔前はゲーム音楽が凄かったんですけどねぇ・・・特にエロゲとか。I'veサウンドとか好きでしたよ。

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「まさか締め出しをして2ヶ月で相手が折れるとか・・・」
「・・・志貴さん。国が内部崩壊寸前まで陥っているんですが、何をしでかしたんですか・・・」
「僕は何もしてないよ!?国交を絶って関連企業含めた全てを撤退させただけで」
「それは大打撃過ぎますよ!?しかしそれだけでは」
「それ以外は僕も断片的な情報しか聞いてないよ」
「えっ?と、言いますと?」
「何かにギルティ宣言されて以降自然災害が異常なまでに増えているとか」
「・・・まあ、ここまではいつもの事ですね。誰にギルティ言われたかは知りたくありませんが」
「僕がどうしようもないし。で、」
「はい?」
「直後、教会からその国の各教会へ通達が出されたらしいんだ」
「通達、ですか」
「できる限り急いで国を出るようにと」
「志貴さん本当に何もしていないんですよね!?」
「してないよ!?その国の神父さんがもの凄く困惑した感じのメールが来て知ったんだから!」
「神父さんに知り合いがいたと・・・」
「アルクェイドさんも知ってるよ。ネット上の知り合いだし」
「・・・もしかして最近あの国の首都周辺で頻発している地震とか」
「どうなんだろうね。僕に言われても分かんないし」
「あ、ぶん投げましたね」
「僕は国内のことを頑張れば良いから」
「・・・完全に根に持っていますね」

 

2017年1月20日

ひさしぶりにいさじの歌を聴きたくなって・・・ダウン。

───────↓以下、本日の短編(PANIC_)↓───────

「まさかあの国が折れるとは思わなかった」
「どう転んでも我々には問題は無いが、教会関係者が半数近く引き上げるとは思わなかったぞ」
「ああ、その情報は凄まじかったな。神罰が執行される可能性があるとか」
「あぁ・・・思わず笑ってしまったな」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「どうした?」
「笑ってしまった、か」
「どうした。有り得ん話だろ」
「あの国の状況を確認しての発言か?」
「ああ、勿論だ」
「農作物の被害だけではないぞ。天災がたった一ヶ月で64件だ」
「・・・なに?」
「地震が32回、それによる水脈の変化。そして地下資源の消失」
「は?」
「落雷によるライフラインの寸断、更には農業地帯で起きた竜巻被害・・・」
「いくら何でもおかしいだろうが!」
「自然兵器を疑うレベルだが、だとしたらますます勝てる相手ではない」
「被害は」
「暫く立ち直れないくらいだな。何せ額が桁違いだ」
「で、国の首脳陣は」
「はじめは色々騒いでいたが今ではな・・・」
「おきるはずもない場所での地震や、防げるはずの雷が防げずに大災害となったり・・・大変な事になっている」
「周辺は」
「一部の連中が大喜びしているだけだ。災害については各国が支援に回るが、農作物の被害は深刻だ」
「そこまでか」
「ただ、あの国は完全に沈黙している」
「なに?」
「本気で敵対するつもりなら覚悟した方が良い」

 

2017年1月21日

・・・うん。PSO2はストーリーをせずにダラダラとクエストを少し触る程度です。だってEP4ストーリーは、ねぇ・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC_)↓───────

「───ということですが」
「僕は何も指示してないし、お願いもしていないよ。あと、支援は断られたよ。一番はじめの頃だけどね」
「そうなんですか・・・」
「その事は各国にも連絡済みだし、こちらと親しいところには農作物関係で困ったことがあれば支援するとも言ってるよ」
「農作物って、どれくらい保っているんですか?例えば小麦とか」
「小麦?・・・・・・えっと、6200万トン」
「ふぁっ!?」
「今僕が持っている物だけで、だよ?」
「と、いうことは・・・」
「少し頑張れば倍はいける」
「・・・少し、ですか」
「徐々にたまっていくから定期的に放出しているんだけど、減るどころか増えている有様で・・・」
「カカオとか育ててみては」
「あるよ」
「あるんですか!?」
「流石にカカオはそこまで多くはないし、あまり増えないけどね」
「どれくらいあるんですか?」
「小麦の1%くらい」
「や、多すぎますって」
「琥珀さん琥珀さん。表情が抜け落ちてますって」
「志貴さんがいれば世界の食糧危機が瞬時に解消されるじゃないですか!」
「今、チーム蜀の人達が異世界で作った町では稲作が盛んだよ」
「まさか」
「備蓄にお米、餅米、日本酒、お餅が増えました」
「何という恐ろしい・・・」
「でもあちらこちらから注意されているから大量放出はしないよ?」
「えっ!?」
「今回は一柱が暴走したからそのサポートでいくらかはまわすけど」
「志貴さんにも色々あるんですねぇ・・・」

 

2017年1月22日

・・・年だなぁ・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC_)↓───────

「えっ?詐欺?」
「そう。姫詐欺」
「姫、詐欺?」
「月礼教の巫女姫にあわせてあげるって誘って不意打ちを仕掛ける連中が居るらしいの」
「それ詐欺の領域超えてる」
「まあ、ゲームでの話だけど」
「ゲームで?・・・あー・・・」
「どうしたの?」
「そう言えばなんかギルドと教会が動いてたなぁ・・・」
「えっ?」
「何か、しばらくの間僕の居場所を把握したいってことでゲームでは神殿内で軟禁状態」
「!?」
「そこまで驚くこと?」
「大事よ!?」
「えー?」
「絶対にリアル世界の所在地まで突き止められるわよ」
「いやそれは流石に・・・」
「今頃制裁をくわえているころね・・・しまった・・・出遅れたわ」
「アルクェイドさんまで攻撃する気だった!?」
「あたりまえじゃないの!」
「・・・ちょっと運営に聞いてみる」
「あ、そっか。運営に聞けばすぐに分かるわね」
「もしもし───えっ?はい・・・ぇえー?」
「何?何があったの!?」
「・・・・・・犯人グループが捕まったって。しかもリアルでちょこっとした犯罪行為をしていたからそれを付けて締め上げたんだって・・・NPC達が」
「・・・とうとう現実に手を出してきたんだ・・・」
「運営側は「譲れないモノに手を出した相手が悪いよねー」という感想のみ」
「流石超アバウトな連中ね」
「良くも悪くも・・・ってそうじゃなくて!」
「流石に今騒いでも悪くなるだけよ?」
「・・・・・・ちょっと小一時間問い詰めてきます」

 

2017年1月23日

気が付くと二日の時が・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「なあ、俺って、ロリコンなのか?」
「ロリコンではなくペドフィリアでしょ?」
「何故そこで精神医学的なカテゴリーに入れようと?」
「いや、有彦だし」
「そこでその台詞はどうかと思うぞ!?」
「乾くんが小さい子に飴をあげてたの見たよ!」
「あげちゃ悪いのか!?」
「遠野くんなら兎も角、乾くんがあげている姿を見た瞬間咄嗟に警察へ連絡しようと」
「待て。色々待て。俺どんだけ危険人物扱いだ!?」
「警官が目を逸らす程度には」
「俺、警察にも諦められているレベルか!?」
「あー・・・」
「遠野!?」
「前、マスク付けて荒い息をしながら小さい子にお菓子あげてたよね」
「あの時は完全に風邪だ!高熱で意識が朦朧としていたよ!」
「朦朧・・・」
「うわー・・・遠野以外はまったく信じていない目だ」
「そうだねぇ。信じられないよねぇ」
「フォローなしか!?」
「子ども泣いてたし」
「俺が泣かしたみたいに聞こえるぞ!?」
「有彦が近付いた時、更に泣いたからねぇ」
「・・・・・・俺、そんなに怖いか?」
「怖いと言うよりも、怪しい」
「怪しいって・・・」

 

2017年1月24日

最近、人様の誕生日を祝うこともなくなったような・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「残念だったな」
「・・・・・・」
「どうした乾」
「・・・当たってる」
「は?」
「コイツを見てくれ」
「すごく・・・大当たりです・・・って、マジか!」
「スクラッチクジだ。そんなに高くは・・・30万円、だと?」
「!?」
「なあ、これ流石にここでは換金できないよな・・・」
「できないだろ。あ、お姉さん。これ、換金は───そっすか。銀行ですか・・・」
「どうするよ。俺、流石にこれを持って一晩過ごすのは怖いぞ。姉的に」
「姉的にって何だよ」
「姉上さまが金の匂いをかぎつけて俺を始末しかねない」
「姉上さまって・・・」
「頼む!預かっていてくれ!一割あげるから!」
「乾。お前どんだけ───」
「殺気!?DE回避!」
「ぅおうっ!?」
「チッ、避けたか」
「出たな姉貴!」
「いや、ずっと居たんだが」
「・・・・・・えっ?」
「スクラッチクジを削る前からそこに居たが」
「・・・・・・えっ!?」
「ロクデモナイ本音が聞けて良かった。今夜は泰山尽くしな」
「・・・・・・俺死んだ」
「みたいだな・・・」

 

2017年1月25日

余裕が、無い。

───────↓以下、本日の短編(PANIC─ 一号店の風景─)↓───────

「さて、さてさて・・・バレンタインイベントをするべきか否か」
「否!みんな死んでしまいます!」
「お隣さんに任せてこちらは平常通りって訳には・・・」
「ギスギスしたイベントは遠慮したいのですが」
「みんなから反対を受けてしまった・・・」
「志貴さん。10時間ノンストップピークタイムとか余裕でおきますよ?」
「それは勘弁して欲しいなぁ・・・」
「でも志貴さん。なにかあったんですか?」
「?」
「だって志貴さんがバレンタインイベントを仕込もうとするなんて」
「あー・・・あの志貴くんがオペラを大量に作ってくれる」
『!?』
「あと、うちの子達もチョコレートデザートを開発中」
『チョコレート祭り以外考えられないじゃないですか!』
「!?」
「志貴さん!わたし達のことはどうでも良いです!是非、是非チョコレート祭りを!そしてわたし達にもお裾分けを!」
「お裾分けって。みんなにも普通にあげるつもりだよ?」
「足りるんですか?」
「100や500では足りませんよ?」
「うちの子達ならすぐに増産体制が採れるんだけど志貴君はねぇ・・・」
「数日前から作らせる予定ですか?」
「うん。話はまとまっているよ」
「志貴さんに押し切られたんですね」
「向こうから言ってきたんだからね!?」
「あー・・・多分志貴さんに言われる前にと思っての行動だと思いますよ」
「みんな一斉に頷かなくても・・・」

 

2017年1月26日

精神的にも時間的にも余裕が、無いんですよ・・・

───────↓以下、本日の短編(おとしものはお早めに)↓───────

「これで等分すれば・・・よし。1296個目完成」
「・・・同じ物をまとめて作ってはボックスに放り込んでいたが・・・桁違いの数だな」
「納品ボックス内は時間が止まっているからありがたいよ。でももう少し作っておかないと」
「去年末からそればっかりだな」
「一つ作れば300円もらえるからねぇ。材料は向こうが用意した物だし」
「それは安いのか高いのか・・・」
「時給で出すって言ってたのを個数にして欲し言っていったのはこっちだから」
「ちなみに時給にした場合と現在の金額の乖離は」
「今これが大体40万手前かな?時給は2000円だったからまあ一ヶ月半?」
「大体同じと」
「前々こっちが手間。だって下準備もあるし」
「・・・・・・」
「だって志貴さんの所で作っていたら絶対に居座る!」
「いや、何力説しているんだ・・・」
「志貴さんの式神達の厨房って最高なんだよ!しかもみんな楽しく動き回っているし、必要と思ったらすぐに手元に出されるし!気が付いたら8時間居たって事もザラなんだよ!」
「・・・まあ、収入があることは良い事だし、手に職を保っていることも良い事だな」
「・・・・・・」
「どうした?」
「そう言えば最近通帳を見ていないなぁと」
「この新しめの通帳か?・・・俺が記帳してくる。どうもその台詞は嫌な予感しかしない」
「あ、じゃあお願い」

「───なあ、あの志貴さんはこの世界にも会社を作っているのか?」
「は?聞いてないけど?」
「・・・これ、見てみな」
「・・・毎月給料が振り込まれている。賞与も・・・あ」
「どうした」
「色々手続きしたや」
「は?」
「でもあの世界での話だとばかり・・・」
「非常勤職員で月30万とかどんだけだよ」
「しかもこれとお店の給料は別と。ちょっと洒落にならないな」

 

2017年1月27日

二度ダウン。PCが、です。わたしは・・・まあ、うん。

───────↓以下、本日の短編(おとしものはお早めに)↓───────

「税金関係もしっかりと対応されていた」
「って事はもしかして、この保険証も」
「ああ。有効だった」
「ってことはフリーターじゃ、ない?」
「どうなんだろうなぁ。俺は間違いなくフリーターだろうが」
「えっ?七夜も雇われ扱いじゃないのか?」
「俺はほとんど関係していないぞ?」
「はい」
「・・・何故通帳?しかも俺の名前が?」
「契約書等々を入れた紙袋に入ってたんだよ」
「珍しいミスだな」
「で」
「・・・一行目の振込額を見た時点でこれを記帳しに行きたくないんだが」
「行かないと更に怖いことになると思うんだけど?」
「───ATMに行ってくる」
「ついでにこのメモの物も買ってきて」
「・・・わかった」

「百万単位は心臓に悪いんだ。現物を見てもそうは思わないのに、通帳に記帳されると」
「それで買い忘れたと」
「・・・スマン」
「まあ、そんな事が起きるかなと。七夜がバイトをしなくてもすむから色々と楽かな」
「まさか常時乱入してくるあの連中の相手をしておけと?」
「勿論!」
「無いわー・・・無いわー」
「上を見上げて呟くレベルでいやなんだな・・・」
「自身に置き換えてみろ」
「疲れる。精神的に酷く疲れる。具体的には今までの2割増しだけに」
「あ、何かマジでスマン」

 

2017年1月28日

眠い・・・ねむ・・・

───────↓以下、本日の短編(おとしものはお早めに)↓───────

「通帳の整理も必要だな」
「記帳の度に心臓に悪い思いをするからねぇ」
「連中の食費も合わさって、洒落にならなくなっているからな・・・」
「そこら辺もあわせてちょっと相談した方が良いかな」
「誰にだ?」
「志貴さんに」
「・・・斜め上の回答しか期待できないと思うんだが」
「そうか?むしろ適任のような気がするぞ?」
「何故?」
「アレだけ多方向に問題を起こしているんだ。解決方法も熟知しているかなぁと」
「周りが解決しているだけだろ」
「それでも周りが知っているなら解決法があるわけだから」
「まあ、聞くのはただだしな」
「じゃ、ちょっと聞いてくる」
「まて。どうやって行くんだ?」
「呼ばれましたでしょうか」
「「・・・・・・えっ?」」

 

2017年1月29日

体調不良が不味いレベルに。

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「漢方薬スゲェ」
「───いや、おかしいじゃろ」
「えっ?」
「小僧、自身の状況がどうだったのか知らんから言える台詞じゃな」
「それってどういう・・・」
「説明すると───」

「───東洋医学スゲェ」
「・・・実は阿呆の子じゃろ」
「この現実を受け入れるための魔法の言葉だよ。爺さん」
「そんな言葉一つで済まそうとするんじゃない!」
「いや、そんな事言われても・・・しかしどうしてそんな超回復ができたのさ」
「・・・まったく心当たりが無いわけでも無い」
「えっ?」
「一度だけ試験的に飲ませた漢方薬があったのを覚えておるか?」
「半月飲まされたアレのことか?」
「ああ。アレなんじゃが・・・出自不明の霊薬じゃ」
「・・・・・・は?」
「泰山之霊薬と書かれた袋に入っていてな・・・これをお前に飲ませるようにという指示書付きで」
「そんな訳の分からないヤツを飲ませたと!?」
「今思えば何故飲ませようと思ったのか分からん」
「うわぁ・・・」
「しかしそれ以外でお前さんのその状況の説明が付けられん」
「・・・まあ、良い事ばかりで副作用も無いから放置で」
「経過観察と言え」

 

2017年1月30日

・・・吐く

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「いぐぅぅぅっっ!!」
「有彦・・・」
「───おまっ!マジ泣きするくらい痛いんだからな!?」
「普通は「いだだだだ」とかだろ」
「いっづぅって呻くように叫んだぞ!?」
「ジャッジ!」
「乾、ギルティ」
「うん。今のは間違いなく通報レベルだよ」
「満場一致で有罪判決だ」
「くっ・・・お前ら覚えてろよ〜〜〜〜ッ!」
「痛がっていた割には走るのはやいな・・・」
「でもどうしてあんなに痛がるんだろう・・・」
「内蔵系に問題がありそうなんだよなぁ」
「「えっ?」」
「アイツ、無自覚にストレス溜め込んでないかな」
「溜め込んでるとしたら・・・今のこととかじゃないかな?」
「だよねぇ・・・」
「えっ?」
「遠野くん、ギルティ」
「ちょっと弁護できないかなぁ・・・」
「俺に罪があると!?」
「乾くんがストレスを受けているとしたら接点的に遠野くんになっちゃうよ?」
「とりあえず、追いかけて話を聞いてみることをオススメするよ」
「・・・ちょっと行ってくる」
「「いってらっしゃーい」」
「・・・・・・」
「・・・・・・行った?」
「OK。行ったよ」
「乾くん」
「今回は俺に軍配が上がったな」
「まさか今回は三人で仕掛けているなんて思わないよね」
「しかし・・・内蔵は大丈夫か?」
「ああ言われると無茶苦茶不安なんだが」

 

2017年1月31日

・・・止まらない吐き気。そして風邪をひいて・・・

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「・・・遠野くん、戻ってこないね」
「何だか嫌な予感がするんだが?」
「具体的には?」
「俺の家まで行った可能性」
「行ったらどうなるの?」
「姉貴に今回のことを全て話す。そして問題発生という」
「もんだい?」
「姉貴、遠野のこと無茶苦茶可愛がっているから・・・俺がどんな目に遭うか」
「事情を聞いたら遠野くんが悪いわけではなくなるしね」
「姉貴のことだ。直感的に仕組んだことを看破するだろうな」
「「どんだけ・・・」」
「俺、ちょっと周辺捜してからそのまま帰るぞ」
「おつかれ〜」
「お疲れ乾くん」
「・・・さて」
「もう良いよ遠野くん」
「───気付かないもんだね」
「遠野くんの気配が全くないから焦ったよ」
「打ち合わせ通りだっただろ?」
「弓塚さんと打ち合わせはしてないよね?」
「していたらあの少し不安そうな顔は出せないよね?」
「見られてた!?」
「もちろん。みんなが見えるところにいたからね」
「「どこだろう・・・」」