2018年12月20日

会社から戻ってきたら書き貯めていたデータが消えていた・・・おかしい・・・OSアップデートで消える代物かい!?

──────↓以下、本日の短編(PANIC)↓──────

「・・・なあさっちん」
「乾くん。今度そう呼んだら喉を抜き手で突くって言ったよね?」
「待ってくれ。俺は呼んでない。吟じだんだ!」
「崩拳っ!」
「アバウッ!」
「・・・それで、乾くん。何かあったの?」
「・・・・・・ま、・・・っ!んんんっ!・・・あー・・・マジで死にかけたぞ?その技、前に吸血鬼のオッサンを一撃で倒した技だろうが・・・」
「それで、乾くん。何かあったの?」
「無視してリテイク!?───ああ、とんでもない事があったぞ」
「先週の事?」
「おう。何かここと似た世界に跳ばされたんだけどな。跳ばされた瞬間にその場で大爆発。咄嗟に爆心地っぽい所にいた女性を庇ったら大騒ぎになった」
「で?」
「その後、その場で重傷者の手当にさっ・・・弓塚から貰った薬使ったら全員完全回復したんだが」
「えっ?アレ使ったの?」
「やっぱまずかったか?」
「問題無いとは思うけど、即死以外なら完全回復する薬だし」
「・・・それ、なんて万能薬?」
「服用量さえ間違わなければ問題無いって言ってたし、わたしもタンク一本分貰ったからお裾分けしたんだけど・・・」
「俺、適量聞いてないんだが?」
「どれくらい飲ませたの?」
「一人ワンプッシュ」
「・・・ねえ乾くん。何に入れてるの?」
「これだが?」
「・・・なんで霧吹き・・・スリム型のミストボトルでもなくて・・・わたし、ポーションの瓶に入れて渡したよね?40人分だからって・・・」
「でもなぁ・・・千切れ飛んでいる腕に一吹きしたら生えてきたぞ?あと4倍希釈してる」
「・・・うん。それくらいが適量だと思うけど・・・希釈って・・・何で・・・」
「先々月跳ばされたい世界で貰った初心者用体力回復ポーションだ」
「・・・乾くん。もう一回崩拳受けて。わたし、全力で打ち込むから」
「待て!落ち着け!」

 

2018年12月29日

二日酔い?お水と蜂蜜を用意していた私に死角など無いわ!(4時まで飲んでいました)

──────↓以下、本日の短編(PANIC−乾のFGO−)↓──────

「で?次はどうするんだ?」
「いやあの・・・君は部外者だからね?」
「俺だって帰れるのなら帰りたいんだけど、迎えが来るまでここで留まってなきゃいけないんだよ」
「・・・まあ、あの爆発のあとレイシフトできたわけだから適応者なんだろうけど・・・」
「ああ、あと、俺が助けた人は?」
「ショックで未だ寝込んでいるよ・・・Aチームも体は回復したけれど、未だ昏睡状態・・・」
「強制的に起こす事はできるんだが、あと数日はそのままが良いだろうなぁ・・・」
「できるの!?」
「ああ。この、千年の目覚めっていう・・・」
「それ、目覚まし時計だよね?」
「気絶、昏睡、催眠などの意識系バッドステータスを強制的に解除するアイテムだ」
「・・・・・・あの常識外れの回復アイテムを見たわけだからきっとそうなんだろうけど・・・」
「今現在無事な最後のマスターはどうしたんだ?」
「いやぁ・・・今現実と非現実の狭間で葛藤しているよ」
「は?」
「敵の攻撃をギャグ混じりで弾いたり、宝具を正面から受け止めたりする非常識な現実を受け止めきれずにいるんだよ」
「だから戻ってきてから「ダニエルさんって誰?」ってブツブツ言ってたのか」
「いやそれ君のせいだから!」
「しょうがねぇじゃねえか!少し前にベス〇キッ〇来てしまったんだから!」
「見たからってあんな風にならないよねぇ!?」
「そうかぁ?クラスメイトに同じ事したら、腕捕まれて肩外されたぞ?」
「・・・君のクラスメイトはバーサーカーか何かかい?」
「しかし、正面から受けたのは失敗だったなぁ・・・」
「急にどうしたんだい?」
「いや、アレは多分マシュ嬢への教育の一環としてだったんだろうなと」
「一度受けきったじゃないか」
「連発可能な宝具の場合、は?常在戦場の気持ちは持っておかないと危険だからなぁ」
「・・・君、本当に高校生?」
「しょっちゅう異世界に跳ばされているけどな!あと平行世界にも」
「・・・とんでもないね」
「ああ、それと」
「なんだい?」
「あのレフェリー教授って犯人?アレを逃がしたのはマズかったよな」
「・・・レフ教授ね。七年殺しをしてしかもそのまま投げっぱなしジャーマンよろしくそのまま持ち上げて投げたのは誰だい?」
「しっかり殺菌消毒した。後悔はしていない」
「してよ後悔!・・・まあ、レフ教授が犯人の一味だって事が分かっただけでも」
「まあ、逃げても暫くしたら死ぬが」
「・・・・・・えっ?」
「魔術回路は破壊したし、内臓ダメージだけじゃ無くて危険物も埋め込んだし」
「何を埋め込んだんだい!?」
「魔術師殺しの吸魔種」
「吸魔種?」
「異世界の暗殺者から貰ったヤツで、魔力を吸収して育って、爆発する種」
「思った以上に物騒だった!?」
「魔力を受けずに酸素に1分以上触れると駄目になるから使い勝手がーって言ってた」
「・・・君は凄く危険なんだね・・・」
「それほどでもぉ・・・」
「褒めてないからね!?」