2015年7月1日

いよいよ動き出します。そして私は現在ダウン中。

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「先生のお誕生日まであと1週間。どうしよう・・・」
「えっ?今回志貴は何かとんでもない事するつもり?」
「え?どうして?」
「だって1週間かけて何かするとしたら・・・世界規模になりそうだから」
「僕ってどんだけ危険な人なのさ」
「あれ?無自覚?」
「肯定された!?」
「アルクェイドさま。志貴さまは危険人物ではなく最重要人物です」
「それって同じだと思ってたんだけど、違うの?」
「違うよ!?」
「・・・否定しづらいところです」
「えっ!?」
「あ、即否定はしないんだ」
「最重要人物だからこそ無闇に動かれると大事になるので」
「あー・・・最近行動範囲が更に広がってるからもう追い切れなくなってきているしね」
「まさか先月研究所へ捜索願を立て続けに出すことになるとは思いませんでした・・・」
「世界って広いねぇ・・・」
「異世界ですが」
「僕だって好きで跳ばされているわけじゃないんだけど・・・」
「魔方陣での転送は避けられますよね?」
「・・・・・・はい」
「えっと、話を戻すけど・・・ブルーの誕生プレゼントは何にするかって事?それとも何か企画するって事?」
「両方」
「それなら二人で異世界に行ってきたら?」
「アルクェイドさま!?」
「あ、その手があった!」
「志貴さま!流石にそれは!」
「えっ?わたし、何か地雷踏んじゃった?」
「え?翡翠ちゃん。拙いの?」
「志貴さま。どの世界へ行くかによって大事になりますよ」
「魔法のある世界だけど」
「・・・・この世界の魔法と親和性がなければ大変な事になります」
「あ、それ考えてなかった・・・」
「志貴・・・」
「志貴さま・・・」

 

2015年7月2日

今日は一日マーライオンな気分でした。

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「決めたよ」
「何を?異世界行き?・・・電話の後だからそれはないか」
「や、それは異世界には行くよ」
「行くんだ・・・」
「セッティングが必要になりますので三日前までに場所を決めていただければと」
「翡翠ちゃんを困らせないように行き先は最も安全なところにしたから」
「いや、行く時点で困っているみたいなんだけど・・・」
「ハーンシュルーケンの神玉の祭壇」
「志貴さま。落ち着きましょう!」
「・・・志貴。何か、もの凄く焦っているみたいなんだけど・・・」
「あれ?選択間違えた?」
「志貴さま。あの場所は第一区です。数ランク上の上位世界の神々が集う場であり・・・」
「更に上の神さまとの交流の場・・・でしょ?」
「おわかりでしたら何故・・・」
「先生のためにあの場所で歌を歌おうかなぁって」
「っ!?」
「え?志貴の歌?聞きたい聞きたい!」
「今回は先生のためだから、だーめ」
「志貴さま・・・どうか、そればかりは・・・こちらが手を出せない方々による神隠しが起きるやも知れません」
「研究所に協力をお願いしたから大丈夫だよ」
「・・・・・・今ほど、あの研究所の底が見えないと思ったことはありません」
「いや、お願いしてもそれができるかどうか分からないんじゃあ・・・」
「え?上の方には連絡しておくって。その時間帯は完全封鎖もしておくからって」
「「・・・・・・」」
「?」
「ねえ、今のって洒落にならない話じゃない?」
「はい。わたしとしては聞かなかった事にして志貴さまへ再度問題のない場所を求めたいのですが・・・」
「もう決めたんだからね?」
「・・・・・・はぁ」
「うわぁ・・・もの凄く重いため息ね」

 

2015年7月3日

往来で倒れるのは回避!しかし出費が大きかった・・・orz

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「幾つか気付いたことがあるんだけど」
「・・・計画に問題点が」
「や。そっちは全然問題無いよ」
「そうですか・・・」
「凄い残念そうだね」
「はい」
「・・・向こうに任せておけば大丈夫だから・・・」
「・・・・・・」
「翡翠ちゃん。最近七夜くんに会った?」
「この数日はお目にかかっておりません」
「そっかぁ・・・」
「何か言伝でも」
「七夜くんは先生へのプレゼント、何を考えているのかなぁ・・・って」
「・・・・・・七夜さまが、ですか・・・」
「ないかな」
「ないでしょうね」
「あの場所を有効活用できたら良いんだけどなぁ・・・」
「有効活用って、あの場所は神託を受ける以外は演説などを行うような───」
「色々セットする予定だよ?」
「・・・・・・えっ?」
「天然反響材を使うんだけどね」
「まさか・・・」
「研究所の人達が舞台セットもしてくれるんだって」
「・・・・・・」
「翡翠ちゃん?」
「今、一瞬意識が飛んでしまいました」
「大丈夫?過労?熱中症?」
「いえ、極度のストレスが掛かっただけかと」
「・・・今日は翡翠ちゃんグイグイ攻めてくるなぁ・・・」

 

2015年7月4日

え?何それ聞いてない。

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「───まさか品切れとか・・・」
「ン?マイハニ「遠野くん!」ゴバッ!?」
「あ、弓塚さん」
「何だか落ち込んでいるようだけど、どうしたの?」
「えっと、買おうとしたものが品切れだったから・・・三店舗目だからもしかするともう無いのかなぁ」
「何を買うつもりだったの?」
「チョーク」
「へっ?」
「チョークが残り少ないって聞いたから買いに来たんだけど・・・品切れだって」
「えっと、チョークって結構沢山売ってるよね?」
「いつも買っているメーカーのものがもう無いんだって」
「それじゃなきゃ駄目なの?」
「そうみたい。凄く困った顔してたし」
「遠野くんが使うわけじゃないんだよね?」
「うん。琥珀さんがオーダーかけた時にはもう最後の出荷が終わった後だったんだって」
「そのレベルからのスタートなのかよ・・・」
「問屋も販売店も既に学者や関係者がまわって買われていたよ・・・ここも二箱あったらしいけどね」
「アクティブな学者って見た事ねぇよ」
「凄いねぇ・・・」
「うーん・・・困ったなぁ」
「わたしと乾くんも手伝うよ!」
「ちょおっ!?俺今から用が「どうせDVDを借りに行くだけでしょ?」・・・スンマセン」
「いいの?」
「うんっ!あ、でもどんなものか分からないよ」
「このチョークなんだけど」
「・・・・・・うん。わかった。じゃあ見つけたら連絡するね!」
「ありがとう弓塚さん!」
「・・・俺は?」
「有彦も協力してくれるの?」
「どうしよっかなー」
「あ、弓塚さん。念のためにお金も渡しておくね」
「え?無視?」
「うわぁ・・・まさか万単位を渡されるとは思わなかったよ・・・」
「ぼったくりもいるから気を付けてね?」
「そんなモノまでいるの!?気を付けるよ!」
「僕も捜してるから!見つけたら買うか連絡お願いね!」
「うんっ!」
「え?俺放置?って待て待て弓塚!俺も行くぞ!」

 

2015年7月5日

わたしダウン。機械もダウン・・・・・・そりゃないよぉ・・・orz

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「定価で四箱は確保できたけど・・・まさかあんな小さな文具店にまで駆け込みで来る人がいるなんて」
「志貴さん。売ってるところ見つけられたんですか!?」
「うん。四箱だけだけどね」
「まさか、定価で?」
「定価で」
「・・・・・・凄いですね」
「でも四箱だけどね」
「いえいえ。これだけあれば暫くは問題ありませんし、割合を調べることも」
「それってやっちゃいけないことじゃないの?」
「気のせいですよ〜」
「・・・・・・あ、弓塚さんから電話あった?」
「いえ。ありませんが・・・何かあったのですか?」
「途中で弓塚さん達と遇って、手伝ってくれるってことで」
「連絡待ちですか」
「うん」
「見つからないと思いますがねぇ」
「九件まわって四箱だから・・・難しいかなぁ、やっぱり」
「志貴さま。弓塚さまからお電話が入っておりますが」
「・・・凄いタイミングですねぇ」
「ありがとう翡翠ちゃん!」

「まさかの十三箱」
「周辺区域にまだこれだけの商品があったとは・・・」
「しかし個人消費ですからこれだけあれば充分ですね」
「シオンと琥珀さんが使う分ならこれだけあれば問題無いかな」
「わたしはチョークにそこまでこだわらないので全てシオンさんに回しますよ」
「シオン、狂喜乱舞しそうだね」
「そうですねぇ・・・」

 

2015年7月6日

良い事起きてくれないのかな?かな?  台風が立て続けにやってくるんだぜコンチクショウ!イベント壊すなよ!!

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「今更ながら・・・とんでもない事になっているんだけど・・・」
「志貴。失意体前屈してどうしたの?」
「いや・・・会場のセッティングが始まったんだけど、色々とケタが違った」
「と、言うと具体的には?」
「翡翠ちゃんが数分間フリーズしてその後「ない。これはないです・・・」って言うレベル」
「想像の限界を超えた回答なんだけど!?」
「スタッフ二十名で突貫セッティングしている挙げ句、観客席は三席のみと言う贅沢仕様」
「えっ?三席?」
「うん。先生と秀ちゃんと上位世界の神様の席だって」
「・・・・・・ブルー、ある意味ご愁傷様」
「リハーサルも一通り終わったし、あとは当日を待つだけだよ」
「あー・・・ちなみに何曲くらい?」
「二十曲」
「!?」
「途中ちょっと休憩を入れて二時間だよ」
「うらやまけしからん!!」
「ネタ曲三曲に好きな曲九曲。あとは前に歌った曲と、新曲?」
「え?新曲?」
「うん。と言っても完全書き下ろしは二曲だけど」
「ちょっと待った!え?なに?志貴のために用意された曲あるの!?」
「二曲だけね」
「わたしも・・・聞きたい・・・」
「お誕生日にCD用意するね」
「え?CD?」
「今回同時にレコーディングもするらしいから・・・全力で拒否したけど勝てなかったよ・・・」
「研究所って、本当に凄いのね・・・」
「既にリハーサルも収録されていたりするんだ・・・」
「もしかしてケタが違ったって、この事も含まれてる?」
「うん。技術の無駄遣いにも程があると思うんだ・・・音響をよくするために閉鎖空間を作成したり、反射させたり・・・」
「志貴。それ以上言わないで・・・何か怖いから」

 

2015年7月7日

アークスキャラバン沖縄が十二日にあるのですが、台風の心配以上に心配事は近くである不発弾処理作業デスヨ

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「あ、おかえ・・・・・・ブルーに何かあったの?」
「先生は口から魂が出た状態って感じかな」
「いや、あのブルーがここまでなってるってのが怖いんだけど」
「えっと、三曲目辺りからこんな状態だったよ」
「それは・・・勿体ない・・・」
「下手をすると存在自体が消し飛びかねないほどの神気をビシビシ受けながら居たからねぇ・・・秀ちゃんは平気
だったけど」
「上位世界の神が観客として居るって言ってたわね・・・普通でも洒落にならなかったんだ・・・」
「あの神様って同じ場所に立つことは絶対に有り得ないらしいから」
「・・・そんな中で先生が曲を聴いていられたってことが凄いと思う」
「秀ちゃんって子はずっと平気だったんでしょ?」
「あの子は完全に例外」
「志貴にそこまでキッパリと言い切らせるなんて・・・」
「神様がサインを!?」
「あ、気が付いた」
「志貴!一生に一度見れるかどうかの素晴らしいステージだったわ!」
「復活後のテンション高っ!」
「ああ、お姫さん」
「・・・え?わたしに対してのテンションはそんなもん?」
「当たり前じゃないの」
「まあ、うん・・・あとブルー。神様がサインって?」
「志貴の歌を聴いた後で神様が色紙を取り出して志貴にサインをねだってたのよ!」
「・・・志貴パネェ」
「あれはどうかと思うんだけど・・・」
「でも十五枚書かされてたのよね」
「歌っている時よりも恥ずかしかった・・・」
「あと!あと志貴の早着替えも凄かったのよ!」
「サファイアの全面協力でできたよ」
「クルって回ったら衣装が替わったり、間奏の時にゆっくりと衣装が替わっていくところとか!」
「・・・ブルーのテンションは暫くこのままね」
「止める方法はあるんだけど・・・」
「じゃあ止めて」
「先生」
「何?」
「どの曲が一番良かったですか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一番を決めるの?」
「はい」
「全部凄かったのに一番を!?」
「はい」
「・・・・・・・・・ちょっと協議してくる」
「誰と!?」

 

2015年7月8日

熱中症。危ないよ!

───────↓以下、本日の短編(チート志貴が今日も征く)↓───────

「人に散々喧嘩を売っておいて本気でマズイ状態になったら何とかしてくれと泣きついてくるとか」
「呆れてモノも言えないわね」
「まあ、俺は未だに出国できない状態だから動かないんだが」
「うわぁ・・・黒い笑顔だ」
「どんなに急いでも許可が当日下りるなんて有り得ないと言われたしなぁ」
「そうしているうちにドンドン時間が経っていくわね」
「放置だ放置。あれ以降協会の連中も来ないからな」
「来ないって言うよりも、居場所が分からないってのが正解のような気がするんだけど?」
「良くあることだ」
「・・・そうね」
「いざとなれば時計塔も全力で動くだろう」
「・・・今、いざという時じゃないのね」
「状態的には「明日から本気出す」って状態だろうな」
「うわぁ・・・」
「ん?」
「えっ?何。どうしたの?」
「いや、通信が入ってな・・・」
「通信機器盛ってないじゃないの」
「───ふむ」
「何?何か怪しげな電波?」
「魔法使いが二人投入されたそうだが、二人とも俺の知っている相手なので事情を説明するようお願いしておいた」
「待って!色々待って!」
「どうした?」
「通信って本当にしてたの!?」
「ああ」
「しかも相手はオルト!?」
「そうだが?」
「オルトって喋れたんだ・・・」
「意思を乗せて対象に語りかける念話のようなものだ」
「そんな簡単に・・・」
「別種の通話方法もあるんだが、こっちの方がやりやすいと言われてな」
「志貴がますます変な方向へ・・・はじめから無茶苦茶だけど」
「酷い言われようだ」

 

2015年7月9日

いやいや、契約内容を確認してくださいよ!?

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「ありゃ。志貴ダウン中?」
「ああ・・・流石にな・・・」
「それなら普段から上着外したら良いのに」
「だから熱中症になると・・・」
「そそ。志貴はそこら辺いい加減なのよね」
「一番その辺りに気を使わないお前に言われたくないな・・・」
「気を使う必要ないしね」
「うわぁ・・・何だか腹立つな」
「ま、水分を補給しつつ涼しいところで休んでいたら良いわ」
「ちょっと吐き気までしてたからな」
「結構拙い状態じゃないの」
「炎天下の中ずっと外に居たから仕方ないとは思うが」
「・・・・・・人に散々バカバカ言うくせに」
「授業で居ただけだ」
「えっ?じゃあみんな外で何かしていたの?」
「いや。ずっと居たのは俺だけだな」
「は?」
「何か知らんが罰としてそうしろと。まあ、倒れて保健室に運ばれたから大事になると思うが」
「・・・・・・へぇ」
「待て待てアルクェイド。そう殺気立つな」
「なんでよ」
「琥珀さんもそんな感じで部屋を出て行ったんだよ。今頃とんでもない事になっているはずだからお前まで行くな」
「・・・それって、かなり凄いことにならない?」
「かなり拙い事になっているはずだ」
「わたしは単体に物理だけど」
「琥珀さんは集団への攻撃が凄まじいからな」
「志貴。明日から外出られないんじゃない?」
「引きこもりになりかねんな・・・怖くて」
「でもそうなったら妹が怖そうだね」
「・・・琥珀さん。秋葉に言わないだろうな・・・」
「妹が知ったら更に凄いことに───なるって分かってたら言わない?」
「・・・・・・アルクェイド。頼みがある」
「とりあえずやり過ぎないよう注意してくるわ」

 

2015年7月10日

台風来襲。でもお仕事しに出社。

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「へぇ・・・此奴が」
「そう。空き巣に入ってわたしだけだったから何とかなると思ったんでしょうね」
「ナイフで脅してきたと」
「そ。ナイフをスパンと切ったら腰抜かしてへたり込んで・・・今と」
「いやなタイミングできちゃったなぁ・・・」
「そうですね・・・」
「あれ?シエル居たんだ」
「居ましたよ!」
「で、此奴どうする?」
「警察に突き出すのもなぁ・・・」
「そうですね。飛び降り自殺と思わせるとか」
「でもそれって場合によってはバレるよね」
「チッ」
「・・・最近シエルが妙に冷たい件について」
「いつもの事だろ」
「そうですね」
「うっわ・・・」
「ガラスも割られたし」
「ああ、それは直しました」
「・・・できる女は違うのね」
「もっと褒めても良いんですよ?」
「とりあえずそう褒めておけば喜ぶって志貴が言ってた」
「俺ネタ!?」
「遠野くん・・・」
「言ってないですよ!?」
「で、そこで逃げようとしている空き巣」
「!?」
「「へぇ」」
「ギルティ。だな」
「警察に出頭してもらう前に色々確認とお仕置きをしておきますか」
「それが良いんじゃない?わたしも手伝うわ」
「ま、自業自得だから俺は何も言わないし手伝わないからな?」

「───なあ。あれは拙いんじゃないか?」
「ちょーっとやり過ぎちゃいましたね」
「髪が真っ白になってたね」
「まっ、まあ端から見て普通の精神状態に見えるので」
「いやいやいや」
「問題無いことにしておいてください」
「・・・ぅいぅい」

 

2015年7月11日

ダウン。一度起きて────またダウン。

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「横断歩道の婆さんに手を貸そうとしたら警戒されて傷付いた」
「見た目が見た目だからなぁ・・・」
「俺のことを知っている商店街の婆連中は容赦なくこき使ってくるけどな!」
「お前は一見さんお断りな外見だからな」
「流石に凹むぞ」
「多分俺でも警戒されるだろうな」
「───いや。お前警戒されたためしないだろ」
「ん?んー・・・ないな」
「やっぱり顔か!」
「いや。雰囲気じゃね?」
「雰囲気・・・人畜無害オーラで擬態できるお前が羨ましい」
「擬態って・・・」
「違うか?違うのか!?」
「それ以前に人畜無害オーラではなく地味オーラだ」
「修正はそこからか!」
「遠野くん。昨日お婆ちゃんを助けてなかった?」
「何!?」
「坂道を上りにくそうにしていたから途中まで荷物を持っただけだよ」
「あのお婆ちゃん、凄く感謝してたよ」
「弓塚さん。お婆さんと知り合い?」
「数件おとなりだよ」
「やはり顔か・・・」
「遠野くんの事と、多分乾くんのことだと思うんだけど、お婆ちゃん言ってたよ」
「俺!?」
「凄く胡散臭い感じの笑顔で接近されたから怖かったって」
「胡散臭い・・・」
「お前、無理に笑顔作ろうとしたな?」
「笑顔って相手を怖がらせないためのものだろ?」
「あれ、野性的には威嚇ったようなきがするが・・・それ以上にお前の作った笑顔は胡散臭すぎる」
「!?」
「うん。乾くんの作り笑いってすぐ分かるよね」
「逆・・・効果・・・」

 

2015年7月12日

アークスキャラバン沖縄。物販なかったよ・・・オーダー場所があるって言ってたけど、準備中らしく、そのまま帰還orz
ヤボヨウガネ・・・ヨルマデカカッテヌケダセナカッタンデスヨ・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「全わたしが泣いた」
「ゲームで?」
「リアルで」
「アーパー吸血鬼がリアルで泣く・・・ゲーム廃人がリアルで・・・」
「感動する作品でもあったの?」
「ネトゲのメンテナンスで外れて積みゲーを消化していたんだけど」
「「あ、やっぱりゲームなんだ」」
「わたし、志貴関連かゲーム以外で泣かないと思うわ」
「そんな自慢げに言われても・・・」
「ダメ人間宣言ですね」
「シエルだって似たようなものじゃないの」
「一緒にしないでください!」
「だって、志貴関連かカレー関連以外で心が大きく動く事ってないでしょ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・きっとあります!」
「何だろう今の間は。しかもきっとなんだ」
「で、何に泣いたのですか?」
「明らかな話題逸らし・・・まあ、ゲームしてたら」
「してたら?」
「PCがクラッシュしたの」
「え?」
「突然ギーーーーッ!って音がして、画面が真っ青になったと思ったら立ち上がらなくなってしまったのよ」
「それって・・・」
「毎日定時に別ハードディスクに自動バックアップされてるけど、消化した積みゲーのデータがどれだけ消えたか・・・」
「ええっと」
「泣いたというのは・・・」
「ガチ泣きよ!?周辺に修理屋さんなんて居ないし、急いで本体を持ってここに来たのよ」
「・・・琥珀さんが修理しているんだ・・・」
「ちなみに何本くらいですか?」
「六本大急ぎで片付けて・・・終わってさあメンテナンス終わったかな?って所で壊れたのよ」
「ああ、それは泣けてきますね」
「僕には良く分からないけど、出鼻をくじかれた挙げ句、一日の苦労が無駄になったって事?」
「まあ、そう言うことね」
「んー・・・ゲームでもそんなに落ち込むレベルなのかぁ・・・」
「あ、でも志貴に呼ばれたら志貴最優先よ?」
「えっ?」
「だって志貴と一緒の方が楽しいし」
「・・・・・・何か、照れる」
((可愛い・・・))

 

2015年7月13日

原形を留めていないって・・・それは。

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「まぁってました!」
「これこそわたし達の求めるゲームね!」
「・・・琥珀さん達が凄くテンション高いんだけど・・・」
「何でも、あの二人が求める至高のゲームが発売されるとか」
「ふーん」
「志貴さん!流石にその反応は見逃せませんよ!?」
「えー?」
「そうよ!このゲームの素晴らしさを九時間ぐらい語るレベルよ!さあ!志貴も一緒に!」
「や、僕その類はしないよ」
「「そんな!?」」
「えっ?どうしてそこでそんな反応・・・」
「ゲーム中毒のお二方ですから」
「翡翠ちゃん。この二人は廃神だよ。ゲーム廃神」
「神ですか」
「ダメ人間だね」
「お一人人ではありませんが」
「・・・・・・何だろう。二人がもの凄く攻撃的なんだけど」
「翡翠ちゃんはまだ凄く優しい方ですよ。だってわたしを人間扱いしてくれてますから」
「・・・・・・琥珀」
「え!?どうしてそんな悲しそうな顔を!?」
「ちなみに、今持っているパンフレットがそのゲームのやつ?」
「そうよ!」
「・・・・・・翡翠ちゃん」
「ああ、メカ翡翠の一チームが開発していたものですね」
「「!?」」
「しかもこれ、あの世界での話をベースにしてるよね」
「そのようですね・・・他にどなたが関わっているのか確認しなければなりませんね」
「か」
「琥珀さん?」
「開発者の身内特典を!」
「廃神に対してそんな特典の類は不必要じゃない?」
「志貴さんの笑顔・・・眼が怖い笑顔・・・」
「あ、何か怒ってる」

 

2015年7月14日

伊藤園さんの和漢人参茶が名前を変えて発売されている・・・だと? ケース買いですね?ケース買いしろという事ですね!?

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「───前回出したゲームがまずまずの手応えだったからと」
「はい。プロジェクトチームを立ち上げて作り上げたらしいのですが・・・大規模になりすぎて止めることが難しく」
「ちょっと待って。大規模?」
「はい。四社がこのゲームのために会社を立ち上げ、更にグループ企業が協力して資金投入を行っております」
「・・・・・・どれくらい?」
「二百ほど」
「億円?」
「はい」
「・・・・・・もういいや。思いっきり手伝ってあげて」
「宜しいのですか?」
「うん。経営を考えず完全に趣味に走るように言って。メカ翡翠が付いている以上完全暴走だろうし」
「少しはストッパーが居た方が宜しいのでは・・・」
「他グループに経営展開を任せ、企画と開発のみ集中してもらおう」
「・・・・・・畏まりました」

「志貴。あのゲーム。恐ろしいことになっているんだけど」
「?」
「あれ、どれだけ予算を投じたの?サーバーもパンクしないし、調整もすぐに終わるし」
「最新技術どころの話じゃないものを突っ込んでしまってるし、収益も凄いことになっているから内部で恐ろしい
循環ができているみたいなんだ」
「えっ?」
「まあ、あと十年そこらは終了することはないオンラインゲームになって・・・PCが進化したら更に凄いことになるよ」
「え?どういうこと?」
「僕の部屋にあるPCであのゲームしたらわかるよ」
「ちょっと見てくるわ!」
「あ、ロック掛かっているからパスワードが必要だよ!」

「・・・なに。この差」
「今のは体験版だけど、これくらいのスペックのPCがでたら切り替える予定らしいよ」
「志貴!このパソコン頂戴!」
「これは僕のお仕事用ってもらったから駄目」
「え?お仕事?」
「うん。あ、アルクェイドさんがお仕事手伝ってくれるのなら同じPC「謹んでごめんなさい」・・・ちぇー」

 

2015年7月15日

最近、PCの再起動率が再び高くなってきております・・・orz

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「百万ダウンロード突破とか・・・」
「サービス開始してまだそんなに経ってないですよね!?」
「自由度が高すぎて人を選ぶと思ってたけど、そうでもないんだ・・・」
「凄い数だってことくらいしか分からないよ」
「どうしよう。志貴が可愛すぎて辛い」
「志貴さん・・・他に何か言われましたか?」
「売り上げも凄く良くて初期投資分はあと半年で回収できるって」
「とんでもない事じゃないですか!」
「初期費用とサポートグッズ位だからね・・・課金は」
「初期費用って言っても基本通常プレイは無料だからね?」
「「えっ?」」
「・・・フルオーダーモードによる初期設定の場合は料金発生しているけど、それ以外は無料だよ」
「じゃあ、服を選んだり容姿を自分に近づけたりしなければ・・・」
「OKの出る限り裏設定満載しなければ・・・」
「無料だったのに・・・」
「ま、あ・・・そんなに高くなかったし、気にしたら負けよね!」
「そうです!」
「琥珀さん。裏設定のおかげでステータスが少し高いんですよね」
「琥珀・・・」
「あ、あはー・・・」
「アルクェイドさんはそのままの姿なんですよね・・・」
「どんな装備をしてもこの服になるみたいね。まあ、ON・OFFできるらしいから充分よ」
「志貴さんも一応ゲームなされているんですよね?」
「一応やって欲しいってお願いされているから一〜二時間くらい?」
「志貴と一緒にゲームしたい!」
「あ、ゴメン。僕と一緒には難しい」
「え?」
「現在レベル217で別の大陸に居るし」
「ちょっと待ってください!えっ!?」
「わたしのレベルまだ26なんだけど・・・」
「アルクェイドさんでも26ですか!?」
「琥珀は?」
「恥ずかしながら19です」
「志貴。チート?」
「初期レベルは50の別大陸スタートだったけど、そこのモンスター平均70〜なんだ」
「「・・・・・・志貴」」

 

2015年7月16日

またなの?またなの!?

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「は?アルクェイドが居ない?」
「ええ。ですから遠野くん、何か聞いていませんか?」
「いやまったく・・・」
「遠野くんにも黙ってどこかへ行くなんて事が・・・」
「置き手紙とかそういったものは」
「一切ありませんでした」
「・・・ちょっとアルクェイドの部屋に行ってみる」
「あ、わたしも行きます」

「・・・・・・福引きが当たったからレンと一緒に温泉に旅行行くって」
「置き手紙ではなくパソコンのデスクトップに・・・」
「まあ、俺しか分からないよな・・・パスワード知ってるのは」
「・・・・・・」
「まあ、置き手紙の方が分かりやすかったけど、行き先も分かったことだし」
「遠野くん」
「はい?」
「わたしにパソコンの使い方を教えてください!」
「・・・・・・えっ?」
「アルクェイドに出来てわたしがまったくできないのは何だか悔しいんです!」
「んー・・・俺もそんなに詳しくないよ」
「それでもサクサク動かしているじゃないですか!」
「いや、これは誰でも・・・」
「わたしできないです」
「えっ?」
「まったくと言って良いほどできないです」
「・・・・・・じゃ、あ・・・基本を説明する程度でも」
「それだけでもありがたいです」
「じゃあ、アルクェイドが帰ってくるまでこのパソコン使って説明するかな」
「はいっ!」
「・・・ついでも俺も少し勉強し直そう」
「アルクェイドに馬鹿にされないよう頑張ります」
「いや。馬鹿にしていないと思うけど・・・」

 

2015年7月17日

なんでこうも体調不良が続くのかな・・・精密検査はちょっと困るので・・・うぅむ・・・

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「ブラインドタッチと基本をようやく身につけました」
「先輩。頑張ったね・・・」
「本当にありがとうございます。遠野くんが居なかったら文字入力もマウスも満足に操作できなかったかも知れません」
「そんな大げさな・・・」
「まあ、ちょっとだけできるレベルって、本当に起動と終了だけでしたし」
「あー・・・まあ、一本指打法だったしね」
「たっだいまー!」
「むっ?」
「お帰りアルクェイド。パソコン借りてるぞ」
「あ、志貴〜。と、シエルも?」
「ちょっと二人でパソコンを・・・ってレン?」
「あ、そうだ!レンが志貴に旅館が凄かったから見せたいって」
「えっと、デジカメと・・・ノートパソコン?」
「レン専用なのよ。わたしが触ると怒るの」
「いつの間に・・・」
「・・・・・・」
「シエル?何固まってるの?」
「いえ、あの・・・ノートパソコンを持っているという事は・・・」
「レンの方がわたしよりもパソコン詳しいのよ」
「「えっ?」」
「そのパソコンだって琥珀がカスタマイズしたものだって言うし」
「琥珀さんから何も聞いてないんだけど・・・」
「え?じゃあレンがネットビジネスで結構儲けていることも?」
「「えっ!?」」
「あー・・・詳しくは琥珀に聞いて?」
「わかった」
「そんな・・・何だかわたしだけ取り残されているような・・・」
「先輩。俺も思いっきり現状に取り残されているよ・・・」
「遠野くんはいいんです。だってわたしは現状どころか時代に取り残されている感が」
「それは・・・まあ、今から勉強すれば良いと思うよ。俺もだし」
「遠野くんっ!」
「む〜・・・なんで二人で良い雰囲気作ってるのよ・・・」

 

2015年7月18日

ネットの速度が激落ちしているんですが!?

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「琥珀さん」
「はい〜?」
「レンって、どれぐらい稼いでいるんですか?」
「へっ?」
「いや、アルクェイドがそう言ってたんで」
「あー・・・聞いたらきっと志貴さん凹みますよ?」
「えっ?」
「聞きますか?」
「その前に一つ確認」
「何でしょう」
「金額は、1億を超える?」
「いえ、そこまでは行きませんが」
「なら大丈夫。教えて欲しい」
「ええっと、本当に驚きませんか?」
「1億超えないならそこまで驚きませんよ」
「・・・驚かないって・・・」
「結構儲けているって聞いた時、レンが収入を得ているって事で驚いたし」
「それと金額とは・・・」
「結構の限度がどこまでなのか知りたかったんですよ」
「年収およそ1600万円ですよ!?」
「結構稼いでいますね」
「もの凄く稼いでいますよ!」
「そして琥珀さんが預かっているんですよね?」
「そうですよ・・・ってさらっと流して良いんですか!?」
「レンのお金ですし」
「どうしてそんなに平然と・・・」
「まあ、稼ぎで負けたら悔しいじゃないですか」
「へっ?」
「まあ、琥珀さんがレンのお金をしっかり管理しているのなら問題無いですね」
「ちょ、志貴さん!?今もの凄く聞き捨てならない台詞をさらりと・・・」

 

2015年7月19日

お休み?・・・知らない子ですね。

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「ここは神聖な場所だ。女が来るような所ではない!衛兵に突き出される前にとっとと帰れ!」
「またこのパターンですか・・・」
「おかしいですね・・・今回はしっかり神託が下りているはずなんですけど」
「琥珀さんの知り合い・・・なんだよね?」
「はい〜。まさかチャット友達が異世界の神様とは思いませんでしたが」
「・・・・・・琥珀さんも大概だね」
「それほどでも〜」
「でもこの状態は・・・」
「大方途中の報連相ができていないだけかと」
「・・・翡翠ちゃんはどうしてわたしを見るのかな?」
「志貴さまを事前連絡なく連れて行く時点で問題ありです」
「だって志貴さん今日暇なんじゃあ・・・」
「16時より会議があります」
「拙いじゃないですか!」
「まあ、愚かな家政婦擬きが志貴さまを異世界に連れ去ったと伝えてありますので」
「それ完全にアウトじゃないですか!」
「あ、衛兵さんが来た」
「おお、こいつらです!この神聖な場所にこの女どもが」
「この男を連れて行け!」
「「「はっ!」」」
「なっ!?」
「新しいパターンだね」
「まあ、ここに入る時に衛兵さんに挨拶したし、その時キチンと話は通ってたもんね」
「しかしここで通っていないのはいつも通りの展開かと」
「いえ、通っていないのではなく、信仰していない者に神託は下りなかったのです」
「───あの人、神官さんですよね?」
「この神殿に居ながら信仰しておらず私腹を肥やしていたのでしょう」
「今回見事にあぶり出されたと」
「ここに呼んだのはそれも関連してのことでしょう」
「仰る通りです」
「つまりは琥珀さんだけでも良かったと・・・」
「わたし一人だと心細いじゃないですか〜」
「「・・・・・・」」
「あ、何かもの凄くスミマセンでした」

 

2015年7月20日

ああ、憂鬱です・・・

───────↓以下、本日の短編(七夜志貴は怠らない)↓───────

「ねえ、志貴」
「何ですか?」
「志貴は退魔衝動を抑えこむ事ができるのよね?」
「既にセンサーと化していますが。人外相手ならすぐに反応しますね」
「で、攻撃をしたりは一切ないと」
「相手に殺気や攻撃意思があった場合は体が自然と動きます」
「それって、わたしとかが操られていても?」
「一般人がそれに近しいものを受けて襲いかかってきたことがありましたが・・・反撃できました」
「・・・そう」
「まあ、取り押さえて縛って突き出す程度ですが」
「それ以前に私が看破しますから問題無いですよ」
「・・・と、うちの門番も言ってますので」
「凄い自信ね・・・」
「ダブルチェックが入るので問題は無いかと」
「そうね。でも解除方法とかは・・・」
「暗示と催眠の解除ならできます」
「───と、万能門番が言っているので」
「何というか・・・凄いわね」
「素晴らしい門番とメイドが付いているので安心ですよ」
「でも問題は・・・志貴ね」
「俺は掛かりませんよ」
「へっ?」
「瞬間催眠や地形催眠は看破できますし」
「瞬間催眠?地形催眠?」
「瞬間催眠は魔眼などによる魅了などのことです。あと地形催眠は認識阻害や地形効果による段階催眠を
勝手にそう呼んでいます」
「・・・それって、受けたことあるの?」
「アルクェイドがちょくちょく仕掛けてきますし、、先輩も偶に」
「・・・・・・彼女達とは後で話し合う必要がありそうね」

 

2015年7月21日

え?忙しそうに見えない?そんな馬鹿な・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC─乾・弓塚迷子録U─)↓───────

「むぅ・・・」
「また巻き込まれちゃった・・・」
「いや。今回は絶対にさっちんだ!」
「そんなことないよ!だってわたしの足下に出た魔方陣はサイドステップで避けたもん」
「俺だって咄嗟に前へとステップを・・・・・・」
「わたしの後ろに居たよね?乾くん」
「・・・・・・あるえ?」
「乾くん。ペナルティとしてこの状態を何とかしてね?」
「ゴブリンが沢山居るこの状態を何とかって鬼か!?」
「できるよね?」
「死ぬ気で頑張ります!」
「頑張ってね」
「コンチクショウ!適度にかかってこいや!」
「・・・適度にって所がおっかなびっくりだね」

「・・・・・・何度でも、謝るから・・・ホント、勘弁」
「93体倒しちゃったね」
「・・・・・・どうしてさっちんの方へ行かなかったんだ・・・」
「乾くんの方が倒しやすそうに見えたとか」
「───なーんかそれ以外考えられない・・・」
「ある程度片付いたけど、この祭壇って何だろう」
「俺らを呼び出すために作られた・・・って感じじゃねえよな」
「何か生け贄を捧げるような台まであるんだけど」
「くぼみの部分がどす黒いな・・・」
「・・・これって、かなり拙いような気がするんだけど」
「奇遇だな。俺もそう思った」
「とりあえず、逃げよっか」
「さっちん。この死骸はどうする?」
「素材切り取り式なのか、それとも・・・・・・乾くんはどう思うの?」
「ドロップアイテム式(震え声)」
「・・・・・・ちょっと表出ようか」
「ほんっっとスミマセンでしたっ!!」

 

2015年7月22日

PSO2のWe're Arks!は何だか懐かしい感が・・・あれ?レッツ音頭アゲインが頭に浮かぶんだろう・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC─乾・弓塚迷子録U─)↓───────

「・・・さっちん本気でこの世界の事知らないのか?」
「知らないよ」
「サクッとステータスを表示させたり、アイテムボックスの存在を確認したのにこの世界のことを知らないとは・・・」
「できそうな感じだったからやってみただけだよ。それにアイテムボックスはそんなに入らなかったし」
「いや、ゴブリンを50体入れられた時点で異常だと思うぞ!?」
「乾くんだって43体入れられたでしょ」
「何か体が無茶苦茶怠いけどな!」
「え?怠いの?」
「・・・ただの疲れとは思えないぞ?」
「おかしいなぁ・・・風邪?風土病?」
「さっちん・・・さらっと恐ろしいことを・・・まだ怒ってるのか?」
「うん」
「───マジでスマンかった」
「それは良いけど、これからどうしよう・・・ゴブリン片付けたし」
「祭壇の破壊とか」
「何なのか分からないのに破壊は駄目だと思うよ」
「とりあえずここを出て人里目指すか」
「人の居る世界なら良いな・・・」
「・・・・・・えっ?」
「その可能性もあるって事」
「そんな恐ろしい可能性もあるのか!」
「ここが魔界って可能性とか」
「・・・・・・ここで助けを待つって事か」
「そもそも助けが来るか分からないけど」
「さっちん。ここで大人しくしていよう」
「そうも言ってられないみたい」
「へっ?・・・!?」
「これって、剣戟音だよね?」
「まさに戦闘中って音だな・・・敵か味方かは分からないが、挟撃するか」
「現状を確認しつつ臨機応変な対応だね。いつも通り!」
「・・・さっちん。マジスマンって謝ってるじゃないですかやダー」

 

2015年7月23日

おかしいな・・・ポンポン痛いよ?

───────↓以下、本日の短編(PANIC─乾・弓塚迷子録U─)↓───────

「───まさかの人外対戦だった」
「確認もせずに突っ込んだ乾くんが憎い・・・」
「なーんか今日はやらかしてばっかりだな・・・スマンさっちん」
「今日も、だよ」
「・・・一撃で両手剣を破砕するさっちんにヒュンとなった」
「乾くんを敵と間違えてうっかり攻撃しそうだなぁ・・・」
「ぜっ、全力で残りを狩りますっ!」

「とりあえず武器と防具は確保できたけど・・・使えそうなモノがあまり無いね」
「いや・・・充分過ぎね?剣も盾もあるし」
「二つとも投げるために用意するレベルだよ?」
「投げるのか!?」
「乾くんは使いこなせる?」
「・・・この丸盾なら」
「それなら乾くんがそれで・・・武器は?」
「この鉄の剣で!」
「えっ?それでいいの?」
「銅の剣は要らん!」
「じゃあこれはわたしが投擲用に」
「やっぱ投げるんだ・・・」
「弓があれば良かったんだけどね・・・」
「しかし指揮官が銅の剣とか訳が分からないぞ」
「乾くんその大きい盾を壁に立て掛けて」
「ん?こうか?」
「で、えいっ」
「・・・・・・さっちん。可愛いかけ声だけど、熟練の戦士のような踏み込みと袈裟斬りなんだが・・・って盾真っ二つ!?」
「やっぱり」
「もしやただの銅の剣ではない?」
「銅の剣だよ」
「いや今鉄の盾切っただろ!?」
「星銅の剣だよ」
「青銅・・・いやいや。訳が分からんぞ?」
「これがあるって事は・・・師匠が来てくれるかも」
「一人で納得されても困るんだが・・・」

 

2015年7月24日

会社を休むと体調を崩す。何故だろう・・・ストレス? 半日以上倒れてました。

───────↓以下、本日の短編(PANIC─乾・弓塚迷子録U─)↓───────

「───つまりは遠野達が知る世界だと」
「うん。色々説明したのに結論がそれってのはビックリだよ」
「しかしよぉ・・・俺らが居ないと気付くかどうかだよな」
「あ・・・」
「どうしたさっちん」
「今、気付いたんだけど・・・」
「何がだ?」
「この星銅ってもの凄く稀少なモノで、王族とか魔族の上位の人達が持っているようなモノだって・・・」
「待て。ってことはさっちんが瞬殺したヤツは魔族の上位だったと?」
「そんな事はないと思うけど・・・」
「あー・・・でもさっちんならうっかりで魔王を殺しそうだしなぁ」
「わたしどんなキャラなの!?」
「さでぃすてぃっくくりーちゃー?」
「・・・・・・へぇ。乾くんはわたしのことを獣や化け物だと思っていたんだ・・・」
「まてまて!その攻撃力は化け物クラスだと言いたかったんだよ!」
「サディスティックは?」
「俺に対してやたら攻撃的だろ」
「え?だって乾くんこのくらいしないと反省しないし。慣れてしまっているせいでもう少し攻撃方法を変えないといけない
かなって思っているくらいだよ?」
「・・・・・・ちなみに、どのような攻撃方法でしょうか」
「スパッと」
「止めて!そこで真っ二つにした盾を見ないで!」
「でも、乾くんそのくらいしないと反省しないし」
「俺か!?俺が悪いのか!?」
「うんっ」
「──────さて、これに上って人里を捜すか」
「あったら良いね。そこに人が住んでいるかは別として」
「さらっと怖いこと言わないでくれないか!?」
「この件についてはわたしさっきも言ったよね?人が住んでいる世界とは限らないって」
「・・・止めてくれマジで。動きたくなくなる」

 

2015年7月25日

要精密検査───だが断る。

───────↓以下、本日の短編(PANIC─乾・弓塚迷子録U─)↓───────

「───現実は非情どぁ」
「行かないの?」
「生きたくないでござる・・・明らかにアウトな場所だろあそこ・・・」
「崩壊して黒煙が上がっているけど集落が見えたんだよね?」
「黒煙って所が問題でしょうが!」
「えー?何かいて何かしているって事でしょ?」
「ぐっ・・・またモンスター同士だったらどうするんだよ」
「戦う」
「話すとか逃げるってコマンドは!?」
「えっ?」
「えっ?」
「・・・乾くんが戦い意外に興味を示すなんて」
「俺どんなキャラ!?」
「・・・わたしの口からはちょっと・・・」
「そこで顔を赤らめるんじゃなくてすっごく嫌そうな顔をするのって心にくるな」
「さっきのお返しをね」
「土下座します。マジでスマンかった」
「良いよ別に。戻ったら報告するだけだから」
「マジでそれだけは勘弁して下せえ!クラスだけに留まらず周辺地域に波及する!」
「えー?」
「うっわ。さっちんの表情が消えた」
「・・・この際だから言うけど、乾くんって結構酷いことをポンポン言ってるよね?」
「特定の人に対して思ったことがつい口から出ちゃうんだ・・・」
「遠野くんは笑って流しているけど、本気で怒っている子も少なからずいるんだよ?」
「・・・ある程度は歯止めをかけているんだが・・・」
「でもわたしと遠野くんに対して結構言いたい放題だよね?それが周りからは結構酷く写っているんだよ」
「・・・うっす。これから気を付ける」
「まあ、わたしに対してはいつも通り物理制裁だけど・・・遠野くんへの問題発言がこれ以上酷くなるようだと・・・
本当にマズイよ?」
「そこまでか」
「クラスのみんなはわたし同様物理制裁だけど、他のクラスや商店街の人達は・・・」
「───あ、何か心当たりあるぞ。特に商店街」
「これからは本当に気を付けてね?」
「・・・おう。って、さっちんどこへ?」
「え?集落」
「マジで行く気か!?」
「え?だって場所が分かっているなら確認だけでもしないと」

 

2015年7月26日

きょうは おしごとを 4じかん がんばりま・・・・・・・あと1じかん がんばる・・・orz

───────↓以下、本日の短編(PANIC─乾・弓塚迷子録U─)↓───────

「こうなることは分かっていたさ!」
「乾くん。今叫んだら気付かれちゃうよ」
「この理不尽な状況に叫ばずにはいられなかった」
「・・・気付かれたらためらいなく乾くんを置いて行くからね?」
「さっちんはあれに対して何とも思わないのか!?」
「戦っているのは両方とも人には見えないね」
「反応それだけか!?人じゃないんだぞ?そういった世界なのか、それとも人外自治区なんだぞ!?」
「両方とも【悪】って鑑定結果が出ているから近付くつもりは───乾くん。気付かれたみたいだからわたしは戻るね」
「なぬ!?」
「「!!」」
「おーう・・・コニチワ!イーオサポビヨリネ!」
「・・・・・・ゲジュジュギィ」
「ギィ」
「ヒミツノソウダン。アヤシネ!コワイカラ俺ァ逃げるぜ!」
「「ゲギィイイイッ!」」
「何かここ最近俺のろくでもない部分が絶好調!」
「「「「ゲギィイイイッ!!」」」
「増えてるし!ああくそ!コイツ等を持ち帰るわけにはいかねぇんだよ!」
「ギギィッ!」
「ゆくぞぉっ!」

「───柳生さんの真似をしてみたものの、何とか勝てたレベルとか・・・まあ、無傷だが」
「防御力と回避力は人の4〜5倍はあるようですね」
「うえっ!?」
「乾くん。一度この世界の町に行って荷物を換金してから戻るんだって」
「あ、ああ・・・マジで脅かさないでくれよ・・・気配も何もなかったぞ」
「こちらの死骸はわたしの方で運びますので」
「スンマセン」
「でも師匠。町って・・・人居ますか?」
「ここは魔物が無秩序に住まう大陸です。別の大陸ならば問題無く人種が住まっています」
「「よかった・・・」」

 

2015年7月27日

今暇人と申したか?

───────↓以下、本日の短編(PANIC─乾・弓塚迷子録U─)↓───────

「───なあ、アンタ等本当にどこから来たんだ・・・」
「お隣・・・でいいんッスよね?」
「確かに隣で間違っては居ないよね。大陸レベルだけど」
「まさかあの暗黒大陸か!?・・・まあ、向こうならこのレベルの魔物はわんさかいる・・・いやいや。それを倒した
ってのかい!?」
「この部分は俺のみ。こっちは・・・彼女だ」
「そしてこちらがわたしです」
「「・・・・・・ぇえー?」」
「・・・・・・」
「あの、師匠・・・わたし、これ見てませんが・・・」
「到着した際に祭壇の後ろから現れたのでとりあえず片付けておきました」
「ハイメタルドラゴン・・・数百年前に居たと言われている天災級・・・幼体・・・か?」
「恐らくはまだ生後数ヶ月という所でしょう」
「ギルドに報告して買い取ってもらおうと思うんだが・・・ああ、勿論この二人の分もだ」
「構いませんが、急いでください」
「わかった!」
「・・・なあ、さっちん。俺らを軽々と上回っているんだが・・・」
「まあ、師匠なら」
「しかし祭壇の後ろにこんな奴が・・・」
「ハイメタルって言うくらいだから凄い硬いんだろうね」
「柄で一突きでした」
「・・・・・・・・・どんな特殊合金?」
「師匠の一突きはピンキリだよ・・・」
「3割で捻りを加えました」
「・・・・・・さっちん。通訳ヨロ」
「ええっと、この剣が鉛筆を折るみたいにポキッといくレベル」
「・・・・・・いや。それおかしいだろ」
「ちなみにですが、まだ生きています」
「「・・・・・・えっ?」」
「4割ならば貫通できますが、3割だと脳震盪が精々です。更に言うとわたしが側に居るために死んだふりをしている
だけです」
「・・・・・・拙いんじゃね?」
「そうだね・・・あれ?」
「我々は走破者ギルドである。ギルド規定第71条によりこのハイメタルドラゴンの死骸を強制徴収する!」
「わたし達は組合員ではないのでお断りいたします」
「・・・何?」
「それに、そもそもそれは死骸ではなく死んだふりをしているだけなので例え組合員であったとしても強制徴収
対象にはなりません」
「は?」
「ああ、欲しいのであればお渡しします。ただし、こちらは襲われない限り一切手は出しませんので」
「ひっ!?動いた!」
「ッ総員構───」
「さて、それでは弓塚さま方の買取だけお願いいたします」
「・・・あの・・・あれは・・・」
「じゃれているだけでしょう。まだ脚を食いちぎっていません」
「・・・・・・何だろう。師匠、こうなること分かっててやっているような」
「勿論分かっていての行動です。換金はまだでしょうか」
「ヒイッ!?お二人あわせて金貨985枚になりますっ!」
「あ、ちゃんと査定はしてくれるんだ」
「・・・なあ、あれ、まったく攻撃効いてないみたいなんだが・・・拙くね?」
「飽きれば騎士団を食べるなりそのまま放るなりするかと」
「放るって・・・」

 

2015年7月28日

今回で迷子録Uは終了です。8月にVが・・・いえ、何も考えていませんが。

───────↓以下、本日の短編(PANIC─乾・弓塚迷子録U─)↓───────

「余程のことが起きない限りこちらが止めないと分かっているから遊んでいるのでしょう」
「うわぁ・・・人がゴミみたいに弾き飛ばされてる・・・」
「なあ・・・俺らこんなにのんびりお茶していても良いのか?」
「では、引き上げますか?」
「えっ?いやいや!あれ止めるんじゃあ・・・」
「止める必要があるのですか?」
「えっ?」
「あれはお腹がすいたら勝手に帰ります」
「あの・・・意味が分からないのですが・・・」
「ハイメタルドラゴンはフルーツか好物で、基本温厚な性格です。巣を荒らされたり子どもを浚われた場合は
かなり暴れ回りますが」
「・・・・・・えっと、あの子、幼体なんですよね・・・」
「はい」
「あれを捜している親がここに来る可能性は・・・」
「100%来ます」
「「ちょ!」」
「あのが生きている限り場所の特定ができるのです」
「町が凄いことになってしまうんじゃあ・・・」
「現状を見る限りではそれはないと断言できます」
「え?」
「勝手に帰ると言うのは親を呼ぶという事で───こういう事です」
「「!?」」
「久しいな。巫女のメイド」
「もう呼ばれたのですか?」
「ああ。我が子ながら興味本位で何にでもかじりつく癖を直して欲しいとつくづく思ったぞ」
「この大陸でハイメタルドラゴンに傷を付けることができる人やモノはありませんので問題は無いかと」
「子どもが不安がるからな!?」
「偶には旅をさせれば良いかと」
「・・・まあ、ビービー泣いているので引き取るが、もう良いかの?」
「はい。ただ、元の姿で人に対して一度警告を」
「───ああ、巫女に対して不敬を働いたのか」
「ええ。絶対的な存在より注意を受けない限りは理解しないかと」
「愚かしいな・・・分かった。して、場所は」
「ギルドへお連れいたします」
「「・・・・・・」」

「凄いことになっていたね」
「あれは・・・人が死んでいないのが凄いな」
「まだ脅し足りませんが仕方ありません。引き上げましょう」
「・・・あのギルド。本当に何をしたんだよ」
「聞いたら暫くここに残りたくなりますが」
「あ、じゃあ結構です」
「わたしもちょっと時間が・・・」
「では、あるべき場所へ」

 

2015年7月29日

急に、どくたぁぺっぱぁが飲みたくなりました。現在23:49 どうしよう・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「ただいま戻りました」
「おかえり。最近弓塚さん達、よく異世界に拉致されるね・・・」
「介入阻止のために色々行ってはいるのですが」
「上位の方で何か起きていてその余波が来ているのかな」
「その可能性が」
「なんだか台風対策をしているような感じが・・・」
「もしくは雨漏り対策でしょうか」
「あ、何かそっちの方がしっくりくる」
「他世界で調査いたしましたが、最近特に転送されてきた者がいたり転移されたと言う事例が増えたと」
「本当にどうなっているんだろう・・・」
「これこそ研究所へ確認してもらう案件では?」
「まあ、そうなんだけど」
「何かありましたか?」
「・・・今、研究所の人達って別の所で何かと闘ってるっぽいんだ」
「・・・・・・は?」
「それとほぼ同じタイミングで秀ちゃんが転送事故で別の世界に跳んでしまっていて・・・」
「これ以上人員を割けないと」
「もしかすると転送事故も転移や転送に関する問題と絡んでいるかも知れないんだけど・・・」
「しかし妙ですね」
「あの子はそういった類を事前察知するから有り得ないんだけど、何か行かなきゃいけないことがあったのかも」
「志貴さま。こちらでも再度対策を」
「僕の方は強制キャンセルで半分以上は破棄しているから問題無いけど」
「・・・やはり問題は周辺の方々ですか」
「まあ、嘆いていても始まらないか」
「はい」
「志貴さん志貴さん!なんか変な飲み物がお中元で」
「・・・琥珀さんは平常通りだね」
「あれも最近跳ばされたばかりですが・・・まあ」
「無傷だったしね」
「断崖絶壁の岩場で数年放置しておきたいのですが」
「流石にそれはちょっと・・・」

 

2015年7月30日

追い詰められているのはみんな一緒!

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「ねえ、志貴」
「アルクェイド。何難しい顔してるんだ?」
「志貴って何人の女性と付き合ってるの?」
「は?」
「わたしが知っている範囲ではわたし入れて5人だと思うんだけど・・・倍くらい?」
「倍って・・・」
「妹は違うみたいだけど」
「・・・・・・まあ、秋葉は違うな」
「シエルでしょ、シオンでしょ、さっちんにブルーに・・・メイド達も?」
「まあ、うん」
「志貴が行ってる病院の人も?」
「お前よく見てるな・・・」
「三人増えた・・・あ、じゃあ妹の友達達も!?」
「達、ではなく一人だけな」
「うわぁ・・・後は?」
「イチゴさんに・・・レンは?」
「ノーカウント」
「ノーカウントか。なら・・・・・・あー橙子さんくらいかな」
「だれ?」
「先生のお姉さん」
「待って!え!?」
「前に偶然出会して魔眼殺しを返せって言われたんだけど、その後色々話をして・・・何度か会ううちに」
「志貴・・・・・・」
「あ、今では二人とも険悪って感じはなくなったぞ?」
「いや。会ったら確実に殺し合う二人だったのよ!?」
「・・・・・・えっ?」
「志貴の異性に対しての誑し具合が恐ろしいわ・・・」
「俺、刺される?」
「え?なんで?」
「・・・何となく」
「わたしの知っている限りではみんな問題無いみたいだけど?」
「・・・・・・ぇえー?」
「まあ、シエルは少し気を付けておいた方が良いわよ」

 

2015年7月31日

8月1日よりちょっと変更があるよ!(更新頻度にあらず)

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「で?」
「へっ?」
「で?志貴が大変だって言われて付いてきたんだけど」
「姉さん。この人数とこれが見えないのか?」
「7人と3人が隠れているわね。で、ナイフがどうしたの?」
「・・・コイツ、反応が薄いんだけど」
「俺らを格好だけの連中だと思っているんだろ」
「んー・・・えいっ」
「・・・・・・は?」
「ナイフ・・・」
「・・・え?え?」
「志貴の匂いもないし、無駄足だったみたいね。こうなりたくなかったら退きなさい」
「そんなはった───」
「まあ、貴方達がこうなりたいんだったら───」
「化け物ーーーっ!」
「悲鳴上げて逃げたわね」
「まったく・・・貴方は何遊んでいるんですか」
「と言いながらも隠れていた三人を梱包しているんだから」
「アルクェイド。貴方は相手の嘘を見抜けないわけじゃないでしょう?」
「微かに魔術師の気配を感じたのよ」
「結果がこれですか」
「余罪が出てきそうね」
「暇つぶしに犯罪を摘発するとは」
「志貴の名前を出した時点で何らかの問題が出そうだからよ」
「万死に値しますね」
「そっちから脅し宜しく」
「はぁ・・・分かりました。わたし達に喧嘩を売ったことを後悔させます」

「はぁ・・・アルクェイドを拉致しようと・・・」
「志貴の反応がないのはショックなんだけど」
「はじめから分かってて、更に先輩が付いてきているのも確認していたんだろ?」
「う゛っ・・・そうだけど」
「万全の状態だったんなら俺が言うことはないよ。ただ・・・」
「何?」
「ため息が出てしまうだけだよ」
「なによそれ」