2016年10月01日

問題の切り分け・・・できてもそれをおっ被せてくる問題をスルーできたらなぁ・・・と思いながらスルーする(ぇ

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「痴女の噂が流れているんだけど───」
「遠野くんの耳に入ってきたという事は・・・いよいよかな」
「えっ?」
「遠野くん。わたし達は1週間くらい前からその噂は聞いていたの。で、みんなで調べていたんだけど」
「全く見つからなかったんだ」
「まさかと思うけど、有彦が先頭に立って?」
「いや、彼は・・・暫く休みだね」
「まあ、乾くんは暫く戦闘不能だよ」
「まあ、ロクでもない事をしでかしたのかな」
「「不慮の事故?」」
「えっ!?しかも二人揃って疑問系!?」
「アレで死んでも本望だと思うよ」
「そうだねぇ・・・緊急搬送レベルだったけど、本人元気だったし」
「何があったんだろう・・・」
「そんな事より痴女の話なんだけど」
「あ、うん」
「どうもおかしいんだ」
「おかしい?」
「女子の間では目撃例まで出ているんだけど、こっちでは噂だけなんだ」
「えっ?」
「男生徒四〜五十名に聞いても遭遇したって噂はないんだ」
「おかしいね」
「だからわたし達は男子班と女子班に別れて回っているんだけど・・・」
「えっと、弓塚さん。高田くん」
「「?」」
「僕、目撃者知っているんだけど」
「え!?」
「噂が流れているんだけど、僕出会した人知っているよって・・・」
「あ、御免。言おうとしていたんだね」
「同じ学年?」
「隣のクラスの子」
「「!?」」
「その子が弓塚さん達と話がしたいって」
「ありがとう遠野くん!」
「・・・でもどうしてこっちに直接言いに来なかったんだろう・・・」
「何か最近近寄りがたい感じがするんだって」
「「・・・えっ?」」

 

2016年10月02日

台風が接近していることを喜ぶなんて・・・分かっているんですか?朝は出勤の可能性が・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「お金がありません・・・」
「シエルさん?」
「遠野くん・・・わたし、暫く遠野くんに会えなくなりそうです」
「えっと、ちょっと聞いてもいいですか?」
「はい。何でしょうか」
「お店で働いているお給料は?」
「えっ?お給料は戴いていませんよ?」
「えっ?」
「えっ?」
「・・・払っていますよ!?」
「そうなんですか!?」
「翡翠ちゃん!」
「はい。契約通り毎月シエルさまの口座に振り込まれております」
「ちょっと待ってください。わたしの口座!?」
「はい。契約の際に用意していただいた口座に毎月振り込ませていただいております」
「───確かに書きましたし忘れていましたが・・・アレは教会側に監視されていまして」
「その対策もしておりますのでご確認ください」
「あ、はい・・・ちょっと記帳してきます」
「───ちなみにどれくらい振り込んでいるの?」
「特別手当込みで振り込んでいるとのことでした」
「琥珀さん?」
「はい」

「ちょ!と!とっ、遠野くん!」
「血相変えてどうしたんですか。無かったとかですか?」
「ちがっ、何なんですかこの凄い額は!」
「毎月四十万円・・・月二十日出勤でしたっけ?とすると一日二万円ですか」
「多すぎますよ!?」
「神々の対処もしているための特別手当付きです」
「普通のお客様対応しかしていませんよ・・・」
「あー・・・慣れって怖いね」
「えっ?」

 

2016年10月03日

台風通過中。予想されている最大瞬間風速が80mとか笑えないんですが?

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「誘拐!?」
「うんっ!隣のクラスの───」
「まさかあの目撃した子?」
「そう!しかも相手はプロだったみたい」
「拙いだろ!すぐに」
「で、さつきがその光景を見て追いかけちゃった」
「───相手オワタ」
「一つ、確認」
「何?」
「弓塚さんは何か持っていた?」
「え?アタッシュケースみたいな鞄を持っていたけど」
「相手完全にオワタ」
「でも相手の車、軍用車両だったんだけど」
「エマーーーージェンシーーーー!!」
「どした!?」
「弓塚さんが私設軍隊に喧嘩を売るかも知れない!」
「あー・・・マジか。親衛隊と諜報部はすぐに弓塚さんの居場所を突き止めてくれ。あと乾を自宅から引っ張り出してくれ。最悪出番があるかも知れない」
「出番・・・弓塚さんの救出?」
「いや、バーサクモードに入った弓塚さんのサンドバッグ」
「あー・・・あ!?」
「ほら!行った行った!」
「了解!」
「さて、今回は何が絡んでこうなったんだ・・・」
「お前ら放課後なのに何集まって」
「先生。隣のクラスの子が軍用車に攫われたらしいですよ。しかもそれを弓塚さんが追っているとか」
「弓塚がとうとう一線を越えるのか・・・」
「どんな解釈をしたらそういきつくんッスか!?」
「いやだってお前・・・義憤して一騎駆けをしているんだろ?今。ナウ。万の軍勢を相手にした方がマシレベルだろ」
「それなんて趙雲」
「とりあえず、場所が分かったら警察に連絡しておけよ?色々処理してくれないと拙いからな」
「了解しました」

 

2016年10月04日

そこまで慌てるレベルじゃなかった気がします。

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「───パトカーをおりるとそこは戦場だった」
「乾。無事か!?」
「いやぁ・・・全力で動くと3分保たないな」
「インスタント感満載だな」
「で、状況は」
「隣のクラスの子は確保済み。工場内には弓塚と敵軍のみだな」
「敵軍て」
「いや、マジで傭兵部隊」
「マジか・・・しかしよくもまあこんな近場まで」
「それ以上に奴等の所持している銃火器がな・・・」
「あ、それ以上は言わないでくれ。無茶苦茶帰りたくなる」
「既に俺にとっ捕まっている奴がよく言う」
「さっちんは一人無双中なのか?」
「ああ。何か警官隊の話だと弾丸を手元の鉄パイプで撃ち返したとか」
「イヤイヤ・・・相手はセミオートで撃つだろ普通」
「しかしもう既に十三名ほど搬送されているんだ。残りは恐らく同数名だと言われている」
「さっちん無双は相変わらずだな」
「てな訳で頼む」
「何を?」
「中入って中継してこい」
「死ねと!?」
「いやいや。避けられるだろ?」
「相手自爆覚悟だったらどうするんだ!」
「・・・・・・俺ら相手に?何の得もないだろ」
「分からないぞ。相手の正体も分からな───」
ドンッ!
「!?」
「警官隊が浮き足立ったな」
「あのくらいの音でビビるなって・・・」
「いや驚くだろ!?」
「建物の奥だったな・・・ちょっと行ってくる」
「おいカメラカメラ!」
「マジで撮影に行かす気なんだな・・・」

 

2016年10月05日

胃が痛い。

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「女子校生にボコボコにされてどんな気持ち?」
「ぐ・・・っ」
「ねえ今どんな気持ち?」
「乾くん。何してるの?」
「家で安静にしていたのに拉致された挙げ句中継しろと言われてカッとなってやった。後悔は微妙」
「まだ貧血気味なの?」
「弓塚。バケツ一杯血を出したら流石に拙いだろ」
「乾くんだし」
「俺だから生きていたとも言う」
「分かっているなら手伝ってよ」
「いや、マジ今激しい運動無理」
「・・・チッ」
「舌打ちした!?ねえ、今舌打ちしませんでしたか!?」
「この音じゃない?」
「・・・あぁ、砂利を踏みしめた音かぁ・・・後で調べる」
「と、乾くんと下らない話をしていたら周りを囲まれたんだけど」
「周りを囲まれたと言うには少し人数少なくね?」
「七名だね。十分囲まれてるよ?」
「しかもマッシーンガーン持ってますが?」
「どうしよっか」
「何か冷静なんだけど、策は?」
「え?わたしは避けるだけだよ?」
「・・・俺だけピンチ!?」
「乾くんとそのおじさんがピンチだね」
「オッサンバリアは片面のみ・・・となれば!いけ!人間大砲!」
「乾くん・・・・・・」
「ナイス大惨事!」

 

2016年10月06日

ちょっと、気を失っていました。

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「は〜に・・・スマン。遠野、ちょっと席外す」
「アレ?有彦何かあった?」
「───何か遠野くんを見ると色々暴発するらしいよ?」
「まあ、有彦だし。何が暴発するか分からないけど、ロクな人間じゃないから」
「うわぁ・・・乾くんが聞いたら首吊りそうだね」
「そんな事よりも何か凄い騒ぎがあったって聞いたんだけど」
「えっ?」
「誘拐事件からテロに発展したナニカがデンジャーだったって・・・凄くふわっとした説明を受けたんだけど」
「そんな説明だったらわたしでも分からないよ・・・」
「ですよねー」
「えっと、遠野くんを狙った犯行じゃなくて、純粋にわたし達を狙った犯行だったよ」
「そっちの方が問題だよ!?」
「えっ?どうして?」
「だって、弓塚さん達が狙われるって事は・・・あれ?」
「?」
「みんな。無事だよね?」
「無事だよ」
「むしろ壊滅させたんだよね?」
「うんっ!乾くんに色々邪魔されたけど、隣のクラスの子を奪還して殲滅余裕だったよ!」
「弓塚さん、凄いねぇ・・・」
「何か遠野くんの眼が遠いよ・・・」
「で、どうだったの?」
「背後関係は今調査中だって」
「警察が?」
「みんなが」
「・・・なんだろう。ここって諜報機関じゃないよね・・・」
「自然発生した軍隊?」
「それはそれでとんでもないよ!?」
「大丈夫!みんな強いから!」
「大丈夫じゃないよ・・・」
「みんな機動隊員さんより強いんだよ?」
「・・・・・・えっ?」
「何か乾くんをぶちのめしているうちに強くなったよ・・・って」
「うわぁ・・・」

 

2016年10月07日

久しぶりに運転中にクラッと・・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「大変大変大変だぁぁぁっ!」
「「どしたの?」」
「乾が、倒れた」
「え?また?」
「鼻血で周辺が血の海だよ!」
「色々抑えが効かなかったんだね・・・いつもの事だよ」
「よく分からないけど、いつもの事だよ」
「二人の意見がピッタリだよ・・・」
「で、乾くんは?」
「保健室で寝てるよ」
「だったら問題無いよ。自力で保健室に行ったんでしょ?」
「まあ、そうなんだけど」
「セーブ完了したって事だと思うから」
「セーブって・・・」
「授業一つサボったら戻ってくるよ」
「お昼はみんなでって伝言してもらっても良いかな?」
「寝てるんだが?」
「保健室の前で小声で言ってもらっても構わないから」
「えー?」
「まあ、やってみたら分かるよ」
「遠野がそう言うんだったら・・・」
「・・・・・・」
「弓塚さん。無表情にならないで」
「あ、ごめんね」

「遠野と食事ならば!俺は黄泉路からでも帰って参ります!」
「いや、そこは戻っちゃ駄目でしょ」
「ちょっ!?瀕死の状態から復活したんだが!?」
「自業自得の状態から復帰されても・・・」
「・・・言い返せねぇ・・・」

 

2016年10月08日

何番煎じか分かりませんが、異世界移動モノをのんびり書いてます。え?PANIC書けと?・・・後で。

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「───御免。やらかした」
「あの、上位世界や平行世界の神様方の要請で異世界へ志貴さまが何度か渡られていたことは把握しておりますが、やらかしたとは」
「えっと・・・異世界の日本で、昭和の世界だったんだけど・・・そこで神威開放しちゃって・・・」
「まさか、世界を一つ壊して・・・」
「そんな事してないからね!?人一人たりとも神威で死んでないからね!?」
「では、やらかしたとは・・・」
「えっと、依頼は順調だったんだけど、最後の最後で転生者が現れてこちらがしてきたことを全部かっさらってなおかつハーレムを築こうとしたり、神様を斃そうとするからちょっと・・・」
「また転生者ですか・・・」
「ここではかなり収まっているけど、他の所では結構酷いみたい。で、カッとなって神威開放しちゃって・・・あの世界に居た神様全員一気に活性化しちゃって」
「えっ?」
「廃れて力を失っていた神様含めてほぼ全員回復しちゃって」
「まさか・・・」
「神罰執行等々あちらこちらで行われちゃって」
「・・・・・・」
「あの、翡翠ちゃん?一応管理者さんからは「邪魔が入ったからどうなるかと思ったけど、最終的にはグッジョブ!」って言われたんだよ?」
「・・・いえ、あの・・・お体の方は」
「え?供給は終わっているから今は万全だよ?」
「その前は」
「ちょっと怠いくらいかな」
「・・・・・・志貴さま。少し研究所に」
「今研究所から来たんだよ」
「と言いますと」
「終わった直後に秀ちゃんのお兄さんに思いっきり捕まって・・・検査受けてた」
「!?」
「神格が上がっているから気を付けるよう二って注意されちゃったよ」
「・・・測定できたこともさることながら、志貴さまを簡単に捕まえるとは・・・」
「あ」
「どうかなさいましたか?」
「そう言えば翡翠ちゃんも測定に来るようにって」
「はい?」
「メイド神として異界の神が申請を出しているとか」
「申請でs・・・!?」

 

2016年10月09日

PCをどうにか復活させて・・・やっぱりUSBメモリは怖いですね。データの2割は壊れていましたorz

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「周辺の勢力状況を確認しましたが・・・一言で言うと面倒な状況です」
「面倒って・・・いつもの事でしょ?」
「それはそうなのですが、まず教会及び教会はいつもの事ですが、組織及び国の機関、そして国際機関、地下組織が周辺に展開しておりました」
「地下組織って、本当に何度壊滅しても出てくるね」
「ただ、今回の地下組織は志貴さまに手を出さないように動いているようです」
「は?」
「そういった所、と把握していただくだけで」
「あ、うん・・・」
「これらが大きな所で、あとは財団関係や一部の個人の部隊が十数カ所です」
「───これらの内、僕達の味方は?」
「団体全てが敵というわけでもありませんので、ハッキリとは・・・ただ、三分の二は味方と考えても」
「そんなに!?」
「常連もおりますので」
「まあ、協会と教会は色々情報提供してくれるし、内部の動きをそのままリークしてくれるから照合が楽だしね」
「ただ問題は・・・」
「国家間だよねぇ・・・」
「かなり大事になっているようです」
「大天使降臨以降態度が豹変した国が多かったしねぇ・・・」
「一部の国は官僚がこぞって移住しようとして内部で混乱が起きていましたね」
「最後の砦やら最後のエデンと言われているからねぇ・・・」
「攻撃色を鮮明にした国もありました」
「まあ、向こうは元々掻っ攫いたかったみたいだし」
「友好的に脅している国にはそれなりの対応をしておりますが」
「・・・友好的に脅すって・・・」
「神すら核の力でどうとでもなると。更にはあんなまやかしに踊らされる国は程度が知れていると」
「そんな事言ったら大天使の皆さんハッチャケるのに・・・」
「・・・志貴さま。アルクェイドさまから話を聞いては」
「えっ?」
「星が介入してきていると・・・」
「は!?」

 

2016年10月10日

胃が、いたひ。

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「・・・ただいまぁ・・・」
「志貴さま?かなりお疲れのようですが」
「本国の店舗の事でちょっとね」
「本国の店舗・・・ですか?」
「ちょーーーーっと待ってください!?志貴さん!?今、本国の店舗と仰いませんでしたか!?」
「え?あ、うん。言ったよ」
「5号店という事ですか?そうなんですね!?」
「まあ、そう言うことになるのかな」
「作らないって言ったじゃないですか!」
「その予定だったんだけどねぇ・・・」
「何かあったのですか?」
「本国に作っていないのは拙いというのと、神様降臨でそろそろ大変な事になるから・・・」
「あぁ・・・最近一号店は神様と人の割合が8:2ですからねぇ・・・」
「だからといって二号店にまわすわけにもいかないし、それくらいだったら本国の方に作った方が隔離できるし」
「隔離扱いですか・・・」
「色々な人に頼まれてるし」
「大変ですねぇ・・・」
「お店もすぐに用意できるし、店員も確保済みだから」
「早くないですか!?しかもある程度の神威に耐えられなければなりませんよ?」
「巫条さんと浅上さんだから大丈夫」
「何かデッドリーな二人組じゃないですか!?」
「あと女性武将を中心とした何名かがメインで運営する予定だから」
「それでしたらある程度の仙人や神様の対応が・・・」
「しかし志貴さま。その場合一般客は」
「本国の店舗は基本一般のお客様は入れないようにするつもりだから」
「「えっ?」」
「神殿内に店舗を作るから」
「それって・・・大丈夫・・・デスヨね。神殿自体管轄内ですし」
「・・・・・・」
「翡翠ちゃん?」
「いえ、もし暴走された場合、止める人材が居ないのは拙いのではないかと」
「えっ?二人とも止められるよ?」
「えっ?」
「情報にありませんよ?」
「だって1号店で4時間平然とお仕事してたよ?」
「「いつの間に!?」」

 

2016年10月11日

何だかむしょうに「プライド〜嘆きの旅」が聞きたくなりましたよ?

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「お断りします」
「あ?そんな事言っちゃう?」
「俺の親父、遠野グループの重役だよ?」
「で?」
「お前の親の会社も多かれ少なかれ関係してるんじゃないの?」
「親は関係ないかなぁ・・・」
「お?弓塚。ナンパされてんのか?」
「ああ、乾くん。この人のお父さんが遠野グループの人なんだって」
「へぇ・・・遠野に電話して確認してみようか?おたく、どちら様?」
「なんだよお前・・・」
「あ、ども。乾ッスけど・・・はい?・・・はぁ、了解です」
「琥珀さん?」
「ああ。何か把握していた。黒服こっちに回しているから少し待っててと」
「黒塗りのワゴンが来たね・・・」
「何か5人くらい乗ってるな・・・」
「なんだよお前ら・・・触るんじゃねえよ!」
「身元の確認はできておりますので、こちらで対応しておきます。弓塚さま。乾さまには大変ご迷惑を・・・」
「や、俺は今来たところなんで」
「黒服さん。今の人、本当はどちら様?」
「遠野系列の子会社の人間です」
「子会社の社長の子どもとかか・・・」
「それも踏まえて対処しておきます」
「よろしくお願いします」
「はっ!余罪もありそうなので全力で絞り上げます!失礼いたします!」
「・・・さっちん。マジでどうやって締めたら黒服連中があんなにガチガチになるんだ?」
「・・・さぁ?」
「いや、全員粗相がないよう必死だったぞ?」
「ちょっとおっかけっこしたりしただけなんだけどなぁ・・・」
「・・・・・・あー・・・何となく分かった」

 

2016年10月12日

頭痛でダウン。そして起きたらPCがダウン・・・

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「・・・遠野、ヘルプ」
「は?・・・え?まさか有彦、か?」
「ざっつらいと。何故かは知らんが、女性化してしまった・・・」
「顔の輪郭というか・・・骨格からして女性だな」
「胸もけっこうあるし・・・と言うよりも今辛い状態だ」
「・・・確かに、結構あるなぁ・・・」
「自分で揉んでも虚しい・・・つーかマジでブラ付けるとか無理・・・しかし背に腹は代えられないという・・・買うことすら怖いけどな」
「お前のことだから既に買ったのかと思っていたが・・・」
「恥ずかしすぎるぞ」
「いや、今女性だろうが」
「買っている最中に元に戻ったら悪夢だろうが」
「ただの変態だな」
「事件だろ」
「解剖レベルで」
「頼む、しばらくの間匿ってくれ」
「いや、秋葉に殺されるぞ」
「何故!?」
「お前、鏡見ろ。美人さんで胸もある。秋葉からすれば殺戮対象───どうした?」
「・・・いや、何か、お前に美人と言われて何か動揺した」
「おい?」
「〜〜〜〜〜っ!!」
「まあ、お前の感情は置いといて。原因に心当たりは?」
「置いとくなよ───あるにはある」
「あるんかい」
「ズバリお前の弁当だ」
「は?」
「昨日の昼前にお前の弁当を食べた。それ以外心当たりはない!」
「・・・なーんか、琥珀さんが執拗に聞いていたのはこれか」
「なんだ?」
「まあ、今日一日だけだと思うぞ?」
「何故分かる!?」
「でなければ気持ち悪い」
「気持ち悪いって・・・」

 

2016年10月13日

ちょっと怒っても良いと思うんだ。私は。

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「うちの子は絶対にわたさん!」
「既に俺の手の中だ!」
「ま、まさか・・・シオン・・・君は・・・」
「志貴とは深い仲ですが、何か?」
「カハッ・・・し、しかし彼は真祖の姫や代行者とも」
「敵である貴方に心配されるいわれはありません」
「・・・それも、そうなのだが・・・いや、しかし」
「あ、志貴ー!」
「修羅場か!?」
「あれ?シオンも一緒だったんだ」
「はい。志貴一人だと心配なので」
「ホントホント。気が付くと一人でフラフラどこか行っちゃうし」
「目が離せません」
「シオンが居てくれて助かるわ」
「・・・いや、真祖の姫もそれで良いのか?」
「あ、ワラキア居たんだ。じゃ、倒さなきゃ」
「待ちたまえ!それで良いのかね!?少年とシオンが深い仲と!」
「え?別に問題無いけど?」
「えっ?」
「志貴のお目付役は必要よ。とりあえず4人くらい居たら志貴の行動を包囲できるだろうし」
「四人かぁ・・・」
「逃げる気ですね?」
「いやぁ・・・包囲網は朱鷺恵さん、アルクェイド、シエル先輩、シオン、琥珀さんに翡翠・・・六名と思ってた」
「「あ」」
「地雷原に自ら!?」
「まあ、そうね。妹入れないの?」
「え?いやだけど」
「・・・秋葉には黙秘しておきます」
「あ、ごめん」
「・・・何なのだこれは・・・」

 

2016年10月14日

動かないことが良い事もあるんですが・・・本当に・・・

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「超絶ストーカー」
「いきなり何を言い出すかと思えば・・・さっちんのことか?」
「有彦・・・いきなりなんて事を・・・クラスの半数を敵に回すような発言はやめておいた方が良いぞ」
「いやいや。みんな認めてくr・・・OKみんな。一斉に目を逸らすのは読めようか。その時点で色々認めているようなモノなんだから」
「?」
「しかし何故そんな物騒な台詞を」
「これを見てくれ」
「ノート?・・・分単位でお前の行動が書かれているな」
「今朝、俺の机の側に落ちていた」
「えっ?」
「そのノートの日付」
「・・・数週間前からだな」
「ほぼ全て俺の行動を観察されているようだ」
「まあ、しかし校内に限定されているだけまだマシ」
「ノートの表紙を見ろ」
「・・・校内用」
「と言うことは校外もあるって考えるのが自然だろ?」
「・・・ああ」
「これ、どうしよう」
「捨てたり燃やしたりするのは・・・なんか拙そうだな」
「後が怖いよ」
「しかしこれは・・・」
「トイレの回数から歩き方から・・・それらを見て俺の体調を心配したりしている」
「怖っ・・・」
「怖いかどうかは兎も角、弓塚さんではないことは確かだよ」
「は?」
「筆跡が違う。このページとこのページは別人が書いているけど、それも弓塚さんの筆跡ではないよ」
「お前、何故弓塚の筆跡を知っている?」
「は?少なくとも全員の癖と筆跡は知っているけど?」
『!?』

 

2016年10月15日

仕事が増えすぎて怖い。いや、やる気が尋常じゃないくらいに下がっているせいで遅くなっているんですが。

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「オイオイ・・・遠野どうした。顔色悪いぞ」
「いや、ちょっと知り合いととある場所に行って・・・色々あったんだ」
「週末、どこか行ったのか。羨ましいな」
「・・・それなりに死にそうな思いしてきたよ」
「え?死にそう!?」
「ああ。外傷はないけど、ダメージは残っているよ」
「オイオイ・・・穏やかじゃねぇな」
「今度機会があったら一緒に行かないか?」
「いや、何か俺の中のナニカが「行くな」と叫んでいるから遠慮しておく」
「そっか・・・」

「で?志貴が週末居なかったのは?」
「別の世界に跳ばされてたんだよ・・・そこで化け物と戦った」
「別の世界?」
「魑魅魍魎が闊歩する恐ろしいところだったよ。まだ江戸時代っぽかったな」
「・・・ぇえー?」
「餓鬼を大きくしたような化け物とかもいたな・・・流石に人を襲っていたから始末したけど」
「志貴。目が七夜モードになってる」
「っと、いけない・・・しかし助けが来なかったら色々アウトだったよ・・・」
「異世界に跳ばされて帰って来られたという事自体ビックリよ」
「俺もそう思う。何か別の世界の俺に助けられてここに送り届けてもらったよ」
「え?その世界の志貴?」
「いや、彼女は別の世界の俺らしい」
「女性版志貴!?」
「何かポヤヤンとした感じの子だったなぁ・・・魔術みたいな物を使っていたけど」
「えっ?」

 

2016年10月16日

戦 闘 開 始

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「どうした遠野。やけに遅かったな」
「・・・まあ、うん」
「マジで大丈夫か?体調でも悪いのか?」
「いや、そう言うわけではないんだけど・・・」
「どうしたんだよ」
「・・・朝起きたら、誰も居なかったんだよ」
「は?」
「それどころか廃墟の中で目が覚めた」
「お前・・・何処で寝てたんだよ」
「丘の上の遠野の屋敷」
「・・・・・・あの屋敷は3年前に全焼しただろうが」
「にもかかわらず俺はその屋敷の二階で寝ていたんだよ・・・」
「おまっ・・・向こうは立ち入り禁止だし、入れないように封がされているんだぞ!?」
「だよな・・・何故か普通に出られたから嫌な予感しかしないんだよ・・・」
「一応防犯カメラはあるって聞いているから確認してもらえば良いだろ」
「俺が普通に何かしていたり、寝ているんだろうな。しかし、藪を突きたくはない」
「まあ、それもそうだな・・・」
「遠野。先生が職員室に来るようにって」
「は?」
「何か慌てていたぞ?」
「・・・・・・」
「リアルタイムこの件じゃね?」
「だよね・・・」
「まあ、俺からは行ってらっしゃーいとしか」
「くっ・・・」

 

2016年10月17日

ffftp再度設定し直しorz

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「いやぁ・・・なんかこわい人達に囲まれて連れて行かれそうになりました」
「ちょっ!?遠野くん!?」
「身分証見せても無反応でそのまま連れて行こうと動いたから思わず護衛呼んじゃって蹴散らしたんだけど」
「蹴散らしてもらった。ではなく蹴散らしたんだ・・・」
「うん。でもおかしいんだよね・・・あの人達全員捕まえて警察に引き渡して・・・外事の人達だって」
「・・・遠野。それ大問題だろ」
「まあ、正式に抗議と制裁をって話になっているらしいから国対国のお話しらしいよ?」
「動かした黒幕は?」
「さあ?」
「えっ?」
「もしかして、調べていないのか?」
「調べる必要あるの?」
「「うわぁ・・・」」
「最近貸しばっかり作っているからここら辺で一斉にそれを返してもらうってみんな言ってたなぁ・・・」
「みんなって・・・」
「弓塚さんも知っている常連さん含めた全員」
「・・・ちょっと保健室行ってくるね」
「弓塚!?お前、一気に顔色が真っ青になったぞ!?」
「大変な事になってるよ・・・切り捨てなんて目じゃないくらい大変な事に・・・」
「弓塚!落ち着け!気を確かに!」
「そうだよ。弓塚さん。国全体が凄いことになるわけじゃないんだから」
「・・・・・・あの人達が全力で動いたら凄いことになるんだよ!?」
「いやぁ・・・全力では動かないと思うよ?」
「遠野くん。それは見誤ってるよ・・・」
「えっ?」
「お店であの人達、悪巧みしていたし」
「えっ!?」

 

2016年10月18日

えらく攻撃的ですね・・・何かいやなことでも?

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「とうとう一号店のお客様の比率が9:1になったと思ったら一気に4:6に」
「うん。本国店オープンしたから」
「いつの間に!?」
「え?15日に」
「・・・そんなに早く用意できる物なんですか?」
「神様達がね・・・」
「あ、何かよく分かりました」
「向こうは大盛況だよ。人手が足りないレベルで・・・」
「えっと、そんなにですか?」
「うん。だって席数が400席あるし」
「!?」
「スペースの関係は無視してね。半分は異空間だし」
「待ってください!それってかなり・・・」
「だから神様達が・・・」
「───あ、はい」
「区分けできるようになっているし、臨時で二名投入しているから大丈夫だと思うけど・・・」
「もしかしてほぼ満席とか?」
「夜は予約が取れないよ。一ヶ月先まで埋まっているから」
「大丈夫じゃなかった!?」
「どうしたものかねぇ・・・」
「志貴さん。人員手配は」
「今、更に四名送り込む用意しているから」
「そんなに居ました?」
「式神を強化しているからもう少し掛かるよ」
「・・・・・・志貴さん。またとんでもない事を黙って・・・」
「ミニではなく等身大だから」
「それがとんでもない事だと・・・」

 

2016年10月19日

夢は夢のままなのが良い・・・のかも知れませんね。

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「志貴さん・・・本国店はパラダイスなんてレベルじゃないんですけど・・・」
「何かあったの?」
「何なんですかアレは!志貴さんパラダイスじゃないですか!」
「言っている意味が分からないんだけど」
「ドッペルゲンガーに式神に・・・志貴さんの姿をした人達がたーーーーくさん居るんですよ!?」
「まあ、確かに僕っぽいのが沢山居るけど」
「志貴さん信者が行ったらショック死してしまいますよ」
「先生とか?」
「そうですね・・・一度発作を起こしたあとは・・・暴走するでしょうねぇ・・・」
「まあ、暴走されても取り押さえる位の力はあるし」
「えっ?」
「みんなもの凄く強いから」
「えっと、いくら強くても・・・」
「あの子達、容赦しないよ?」
「まさか」
「神様であろうが誰だろうが、ルール違反した者にはペナルティーを用意しているので」
「・・・あの、例えば?」
「スペシャルドリンクを一気飲みするとか、最悪は入店禁止ですね」
「・・・スペシャルドリンクって・・・」
「激辛・激マズ・激甘・激苦・激渋・翡翠ちゃん特製・3層スペシャルの中からランダムで」
「ひいぃぃっ!?」
「昨日早速問題行動をした幼女神が激苦ドリンクを飲んでのたうち回っていたらしいよ」
「・・・マジで容赦無しです・・・」
「最後の二つ以外は有彦で実験済みだから大丈夫。神様でも大ダメージだよ!」
「お笑い担当が致命傷を受ける代物は既に兵器です!」
「えー?」
「その神様と喧嘩をする気ですか!?」
「え?普通にご免なさいって謝ってくれたらしいよ?」
「えっ?」

 

2016年10月20日

駄目だこの人。理解していない・・・orz

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「幼女神にお姉様扱いされている式神って、何だろう」
「ぶふぉぉ!?」
「うわ、危ないなぁ・・・」
「えふっ、けふっ・・・何が起きたんですか!?」
「よく分からないけど、幼女神にそう言われて纏わり付かれて困ってますって」
「激苦ドリンクを飲ませた幼女神ですよね」
「らしいです。ただ、後であめ玉をあげたらしいですけど」
「それです!」
「いや、いくら何でもそこまでチョロいのは・・・」
「でもそれ以外考えられないですよ?」
「ですよねぇ・・・で、更に問題があって」
「え?もうお腹いっぱいですよ?」
「何でもお店にその幼女神の親が来るらしいんです」
「・・・・・・えっ?」
「親にもこのお店の素晴らしさを教えたいそうです」
「・・・男神ですか?」
「女性の神様らしいですよ」
「・・・余計に拙いのでは・・・」
「やっぱりそう思いますよねぇ・・・」
「何かあったのですか?」
「いやぁ・・・常連の神様が「向こうの女神はちょっと厄介だ」と」
「入店禁止で」
「それはないですよ。実際にあってからじゃないと」
「志貴さんも大概ですねぇ・・・」
「心配だからと上位世界の神様が見張ってくれるらしいですし」
「それを理由に居座りたいだけですよね!?」
「最近はマッサージチェア付きの個室に入り浸っている駄目神様ですからねぇ・・・」
「とうとう個室まで・・・個室!?」
「オープンして二日足らずで増築してます」
「異空間って恐ろしいですね・・・」

 

2016年10月21日

お仕事、何か締め切りぶっちぎっているんですが・・・マジで無視していませんか?

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「───うん。うちの子達がスミマセン」
「志貴さん。どうしたんですか!?」
「いやぁ・・・うん。女王様チックな女神様が全力で謝ってきたり、駄目神様が洒落にならない破壊神だったり、僕が取扱注意の存在だったり・・・もう散々だよ」
「志貴さんが取扱注意なのは前からですけど、他がなにやら怖いのですが」
「僕そんな扱いなの!?」
「なんやかんやで傷付きやすいですし。神様方から「凹んだら暫くソッとしておいた方が良いのか」と相談を受けたりしますよ」
「そっちの取り扱いなの!?」
「貴重品的な取扱注意であって、危険物的な取扱注意ではないですよ〜」
「そうなんだ・・・」
「変なところでネガティブスイッチ入りますからねぇ・・・で?」
「はい?」
「女神様の全力土下座って」
「あー・・・お店を我が物に仕様と乗り込んできたら常連に幾つかの世界を破壊し尽くした破壊神が居て、なおかつ洒落にならないくらいのプレッシャーを発せられて・・・」
「ビビりまくったと」
「式神達に横からはっ倒されてたみたいですが」
「・・・志貴さんの式神さんも大概ですね」
「あの破壊神、三層スペシャルはギリギリ飲めるらしいんですけど、翡翠ちゃん特製は涙目で全力拒否しますし」
「───あれ?志貴さん志貴さん」
「はい?」
「その光景、見た事ある気が・・・」
「僕が試験的に翡翠ちゃん特製ドリンクを一号店で作った際に飲ませた神様のことですよ」
「え!?あの無邪気で可愛い青年ですか!?」
「僕の中では琥珀さん・有彦枠ですが」
「・・・一体それはどんな枠なんでしょうか・・・いえ、聞きません。聞きませんよ?」
「あと、その女神様から下僕にしてくださいと言われたけどどうしたら良いかって・・・」
「志貴さんの式神はどんだけ規格外に・・・」
「翡翠ちゃんよりは弱いよ?」
「その基準がまずおかしいと思ってくださいませんか!?」

 

2016年10月22日

ブラスト!?バースト!?と、お題を撃ち込んでいる時に混乱してしまうくらい久しぶりです(泥酔中)。

───────↓以下、本日の短編(BURST!)↓───────

「───ああ、これだ。この誰も居ない一人の時間が欲しかった・・・」
思わずそう呟いたのは色々疲れているからだろう。
しかし、ここは確実に分からないだろう。
基本日本の南側へは下りない俺としては異例のことだ。
原生林が川の両側に迫るように生い茂り、その川に沿って車一台がようやく通れるような道がある。
人気は無く、申し訳程度に整備されたほぼ自然の状態がそこにある。
まあ、暑さと湿度は辛いがここはここで・・・さて、川を渡って山の中へと───
「ん?兄さん。何やってる?」
「!?」
突然声をかけられて咄嗟に身構えてしまった。
道沿いから声をかけた人物は70代と思しき老人だった。
農作業の帰りなのか麦わら帽子を被り、農具と収穫した野菜を片手にこちらへと声をかけたのだろうが・・・
いや、全く気配を感じなかったというよりも、気配が自然に同化しすぎて気付かなかったというのは正解か。
「少し旅をしていまして。山籠もりというわけではありませんが、少し鍛錬をしようと」
そう言いながら俺は僅かに目を細める。
自然すぎる。
「兄さん。気配を探る時はもう少し自然にした方が良いぞ」
「!?」
「まあ、こっちも知り合いの嬢ちゃんに似ていたから声をかけたんだが」
「・・・俺と似た?」
「ああ。気配が似ているんだが・・・嬢ちゃんは遠野志貴って言うんだが」
あの人こんな所まで来ているのか・・・
「呼んだ?アレ?」
「!?」
「お嬢。野菜採りに来たのか?」
「野菜はお腹いっぱいですよ。ちょっと別件で近くに来たので」
「何故」
「そっちの翡翠ちゃんから緊急連絡があってね。迎えに来たんだよ」
「・・・面倒事は勘弁なんだが」
「更に面倒なことになるどころか、世界規模での問題事だから」
「おいおい・・・何だか無茶苦茶な話をしてんなぁ」
「志貴。知り合いとは言え一般人に───」
「天然の仙人だよ?このお爺さん」
「!?」

 

2016年10月23日

ちょ!おまっ・・・

───────↓以下、本日の短編(BURST!)↓───────

「───ふむ。嬢ちゃんは別の世界のこの兄さんだと。しかし転生者、転移者ねぇ・・・」
爺さんは川縁に腰掛けて険しい顔をしている。
俺も同じくらい険しい顔をしているんだろうな。
普通なら有り得ないと言い切る事案だが、情報を持って来た相手が相手だ。
「で、お嬢。その転生者ってのは強いのかい?」
「ケースバイケースですね。戦闘特化なのに馬鹿な事して捕まった人もいましたし、ちょっと頭の中がお花畑の人が厄介な能力を持っていたためにあと一歩で大惨事なるようなケースもありました」
「「・・・・・・」」
爺さんも俺も顔を引きつらせている。
「こちらで把握している限り、四名です。日本に三名、外国に一名です」
「まさかこの付近にも?」
「はい。一名は彼のメイドに取り押さえられましたが」
───早いな。というよりもソイツが出てきた場所が悪かったのか?
「外国の方は拙いんじゃないか?」
「いえ、向こうは・・・・・・出てすぐに滅ぼされました」
「「は?」」
「南米の某所に転送された相手は数分でオルトに捕食されました」
「それって大丈夫なのか?」
「送り込んだ異世界の神様は既に捕縛されていますから大丈夫です」
「ならいい」
「───捕食という言葉を聞き流してはいないだろうな?」
「下手に国と関係して大惨事になるよりは本人のみの被害なので」
「拙い組織と手を組まれたら都市一つを壊滅させるような事を平気でしたり下手をすると戦争って事も考えられるな」
「・・・そう言うところは似ているんだな」
「僕は彼等と何度も戦っているので」
「俺はこの世界でそういった事をしかねない連中と戦っていますので」
「・・・世の中物騒だな。半世紀以上経つというのに・・・」
「下手をすると世界大戦にもなりかねないので、早く発見・駆除、もしくは捕獲しなければいけないんです」
「───俺の平穏が仕事をしてくれないんだが」
「平穏って、僕達の辞書にはないよ?」
「マジか・・・」

 

2016年10月24日

うわ、データまた・・・

───────↓以下、本日の短編(BURST!)↓───────

「そこの三人。『動くな』」
「しかしよく見れば似ているというレベルじゃな・・・兄妹と言われて、一呼吸置いた後に納得されるくらいに」
「爺さん。えらく具体的だな」
「まあ、同一人物と言っても性別や環境・・・色々違いますから」
「自分で地雷を踏み抜いて傷付くのやめないか?」
「言霊が効かない!?くそっ!あのボケ爺、似非チート寄越しやがって!」
「───なあ、アレどう思う?」
「体はどう?」
「少し動きづらい程度だな」
「儂は全然問題無いぞ?」
「・・・それはそれで凄いですね」
「お前はどうなんだ?」
「え?むしろ解析完了してそっくりそのまま返しているけど?」
「・・・ヤツは動けない状態なのか?」
「うん」
「まさか、だからヤツは動きを止めているのか?」
「多分」
「・・・自然にとんでもない事をしでかすな。お嬢は・・・」
「いやぁ・・・ナチュラルにスルーしたり、受けても平然としている人達に言われたくないですよ?」
「その程度だったという事は?」
「神様から渡された力ですよ?相応の力ですよ」
「これがか?」
「・・・お嬢。コイツも大概トンデモナイ奴なんだな」
「はい。無自覚と言うよりもお付きのメイドさんがそれ以上にトンデモナイせいで平均値がイカレてしまっているんです」
「そう言うことか・・・」
「ふん縛って喋れないようにして・・・あとはどうするんだ?」
「や、もう十分ですよ?」
「そうか。了解した」

 

2016年10月25日

───で、こうなる。

───────↓以下、本日の短編(BURST! DE ょぅじょ。)↓───────

「・・・どうして外すかなぁ・・・」
「何か、スマン」
「まあ、最期の呪詛が幼女化とか・・・もうね」
「しかも俺が幼女とか」
「しかし凄いな。呪詛で見せかけではなく本当に体のあり方を変えるとは」
「下手すると僕みたいにそう簡単に戻れなくなったかも?」
「!?」
「お嬢みたいにとは?」
「僕は事故で女性化してしまってそのままの状態なんですよ。世界自体も絶対に元に戻さないって頑張るし」
「・・・は?」
「まあ、俺は何度目かの女性化だ。放っておけば治るだろう」
「治れば・・・良いね」
「怖いフラグたてるのやめてくれ」
「この青年はどうする?」
「あ、連れて行きますので放っておいてください。ちゃんと口は塞いでくださいね」
「了解した」
「しかし、これでまた急いで人里離れたところに逃げなければならなくなった・・・」
「幼女姿だしねぇ」
「何度目かの南米に」
「オルトさんの所?」
「快く迎えてくれるからな」
「人外が良心的で癒しという」
「その中には真祖の姫と吸血鬼どもは含まないでくれ」
「まあ、そうだよね」
「ぬっ!?」
「「!?」」
「・・・儂も幼女化したな」
「わざとだ・・・」
「よし!これでまた修行をし直せる」
「あーあ・・・青年完全に力を使い果たして白髪になってるし」
「本人気付いていないんだろうな。代償があるという事を」
「まあ、あのひねくれた神様だからありうると思っていたけど・・・」

 

2016年10月26日

阿呆や・・・マジモンの阿呆が居る・・・

───────↓以下、本日の短編(BURST! DE ょぅじょ。)↓───────

「残っている人全員確保できたと連絡が入りました」
「いや、早くないか?」
「今回は専門チームに協力要請していたから」
「専門チームだと?」
「封印専門とオフェンス専門とディフェンス専門の三名一チームだからまず間違いなく成功すると」
「それが複数居たと?」
「四チームちゃんとそれぞれのポイントに派遣してたよ」
「まさかここもか?」
「うん。奥の方で待機しているよ」
「・・・全く気配を感じないのだが・・・」
「神殺しに神盾の担い手、聖魔封殺の殺封師・・・戦力過多なメンバーですから」
「名前が物騒なんだが・・・」
「四チーム全員その称号持っているんですよ」
「まさか、邪神狩りを?」
「した人達です」
「何の話か全く分からんのだが」
「あー・・・何と話して良いのか」
「ここや僕の居る世界とは別の世界で邪神・悪神を打ち倒した人には神々から直接神殺しなどの称号をいただけるのですけど、今回メンバー全員その称号持ちだったという話です」
「・・・まさか」
「僕も持っていますよ?そうでなければ神様の渡した怪しげなチート術を正面から弾かないといけませんから」
「「正面から普通に弾けるくせに・・・」」
「外見幼女二人から冷たい視線と突っ込みいただきました・・・」
「ん?・・・!?」
「ああ、引っ捕らえて行きましたよ」
「なっ、気配も何もなかったどころの話じゃないぞ!?」
「光学迷彩も着用していますし」
「・・・恐ろしすぎるんだが・・・」
「・・・俺もここまでとは」

 

2016年10月27日

消費税の内訳は二七年四月一日現在法令等によりますと、地方消費税率が1.7%、消費税率が6.3%。国税と地方税
合計で8%となっているんだよ? 

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「志貴さま。あの世界の志貴さま方は・・・」
「え?暫くあの状態だと思うよ。多分・・・一ヶ月くらいかな。一応伝えてはあるけど」
「ということはあの世界の志貴さまは一ヶ月はあの島から出ることが出来ないと」
「え?あの状態なら異界経由で別の場所へ移動できるよ?」
「・・・えっ?」
「あの姿、エルフベースになってたから」
「ちょっ!?」
「まあ、武仙のお爺さんも居るから問題無いと思うけど」
「あの方がいる事自体問題のような気もしますが」
「天然仙人に最も近い人だからねぇ・・・一ヶ月でもあのすがたで居られるって事は修行ができるって事だから」
「・・・あの世界の志貴さまも間違いなく巻き込まれると」
「色々勉強になると思うよ?」
「昼夜問わずの修行になるかと思いますが・・・」
「あの志貴くんなら問題無いよ」
「・・・何かモノにできていれば」
「それ以上に怖いのはあのお爺さんが人を完全にやめかねないことなんだけど」
「えっ?」
「今回要請した人達の気配を察知できなかったって悔しがっていたから」
「アレを察知するというのは・・・」
「研究所クラスからだと思うんだけど・・・僕でもちょっと察知できない時あったし」
「それは初耳ですが」
「三人居て、一人その背後に居たせいで感知にズレが生じて・・・」
「危険ですね」
「要修行だね」
「志貴さま・・・簡単な修行でそれを会得するのは・・・」
「簡単とは思わないよ!?」
「・・・・・・」
「翡翠ちゃんと僕の修行の考え方が違う気がする・・・」
「志貴さまの修行光景を拝見したことがありませんので」
「あー・・・ないかぁ」

 

2016年10月28日

知人からソフトカツゲンを戴きました。あれ?北海道に行ったの?

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「ん?もうカメラ回ってるのか?」
「うん」
「マジか・・・じゃあこの部分カットな」
「そのまま使うよ?」
「ちょっ!?・・・まあいいや。とりあえず俺の生き様をしっかりと映してくれよ!」
「良いから早く行って欲しいんだけど」
「お、おう!ゆ〜く〜ぞぉぉぉぉっ!!」

───映像はここで途切れている───

「・・・なあ、何か、カメラ止まってね?」
「えっ?知らないよ?」
「なぜ!?」
「乾くんが突撃した直後に背後から小隊が襲いかかってきたからその対処していたし」
「なぬ!?」
「カメラは固定しておいたけど、何かの拍子で止まっちゃったのかな」
「・・・そこに落ちている別のカメラは何だ?」
「あ、まだ動画モードで動いてる」
「マジか!ちょい見せてみろ!」
「はい」
「・・・・・・相手さんの記録カメラだな」
「あ、やっぱり」
「しかもさっちん。はじめから気付いていたな?」
「うん」
「俺が居なくなったと同時にため息を吐いてこのカメラの人に向かって何か投げつけてるし」
「殺る気満々で襲いかかっていたのに映像に収めようとしていたんだぁ・・・」
「あ、マズ・・・さっちんスイッチ入った!?」
「このカメラを返却しないといけないしね・・・ふ、ふふふふ・・・」
「やめたげてよぉ!」

 

2016年10月29日

わぁお。気が付くととんでもない事になっているじゃないですか・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「黒蝶さん、凄く活き活き働いているんですけど・・・」
「志貴さんの秘書として本格的に動き出しましたから・・・」
「秘書なの?」
「メインは秘書です。護衛やら色々おまけはありますが」
「翡翠ちゃんみたいな感じ?」
「そう・・・ですかねぇ・・・最近翡翠ちゃんがオフェンスに走りすぎているので・・・」
「黒蝶さんがディフェンスと?」
「はい。まあ、志貴さんは不要というかも知れませんが、こればかりは・・・」
「まあ、外向けのアピールとしてだよね?」
「はい」
「でも、そうなると相手は形振り構わないんじゃない?」
「前に飛行機ごと爆破しようとした輩も居ましたしねぇ・・・」
「ロケット砲発射されたねぇ・・・弾いたけど」
「それ以外にもありましたよね?」
「結構離れた所でミサイルに雷が落ちて爆発したよね」
「僕が乗っているらしいって言うだけで狙われたこともあったよね?」
「・・・ありましたねぇ」専用機を試験的に飛ばした際に公海上のクルーズ船から集中砲撃を」
「僕、どれだけ嫌われてるのさ・・・」
「というよりも翡翠ちゃんが色々な組織を潰して回った結果かと」
「・・・尋常ではないレベルの恨まれ方をしていると」
「翡翠ちゃんに自重をお願いしなかったわたしが悪いんですけど」
「予測していたと」
「はい。一応一度は声をかけたんですけど、翡翠ちゃん、潔癖症ですから・・・」
「もしかして」
「今、徹底的に潰しに掛かっているようです」
「僕、関係ない人からも恨まれそうな気がする」
「そうなりかねません・・・というよりも恨まれているかと」
「だよねぇ・・・心当たりあるし。そこの所も翡翠ちゃんに言って聞かせないと」
「志貴さん巡って戦争が起きかねませんよ・・・」
「黒蝶さん!」
「大至急、呼び戻します」
「えっ?翡翠ちゃんを捜すことができるんですか!?」
「秘書ですから」
「「それ、答えになってない・・・」」

 

2016年10月30日

ストレスマッハ

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「んほぉぉぉっ!!」
「・・・誰?アレ」
「さっちんのお友達じゃないのか?」
「あんな奇っ怪で濃い人知らないし、居たら絶対に覚えているよ!」
「・・・じゃあ、誰だ?」
「本当に誰なんだろうね・・・」
「んまいんまい!」
「あのオッサンが気付く前に何とかしないと」
「乾くん」
「何だ?」
「おじさんが見えているの?」
「なぬ?」
「わたしには恰幅の良いおばさんに見えるんだけど」
「・・・・・・」
「嫌な、予感しかしないんだけど」
「奇遇だな。俺もだ」
「わたし達では対処できない相手だよね」
「まあ、そうだな」
「でも、一般人が絡まれたら駄目な類だよね」
「まあ、最悪の想定をしないとな」
「・・・わたしちょっと行ってくる」
「待て待て!多少耐性あるからってそれは拙い!」
「ぶほぉっ!?」
「「えっ?」」
「なんで貧乏神の類がここに居るかな・・・転送っと」
「にょほおおおぉぉぉ!?」
「・・・えっと、遠野くん」
「あ、もしかして見えてた?」
「えっと・・・うん」
「内緒ね?」
「「あ、はい」」

 

2016年10月31日

じゅういちがつついたち?はあ?

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「貧乏神が学食を彷徨いていたよ」
「ちょっ!?それ大惨事よね!?」
「結構拙い事態だったよ」
「それでどうしたの?」
「え?危ないから別の国へ飛ばしたよ」
「えっ?・・・待って。それって拙い対応よね」
「拙い対応って言うよりも、宿主を与えたという感じ?」
「待って!何処に転送したの!?」
「よく喧嘩を売ってくるあの国にポイって」
「志貴に喧嘩を売ってくる国って・・・あー・・・えっ?でも」
「そこの中央へ転送させたから今頃愉快なことに」
「それって、大問題よね!?」
「向こうが送りつけてきたんですよ?」
「は?」
「厄神を小箱に閉じ込めてこちら側に送りつけてきたんですよ」
「志貴の下へ?」
「いえ、学校側へ」
「何故!?」
「周辺で何か問題が起きるだろうと思っていたんじゃないですか?」
「嫌がらせで送りつけたと」
「なので返品しました」
「・・・大惨事になってなきゃ良いけど」

「大惨事ね」
「トップが取り憑かれる事態になってますね」
「払えないの?」
「通常の手段では難しいでしょうね・・・まあ、誰かが何とかすると思いますが」
「それまでに倒れないかしら」
「倒れるでしょうねぇ・・・」