2016年9月1日

うわ、何も用意してない。

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「・・・始まるな」
「なになにどうした?」
「新学期始まってすぐに行われるモノがある。何か分かるか?有彦」
「学校行事に興味がないから全く分からん」
「まあ、お前ならそう言うと思った」
「褒めんなよ」
「照れるなよ」
「で?何だ?」
「テスト」
「・・・・・・ポンポン痛くなったからお家帰る」
「なら放課後のシエル先輩との食べ歩きツアーは」
「その時には復活しているはずだから!」
「その旨シエル先輩に伝えておくぞ」
「外道かお前は!」
「言ってる意味が分からん」
「で?」
「・・・何がだ?」
「テストは、何なんだ?」
「さあ?いつも通り普通にやるだけだよ」
「くっ・・・さっちーん!」
「休みだぞ。今日は」
「えっ?風邪をひいていても遠野見たさに登校するさっちんが?」
「有彦・・・弓塚さんが居ない時に弓塚さんいじりをすると・・・女子が怖いぞ?」
「───理解した。これが眼力ってヤツだ」
「みんなの視線が怖いな・・・」
「俺、大人しくテスト対策しておくよ」
「そうしろ。俺に飛び火させるなよ?」
「それはないと思う・・・思いたい」
「おい?」

 

2016年9月2日

書いている途中の再起動ほど心をえぐるものはない。

───────↓以下、本日の短編(BURST)↓───────

「チッ、見つかったか」
「やはり日本に・・・いえ、わたしの元へと帰ってきてくれたのですね!?」
「寝言は寝ていえ」
「即否定!?」
「しかし何故見つけられた?」
「それは兄さん捕縛チームが兄さんの行動を予測したからです!」
「・・・何だって?」
「兄さん捕縛チームです。各種追跡と予測のエキスパート達を集め、兄さんの行動データを予測し続けていたのです」
「・・・無駄金だな」
「しかしようやく兄さんを捕まえることが」
「転移」
「・・・えっ?兄さん?兄さん!?」

「やっぱり何か企んでいたな」
「だからってデコイはないでしょ。デコイは」
「いや、ああでもしなければずっと追うからな」
「変わりなく追ってくると思うんだけど」
「しかし今後は分からないだろうな・・・まさか同じタイミングで俺がもう一人、イギリスに居るなんて情報がきたら」
「大パニックだな」
「協力感謝する。ドッペルゲンガー」
「いや、こんな面白い逃走劇だ。暫くはこの姿で逃げ回らせてもらうよ」
「そうか。ならこれが資金だ」
「・・・・・・いいのか?」
「ああ。自由に使ってくれ」
「わかった。精々派手に使わせてもらうよ」
「バレると拙い連中も居る。あまり接近しすぎるなよ?」
「分かっている。じゃあな」
「ああ」
「・・・・・・志貴さま」
「どうした?」
「いえ、流石にドッペルゲンガーは・・・拙いのでは?」
「アレは俺であって俺ではない。相手もそう思っているから成り代わる気は無い」
「本物に近ければ近いほど離れていく・・・」
「そうだ。向こうははじめこちらを軟弱になったと言い切ったしな」
「・・・今は」
「見たとおり。同情されている」
「・・・・・・」

 

2016年9月3日

どなたかネットワーク技師は・・・何の?あ、いえ・・・

───────↓以下、本日の短編(転生黄理がアップを始めたようです)↓───────

「志貴と───なるほど」
生まれたばかりの幼子を見た黄理は納得したような顔をした後にただその一言だけを発した。

どうも。七夜黄理役をさせていただいております    です。
おや?名前が・・・まあ、今は七夜黄理ですから前の名前なんぞどうでも良いですね。
と言うよりもたった今前世の、しかも異世界の記憶を思い出したんですよ。
さて、色々詰みに近い状態なんですが、どうしましょうか。
薄ぼんやりとした前世の記憶では七夜の里って、滅ぼされたんですが。
黄理が志貴が生まれて以降裏のお仕事を辞めたとか───アレ?まさか、今の状態ですか?
だとすれば既にアウト?いやいや。ダメ元でも構わないから色々手を尽くさなければ。
わたしは今後の対策を練るために黄理の記憶にある数名を呼び出し、色々と話し合うことにした。

───暗殺家業は辞められましたが、七夜の里がトラップの里となってしまっている件について。
話し合いの結果ですが、里としても手を引くことは決定で、穏便にフェードアウトするという感じでした。
しかし私の一言で方向が微妙に変わり・・・外とのパイプを模索しながらも迎撃の用意をするという状態に。
いや、ただ単に「今まで恨まれるようなことや秘密を知りすぎている。すぐではないかも知れないが、敵同士が組んでこちらに襲いかからないとも限らない」って言っただけですが。
気が付くと色々話が進んでいました。
お仕事も一応順調です。
諜報関係の派遣をしていますが、コレがなかなか当たり職でした。
この二、三年で海外数カ所にオフィスを構えてお仕事をするレベルになりました。
それもこれも協会絡みですが。あちらとしてもこちらの提供する情報は非常に助かるとのこと。
私も私で、先を知っている特権という事で幾つか取引や投資をしたり買収などをして里の資産が愉快なことになっていますが。
───場合によっては口座が凍結される恐れもあるので何カ所かに分けたり、金を買ったりしていますが。
最悪全滅は無いと思うが、何が起こるか分からないのが現実です。
コレまでは上手くいっていたかも知れませんが、これから先もそうなるとは限らないのが怖いですね。
さて、次代にできる限りのモノを残せるようもうひとがんばりしますか。

さて、もう一つやり過ぎたことがあります。
トラップだらけになったのは前述したとおりなんですが、里の人達もワンランク強くなってしまいました。
おかしい。何故ここまで強くなったのやら・・・

 

2016年9月4日

XPERIAZ4tablet を含めたタブレットシリーズって、もう出ないんだろうか・・・

───────↓以下、本日の短編(転生黄理がアップを始めたようです)↓───────

やはりやってきました遠野家私兵部隊。
既に半壊していますが。
そして七夜の里の人達は・・・九割無傷の死者〇名。
でももしかすると私が初死者になるかも知れません。
何故なら───目の前には軋間紅摩。
さてさて・・・過去の私が行ったツケを払うのか、それとも───
いざ、尋常に・・・

「・・・・・・」
横たわる隻眼の青年と座り込む男。
互いに傷はないが倒れている青年は身動きすらできずただ荒い息を吐いていた。
「不殺というわけではない。しかし、力の差は分かったはずだ」
「・・・・・・」
無言の青年に対して小さく嘆息すると座っていた男は立ち上がり、腰に差していた短棍を持つ。
「立て。荒療治だが仕方ない」
男はそう言い、今まで構えたことのない深い構えを取ると、
「天魔、覆滅っ!」
短棍を勢いよく地面に突き刺した。
そして次の瞬間、
青年の足下から火柱が上がり、空へと打ち上げられた。
「!?」
把握しきれないまま青年は空中で体勢を立て直そうと足掻くが、強力な殺気を受けて反応が僅かに鈍った。
男はそれを見逃さず、更なる追撃をするために地を蹴った。
「更に、偽・伊賀忍法奥義!」
虚空を蹴り青年に近付いたかと思うと、空中に居るとは思えないほど青年を中心に前後左右へと移動しながら打撃を与えていく。
そのまま落下して地面に叩きつけられた時点で青年は小さいうめき声を上げた後に意識を失った。
「───やれやれ。見様見真似の技でもここまでできたか」
男はそう呟くとそのまま去っていった。

 

2016年9月5日

昨日書いたモノの記憶がなくて読み返して・・・・・・ないわぁ・・・

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「秋突入」
「まだ残暑が洒落にならないよ」
「・・・このやりとりを見ていると、平穏な日常に帰ってきたんだってしみじみ思うよ・・・」
「どうした遠野。戦場帰りの兵士のような顔して」
「どんな顔だよ」
「そんな顔じゃね?なあ」
「えっと、日常の光景を一歩離れた所から呆然と見ているような、そんな感じかな?」
「ナイスさっちん!」
「・・・俺、そんな顔をしていたか?」
「うん」
「まさにそんな顔だった」
「お前夏休み中に何があったんだよ・・・」
「色々あったんだよ。色々と・・・」
「また遠い目をしているよ」
「コイツに何があったんだ・・・」
「乾くんなら知ってると思ったんだけど」
「いや全く。遊びに行った時もコイツは旅行に行っていると言われたし」
「旅行?」
「───あ」
「どうしたの?」
「なんかメイドさんも遠い目をして「遠くへ、旅行に行かれております」とか言ってたなぁと」
「何か行くって言うよりも逝く感じだよね。それ」
「まさにそんな感じ。パッと見怪我とか無さそうだけどな」
「旅行・・・まあ、旅には出ていたなぁ」
「遠野くん!帰ってきて!」
「さっちん大胆・・・」
「ぅえっ!?」
「・・・ごめん。弓塚さん。何か遠くを見ていたよ」
「マジで何があったんだよ・・・」
「色々あったんだ」
「乾くんまた地雷を踏ませて・・・」
「何かスマン」

 

2016年9月6日

台風らしいですよ。

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「遠野・・・何か俺、よくわからないなにかに超常能力をもらったらしい」
「は?」
「夢で「お前に開墾する能力を与える」って言われて・・・さっき校舎裏の花壇で試したんだが」
「・・・・・・」
「鍬を一振りすると衝撃波が出て花壇が耕されたんだ」
「お前・・・とうとう」
「あの東北弁混じりのナニカは俺に何をさせたいんだ・・・」
「威力を試したのは花壇だけか?」
「ああ。あんな馬鹿げた能力、簡単に使って良いモノじゃないだろ」
「まあ、そうなんだが・・・」
「ソイツは自分の名前を言ってなかったか?」
「よすなんとか・・・って」
「やっぱりあのフィギュアか・・・」
「知ってるのか!?ってアレか!?」
「ここで有彦に選択肢を提示しよう」
「何だ?」
「アレを封印するか敬虔な信者になるか」
「封印一択だろ!」
「しかしあれは・・・」
「何でもする!どうすれば良い!?」
「トモコという名の女性が身につけた下着に包んで捨ててくれ」
「は?」
「マジでソレ以外通常で処理する方法はない」
「・・・ちょっと調べてくる」
「色々頑張れ」

 

2016年9月7日

台風?知らない子ですね。

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「───遠野。今日はまたえらく疲れているな・・・」
「・・・ちょっと、少しの間だけで良いからソッとしておいてくれ」
「あ、ああ・・・わかった」
「遠野くん?」
「弓塚。今日はちょっとソッとしておいて欲しいらしい」
「えっ?うん・・・」
「しかし何があったんだ・・・」
「と言うよりも一昨日もあんな感じだったよね?」
「そう言えばそうだな」
「心配だよ・・・」
「そうだなぁ・・・」
「おはようございます!」
「シエル先輩。どうしたんですか?」
「いえ、ちょっと遠野くんに用がありまして」
「今ちょっと・・・ソッとしてもらって良いですか?」
「どうかしたんですか?」
「いえ、少し疲れているみたいで」
「えっ?・・・・・・遠野くん?」
「・・・・・・」
「寝ていると言うよりも、ダウンしていますね」
「だからソッとしてもらって・・・」
「うん。わたしが保健室に連れて行きます」
「「!?」」
「弓塚さん。先生にはわたしが保健室に連れて行ったと伝えてください」
「えっ!?」
「遠野くん」
「・・・・・・シエル先輩?」
「はい。そうですよ」
「えっ、なんで・・・」
「具合、悪そうですね。保健室に行きましょう」
「え、いや、少し休めば───」
「駄目ですよ。ご休憩は必須です」
「や、本当に休めば大丈夫だから・・・」
「ささ、いきましょう」
「ちょ、ま・・・」
「・・・・・・羨ましくはないな。アレは」
「何か、連行されているって感じだよね」

 

2016年9月8日

体調不良!でも夜更かしさん

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「・・・・・・あの、シエル先輩。何故か悪化しているようなんですが?」
「おかしいですねぇ・・・保健室でつきっきりで看病していたんですが」
「先輩よだれヨダレ」
「ぅおっとはしたない」
「・・・・・・遠野・・・何故か知らんがうらやまけしからん以上に哀れと言う言葉が浮かんだぞ」
「・・・もうおうちかえる」
「遠野くん!?」
「時南先生の所行く・・・」
「あ、これアカン状態だ」
「乾くん分かるんですか!?」
「いや、分かるも何も精神的に幼児後退しかけてるじゃないですか」
「・・・・・・」
「マジで先輩何をしたんですか・・・」
「えっと、元気になるおまじない?的な?」
「聞くととんでもない事になりそうなのでそれ以上は聞きませんよ」
「遠野くん。わたし先生から許可取ってくるから帰る支度しておいて」
「・・・・・・うん」
「弓塚、遠野のこととなると反応早いな・・・」
「しかし弓塚さん、付き添うつもりなんでしょうか」
「先輩が付き添ったら悪化しそうですし」
「そんな事ありませんよ。ねえ?遠野くん?」
「・・・・・・」
「・・・・・・先輩。マジで何をしたンスか。遠野が怯えてるんですけど」
「えっと・・・・・・ちょっと、やり過ぎちゃいました」
「先生の許可取ってきたよ!ついでに遠野くんのかかりつけのお医者さんにも連絡したから!」
「「早っ!?」」

 

2016年9月9日

PC不具合と別の修理と・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「えっと、とんでもない事が判明しました」
「志貴がとんでもないというレベルだから余程の事よね?」
「まあ、余程と言えば余程なんですが・・・ある世界に行きまして」
「また?」
「はい。で、そこで超常的なモノを全てかき消す特殊能力を持った人と戦闘をする羽目になり」
「待って!ソレは拙いんじゃない!?」
「僕も拙いと思ったんですが・・・」
「え?問題無かったの?」
「どうやら研究所の方が何枚も上手だったようで、自動展開していた結界に盾と矛の文様が浮かび上がったかと思うと・・・その人が吹き飛ばされて対消滅しました」
「えっ?」
「話を聞くと自動展開プログラム『矛盾』という代物で、論理を結界文字にして虚空に浮かび上がらせるという画期的な───」
「そっちじゃなくて!対消滅って!?」
「えっとですね、僕の展開した結界が無効系や論理破壊によって害された時に発動するようで、効果としてはカウンタープログラムと思えば良いと思うよ・・・とのことでした」
「意味が分からないわ」
「異能殺しはそれ自体が異能なため、否定系であればソレそのものが存在を肯定している証左なため、それを叩きつけたらイケルイケルって。また根幹の保護システムとしての存在なら無効化を解除するキーがあるから大丈夫だそうです」
「・・・やっていることが色々とトンデモなさ過ぎて追いつかないわ」
「そう言えば、僕とか魔法の領域なんですか?」
「志貴関連及び研究所は全てにおいてノーカウントという結論に達しているから問題は無いわ」
「えっ?」
「魔法という次元でくくれる代物じゃないってのがほとんどの意見ね」
「別の意見もあるんですか?」
「あるけど・・・かなりろくでもない意見だったわ」
「ソレが増えていく可能性は」
「ゼロね」
「えー」
「もう居ないもの。色々やらかした問題人物だっただけに」
「僕のせいじゃないですよね!?」
「志貴のおかげで問題が露見した位よ」
「うわぁ・・・」

 

2016年9月10日

HDD、キーボード・・・もう、総取っ替えでもいいのかな・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「・・・志貴。リフォームした?」
「えっ?いえ・・・あ、」
「何か心当たりあるの?」
「この前チーム軍師が来て何かしていました」
「チーム軍師って・・・まさか」
「もしかするとセキュリティ関連を弄ったかも知れませんね」
「ソレって大問題じゃないの!」
「そうなんですか?」
「お姫さんとかなら突破しかねないけど、私とかは流石に拙い事になるわよ」
「普通に玄関から入ってこれば問題無いと思うんですけど」
「チーム軍師なんでしょ?その中に諸葛夫妻が居たら確実に何かしでかすでしょ」
「・・・あの人達、混ぜるな危険ですからねぇ」
「奥さんも研究馬鹿・・・発明馬鹿でしょ」
「そうなっていますね、最近色々作っているって話を聞きますし」
「大丈夫なの?」
「恐らく物取りと抹殺・暗殺対策だと思うので」
「そもそも志貴を殺せる存在ならトラップも意味をなさないと思うんだけど」
「・・・もしくは朱鷺恵さん・啓子さん対策ですか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あー」
「納得してしまった・・・」
「いや。ソレは納得するわ。でもそんなトラップの類で止められる二人じゃないし」
「ですよねぇ」
「聞かないの?」
「問題があるのなら注意事項として既に話が来ているはずなので」
「それもそうだけど・・・忘れている・・・って事はないか」
「ないですねぇ」
「でも本当に仕掛けられているのならどんな物か試してみたいわね」
「危険すぎませんか?」
「お姫さんで試すのよ」
「・・・先生。そのイイ笑顔が怖いです」

 

2016年9月11日

人は往々にして色々やらかすモノですよ・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「・・・洒落にならないわね」
「先生。流石にソレはちょっと・・・アルクェイドさんかなりダメージを負ってますよ」
「拙いわね。お姫さん!一旦離れて!」
「・・・駄目ですね。恐らく聴覚がおかしくなっているかも知れません」
「って事は平衡感覚も狂ってしまっている可能性大!?うわ、拙いわ」
「どうするんですか。流石に拙いですよ」
「これだけはやりたくなかったけど・・・お姫さん!受け取って!」
「えっ?カード?」
「!?」
「「はやっ!」」
「〜〜〜〜っっ!!ちょっとブルー!いきなり呼び出したと思ったら殺そうとするとか冗談が過ぎるわよ!」
「いや、そんなレベルの代物が設置されているなんて私も知らなかったわ。マジでごめん。ソレもらって良いから」
「えっ?これ本当に良いの!?」
「ええ。ソレあと一枚はあるし」
「じゃあ今回の件は相殺で」
「・・・先生。何を渡したんですか?」
「えっと、志貴のブロマイド」
「・・・・・・」
「エロ方面じゃないわ!」
「そんなモノあってたまりますか!」
「幼少期の写真よ。ソレもぬいぐるみに囲まれたレア写真・・・現存数はわずか四枚の貴重品よ」
「ぬいぐるみ・・・まさか病院に居た時の!?」
「その時の写真よ。志貴の写真系の中では幻の一品扱いで上位三位内に入る代物よ」
「そんな怪しげなランクを作らないでください」
「それを言うには少し手遅れかな・・・ねえ、お姫さん」
「そうね。志貴の写真を巡って協会内で凄い争いが起きたりしたらしいし」
「!?」
「お姫さん。その話はしないでって言ったじゃないの」
「あ、ごめん。うっかりしてたわ」

 

2016年9月12日

それより先にやるようにと貴方に言われたのですが!?

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「うなーっ!」
「ほら。志貴が怒った・・・」
「怒ったらあんな感じなの?初めて見るんだけど」
「静かに怒るパターンが多いから」
「アレって、どうなの?」
「パニック怒り」
「どうなるの?」
「ますます可愛くなる」
「・・・愛でまくり?」
「ソレをすると後が怖いのよ」
「こういう事って何度もあったの?」
「私の記憶している限りでは片手で足りるわね」
「で、あの状態の志貴をどうするのよ」
「放置で。あれよりもトラップの方が問題よ」
「そう言えばアレ何なのよ!」
「対化け物用のトラップ?・・・ああ、お姫さんにじゃなくて、志貴の命を狙えるような化け物相手のよ」
「・・・・・・確かに、あのレベルだと少なくともわたしが全力で突破しようとしても時間が掛かるわ」
「そんなレベルなの!?」
「他にも幾つかあるはずよ。はっきり言って目的地まで進めるとは思っていないわ」
「そんなに?」
「地脈を使って陣を敷いていたり、更にその上によく分からない術式を展開させていたり、純粋にトラップを用意していたり・・・とんでもないわ」
「そこまで分かっていて体当たりで解除していくお姫さんが凄いわ」
「気付いたのは途中で。あの時に退くことも容易ではなかったわね・・・ブルーがこれを投げなかったらアウトだったわ」
「・・・チーム軍師は恐ろしいわ」
「・・・・・・えっ?まさか志貴の所のチーム軍師?」
「そうだけど、どうしたのよ」
「石兵とか配置していない!?空間魔術とかそこら辺まで配備されかねないわ!今客が来たらすぐに犠牲者になるわよ!」
「ちょっ!?急いで志貴を元に戻すわ!」
「そうして!」

「・・・・・・諸葛夫妻に注意されました」
「志貴だから注意で済んだレベルよ・・・」
「後で補修しに来るそうなので僕は待機です」
「もう外に出ても大丈夫なの?」
「はい。トラップは一時解除しているので」
「えっ?一時解除?」

 

2016年9月13日

体調不良が結構限界点に・・・

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「遠野!遠野!お前実は姉が居るだろ!」
「居ないよ」
「いいや!絶対に居る!」
「何故総断言するんだよ」
「俺見たんだよ。お前がえらい美人さんと歩いているのを!しかもお前は「姉さん」と呼んでいたんだぞ!?」
「ああ、一昨日か・・・ちなみに姉さんと呼ばされているだけで姉じゃないぞ」
「嘘だっ!」
「何故そう言いきる・・・」
「だってお前に似ていたぞ!?」
「まあ、似てて当然だろうけど・・・」
「紹介!紹介!」
「まあ別に構わないけど・・・度胸あるなぁ・・・」
「えっ?」
「年上好みとは・・・いや、アレ年寄りってレベルじゃないしなぁ・・・」
「えっ?待て遠野。何だか無茶苦茶嫌な予感がするんですが?」
「とりあえず先方には伝えておくから」
「待って!ちょっと冷静に考えさせてくれ!」
「残念ながらもう遅い」
「!?」

「有彦。残念なお知らせだ」
「何だ?」
「老人会の旅行があるから暫くは無理だそうだ」
「老、人・・・会・・・」
「戻ってきたら連絡をもらえるようにしてあるから」
「・・・遠野。お前の親族で姉くらいの年齢ではないのか?」
「俺とはまったく違う血族だな。相手は遠野筋だが」
「・・・何か、込み入った事情がありそうで深くは聞かないが・・・え?まさかマジお年寄り?」
「ああ」
「・・・・・・早まったかぁ・・・」

 

2016年9月14日

体調不良時の運転は、マジ危険。

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「先輩。先輩は司教ですよね」
「まあ、名ばかりの位階ですが。それがどうかしましたか?」
「教会には週一とかで行っているんですか?」
「だいたい月一ですね。連絡のためにですが」
「えっ・・・?」
「どうかしましたか?」
「司教って、それで良いんですか?」
「私の所属している部署に限っては別に問題無いんですよ。実力が全ての部署ですから。だからといって疎かにしていいというわけでは無いとは思いますが」
「先輩はどうなんですか?」
「祈りは教会でなくとも可能ですし、それに今わたしは神道の勉強をしていますから」
「はぁっ!?」
「良いですね。神道。実に良い」
「待って!先輩それ拙いんじゃないですか!?」
「どうしてですか?」
「先輩は教会の人間ですよね?改宗は・・・」
「別にあの部署に限っては改宗しようが何だろうが義務さえ果たせば何も言われませんよ」
「・・・それで良いんですか?」
「勿論です」
「第七聖典が泣いていませんか?」
「セブンは泣きませんよ。むしろ喜ぶレベルです」
「えー?」
「冗談で「この国には人参にも神様が居て、祈れば人参が豊作になるそうですよ」って言ったらその日から本気で祈っていましたし」
「・・・それは・・・」
「毎日感謝しながら食事しているせいか、セブンの神秘性が増しているのも事実なんですよね・・・」
「・・・・・・えーっと?」
「まあ、神秘性を研究中だからセーフという事で」
「いや、俺に言われても・・・」

 

2016年9月15日

体調不良+寝不足=ダウン

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「それがどうした!」
「えっ?いきなり何叫んでるのさ」
「いや、何か俺の悪口を言われた気がしたからつい叫んでしまった」
「・・・頭大丈夫?」
「いや、聞こえなかったか!?」
「有彦。教室内見回してごらん」
「・・・・・・日常だな」
「いやいや。それ以前に生徒どれだけ残っている?」
「七名だな」
「で、悪口と言うよりも陰口をしそうな人は?」
「・・・全員平然と面罵するメンバーだな」
「だったら?」
「勘違いでした。ごめんなさい」
「よくできました」
「・・・何かアレだね。遠野くん、乾くん使いみたいだ」
「高田くん。その気持ちの悪い職種はやめようよ」
「そうだね。猛獣使いに失礼だったね」
「俺凄く貶められている!?」
「いつもの事でしょ?」
「・・・これが普通・・・さっきの空耳は確かにここに居るメンバーが言いそうにない悪口だったな」
「例えば?」
「・・・彼女居ない歴=年齢とか」
「言うまでもなく分かり切っていることだな」
「そうだね」
「・・・見た目を裏切らないダメ人間とか」
「初見さん意見かな?」
「だねぇ・・・」
「他にも低レベルな悪口が聞こえて・・・」
「妖精さんじゃない?」
「あー・・・っえ?」
「さっき羽虫が飛んでいたけど、あれかな?」
「弓塚さんが窓の外に追っ払っていたよね」
「・・・・・・えっ?お前ら、何言ってんの?」

 

2016年9月16日

・・・精神にダメージを負っている、だと?

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「・・・それは別世界の妖精が転移してきた可能性が高いかと」
「ちょっと拙いね」
「外来種が在来種を滅ぼすというのはよくあることですが、町の環境では長生きできないので・・・いえ、」
「翡翠ちゃん?」
「───別の可能性もあります。変質した妖精・・・汚染された悪意の塊の可能性です」
「あ」
「志貴さまには何もしていない。近付かないようにしていたとすれば、可能性が」
「それ、問題だよね」
「はい。異世界からの偵察なのか、それとも他星からの尖兵なのか」
「問題になりそうな予感が・・・」
「しかし、それを黙って見ているはずがないのです」
「え?」
「有間親子です」
「え?なんで啓子さんが?」
「・・・異世界で邪に染まった妖精を見つけるなり「駆除駆除苦情!」と叫びながら殺虫スプレーで倒していました」
「最後、苦情なんだ・・・」
「はい。しかもそのスプレーがなんなのか未だに分かっていません」
「・・・町中の妖精が駆除される可能性は・・・」
「害意のある妖精だけのようです。黒光りするアレと同列扱いです」
「・・・・・・あー」
「恐らくですが、こちらが気付かないうちに色々処理していた可能性も」
「今回の件は偶然、もしくは相手がこちらの近場に降り立った結果だったと」
「その可能性もあります」
「・・・今頃あの妖精は駆除されている可能性も」
「あります」
「・・・大丈夫なのかな」
「相手が相手ですから」
「と言うと?」
「スキル「天敵」を獲得している全種族にとって天敵たる相手が有間啓子ですから」
「それ初耳なんだけど!?」
「未だに世界ぶち抜いて行動するので管理者にとっても天敵だそうです」
「・・・啓子さん。どこまで・・・」

 

2016年9月17日

えっ?そんなに出費していないはずなんですが!?

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「許可したと」
「はい。志貴さま直筆の許可証とサインがありましたので」
「僕そんなモノ出さないんですけど」
「志貴さまのサインですか・・・」
「筆跡は一致しておりました。更に読み取り機での確認も問題ありませんでした」
「・・・映像を」
「!?」
「妖精の妖術ですか・・・」
「大量に送り込んできているんですね・・・」
「しかも絞り込んできているようです」
「あ、でも」
「?」
「ここもチーム軍師が」
「え?」
「施設内の防犯はチーム軍師が再監修したって連絡があったけど」
「・・・聞いておりませんが」
「翡翠ちゃんが聞いていないって、あの人達余程急いでいたのかな」
「もしやこの件を事前に察知していたのでは」
「じゃあ妖精は───!?」
「───施設内のマッピング完了。どうやら今の振動の際に敵対反応十体全て消滅したようです」
「十体!?」
「志貴さま。それよりもどのようなトラップを仕掛けられていたのか気にする必要が」
「あー・・・それならアルクェイドさんがダウンするレベルのトラップだから」
「えっ?」
「死にかけるくらいのトラップだったよ」
「何というモノを・・・」
「だから今回もその規模かなと」
「兎も角確認を・・・!?」
「強制転移!?」
「志貴さま!お下がりくださ」
「・・・・・・えー?」
「・・・今の、陣は・・・」
「トラップが発動したね」
「今のがトラップですか!?」
「八門遁甲陣の・・・えっと、傷門だと思うけど・・・転移してきたナニカが飲まれたね」
「どうなるのですか?」
「脱出失敗した場合アウト。脱出しても今回スタートが傷門だったと思うし、無理だろうね」
「トラップは場所によって違うのですか?」
「場所と時間。天と地の動きで変わっていくらしいよ」
「・・・何というモノを・・・」

 

2016年9月18日

沖縄では運動会をしている小学校が何カ所かありましたが・・・午後から雨が

───────↓以下、本日の短編(七夜転生(一般人が志貴の弟になりました 2週目))↓───────

「甘い物にたかるアリの群を想像してしまったわ。もうあんな目に遭うのは御免よ」
「・・・お前種族的に真逆の台詞だぞ、それ」
どうでしたか?外は。
「・・・巳貴。分かってて行かせたのね?認識阻害してても変に書き換わっているのかみんながみんなこっちを見るのよ!?」
「俺はあまり問題無かったが、巳貴。俺が行く理由あったか?」
少しでも僕から離れて欲しかったからです」
「おい!?」
「しかし困りましたね。覚えた認識阻害に邪魔が入るとは・・・」
美男美女限定と言うことが分かっただけでも・・・
「あの、巳貴?俺は・・・」
あまり問題がなかったと言うことは、少しは問題があったわけですよね?
「ああ。女性陣に遠巻きに見られていた程度だ」
内面はどうしようもありませんが、外見は美男としてカウントされていると。
「巳貴の毒舌の刃がここ最近鋭くなっているんだ・・・」
お兄様がもう少しマトモなら自慢できるんですが・・・
「!?・・・・・・自慢の、兄・・・」
「・・・ねえ、巳貴。前もこんな事あったわね」
ここでもう一押しです。
「えっ?」
もっとも、今の状態だと恥ずかしくて情けないダメ人間ですからいない人扱いですが。
「!!?」
「ちょ、巳貴。何か凄く効いているんだけど!?」
「無駄にお金を持っているダメ人間・・・ふふふっ、確かにそうだな・・・」
まあ、そのままそのまま。
「フォローなし!?」
「俺は巳貴の兄にふさわしい男になってみせる!」
そしたらお兄様大好きっていつかまた言われるようになるかも知れませんね。
「───仕事があるから少し出てくる」
「・・・・・・本気でやる気になったわね」
それがいつまで続くかですけど。

 

2016年9月19日

今日は、ずっと家事をしていました。   お休みなのに・・・折角のお休みなのに・・・

───────↓以下、本日の短編(七夜転生(一般人が志貴の弟になりました 2週目))↓───────

これで何組目ですか・・・
「九組目。まったく、取材クルーとか私有地だって言っても報道の自由云々叫びながら無理矢理入ってくるの止めて欲しいわ」
高圧的な人達も、スポンサーの関係者だと分かると全く対応が変わりますからね。
「アレは、ないわ」
しかし、どこからの情報でここのことを調べようとしているんでしょうか。
「そう言えば・・・おかしいわね」
怪しげな宗教施設があるとか、心霊スポットだとか、隠れ里があるとか。
「見事に隠れ里だけど」
えっ?普通に集落ですよ?
「えっ!?」
私有地の中に住まっているだけで、皆さん社員ですし。
「あ・・・まさか!」
ここは七夜黄理の所有地であり、会社の社員及びその家族が住む場所です。
「うわぁ・・・色々手を打っているのね」
表裏両面から手を打ってありますのでそんなに心配はしていません。
「表裏って・・・」
それだけ色々なことをされているって事です。
「知らないって、凄いわね・・・」
まったくです。
「でもその手をここに居ながら用意している巳貴は」
あ、僕も色々していますけど、お父様が大半ですよ。
「・・・えっ?」
色々な繋がりをもつようになったからか、周りがここを助けてくれるんですよ。
「まさか・・・人脈もチート!?」
ですねぇ・・・気付いたらそうなっていました。
「巳貴・・・色々精神面は大丈夫?」
もう、慣れました。

 

2016年9月20日

真夜中にPC修理をしてこれを書く・・・なかなか心にキますね。

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「遠野、頼みがある」
「金はもう貸さないぞ?」
「いや、そっちじゃなくて」
「・・・えっ?」
「何故にそう驚く?」
「いや、万年金欠病という不治の病に冒されて「そんなモノは無い!」」
「で?どんな頼みだ?基本人、物、金は勘弁だぞ?」
「今回はそういったものでは無くて・・・一緒にテスト対策を」
「だめーーーーーっ!」
「弓塚!?」
「遠野くん気を付けて!乾くんは遠野くんを狙っているの!」
「へっ?」
「・・・コラ周辺女子!お前ら弓塚にロクデモナイモノを読ませただろ!」
「・・・みんな一斉に顔を逸らしたね」
「乾くんは遠野くんと二人きりになるように仕向けて・・・そして、そして・・・」
「弓塚。俺は女の子の方が好きだぞ!」
「の方が」
「一応男もOKと?」
「混ぜっ返さないでくれ・・・」
「遠野くん気を付けて!」
「大丈夫。テスト対策をするとしても自習室を借りるから」
「えっ?」
「みんなでやろうよ」
「・・・マジっすか」
「えっ?なんか変だったか?」
「・・・いや、まあ・・・了解」
「やっぱり乾くんは何か企んでいた・・・」
「・・・女子。マジで弓塚を元に戻してくれよ?」
「───完全に毒されていると思うんだけど」

 

2016年9月21日

お休み?え?

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「犯罪者組織?」
「はい。どうも幾つかの地下組織が合流して大きな組織になったようです」
「それが日本に?」
「いえ、新大陸の方です」
「うえぇ・・・向こうは向こうで管理しているんでしょ?」
「はい。ただ、幾つか入ってきた情報によりますと・・・こちらを敵視しているという」
「僕、その人達に何か・・・してるのか。相手が相手だし」
「ほぼ逆恨みかと思われますが」
「少し、関係者に目を向けておいて」
「護衛ですか」
「そこまではいらないと思うけど、まあ」
「警備を強化しておきます」
「何か引っかかるんだよなぁ・・・」
「引っかかる、ですか」
「似たようなことが会った際は正面から喧嘩を吹っ掛けてきたけど、まあ、別件で他の人達に潰されたりしていたけど」
「他の人と申されましても・・・こちらの関係者ですが」
「何度も出てくるからねぇ・・・」
「ですが今回は違うと」
「何となく、おかしいんだよ」
「・・・おかしい、ですか」
「こんな早い段階ですぐに敵視という情報が来ているって事は組織を余程上手く作り上げたのか、それともバックに更に大きな───」
「国ですか」
「・・・いる」
「妖精ですか」
「うん。まだ完全に分かっていないけど、もしかするともしかするかも?」
「警戒レベルも上げておきます」
「ちょっとお店行ってくる」
「えっ?志貴さま?」

 

2016年9月22日

二十三時にダウン・・・珍しい・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「警戒した矢先にこれかぁ・・・」
「大量ですね」
「妖精を送り込む頻度と数が増えたね」
「現在転送先を解析中ですが、恐らくは───」
「割り出せない?」
「はい。管轄区外、もしくは狭間かと」
「他の神様方にもお願いしてきたから色々チェックできるようにはなるけど、管轄区外かぁ」
「狭間の方が厄介では?」
「や、狭間に関してはそうでもないよ」
「えっ?」
「知り合い数名に声をかければ調べるくらいは可能だし」
「・・・志貴さま。狭間の知り合いとは・・・」
「転送失敗で行く場所と神々の流刑場」
「・・・あぁ・・・しかしあの場所は簡単に連絡を取れるような───」
「えっ?よく研究所経由でいくよ?」
「!?」
「アレ?翡翠ちゃん知らなかった?」
「はい」
「あ、ごめん」
「問題は無いのですか?」
「全くない・・・とは言わないけど、基本問題無いよ」
「多少はあると」
「餌付けされすぎ」
「えっ?」
「流刑場のみんな僕に餌付けされすぎて忠誠心が重い」
「・・・志貴さま」
「僕が悪いの!?お土産って持って行ってるだけだよ!?」
「あの地は今を生きるのは精一杯の場所だと・・・」
「あ、それも結構改善した」
「・・・・・・志貴、さま・・・」
「何か拙い事しちゃった!?」

 

2016年9月23日

連続五十時間稼働・・・やはりメモリの接触不良が原因だったかぁ・・・

───────↓以下、本日の短編(七夜転生(一般人が志貴の弟になりました 2週目))↓───────

「全面的に勝利!」
───何をやらかしたんですか。一体。
「取材クルー連中を片っ端から訴えた」
まだ諦めていない人達が居たんですね。
「手のひら返しをした連中も訴えたんだよ」
えっ!?
「後ろ暗い証拠も全て提出しておいた。これで奴等も暫くはちょっかいを出せまい・・・」
背後関係も全て確定済みと。
「勿論。それも全て提出済みだぞ?」
「はいはいはーい!わたしもカッとなって協力した!後悔はしていないっ!」
・・・ということは、やり過ぎたんですね。
「「うんっ!」」
説明を、お願いします。
「法廷闘争と同時に別件で外国メディアに色々リークして情報の逆輸入をされたのです」
・・・・・・正直に言いましょう。何名ですか?
「多分六名以上三十九名以下」
「そうだな・・・三十一名以上四十名以下だな」
関係者だけで三十九名ですね。
「「ちょっ!?」」
「しかし見事に相手があぶり出されて連日ニュースになっています」
・・・最近ニュース見てないや。
「仕事漬けでしたから」
「ガウェイン!?」
「こちらとしてもニュースを見せないように努力したのです。非難されるいわれはありません」
もしかして、結構大事?
「ノートPCをどうぞ」
──────!?
「愕然とするレベルか」
「まあ、そんな気はしていたけど・・・あ、お咲さんも出ているのね」
「里の人間も何名か被害者として参加してもらったからなぁ」
自重を・・・自重をしてください・・・

 

2016年9月24日

ストレスが半端ないので明日、ちょっとカラオケに行ってきます。

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「と言うわけでちょっと歌ってきます」
「待って!と言うわけでも分からないけど、それ以上に何処で!?」
「専用のカラオケルームです」
「えー?」
「前作ってもらったカラオケルームで三時間ほど」
「一人で?勿体ない!」
「三人でですよ」
「!?」
「凄い反応を・・・」
「誰!?誰となの!?」
「えっ?秀ちゃんと、巳貴くん」
「あの喋らない子達!?じゃあ志貴リサイタルじゃないの!」
「えっ?僕と歌う時は歌いますよ?」
「は?」
「二人とも歌いますよ?しかも凄く上手いです」
「わたしも!わたしも行く!」
「アルクェイドさんが行くとあの二人が歌えませんし、何よりもアルクェイドさんが保ちません」
「保たないって・・・」
「あの二人の歌は腰砕けに・・・兎も角凄いんですよ」
「え?志貴が?」
「はい。もう色々と危険が危ない状態になります。だからこそあのカラオケルームを使うんです」
「外で歌った場合は・・・とんでもない事に?」
「僕が歌った場合の倍以上の問題が起きると思いますよ?」
「そんなに!?」
「・・・一度、先生が秀ちゃんの歌を聴いて大変な事になりましたから。今でも彼を見ると顔を赤くするという・・・」
「どんだけ魔性の声なのよ!」
「キャンディボイスとメルティボイス・・・混ぜると大変危険です」
「志貴の顔がここまで混じって事は・・・洒落にならないって事じゃないの」
「聞いてみますか?音源ありますけど」
「・・・・・・・・・何だか凄く嫌な予感がするからやめておくわ」

 

2016年9月25日

予定なんて潰されてナンボですよorz

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「いや、無理だろ」
「だよね〜」
「何の話してるの?」
「遠野。今弓塚が他校の生徒からラブレターをもらってな・・・その対処に行ってるんだが、どうなるのか話し合ってたんだよ」
「えっ?対処?」
「どうやって断るんだろうね」
「ご免なさい一択じゃね?」
「いやぁ・・・弓塚さんだから何かあると思うよ?」
「断ること前提なの!?」
「「勿論」」
「・・・相手はそんなに酷い人なの?」
「いいや。腹立つぐらいイケメンで優良物件だな」
「これはこれで凄いよね」
「・・・もしかして手元にある資料って」
「そのイケメンの資料」
「既に用意しているんだ・・・」
「───断りながら布教活動ってのは?」
「それだ!」
「だから断ること前提なのは何故!?」
「弓塚だぞ?断るに決まっているじゃないか」
「だよね〜」
「だから何故と・・・もういいや」
「「ふぃ〜」」
「・・・なんで二人してやり遂げた感を出しているのさ」
「───お?諜報部から連絡が来たよ」
「どうだった!?」
「やっぱり断りつつも布教活動したらしい。しかも相手陥落」
「やっぱり弓塚は弓塚だったか!」
「なんなのさもう・・・」

 

2016年9月26日

ちょっと明日明後日と出かけますので・・・更新できたら更新します。

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「姫を守ることこそ誉れ!」
「姫を守ることこそ誉れ!」
「姫とは?」
「巫女姫様です!」
「巫女姫様とは?」
「偉大なる我等が主様!」
「・・・これは・・・ちょっと」
「・・・弓塚。やり過ぎ」
「えっ?だってこの人内面下衆だよ?」
「「えっ?」」
「話をしながらもちらちらと胸元を見たり、妙な妄想をしているんだよ?」
「胸元を見るのは男の性として、妙な妄想?」
「師匠から教えてもらった秘技思考トレースで確認したんだけど、この人わたしを遅う算段していたんだよ」
「何という命知らず・・・」
「無知って怖いねぇ・・・」
「回答がそれ!?」
「この状態を見てそう言わざるを得ない」
「そうだね。この状態を見たら・・・ねぇ・・・壊れたテープみたいに一人でずっと叫んでいるし」
「やっぱりわたしの技量では師匠のような洗脳はできないよ」
「「できる方がおかしいから!」」
「えー?」
「しかし、どんな洗脳だ?」
「遠野くんのためなら喜んで鉄砲玉にもなるし、地雷原に跳び込んでくれるレベル?」
「それ完全にアウトレベルだろ!」
「弓塚さんを恐ろしいと感じた瞬間だよ」
「この人に手心はいらないよ?既に四名犠牲者がいるし」
「・・・・・・ギルティ」
「その話、詳しく」
「後で資料をみんなに配るから」
「OK。殴り込みですね」
「殴り込みと言うよりも、壊滅させに?」
「そんな感じ」
「・・・・・・どこかのグループが消えるのか・・・」

 

2016年9月27日

出先です。いろいろと勝手が違うどころか・・・メモ帳から起動とか…

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「なんか、小学生の通学姿を見ていると癒されるなぁ」
「弓塚。微妙に犯罪者チックだぞ」
「・・・どうして乾君がここに?」
「どうしてって、通学路だろうが」
「乾君、ここからじゃないよね」
「まあ、色々あってな・・・最近朝が早すぎて暇なんでラジオ体操行脚なんてものをやっているんだよ」
「そのまま登校?」
「ああ。軽くランニングをして現在に至る」
「・・・・・・」
「どした弓塚?」
「うん。あわない」
「何がだ」
「乾君がそんな爽やか運動部系の行動をすることが」
「おいっ!?」
「本物の乾君は?幼女を見ていやらしい笑みを浮かべてしまう本物の乾君は!?」
「俺がいつそんなとんでもないことをした!?」
「先週木曜日に幼女を見ながら「いいなぁ・・・もうちょっと胸があれば」って」
「それこそ誰だよ!俺じゃねーぞ!?」
「・・・えっ?」
「俺そんなに外道発言しねーし!」
「じゃあ、あの子を見て!」
「ん?・・・十年後が楽しみだな」
「・・・・・・すぐにそんなセリフが出てくる時点で問題だと思うんだけど」
「そんなこと言われてもなぁ・・・俺は幼女に興味ないぞ」
「先週木曜日は語尾に幼女がついていたよ」
「そこで気づいてくれ!ってかそんなやばいのが入り込んで何もなかったのか!?」
「え?いつも通りやらかしたからみんなで制裁を加えて・・・簀巻きにして屋上に放置したよ」
「ちょっと屋上行ってくる」
「あ、わたしも行ってみる!」

 

2016年9月28日

タグうちはやはり辛い!

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「やっぱり逃げられていたね」
「しかし、引き千切ったと言うよりも、もがいてもがいて・・・最後何とか千切れたって感じだったんだけど」
「乾くんの場合はすぐに脱出するからやっぱりニセ者なんだね」
「で、本当に俺だったのか?」
「勿論。言動がいつもより変質者っぽかったけど」
「他には?」
「凄く打たれ弱かったよ」
「えっ?」
「一週目でグッタリしていたから」
「・・・待て。それって・・・」
「いつも通り四週目までは誰も止めなかったけどね」
「ちょ!?それ殺人に発展しかねないぞ!?」
「みんなそこら辺は見切っているから」
「・・・全員が拷問専門とか」
「完全にグッタリしたところで縛ってここに放置したんだけど・・・内側から鍵を開けた形跡もないね」
「そう言えば遠野は」
「その日は別件で出ていたよ。乾くんは?」
「拉致されてたから自力で脱出してきたんだよ」
「えっ?」
「異世界みたいな所?のカプセル内に閉じ込められていたんだけどな」
「どうしてそれを早く言わないかな!?」
「何かもう、いつもの事という感じで・・・」
「乾くん。ちょっと生徒指導室まで行こうか」
「うぃ・・・取り調べですね分かります」
「容赦はしないよ?」
「死なない程度でたのんます!」

 

2016年9月29日

かなりイライラする一日でした。明日もそうでしょうけど・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「乾くんが敵勢力に痛手を与えた件について」
「相手が無茶しやがってという感じだな」
「よりにもよって乾くんかぁ・・・致命的な選択ミスだね」
「仲間からの評価が高い!?」
「いやぁ・・・ド変態の真似はできてもその打たれ強さや生命力までは真似できなかったという意味だよ」
「俺の評価が不当なんだが!?」
「守りをぶち抜いて蹴り込んだりしたからなぁ・・・」
「首が変な方向に曲がった時は慌てて反対側の人が蹴り返していたしね」
「敵はよく死ななかったな・・・」
「多分乾くんが脱出した際に帰還転送がされたんじゃないかな」
「相手が分からしたら散々だったろうな」
「まさか仲間があんな行動に出るなんて思わなかっただろうね」
「選択ミス。その一言に尽きるね」
「哀れだな・・・」
「この事は一応師匠に報告したけど・・・」
「さっちんの師匠はなんて?」
「相手方の特定ができたので反撃にうつるらしいよ」
「反撃・・・できるんだ」
「俺らは迎撃が精一杯だけどな」
「迎撃できる時点で異常だろうな・・・」
「あー・・・・・・」
「でも、相手は遠野くんを狙っていると思うんだけど、どうして遠野くんが居ないタイミングを狙ったんだろうね」
「多分、クラスの半分か全員をすり替える気だったんじゃないかな?」
「えっ」
「上手くいったら凄いことになっていたかもね」
「それでも遠野には勝てないと思うが」
「まあ、だろうね」

 

2016年9月30日

胃の痛い毎日を送っております。

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「混ぜるな危険。この言葉の意味を心底理解した」
「乾くん。シャツを血だらけにした状態でいきなりそんな事を言われてもね・・・」
「スマン。それくらい動揺している・・・」
「何かとんでもない事でもあったの?」
「ああ・・・遠野と遠野に似た美少女と構い倒したくなるような中性的な美少年が楽しそうに歩いていたんだが・・・」
「!!??」
「おちちゅけゆみぢゅか」
「乾くんが落ち着いて。鼻血が凄い事になってるから」
「・・・思い出しただけでこれだ」
「どれだけ危険か分かったけど、大丈夫?」
「・・・今気を抜いたらいろいろながれ出しそうなレベルだ」
「出血多量のショック症状直前!?」
「・・・どぉりでさっきから少し寒いな、と、と・・・」
「流石の乾くんの快復力でも追いつかないとか・・・」
「ありゃ暴力だ。幸せ視覚兵器だ。しかもアレだ。三人が仲良く手をつなぎながら歩いていた挙げ句鼻歌まで・・・」
「それっアウトだよね!?今頃外は死体だらけ!?」
「・・・いや、何か知らんが遠野の周りを薄い膜みたいなモノがガードしていたんだ」
「他の人は大丈夫ってこと?」
「ああ。何か気付いていなかったぞ」
「それを看破する乾くんが凄いと思った・・・」
「ハッハッハッ・・・御免。今色々限界手前だから」
「すっごく弱っているね」
「当たり前だと思われる・・・」
「あ、バケツ用意する?」
「・・・少し休めば何とか」
「思い出さない?」
「思い出させないでッ!?鼻血が・・・」
「うわぁ・・・へたり込んだ」