2016年7月1日

はまじ・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「断罪ザマァって誰得だろう」
「遠野くん?」
「・・・弓塚さん。これ」
「えっ?・・・うわぁ・・・」
「どれどれ?俺にも見せ───英語じゃねーか」
「フランス語だよ」
「そうとも言う」
「いや、そうとしか言わないからね?」
「お前、しかしこれどうしたんだ?」
「僕が行った罪状が書かれているらしいよ?」
「は?」
「僕が誰々に色目を使ったとか、車に細工をして事故を起こさせようとしたとか・・・」
「色目スタートでいきなりハードルガン上げか!?」
「もう無茶苦茶だよ」
「遠野くん。これってどうするの?」
「今、代理人使って大使館へ持っていってもらってるよ。向こうのだけど」
「「えっ?」」
「差出人は貴族令嬢。そして結構大きな企業令状でもあるんだけど・・・ここまでアクティブだと他にもやらかしていそうだから釘を刺しておかないと」
「遠野・・・笑顔が黒いぞ」
「七通ほど来ているんだ」
「・・・その子のことを、詳しく」
「弓塚さん。殺気が漏れてる」
「遠野くん?」
「遠野・・・弓塚がバーサクモードに入ったぞ」
「うわぁ・・・」

 

2016年7月2日

倒れてました

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「先生の様子がおかしい?」
「何か凄く不気味なの。ニヤニヤしたり、悶え出したり・・・」
「えっ?いつもの事だよね?」
「・・・よく考えてみるとそうね」
「うん。平常運転平常運転」
「ブルーって色々とんでもないのね」
「えっ?アルクェイドさんも似たような事しているよ?」
「えっ!?」
「ベッドにダイブしたあと僕の名前を連呼しながらゴロゴロしたり」
「!?」
「ゲームしながら研究所製のボイスレコーダーで録音した僕の鼻歌をずっと聴いてたり」
「知ってた・・・の?」
「先生に教えてもらったんだ」
「ブルー・・・」
「で、僕はアルクェイドさんに言ったことと同じようなことを言ったんだ」
「・・・え?」
「先生、今のアルクェイドさんのような表情していたよ」
「・・・・・・」
「アルクェイドさん?」
「もしかして、」
「?」
「ブルー、わたしを見た瞬間無表情になったのって・・・」
「あー・・・」
「えっ!?志貴、どうして離れるの!?」
「アルクェイドさん。後ろ後ろ」
「!?」

 

2016年7月3日

HDDからカッコン、カッコンって・・・(修復中)

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「・・・・・・」
「アルクェイドさん?」
「壊れちゃった・・・」
「えっ?」
「わたしのパソコンが、壊れちゃったの・・・」
「えっと、機械だし、アルクェイドさんみたいにずっとつけっぱなしでしかもフル稼働だったら・・・」
「今、琥珀に見てもらっているけど、何か深刻な顔してたの」
「何か言ってましたか?」
「基盤もいってますねぇって」
「も・・・って事は他も駄目になっているんだろうね」
「ゲームを平行稼働させていたからかな?ブラウザを10以上開いていたからかな!?」
「いや、僕に聞かれても・・・」
「最悪ハードディスクさえ無事だったら良いの!」
「アルクェイドさん。修理終わりましたよ〜」
「!?」
「あ、琥珀さん。原因はなんでしたか?」
「埃です」
「えっ?」
「埃が基盤に付着していたので恐らくはショートしたのでしょう」
「・・・ショート」
「はい。結構埃がたまっていましたよ」
「クリーンルーム作ったんじゃなかった?」
「ずっと起動させていたのなら前の段階で埃がたまっていたんだと思いますよ?」
「ハードディスクは!?」
「異常なしだったので載せ替えておきました」
「良かった・・・」
「ただ、使用時間が凄いことになっていましたけど・・・大切なモノを入れているのならバックアップはしておいてくださいね?」
「分かったわ」
「・・・僕にはあまりついて行けない内容だった・・・」

 

2016年7月4日

いい加減、椅子を買わないと・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「裏切り者!」
「うにゃっ!?」
「遠野くん大丈夫!?」
「えっと、何があったの?」
「三角関係の修羅場が隣の教室で起きているみたいなんだよ。言い合っているのは二人だけど」
「えっと・・・?」
「先月2件あったんだよ。こういう事」
「2件も?」
「一体何が起きているんだろうね・・・」
「その2件って、どんな結果になったの?」
「・・・・・・」
「弓塚さん?」
「2件とも、悲惨な結果だったよ・・・」
「えっ?」
「男色に、はしったんだよ」
「・・・えっ!?」
「しかも2件とも一人の人を求めての結果だし」
「ゴメン弓塚さん。何となく分かったからそれ以上言わないで」
「俺、やっぱり乾のことが好きなんだ!」
「───すっごく聞きたくない台詞が聞こえてきちゃった」
「最悪だね」
「でも、どうしてこうなったの?」
「良く分からないけど、乾くんは授業中以外姿を眩ましているんだよ」
「だからここ最近全く見ないんだね」
「その方が平和で良いんだけど」
「そうだよね」
「それ酷くな───」
「乾が居たぞ!」
「今日こそ俺の熱いデンジャラスボデーを!」
「いいや俺の日に焼けた!健康的な!肉体をお届けだ!」
「あの呪い師ぶっ飛ばす!」
「「ああ!逃げた!」」
「・・・有彦、活き活きとしてるね」
「少なくとも今日は平穏だね」

 

2016年7月5日

FANエラー

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「有彦がとうとう・・・これで世間も平和に」
「ある意味騒動の始まりになる気がする・・・」
「そっち方面に行けばクリスマスもバレンタインも平和になるよ?」
「!?」
「俺はノーマルだ!」
「あ、なんだ戻ってきたんだ・・・」
「え?マジ残念そうな顔してるんですが?なんで?」
「乾くんが居ない世界を夢見ていたから」
「有彦が僕から距離を置いてくれる現実を夢見ていたから」
「何か五十歩百歩な回答ありがとうチクショウ!」
「普段迷惑をかけないような人だったらここまで言わないけどね・・・」
「乾くん=問題児だもんね」
「季節の騒ぎの時、どれだけ周りに迷惑をかけたか・・・」
「それを何とか抑えているけど、あれ、結構お金掛かっているからね?」
「・・・・・・えっ?」
「遠野くん。今更な反応をしている人がいるよ?」
「弓塚さん。アレは色々とアウトな感じだよ」
「「はぁ」」
「えっ?マジで?」
「もみ消すんじゃなくて誤魔化す方向にシフトさせたし、そのせいでイベントを組んだから毎回結構な金額が掛かっているよね?」
「・・・ちょっと、確認取ってくる」
「商店街でクリスマスに向けての企画会議しているから行ってみたら良いと思うよ」
「えっ?今の時期からなの?」
・・・乾くん、駅前か公園か商店街で騒ぎを起こすから・・・」
「あ〜・・・本当に一度裏方達の苦労を知ってもらわないとね」

 

2016年7月6日

CPU70度台。HDD60度手前・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「311万って・・・」
「それ、運営費のみだから」
「!?」
「何の話?」
「有彦が311万かかったことにショックを受けて居るみたいなんだ」
「基本運営費の額だよね?」
「うん。チラシ、ポスター印刷代と場所代、レンタル・・・あとは景品代と僅かな人件費だよね」
「人件費が半分近くを占めるけどね」
「メーカーさんとかからの景品寄贈がなかったら400万円になるってきいた事あるよ」
「えっ!?」
「・・・・・・俺のせいか?」
「年二回のイベント、始めたのここ数年だよ?」
「・・・・・・」
「そう言えば今年の大抽選会の特等は豪華だよ」
「えっ?何?」
「海外旅行3名様」
「どこに!?」
「秘密らしいよ」
「遠野くん絡みなんだね」
「うん」
「答え分かったも同然じゃない・・・」
「決めた」
「乾くん?」
「今年はイベントを盛り上げるべく動く!」
「「えー?」」
「だからなんで俺の発言に残念そうな顔するんだよ」

 

2016年7月7日

運営費、です。各お店のイベントはチガイマスヨ?

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「え?今年から先生のお誕生日はお祝いしませんよ?」
「・・・・・・えっ!?」
「だって先生が「年齢のことを言ったら蹴る」って言ってましたし」
「アレはお姫さんに・・・」
「僕も側に居ましたよ?」
「・・・・・・」
「一応先生へのお誕生日プレゼントは用意しています」
「え?そうなの?」
「はい。十分の一陽神くん1ヶ月貸出券です」
「えっと・・・何?」
「十分の一陽神くんとは十分の一の大きさの式神です」
「何基準の?」
「僕基準です。姿は僕に似ていますし」
「!?」
「うわ。先生の目の色が変わった」
「ミニ志貴を一ヶ月自由にできるのね!?」
「はい。ただ、解剖したり自爆特攻させたりしないでくださいね?」
「そんな事を仕向けるような私じゃないわ」
「言い切った・・・」
「むしろ守るわ!」
「力強く言い切った・・・」
「じゃあ・・・明日からお願い!」
「明日の0時か「8時からでお願い」・・・8時からスタートしますね」
「ああ・・・ミニ志貴・・・理性が崩壊しそうな気がするわ」
「・・・僕は早まったことをしちゃったのかな・・・」
「お姫さんとかが暴れたら蹴り殺すわ」
「アルクェイドさんの命日は、明日かも知れない」
「どんな姿なのか楽しみね」
「狩衣姿です」
「!!?」
「先生、鼻血鼻血」

 

2016年7月8日

投票する人は投票する相手に一票を託す責任を。しない人は後で何が起きても文句を言わないと言う覚悟を。
───いや、今回は色々おかしな部分が多いんですが・・・急に一部報道が露骨な話題逸らししてますし。

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「えっ?デリバリー?」
「はい。なんかうちの子達がデリバリーサービスをしたいと」
「えっと・・・?」
「お弁当とかをつくって配達したいそうですよ」
「いや、そうじゃなくて・・・うちの子?」
「陽神くん達です」
「は!?」
「今先生に貸し出している十分の一陽神くん残り11名。十二分の一陽神くんが12名居ます」
「・・・なんて志貴パラダイス・・・」
「その子達がお弁当を作って配達したいと」
「危なくない!?」
「転身の術やワープも使えますし、五人一組で動いているので余程のことがあっても」
「えっ?でも・・・」
「五人で翡翠ちゃんと同等ですよ?」
「───えっ!?」
「一人でも戦略兵器レベル。でもお弁当を運ぶ時は四人で運ぶという」
「見たい!」
「注文してください」
「どうやって?」
「一号店にオーダー票とメニュー一覧があるのでそれをもらって記入し、代金をオーダー票の上に置きます」
「それで?」
「5〜10分で持って来てオーダー票及び代金を回収。お弁当を渡してくれます」
「早っ!?場所は?」
「この世界であればどこでも」
「!?」

 

2016年7月9日

ふ、ふはははは!お給料もらって二日目!残金2万円ってなにさ!

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「昨日から始めたのにもう昼も夜もあの子達フル活動」
「まあ、そうなると思ってたわ。私も注文したし」
「注文したんだ・・・」
「アレは拙いわよ・・・」
「おいしくないんですか!?」
「癒やそうじゃなくて・・・ヤバいと言う意味で・・・」
「?」
「味はあれ以外食べられなくなるんじゃないかってくらいおいしくて、でもそれ以上に」
「それ以上に?」
「持ってくるその姿が想像以上に可愛くて・・・特にミニミニタイプが来た時は・・・もうっ!」
「先生が暴走してる・・・」
「アレを見て暴走するなってのは酷よ!?」
「そんなに!?」
「それに、いつでもどんなときでもどんな場所にでもお弁当を運べるなんて・・・ねぇ」
「まあ、あのオーダー票がないと駄目ですけど」
「それでもよ」
「・・・まあ、数枚は海外へと移動していますが」
「えっ?」
「あの子達、オーダー票は全て管理しているんですよ」
「・・・って事は?」
「オーダー票は最大四十枚。そして捨てられたり破棄された場合はオーダー票は転送されて補充されるので問題ありません」
「何か凄い技術が使われているような・・・」
「あと」
「何?」
「お弁当は一品につき五個までです」
「メニューとサイドメニューがあんなにあって五個も注文できるの!?」
「明日からのメニュー一覧は更に進化してますよ」
「明日朝一で注文するわ!」
「・・・先生。食べ過ぎは注意ですよ?」
「う゛っ・・・」

 

2016年7月10日

まあ、やっぱりといった感じですが・・・待て、投票率マテ。

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「本日の売上・・・30万円を超えてしまってたりします」
「は?」
「4〜500食位作ったそうですよ。まだオーダー来ているので作っていますけど」
「まだ!?」
「あの子達は休まなくても平気ですが・・・念のために増員はしておきました」
「何度も同じ人から注文が来るとか?」
「・・・最大で一カ所から75個のオーダーがあったそうです」
「おっ、恐ろしいわね・・・」
「三十一枚の時点でこれですから・・・怖いですね」
「そう言えば外国に渡ったっていう数枚は?」
「もうオーダーが来ていますよ。一枚は既に今日のオーダーは完了しているようですけど」
「・・・もう使用しているんだ・・・」
「備考欄に要望を書いてくださる方も居てありがたいんですが・・・あの子達が頑張りすぎて怖いです」
「品数が増えるとか?」
「今の時点で十六品なのにあと四品増やそうとしているみたいです」
「サイドメニューも!?」
「どうしてそんなに嬉しそうなんですか・・・サイドメニューも増やすみたいです」
「流石!」
「特別メニューとしておにぎりセットなども入れていくそうです」
「おにぎりって・・・」
「要望が、凄かったようです。外国からの」
「あー・・・えっ?一枚だけ使われているんでしょ?」
「なんでも梅・鮭・味噌・明太子のセットが欲しいと熱く書かれていたそうです。できればお茶付きでとも」
「日本かぶれね」
「かも知れませんね。でもこれに関しては最大数を20にして対応すると決めたようです」
「何か、追い込んでない?」
「追い込んでますねぇ・・・あの子達のことですから要望があれば五十個まで行きそうです」
「それよりもメニューの限界を」
「二十以上は禁止していますし、サイドもあれ以上増やさないようにと言って───」
「志貴?」
「先生。今、あの子達から最大数五を十にして欲しいと要望があったと」
「・・・うん。まあ、あると思った」
「───暫く好きにさせておくことにします」

 

2016年7月11日

なんか誰かさんのせいで赤字になってるんですが!?

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「おにぎりセットがある部隊の命を救ったとか・・・」
「は?」
「昨日の今日に戦場へ行った人も問題だと思いますが・・・」
「何が起きたのよ」
「おにぎりセット二十個とカップお味噌汁三種類同数。あと、お弁当合計五十九個のオーダーが入ったんです」
「・・・記録超えね」
「要望にはサンドイッチ系も欲しいと・・・」
「余裕あるじゃないの」
「いやぁ・・・激戦区だったようで、勝利を運ぶ妖精扱いされたそうです」
「・・・考えてみたら、最強の支援物資よね」
「ですねぇ・・・」
「おにぎりセットはお茶付きだし」
「食べ物も水もない状態だとありがたいですね。サイドメニューにミニうどんやカップざるそばなどありますが」
「新商品!?」
「いえ、序盤からありましたよ?」
「あったんだ・・・」
「しかしサンドイッチかぁ・・・やはりセットにしてコーヒーでも付けるのかなぁ」
「志貴は関わらないの?」
「あの子達の好きにさせておくつもりです」
「際限なくやりそうな気がするんだけど・・・」
「任せます───っと、サンドイッチセットは卵サンド2、ハムサンド2、ツナサンド2とコーヒーのAセット。サラダサンド2、ポテトサラダサンド2、トマトサンド2とオレンジジュースのBセットの二つを売り出すようです」
「流石志貴の子達ね・・・恐ろしい行動力だわ」
「僕も怖いですよ・・・あ、全部MAX15セットで」
「というよりも仕入れは大丈夫なの?」
「そこは全く問題ありません。野菜は大量に余っていますし、パンももらい物が大量に・・・」
「いつの間に!?」
「人の倉庫を食料貯蔵庫にしようとしている人達には罰を与えましたが・・・ふ、ふふふ・・・」
「何があったのかしら・・・」
「知りたいですか?」
「や、遠慮しておくわ」

 

2016年7月12日

仕方なく紐付けのためにwindows10へアップグレード→エラー。   は? トライ&エラー何回させる気ですか?

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「あ、駄目だこれ凄く殴りたい」
「志貴?どうしたの?」
「先生。今ちょっと僕の機嫌が悪いのでアルクェイドさんみたいに抱きついてこないでください」
「そう言えばお姫さんは?ここ数日見てないんだけど」
「・・・・・・超巨大緊急クエストに100時間連続参加中です」
「何それ」
「ネットゲームです。ゲーム内の大陸各所で起きている問題を解決して回っていますよ」
「お姫さんが主人公してるわね・・・」
「廃神メンバー筆頭ですからね」
「今駄目な漢字が頭に浮かんだわ」
「多分それで当たっているか・・・もうワンランク上です」
「うわぁ・・・」
「・・・ではなくてですね。どうやらうちの子達のデリバリーが悪用されそうになったので」
「えっ?」
「先生先生。表情が抜け落ちてます」
「志貴。その話、詳しく」
「・・・地雷踏んじゃったなぁ・・・」
「志貴?」
「もう解決済みですよ。どこぞの部隊で活用してもらった後、お偉いさんがそのオーダー票を持っていってですね・・・」
「お弁当を転売目的で?」
「・・・はい」
「で、どうしたの?」
「仕様規定に引っかかったので規則に基づいて取引停止の通達を出してオーダー票を回収しました」
「相手は慌てているかしら?」
「契約違反書はその場に置いてあるので慌てると言うよりも・・・うーん」
「どうしたの?」
「ちょっと確認してみます」
「え?」
「───あー・・・」
「えっ?なに?」
「思いっきり詰め寄られてます」
「誰に?」
「お偉いさん方っぽい人達にです」
「何故?」

 

2016年7月13日

あ、これアカンパターンや・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「約五日間・・・あ、もう六日かぁ・・・長い戦いだったわ」
「その間フルにネットゲームをしていたアルクェイドさんが恐ろしいよ」
「今回ばかりは運営側もメンテナンスのタイミングをずらしてくれてありがたかったわ」
アルクェイドさんがネットゲームで楽しんでいる間、僕達は僕達で色々面白いことが沢山ありました」
「ブルーの誕生日以外で?」
「その後すぐにです」
「何があったの?」
「僕の式神達がお弁当の配達サービスを始めました」
「わたしのために!?」
「・・・どうしてそう解釈できるのかが分からないです」
「いや、まあそう思わない?」
「全然」
「あ、そう・・・で、どう呼んだら来てくれるの?」
「専用のオーダー票にオーダーを書き込んで代金と共に置いていてくれたらOKです」
「便利すぎない?」
「たとえ固有結界内でも届けられますよ」
「・・・まあ、志貴の創り出した式神ならそのくらい簡単そうね。配達範囲はこの世界であればOKとかでしょ?」
「・・・アルクェイドさん。流石ですね」
「だって志貴の式神だもの。色々跳び越えているはずよ。このままだと異世界まで行けそうな気がするんだけど」
「行けそうですねぇ・・・」
「で、そのオーダー票は?」
「最大四十枚でしたのでもうありませんよ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・えっ?」
「アルクェイドさん。目が怖いですよ」
「無いの!?」
「残念ながら・・・ああ。そう言えば回収した一枚が」
「それ頂戴!」
「しっかりアルクェイドさんが食事をしてくれるなら・・・はい」
「やった!これで志貴の手料理がいつでも食べられる!」
「え?僕が作っているわけではありませんが?」
「広い意味では志貴の手作りよ!」
「広い意味ではって・・・」

 

2016年7月14日

本気、押しつける気やったんか・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「遠野くん!このお弁当メニューにはカレーがありません!」
「匂いが付くから却下だそうですよ」
「そんな・・・」
「麻婆もありませんし」
「それはどうでも良いんです」
「良くないですよ?」
「えっ?」
「麻婆がメニューに載れば必ずカレーもメニューに載りますし」
「!?」
「基本、容器は同じものを使う予定ですから」
「そんな・・・」
「ショックを受けるレベルですか?」
「あ、そう言えばうちの子達から伝言が」
「何ですか?」
「シエルさんの作ったパンをお店に出したいと」
「!」
「あ、逃げた」
「志貴、ナチュラルに心をえぐるわね・・・」
「えぐりましたか?・・・って、お弁当食べながら・・・」
「焼き鳥丼おいしい」
「あー・・・日替わりメニューでしたか」
「でも志貴。本当に大丈夫なの?」
「色々問題ありですが、まあ、何とかしていますから」
「・・・大変そうね」
「税金って、大変なんですよ・・・」
「あっ・・・」

 

2016年7月15日

え?何が送られてくるって・・・?

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「先生の暴走が止まらないと」
「アレはない。あんなブルーは・・・あれ?」
「ブーストが掛かった程度だと思うんだけどなぁ」
「・・・よく考えるとそうだったわ」
「元々がとんでもないとも聞こえるよね」
「えっ?元々志貴のこととなるとぶっ飛ぶのがブルーじゃない」
「・・・強く否定できない・・・」
「でも否定しようと努力はするんだ・・・」
「一応常識人だと・・・・・・思いたい」
「あ、そう言えば結構オーダー票が帰ってきているって聞いたんだけど」
「え?無いですよ?」
「えっ?」
「七枚ほど帰ってきましたけど、瞬殺でした」
「えっ!?」
「百枚は流石に駄目だと思うんですけど・・・五十枚だと同じく瞬殺されちゃうんでしょうねぇ・・・」
「どうするの?」
「どうもしませんよ?」
「どうもしないの?」
「しません。ただでさえ注文数が恐ろしいことになっているのに・・・」
「え?どんな感じ?」
「国内以上に国外のオーダーがとんでもない事になっているので」
「国外はどれだけ?」
「六枚です」
「六枚でとんでもない事?」
「時計塔に二枚」
「あ、これ以上は聞かないわ」
「察してもらえて何よりです・・・ハァ」
「あと」
「何ですか?」
「どうして今日の日替わりがおでんなのかと小一時間問いたいの」
「・・・とうとう汁物を出そうと動き始めた・・・」
「まさか知らなかったの?」
「全然知りませんでしたよ。ということは・・・カレーや麻婆も近いかも知れませんね」
「!?」

 

2016年7月16日

妙なメールが増えてきましたよ?

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「・・・・・・」
「志貴?どうしたの?深刻な顔をして」
「・・・オーダー票が、異世界に渡ってしまいました」
「・・・えっ?待って。異世界って・・・誰かとばされたってこと!?」
「いえ、オーダー票とあの子達だけです」
「ちょ!そっちの方が問題じゃないの!」
「やっぱりそう思いますよねぇ・・・」
「救出可能な場所!?」
「あー・・・まあ。知り合いも何名かいますし」
「じゃあ問題ないの?」
「大ありです」
「問題あるんだ・・・」
「場合によってはあの子達を全員自爆させるレベルで「大問題じゃないの!」・・・ですから大ありだと」
「知り合いが居るんでしょ!?」
「その知り合いが拙いんです」
「どういう風に?」
「先生以上に拙い人です」
「・・・OK把握」
「しかしどうしたものか・・・」
「一体どんなところなのよ」
「SFの世界みたいな感じ」
「えっ?」
「明らかに近未来を越えた感じ」
「・・・分からないんだけど」
「彼女に捕まる前に撤退させる必要があるんですけど・・・」
「けど?」
「・・・・・・見つかったっぽい」
「えっ!?」
「自爆用意」
「だめーーーーっ!」
「火遁!」
「えっ?」
「・・・・・・良し。逃げ切った」
「えっと・・・?」
「自爆技の火遁を使ったんですけど、それが封じられたら本気自壊技使う羽目になるところだったんですよ」
「あの子達死んでないのよね?」
「例え自爆しても自壊しても死にませんよ?」
「えっ?」

 

2016年7月17日

倒れていました。 あと、超頑張ってWIN10へアップグレードしました。 あのエラーの群れは心が折れます…

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「───えっと、その構成する物質をエネルギー化して・・・うん。分からない」
「まあ、本体は別に居ますし」
「今、もの凄く聞き捨てならない台詞が聞こえたわよ!?」
「まったく・・・まさかまた過去にとぶとは思いませんでした」
「過去!?」
「現時点で亡くなっている人がいたら、それは過去ですよね?」
「平行世界の可能性は?」
「・・・無いですね」
「無いんだ」
「あの子達を抱きしめようとしていた時点で平行世界ではないと」
「あー・・・そっかぁ」
「しかし・・・嫌な予感がします」
「えっ?」
「もしかすると、流れが変わったかも知れません」
「この一件で!?その人無事だったんでしょ!?」
「無傷ですが・・・なーんかようすが変なんですよ」
「志貴が関係すると大体の人は変になるのよね」
「泣きそうになるのでそれは言わないでください」
「自覚、あるんだ」
「自覚というか、まあ、うん・・・」
「ゴメン。話を戻して」
「流れが変わった可能性をちょっと探らないといけないんですけど・・・うっかりするとあの人に捕捉されるので」
「慎重に?」
「ちょっと研究所に行ってきます」
「あ、向こうの力を借りないと拙い相手なんだ・・・」
「借りてようやく・・・って相手です。じゃ、ちょっと行ってきます」
「いってらっしゃーい」

 

2016年7月18日

一度体調を崩すと長引くんですよねぇ・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「・・・・・・」
「志貴。無言で帰宅するの怖いから・・・」
「流れが変わっていた」
「えっ?」
「しかもこの世界の流れに無理矢理合わせて・・・研究所の人達も半笑い」
「なんなの?相手は神か何か?」
「次元を超える事のできる相手だし、神よりもタチが悪いと」
「志貴の目が怖い・・・」
「まさか彼女があの時に火遁を使うなんて」
「火遁って、まさか」
「あの全知さんは・・・変なモノ学習させちゃったなぁ・・・今頃全知VS研究所のバトル中です」
「バトル!?」
「介入しようと全力をつくす彼女とそれを守る研究所の見えない戦い」
「怖いことになりそうね」
「介入されたとしても僕に精神的な被害が来る程度です」
「例えば?」
「まあ・・・病んだ先生レベル?」
「・・・ああ、把握」
「三九枚で回すのかぁ…まあ、あの子たちが少し楽には・・・変わらないかな?」
「え?増やさないの!?」
「むしろ減らしたいんですが?」
「!?」
「具体的には三十枚まで」
「わたしのは渡さないわよ!?」
「無理やり奪うつもりはありませんよ?」
「えっ?」
「こ・う・か・ん・・・です」
「何と?」
「このリストから・・・」
「!?」
「アルクェイドさん?」
「交換するわ!」
「ありがとうございます〜」

 

2016年7月19日

Q.ボーナスステージ(全四ステージ)でアイテムをゲットできないって・・・仕様? A.物欲センサーに対応しています。

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「幸子!」
「いつも出だしはそんな感じだよね」
「遠野!ハネムーンはどこが良い?幸い夏休みまであと数日だぞ?」
「有彦の地獄への単独旅行でどう?」
「───さっちん、その、首に突きつけている定規を退かしてください」
「突きつけているんじゃなくて、当ててるの」
「そのまま勢いよく引かれたら切れちゃうかららめぇぇぇぇっ!」
「その無駄に高いテンション、誰か低い人に分け与えたい・・・」
「遠野にア・ゲ・ル」
「僕は平常だから。ちょっと落ち込み気味の担任に」
「ひゃっほう!乾のテンションもーらいっ!ついでに打撃のプレゼンツ!」
「チョッピングライト!?」
「へーい!」
「流石・・・流れるように投げ技を決められるなんて・・・」
「教え子に手を挙げるなんて・・・きょういくいいんかいにいうからな!?」
「何故幼児口調・・・まあ、言ったところで動かないぞ?」
「へっ?」
「お前、教育委員会出禁だろ」
「てへっ?」
「更には警察から厳重注意中だろうが」
「げへっ?」
「更に更に・・・お前の姉から教育的指導は全力でOKをもらっている。勿論、関係各所に連絡済みだ」
「・・・いつの間に?」
「この間の面談の時だ」
「・・・来ていたのか」
「来ていたぞ?ついでに遠野が構い倒されていたな」
「!?」
「そこで反応するのか!?」
「遠野!何もされなかったか!?セクハラは!?」
「有彦ほどじゃないし、逆に有彦が何かしていないか聞かれたレベル」
「・・・・・・ナンテ、コタエタンデショウカ?」
「弓塚さんが証拠と共に証言してたよ?」
「・・・だからあんなに連夜のエクストリーム夕飯だったのか」
「意味が分からないんだが・・・」
「牛肉シシトウ炒めやら、泰山仕込みの麻婆豆腐やら・・・大変だった・・・」
「だからこそそのテンションだったと」
「休みに入れば逃げられるぜ!もう朝おトイレが怖いなんて無いんだ!」」
「・・・いやぁ・・・どうだろう」
「・・・・・・・・・・・へっ?」

 

2016年7月20日

巨泉さん。ご冥福をお祈りいたします。

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「おやすみひゃっほう」
「遠野くん。テンション低いよ」
「・・・だってお仕事満載なんだもん・・・」
「あー・・・」
「一応僕が居なくても問題無いはずなんだけどね。問題無いはずなんだけどね・・・」
「大切なことじゃないよ。それは」
「優秀すぎる人達が居るんだもん」
「その人達は遠野くんとお仕事がしたくて頑張っているんじゃないの?」
「?」
「え?何故そこで首をかしげるの?」
「そうなの?」
「いや、分からないよ?」
「後で聞いてみよう」
「いや、そこ直接聞く場面じゃ無いと思うんだけど」
「え?そうなの?」
「うん」
「・・・じゃあ王さんに聞いてみる」
「わたしが言ったこと無視された!?」
「違う違う。王さんはそこら辺容赦なくズバズバ言ってくれるから」
「あー・・・」
「あ、でも僕チョコチョコ顔は出しているんだよ?」
「そうなの?」
「代理で違う僕が署名したりしてるし」
「それ、かなり拙いことじゃないの!?」
「え?僕だよ?」
「筆跡は?」
「僕と同じ」
「えー・・・?ドッペルさんでも僅かに違うのに?」
「流石弓塚さん。筆跡鑑定まで・・・」

 

2016年7月21日

PSO2の新ステージライブ・・・何か凄まじいんですけど?

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「えっ?」
「死徒が領海内に侵入してきたので魔力砲を使い撃破いたしました」
「待って!死徒って言っても・・・」
「敵対判定の個体でした」
「海を越えるような個体って・・・」
「正確には死徒ではなく零落した死人の神ですが」
「死神さんが撃ち落とされたの!?」
「はい。跡形もなく」
「・・・問題にならない?」
「仕掛けてきた者達に対しての威嚇も含まれておりますので」
「仕掛けてきたって・・・えっ?」
「つまりはそういうことです」
「まさか・・・協会?」
「いえ、幾つかの組織の残党が連合を組んで仕掛けてきた・・・とお考えください」
「どこかの国が関わっているとかは?」
「数カ国関わっています」
「・・・・・・えー?」
「レアメタルの取引を減らすよう手配済みですので問題ありません」
「それって結構問題だよね!?」
「まだ五段階中二段階目です」
「最大の五は?」
「戦争状態です」
「三は?」
「暗殺者が常時送られてくるレベルですね」
「常時送られてきてなかった?」
「特殊部隊が何度全滅したことか・・・しかも別の国で捕まるというとんでもない事態を起こして国際問題になっていますから今後はあまり無いかと」
「それでもあまり、なんだ・・・」
「理解できない輩は一定数居りますので」
「・・・・・・」

 

2016年7月22日

忙しいというか・・・まあ、忙しいんでしょうね。

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「・・・ななじゅうおくえん・・・」
「はい。夏のイベントに投入する資金はその程度で十分だとのことです」
「多すぎない?」
「世界四カ所で同時に開催されるとのことです」
「・・・まさか、連動企画も満載?」
「そのようです」
「でもそんなにお金掛からないよね?」
「機材と警備が結構な額に」
「メカ翡翠ちゃんを投入した場合は?」
「しかしそれでは・・・」
「変装できる部隊だよ?」
「・・・・・・半分以下になるかと」
「機材もメカ翡翠ちゃん達で用意・管理させるからかなり問題は減ると思うけど」
「新造のメカ翡翠ちゃんの部隊をちょっと借りるね」
「志貴さま。何故新造部隊のことを・・・」
「いってきまーす」
「志貴さま!?」

「ただいまー」
「志貴さま。まさか後ろの・・・」
「みんなメカ翡翠ちゃんだよ」
「・・・・・・研究所、ですか?」
「別の所。というか研究所経由で異世界に行って、カスタマイズしてもらってきたんだよ」
「・・・全員、ですか?」
「うん。性別は無理だけど外見は結構変えられるからねぇ・・・」
「そう、ですか・・・」
「あと、研究所でちょっと新しいソフトを入れてもらったよ」
「・・・緊急メンテナンスを行った方が良いのでは?」
「既に最適化は終わっているよ?」
「・・・えっ?」
「だからラムダクラスのメカ翡翠ちゃんだと思ってね」
「!?」
『私共ラムダ−2部隊は志貴さまの指揮の下任務を遂行いたします』
「・・・ここまで、違うのですか・・・」
「翡翠ちゃん?」
「今後新造されるメカ翡翠は全て外見を変えて・・・いえ、今居るメカ翡翠達も・・・」
「翡翠ちゃんが何か錯乱してる!?」

 

2016年7月23日

あれ?締め切りまであと1週間って見えたんだけど?え?決められてなかったよね?

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「これが、絶望の女神の力・・・」
「流石廃神。ランキング一位の力は伊達じゃないですね!」
「・・・いや、そんな事よりもこんなシステムを開発しているこの企業に脅威を感じようよ!」
「えっ?研究所が一部技術を提供しているんでしょ?できるできる」
「そうですよ志貴さん。技術面でとんでもない部分は「だいたい研究所のせい」で済みますよ」
「それ琥珀さんが言っちゃいけない台詞だよね!?メカ翡翠系も充分過ぎるほど問題だからね!?」
「それを軽々と越えられてしまっているわけですから・・・傷心中ですよ」
「絶対嘘だ・・・」
「シオン。何ボーッとしているの?」
「あ、いえ・・・真祖のあの動きを見事に捕らえているこのセンサー群も処理装置もこれほどまでに小型なのかと」
「ああ、ごめんごめん。これだけが最上位の装置だからね?普通は常人が全力で動く程度までしか読み取れないから」
「「「!?」」」
「えっ?どうして驚かれてるの?」
「あの、いつの間に?」
「いや、その機器をセッティングしたりしたの、僕だからね!?」
「ですよねぇ・・・」
「志貴くんだけだよ。僕に気付いていたのは」
「気付いてはいましたけど・・・いや、えーっと?」
「僕が研究所から出向しているの、知らなかった?」
「はい」
「ゲームに全力!という嘆願書で出向許可をもらったんだよ」
「いや、そうではなくて・・・天宮さんの動きもキャプチャーできるって事ですよね?これ」
「だと思うよ?」
「アルクェイドさんの全力突撃を投げる瞬間もキャプチャーできるんですよね!?」
「研究所製ではないから100%とは行かないかも知れないけど」
「やってみてください!」
「え!?わたしは良いけど大丈夫なの!?」
「まあ、見えなくても感知内に来れば何とかなるんじゃないかなぁ」
「お願いします!」

「・・・システムダウンとか・・・」
「まあ、いくらシステムでも緩急の限界処理があったと」
「あの・・・真祖が見事に流されて吹き飛んだのは・・・」
「・・・・・・あれ、わたしの抜刀も確実に取られますね・・・」
「何今の!右手と右足が動いたと思ったらいつの間にかすり抜けてとんでいたんだけど!?」
「一般的な古流柔術ですよ」
「「「「いやいやいやいや・・・」」」」
「それで、これを使っても出来ることをお披露目するって事でOK?」
「・・・アルクェイドさんがこんな動きしなければ何とか・・・」
「わたし以上に色々な人達が自重してくれたら・・・」
「しかし、絶望の女神が参加しなければ盛り上がりに欠けるかと・・・」
「・・・今更ながら、これは拙いのではないでしょうか」
「完全にノープランなんだね。というよりもこれをねじ込もうとしていたのは?」
「琥珀さんですよ」
「・・・あはー」
「ちょっと企画部に出頭してもらおうかな。一部の連徹組にゴメンナサイしてきた方が良いと思うよ?」

 

2016年7月24日

そろそろかな?そろそろなのかな?

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「頭下げられてもねぇ・・・」
「どうか!どうかお願いしますっ!」
「どったの?おばちゃん」
「ああ、丁度良いところに!この子なら何とかしてくれるかも知れないよ?」
「君が・・・かい?」
「俺ちょっと急いでいるんだけどなぁ・・・おばちゃん。話が見えないんだが、察するに遠野関連か?」
「アンタに話を振る事ってそれ以外あるかい?」
「・・・・・・無いな。悲しいくらいに」
「会ったとしても荷物持ち応援くらいだからねぇ」
「マジで泣けてきたぞ?」
「失礼だが、君は?」
「ン?俺は乾有彦。遠野のクラスメイトだ」
「アンタがマイラバーナンチャラって付けないのを初めて聞いたよ」
「一応俺もPTOを」
「TPO」
「有給的な意味で!」
「苦しい言い間違いだけど、そこですぐに切り返す辺り相変わらずだよ」
「・・・で?遠野になんか用か?」
「本当に君でいいのかい?」
「用の内容にもよると思うんだが?」
「・・・この手紙を渡して欲しいんだ」
「直接屋敷に届けなかったのか?」
「いや、それをしようとするとメイドが出てきて断られてしまったんだ」
「メイド?割烹着の人ではなく?」
「ああ。メイドだった」
「なんて断られたんだ?」
「ただ、「手紙・封書の類は正規のルートでのみ受け取りますのでお引き取りください」と」
「───その手紙、誰から経由?」
「何故そんな事を聞くんだい?」
「多分それ、捕捉されてるぞ?」
「ほ、捕捉?」
「爆発物だったり化学兵器。果ては呪物の類まで送りつける輩が居るらしいからなぁ・・・」
「そんなはずはないっ!これは私の姉からの手紙だ!」
「───ダウト」
「えっ?ぐぶっ!?」
「確保及び隔離完了!」
「ちょっと!?」
「おばちゃん。向こうの黒服呼んできて」
「なんなんだい!?」
「高見康孝二十七歳。姉は彼が十八歳の時に亡くなっているんだってさ」
「・・・それって洗脳とかそういった類かい?」
「いんにゃ。ただの思い込みらしい。ただ、持っているものは拙いものだったらしい」
「え?」
「ンじゃ俺は呼び出しがあるんで!」
「あ!ちょっと───まぁた何かやらかしたのかねぇ・・・」

 

2016年7月25日

マジでお仕事切羽詰まっているんですが!?

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「あの阿呆は・・・」
「先生がお怒りなんだけど、何かあったの?」
「何か予定があったようですが、それを忘れて引きこもっているようです」
「何の予定かが怖いんだけど・・・」
「買い物のようです」
「買い物?」
「アルクェイドさまに頼むという事は家電か電子機器かと」
「既に俗世にまみれてしまっているお姫様・・・」
「あそこまで機械オタクの廃ゲーマーになられると・・・」
「うん。それ以上は言わないで欲しいな。アルクェイドさんのためにも」
「ごめーん。マナーの悪いプレイヤーリストを作っていたら時間を忘れていたわ」
「は?」
「定期的に違反をしているプレイヤーや、明らかに問題行動をしているプレイヤーをリストアップして運営に送っているのよ」
「お姫さんが仕事っぽいことをしているなんて・・・」
「仕事じゃ無くてボランティアよ」
「・・・・・・志貴!このお姫さんはきっとニセ者よ!?」
「先生落ち着いて。アルクェイドさんは通常運転ですよ」
「でも」
「まあ、まだマシになったレベルですし、先生がアルクェイドさんを定期的に外に連れ出してくれるおかげで100%駄目真祖と言われずに済んでいるんですから」
「志貴がなにげに酷い・・・」
「事実ですよ?」
「お姫さん。行くわよ!」
「家電コーナーよね?」
「通信機器のコーナーよ」
「・・・・・・えっ?」
「アレ?何驚いているのよ」
「いや・・・ブルーこそ、ニセ者じゃないの?」
「携帯電話がないと志貴と離れている時にお話しできないじゃないの!」
「・・・ブルーは全くブレないわね・・・」
「志貴第一主義はどんなことがあっても変わらないわ!」
「志貴さま?」
「・・・ちょっと小旅行行こうかな・・・」

 

2016年7月26日

夏バテって、本当にあるんですねぇ・・・

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「俺、ちょっとオネェ修行してくる」
「夏休みに入ってすぐに暑さでやられたか?」
「失礼。修行してくる」
「何のだよ」
「心身を鍛えるためだ!」
「オネェの?」
「引っ張るな。力を付けにだよ」
「有彦。何に目覚めた?」
「いや・・・お前が女性に吹き飛ばされて空を舞っている姿を何度か見ていたらな・・・」
「見たのか」
「お前・・・よく生きてるな」
「自分でも不思議に思うくらいだよ」
「アレを見て俺は思った。世の中の女性って・・・怖い」
「待て!結果変なルート行きっポイんだが!?」
「安心しろ。悟ればどうとでもなる」
「何をどうしろと!?」
「じゃ!ちょっと修行してくる」
「どこにだよ!」
「樹海だ。じゃーなー」

「・・・イチゴさん。有彦のあれって本気だったんですね」
「樹海か・・・面倒なところに・・・」
「イチゴさん?」
「ああ、済まない.貴重な情報提供感謝する」
「で、有彦は・・・」
「とっ捕まえてくる予定・・・だけどなぁ・・・」
「あれ?」
「向こうに行ったとなるとそれなりの準備が必要になるから」
「あー・・・」
「とりあえずどこら辺に居るかは分かった。有間、ありがとう」
「いえ。どういたしまして」

 

2016年7月27日

ねむい・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「・・・お姫さんが家電担当者やPC担当よりも詳しかったおかげで色々安く買うことができたわ」
「えっ?」
「売り場ですぐに交渉に入ってたった二、三分で担当者が上司に連絡して値下げに応じるような場面が何度もあったりして楽しかったわ」
「頑張ればもう少し値切れたのに・・・」
「お姫さん。どんだけ値切るつもりだったのよ」
「あと四〜五%は値切れたわ!」
「本気の目ね・・・」
「で、何を買ってきたの?」
「え?・・・色々?」
「先生?」
「本当に色々よ。四〜五十万円分は買ったわね」
「そんなに・・・」
「先生がガッツリ機器類を買うってのが想像できなかったから」
「あー・・・まあ、機械は苦手だし」
「大丈夫大丈夫。ぜんっぜん問題無いから!」
「アルクェイドさん・・・」
「お姫さん・・・」
「だって機械音痴どころか理解していなかったわたしが今こうなのよ?」
「でもそれって基本的な知識はあったんでしょ?」
「───考えてみれば、そうね」
「駄目じゃん」
「でも!流石に今回買ったものは・・・PCとカメラ以外は壊しそうなものって無いわよ?」
「ベテランさんはこう言うけど、分からない人って凄い斜め方向の使い方をして壊すから・・・」
「志貴。凄く遠い目をしているけど、何かあったの?」
「いやぁ・・・機器に強い僕の世界であった事例が凄すぎて・・・」
「何があったのよ」
「色々。でもPCのコンセントが刺さっていないのにつかないとか、ノートで電源が入らないとクレームが来たとか・・・」
「・・・お姫さん。後で使い方を教えてね」
「分かったわ」

 

2016年7月28日

それが危ないことだと分かってて・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「万年筆?志貴が?」
「捜しているらしいんだけど、ブルーは何か知らない?」
「知らないけど・・・志貴が万年筆を・・・」
「誰かにプレゼントでもするのかしら」
「!?」
「ブルー?」
「まさか、野郎にプレゼントするため!?」
「えっ?」
「だって万年筆よ!?」
「ブルー。大切な可能性を忘れていない?」
「何よ」
「自分用。もしくは七夜用」
「!?」
「・・・考えてもみなかったって顔してるわね」
「そっか・・・七夜用・・・」
「それに」
「なに?」
「わたし、詳細話していないんだけど」
「もったいぶらずに早く話なさいよ」
「・・・本当に志貴のことになると・・・」
「で?」
「そのハイライトの消えた目・・・ってのやめて。怖いから」
「で?」
「良い物が無かったら作ってもらうって事らしいんだけど、専門のお店とかあるの?」
「専門店?あるけど」
「万年筆専門店ってあるんだ・・・」
「志貴も普通に調べればすぐに分かると思うんだけど」
「そうなの?」
「・・・もしかして、何か特殊?」
「みたい」
「・・・ペン先だけ買って自作したら?」
「何か投げやりになった!?」
「だって特殊な物っていったらメカニカルな物から聖遺物系まで志貴なら可能性が・・・」
「ちょっとググってくるわ」
「お姫さん!?」

 

2016年7月29日

いや、待て落ち着け・・・お仕事はまだ終わっていないのに増やしてどうするんですか・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「へぇ・・・」
「現在平和的解決を模索中ですが、相手は利益を求めての行動のため、解決は難しいかと」
「四カ国同時にねぇ・・・懲りなかったんだね」
「自分なら大丈夫だと思っているのではないでしょうか」
「───今、お客さんが来ているのにねぇ・・・」
「困ったものです」
「まあ、安全ではあるんだけどね。今回は穏便にお引き取り願うし」
「お客様も大変心配しておりますが・・・まさか」
「あ、もうお願いしてある」
「流石にそれは拙いのでは?」
「この前言われたから。うちが行動起こす前に呼んで欲しい。色々と対処しやすいから・・・って」
「もの凄く気を使われていますね」
「まあ、すぐに動くと思うよ」

「───やりすぎだと思うのはわたしだけでは無いはずです」
「大天使降臨で相手方大混乱だし」
「しかも見事に神託を下ろしたね・・・」
「まあ、誰かの虎の尾を踏んで自滅した人達はどうでも良いけど・・・問題は」
「先程お帰りになったお客様の方ですか」
「うん。拙くない?」
「見事に神託を受けていたようです」
「聖地として認定されても厄介なんだけどなぁ・・・」
「聖地として認定されたとしても我が物にしようとするのは無理だと判断するのでは?」
「それはないと思うよ。何か帰る際の態度が恐ろしく低姿勢だったし」
「・・・確かにあれは臣下の者が王に対して行うような・・・」
「・・・・・・」
「志貴さま?」
「うん。聞かないで」
「拙いのでは?」
「違う意味で拙いね」

 

2016年7月30日

ぬああああっ!?一日二度落ちるこのPCさんはっ!!

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「何なの?馬鹿なの??死ぬの?」
「・・・まったくもって仰るとおりで」
「あ、でもどこの世界から引っ張り込んできたの?」
「知らん。ただまあ・・・あのやたら声の良い吸血鬼の紳士は危険がデンジャーだった」
「あの吸血鬼は洒落にならないよ・・・師匠が来なかったら時間の問題だったし」
「マジで洒落にならなかった・・・しかしアレは俺のせいじゃないぞ?」
「じゃあ誰のせい?」
「俺は跳ばされて戻ってきただけだし。アレはその世界から転移の際に巻き込まれたって感じ?」
「・・・じゃあ、乾くんは異世界でアレと戦ってたの?」
「死ぬって!いやまああちらでも死にかけたが・・・」
「何があったの?」
「三つ巴の戦争をしている中に俺召喚」
「・・・えっ?」
「死ぬ気で避けながら周辺の奴らをシバキ倒して十分くらいした時、俺の周辺が光って・・・」
「再転送されたと」
「そしてあの状況だ」
「・・・しかしさっちん。あの吸血鬼も驚いていたが・・・マジで強すぎねぇ?」
「師匠の足下にも及ばないのに?」
「上を見たら切りが無いぞ?」
「でも遠野くんを守るためには」
「それでお前が倒れたら意味が無いだろうが。頼れる奴には頼っとけ」
「今回師匠を呼んだし。というよりも・・・」
「というよりも、何だ?」
「何か、跳ばした犯人を捜しているっぽいよ」
「ふぁっ!?」
「どうも異世界の渡り神がどうとか言ってたからとんでもない事が起きてるっぽい」
「マジか。そしてまたか」
「今回は悪戯半分で殺そうとしたのかな?」
「悪戯半分であんな目に・・・おのれゴ〇ゴムゆるさんっ!」
「まだ余裕あるねぇ・・・」
「いや、叫ばないと色々保たないレベルだ。今回は」
「へぇ。結構いっぱいいっぱいだったんだね」
「───ところでさっちん。何か会ったの、まさか俺だけじゃないのか?」
「うん。わたしは逆に異世界から召喚された相手と戦ったよ」
「ま じ か」
「連戦だったから本当に時間の問題だったよ・・・」
「相手は何者?」
「馬に乗った騎士?剣に拳はなかなか辛い戦いだったよ・・・」
「でも勝ったんだな」
「うん。狩ったよ」
「・・・・・・何か、ニュアンスが違う気が・・・」

 

2016年7月31日

久しぶりに十年近く前の二次小説を読んで思ったこと。勢いあるなぁ・・・と。他人様の作品ですが、勉強になりました。

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「夏だヒャッハー!」
「・・・少し黙ってくれ」
「どうした遠野。やたらとテンションが低いな」
「課題を終わらせたからな・・・眠いんだよ」
「待て。課題?」
「・・・あー。補習組のお前には関係ない話だ」
「補習組じゃねーし!」
「マジか?」
「えっ?そんな真顔で聞き返すレベルか?」
「いや、マジか?」
「えっ?まさか俺補習あったか?」
「知らん」
「その対応はどうかと思うぞ!?」
「お前が無いというのなら無いんじゃないか?あっても知らんが」
「・・・ちょっと確認してくる」
「俺は図書館に行っておくぞ」
「おーう。ただ下手するとそのまま補習コースだったりするから程ほどにな」
「何を程々にだ」
「お前のことだから無自覚に司書のおねーさんをオトしたり色々だ」
「・・・・・・」
「何故顔を背ける?」
「いや、なんでもない」
「まさかお前・・・」
「先、図書館行ってるぞ?」
「その反応が気になって補習どころじゃねーぞ!?」
「この暑い中立ち止まって話すのも辛いんだからいい加減どっちかにしてくれ」
「俺怒られる立場なのか!?」
「で?」
「急ぎ確認して図書館に行くから首を洗って待ってろこんちくしょー!」
「・・・まったく。さて・・・マジでどうしようか」