2016年5月1日

この連休、まさかずっと寝込むなんて・・・ないよね?ないよね!?

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「───ってな訳で嫌がらせはしてきた」
「乾くんは?」
「一人ターゲットを絞ってスニーキングミッション中。なんでも「真面目なフリして女遊びしてやがる!臭う、臭うぞリア獣臭が!ケダモノの匂いが!」って言ってた」
「・・・ああなったら大総統モードだから放っておいても大丈夫だね」
「相手が悲惨な目に遭うな」
「・・・前に乾のヤツどこぞの会社役員をつけ回して愛人問題で家庭崩壊させてたぞ」
「初耳だよ!?」
「拙いな・・・どうやって止めよう」
「え?止めるの?」
「弓塚さん!?」
「だって不倫は悪だよ?乾くんの場合は悪質な不倫の場合に大総統モードになるから」
「初耳だった割には良く分かってるな・・・」
「大抵わたしの所に資料持って来て確認するから」
「確認するのか・・・」
「だからわたし達を通さないって事は急ぎだったとは想うんだ。事後承諾はなかったけど・・・」
「あ、弓塚さん怒ってる」
「乾結構鳥頭だからなぁ」
「しかし、ケダモノの匂いって何だよ」
「乾の言っている意味を理解しようというのが・・・」
「乾くんが言うには盛ったオスのオーラと共にフェロモンが微妙に出ているらしいよ。それを抑えきれているかどうかで格が分かるんだって」
「「・・・乾スゲェ」」
「両者合意で尚且つそれだけの財力や器があるなら問題無いらしいよ。血の涙を流しながら撤退するって」
「血の涙・・・さすが大総統モード」
「でも大総統モードでもわたし達の所には普通に来るんだよね・・・」
「えっ?」
「・・・乾、既に弓塚に心身共に服従している!?」
「何か怖い言い方だよ!?」
「「だって・・・なぁ?」」

 

2016年5月2日

気が付くと緊急クエストが終わっていた・・・お仕事ェ

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「乾。やり過ぎ」
「ゲヘッ☆」
「・・・何だろう。殴りてぇ」
「物理的に手を下すよりもこっちの方がいいとあの時の俺は考えた!」
「まあ、官僚組織の中心に近い奴だったみたいだから仕方ないんだろうが・・・」
「新聞社、関係部署、敵対官僚、敵対政治家に詳細データを送りつけるとか・・・鬼か」
「動いたのは敵対官僚と敵対政治家だけだったけどな。動かなかった連中はちょっと火の粉が飛んできてるだろうなぁ」
「・・・子どもが泣く笑顔だな」
「普段頭使わない奴が頭を使うとこうなるのか・・・やればできる事言う噂は本当だったな」
「こういった事にしか頭が回らないが」
「もうちょっとマトモに褒めようよ!?」
「乾だし」
「だな」
「これが不遇系キャラの苦しみか・・・いずれはきっとザマァエンドで・・・」
「そもそもお前の日頃のアレな言動がそうさせるんだからな?」
「えらいすまんかった」
「で、どこまでできたんだ?」
「中心に近くても取り替えがきくレベルの人物だったらしい。懲戒免職および社会的抹殺のみだ」
「ちょっと資料を見せてみな?」
「これだよ」
「「・・・・・・よし、始末しよう」」
「でげしょ?でげしょ!?お前らだって言うよな?」
「ゲスな事をするためにここまでするか。しかもマンションに女性を監禁とか」
「そして別の組織が芋づる式に出てきた」
「お前・・・ここまで調べられるのか」
「俺らの組織を舐めるなよ?世界中に非モテはいるんだ。いつか日の目を見るためにみんな頑張っている」
「それを上回る弓塚達って・・・」
「───あの時は、二つ以上の組織が同時に動いたからな?」
「お前ら二人は・・・」
「さっちんは俺より問題児だからな!?下手すると国に喧嘩売れるレベルのヤバさだぞ!?」
「いぬいーうしろうしろ」
「!?」
「乾くん。わたし、問題児じゃないよ?」
「あ・・・オワタ」
「ちょっとOHANASIがあるの。特別指導室まで来てね」
「私刑確定おめでとう」
「代われるものならかわりたくないからとっとと行ってこい」

 

2016年5月3日

歴史を見て考えてみてください。この部分現在のこの部分、似てね?

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「柏餅祭り!」
「ちまきは、駄目?」
「なーんかこのやりとり、前もあったような・・・」
「去年琥珀さんが用意してなかった挙げ句呪物を僕に渡してきたじゃないか」
「あー・・・今年はマトモに、真面目に用意いたします」
「お願いね?約束だよ?」
「・・・あの、もし約束をうっかり───」
「棚の上から二段目、右から十一冊目のものを焼く」
「・・・・・・・・・翡翠ちゃん観察日記じゃないですか!しかも写真付きのやつ!」
「約束だよ?」
『契約は成立した』
「今のは!?」
「異世界の法と契約の神様の声だったような・・・あ、拙い」
「へっ?」
「多分さっき言った日記、その神様が一時預かりしてると思う」
「何かとんでもない事に!?」
「あーあ。これは琥珀さん作らないと拙い事に」
「ぅうっ・・・とうとうわたしがちまきを作る事に・・・」
「作らなくて良いから用意して?」
「作ります!」
「まあ、うん。でも琥珀さん前科があるから」
「今回は普通に購入します!そして翡翠ちゃんに確認してもらいます!」
「それなら・・・良いかな?」
「いえ、今年も作って戴かなくて結構です」
「そんな!翡翠ちゃんはわたしとの思い出を焼けと!?」
「前に焼いたはずですが・・・コピーだったとは」
「コピーじゃなくて写本なの!」
「・・・志貴さま。少々失礼いたします」
「あ、他のものを燃やしに行ったのかな・・・」
「ちょ!翡翠ちゃんいくら何でもそれやったら犯罪ですからね!?罰則はお姉ちゃんの愛の抱擁です!」
「翡翠ちゃんに法云々を言っても、翡翠ちゃんや琥珀さん関連の場合は機密保持を理由に抹消できるんだけどなぁ」

 

2016年5月4日

まさか半日かけての掃除で部屋の30%しか片付かないとか・・・あと、金の買取価格はこの10年でおよそ四〜五倍。

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「その結果がこれ?」
「うんっ!」
「・・・お手製PCサーバールームってところですか・・・」
「低予算で超頑張った」
「どこが低予算!?」
「サーバールームの予算を約半分割削ってPCに回したの!」
「それ駄目なパターンだよね!?」
「あ、ちゃんと志貴の関係する会社に依頼したよ?」
「ぅえ!?」
「それならば問題は無さそうですね」
「そしたら他で見積もりしてもらった価格の40%引きで驚いちゃった。あ、でもそれが普通の価格だって。そこから更に志貴のお友達価格だって20%引いてもらったの」
「昨今よくあるリフォーム業者のぼったくり価格ですか」
「待って!色々待って!それでもいくら掛かったの!?」
「んー・・・金塊2〜3キロ分?」
「そのアバウトなところが怖いんだけど・・・軽く2〜300万円超えって所も怖い」
「PCは5台から4台に減らしたけど、二台は最新のスペックに変えたし」
「・・・パソコンに関してはよく分からないけど、何かその本体に見覚えのあるマークが・・・」
「これも志貴の関連会社だって!」
「やはり・・・」
「でも研究所のものじゃなくて安心した。アレだと色々アウトだから」
「あ、それは言われた。これでも7〜80万円するから大丈夫」
「待って。色々待って!」
「?」
「そんなパソコンで何をする気なの!?」
「え?色々?」
「・・・もう、どう突っ込んで良いか分からないよ・・・」
「志貴。色々諦めてください。真祖の無茶苦茶は前からではないですか」
「そうなんだけど、そうなんだけど・・・」
「シオンにすら言われる私って・・・」
「シオンの方がまだ常識人だよ!?」
「まだレベル・・・」

 

2016年5月5日

まさかの電源ショート。まさかのUSBデータ消滅・・・何があった?明日良い事がある前触れなんだよね!?

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「へいちまき!」
「・・・琥珀さん、やけくそだね」
「そんなんじゃないですよ。ただ・・・ちまき・・・ハァ」
「思いっきり嫌がってるね」
「どうして柏餅じゃ駄目なんですか!?」
「え?どっちも好きだよ?」
「・・・・・・えっ?」
「桜餅を4月に食べて5月に柏餅だから・・・少しは違ったお餅が欲しいなぁって」
「ええっと・・・」
「琥珀さんが3,4月に長命寺、道明寺方式でそれぞれ作るから流石に・・・」
「あ、もしかしてわたしのせいでした?」
「流石に三ヶ月同じ類似品で攻められると・・・」
「でも毎日作っているわけではないんですよ!?」
「琥珀さん。一度に何個作っているか覚えてる?」
「へっ?」
「ハイになって忘れてるでしょ。毎回50個作ってるんだよ?」
「・・・・・・あ」
「毎回僕が保管してずっと食べてるの」
「あ、あはー・・・」
「みんな一個で充分だって言うし、琥珀さんは毎月二度作るし・・・」
「自重します」
「おいしいんだけど、限度を考えてください」
「志貴さんに限度をわきまえろと言われてしまった・・・」
「そこがショックなの!?」
「確かに志貴さまは自重いたしません」
「翡翠ちゃんにもバッサリと!?」
「しかし、今年は志貴さんの方で用意とかはしなかったのですか?」
「え?お店で販売してるよ?」
「えっ?」
「去年より少し多めに作って販売してるよ?」
「!!」
「・・・必殺の縮地でお店まで走るとか」
「売り切れましたが」
「えっ?」
「完売です」
「・・・あー・・・電話しても無駄かなぁ・・・」
「無駄かと」

 

2016年5月6日

3月18日の妄言の続きと思ってくだされば良いと思いますわよ?(玄田哲章ボイスで)

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「先生方四名が乾くんと同じルートで頑張ってもらって・・・二名が海で脱落。一名が陸に上がってすぐに脱落」
「もう一人は?」
「ゴールするも心に深い傷を負ったみたい」
「何があった!?」
「自分が年だと実感したみたい。そう信じて疑わない34歳」
「いや、慣れない人間がやっちゃいけないレベルだろ。アレ」
「乾くんは無茶になれてるからねぇ」
「・・・なあ、弓塚。その計画書は、何?」
「夏休みの計画書だよ」
「待て。おちちゅけ。逆打って書かれている!」
「うん。ちょっと試したけど乾くんならかかって二週間かな」
「確か全部で1122キロだったか?何も考えなかった場合は1200キロだぞ!?」
「余裕見てるから大丈夫でしょ?ノンストップだと85キロちょいだよ」
「高低差がありすぎだぞ!?ショートカット禁止だろ!?」
「今回は勿論禁止だよ」
「無理無茶無謀だ!」
「じゃあ夏休みをフルに潰す?」
「それは止めて!」
「わたし途中学校があったから中断したけど、6日足らずで回れたよ?」
「・・・さっちん。計算してみろ」
「一時間だいたい10キロ弱で走り続けたから・・・」
「───時速10.2×20時間×5.5日=1122キロ・・・さっちん。正確には?」
「時速16キロ×16時間×4.5日かなぁ」
「5日切ってんじゃん!しかも若干距離があるぞ!?」
「あ、途中戻ったから前の札所から再スタートしたんだよ」
「無駄に律儀に・・・」
「わたしがこれくらいだから間違いなく二週間以内にはゴールできるね!」
「ノンストップマラソン状態で3日・・・食事はゼリー系で補いながら睡眠時間最小限にして・・・クールタイムと睡眠時間を加えて6日」
「乾くんがやる気になってくれてよかった。はい、ここにサイン」
「何とか一週間ってところか・・・・・・マテ。無意識にサインしちまったが、待て!」
「はいコピー」
「期間1週間って!俺が今何とかいけるかも知れないって思った制限時間ジャストなんですが!?2週間って言ったじゃん!」
「乾くんならできるよ!」
「さっちん。恐ろしい子・・・」
「あ」
「んだよ」
「今回は引率の先生もいるから」
「へっ?」
「今回脱落した先生方3名が一緒に走るから孤独との戦いじゃないよ!」
「・・・・・・ちょっと先生方と話をしてくる」

 

2016年5月7日

久しぶりにオリジナルを書いています。

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「有り得んよ・・・」
「これだけの証拠を提示しても認めるつもりはないと。そういう回答で宜しいでしょうか」
「待ってくれ!本当に我々は知らんのだよ!」
「行動が全てを物語っております。今回も裏で一個中隊を陽動に、特殊部隊に潜入を指示されていたようですが」
「、そんな事は」
「していないと断言できますか?」
「できる!」
「神に誓ってですか?」
「ああ」
『Guilty』
「!?」
「もう一度伺います。次は国の人間としての回答を求めます。神に誓ってそのような事はしていないと断言できますか?」
「あ、ああ・・・あ」
「YES? or NO?」

「なんか、あの外交官が可哀相になってきたんだけど」
「何度も繰り返されているものです」
「確かに前もあったよね・・・でも世界中で無視すればいいのにね」
「・・・月礼教会もそうですが、今この国を正面切って攻撃する国がいた場合、有力者から袋叩きですよ」
「えっ?どうして月礼教会?」
「億単位で信者がいますよ」
「・・・・・・僕、関係ないよね?」
「・・・」
「どうして目を逸らすの!?」
「恩義を感じている国が数多くありますので色々苦々しいでしょうね」
「あ、鐘の音だ」
「ギルティ判定が出てしまいましたね」
「これって、何?」
「国に対して守護者が判決を下しただけです」
「えっと、えっ?」
「審判が下っただけです。相手国にも鐘の音と共に声は届いたかも知れませんが」
「何かとんでもない事が起きるの!?」
「そんなに大きな事は起きません」
「よかった・・・」
「少し水脈が突然かわったり、異常気象が起きる程度です」
「!?」
「契約違反を行っていたレベルですので流石にかばえません」
「でも異常気象って!」
「政治を行っている場所周辺の異常気象程度です。国家全体ではありません」
「そっかぁ・・・」
今頃吹雪いているでしょうね
「?」

 

2016年5月8日

に げ ら れ た!

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「四号店がどえらい事になっているんだけど?」
「何かあったんですか?」
「連休で二時間待ち」
「・・・えっ?」
「それが四日続いたらしいわ」
「聞いてませんよ!?」
「志貴は休暇中だからこんな時こそ休ませたいってみんな頑張ったらしいわ」
「そんな時にそんな頑張りいりませんよ!?ミスやトラブルの原因になりますし」
「一応何名かヘルプが入ったわ」
「しかし・・・大丈夫だったんですか?」
「ギリギリ乗り切ったらしいけど・・・夏が怖いって言ってたわ」
「どういうことですか?」
「みんな会計前に特製ジェラートを注文して持ち帰ってるのよ」
「・・・あー」
「他の店舗では扱ってないのよね?」
「アレは四号店のみの特別メニューです。そっかー・・・」
「志貴のその反応が怖いんだけど・・・まさか」
「五種類しか用意していなかったんですけど、全てに香草と薬草混ぜているんですよ」
「その話を聞いた時点で嫌な予感しかしないわよ!?」
「あ、いえ。問題は無いですよ?普通の人が使っていたハーブですから」
「・・・仙人とかではなく?」
「はい。警察官とか市民も」
「ハーブなのよね?」
「三種類のハーブの配合を変えながら味も調整した僕といつもの志貴くんの力作です」
「・・・向こうに提出して調べてもらったの?」
「勿論ですよ。一応まあ、OK、かな?・・・って許可もらいました!」
「効能は?」
「四号店はそういったものは極力排除しているので体力回復、精神安定、デトックスなどですね」
「───デトックスは?」
「解毒と老廃物排出です」
「美容効果は?」
「凄い良いらしいです」
「・・・志貴。夏場に向けて用意しておいて」
「えー?」

 

2016年5月9日

全力でモチベーションを下げようとする会社も珍しい。

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「志貴。本当にあのジェラートは検査してもらったの?」
「調べてもらったよ!?」
「アレ食べて翌日は新陳代謝どころか何か色々凄い事になってるんだけど?」
「漢方の神秘です」
「それで誤魔化せないレベルだからね!?」
「研究所の人達もOK出しているのに・・・」
「判定ギリのOKは怖いわね」
「そんなに効能が?」
「あるから凄い事になっているのよ」
「うえぇ・・・」
「そろそろ他の店舗からクレーム上がるわよ」
「他の店舗でも・・・あ、でもそれやるとゴッドラッシュが・・・」
「アレは勘弁して欲しいわ」
「今も一号店の三割は異世界の神様なのに・・・」
「え?ちょっと。それ初耳よ?」
「みんな段々と隠蔽が上手くなっていて分かり難くなっていますけど」
「問題のある神々が来店って事は?」
「いるけど絶対に悪さをしないって宣言しているから」
「宣言でどうにかなるの?」
「邪神、悪神の神様達の取り決めって普通の神様より厳しいよ?」
「へえ」
「普通の神様は個別で入店禁止とかだけど、あの神様方は世界単位で禁止になってしまうとか」
「それって・・・」
「他の神々に制裁受けていなくなった邪神もいるって聞いたよ」
「・・・討ち滅ぼされたのね」
「そういった神様達だから逆に信用できたりするんだよ。問題あったら他の神様が動くし」
「ちなみに、その邪神は何をしようとしたの?」
「店員をさらおうとしたんだよ」
「・・・えっ?」
「誰とは言わないけど、ギリギリで転移して逃げれば良いと思ったらしいんだけど、そんな甘いものではないから」
「・・・・・・なんだろう。凄く心当たりがあるんだけど・・・」
「数件発生しているから」
「!?」

 

2016年5月10日

あれ?おかしいな・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「胸があれば良いって揉んじゃないのよ!」
「───秋葉?」
「にいさんは、にいさんは胸・・・・・・・・・」
「変なところで切らないでよ!」
「にいさんの胸は愛おしいです」
「鼻血をだしながら言わないでよ」
「だって、にいさんの胸は」
「男性化が難しいならって胸をなくすよう色々術式や科学技術使って調べたんだけど・・・」
「にいさん!?わたしはそんな事許しません!にいさんの胸だけはわたしが認めます!にいさんのきょぬぅ・・・」
「微妙に拒否反応で台詞噛んでるし」
「にいさんの胸は大好物です」
「やだなこんな妹・・・」
「しかし、調べた結果はどうなんですか?」
「今のところ女神さま連合に全力阻止されてる。なんか「それをなくすなんてとんでもない!」って」
「分かってらっしゃる。しかしにいさん・・・女神は嫉妬しないのですか?」
「一部は過激派がいたらしいんだけど、僕がサラシを巻いている事とかお店の常連になったりしているうちに」
「信者が増えたと」
「信者言わない!神様だよ!?」
「しかし琥珀から聞くと神々が志貴さまに握手を求めたりサインを求める姿を度々目撃すると」
「あの人達は頭がちょっと・・・」
「にいさんの方が手厳しいですよ!?」
「しかたないよ。秋葉があの立場だったら色々キレていると思うよ?」
「何があったのか、怖くて聞けません」
「まあ、有彦ほどじゃない」
「・・・あの害虫、まだ何かしているのですか?」
「色々やらかされているけど。まあ、イチゴさんが対処しているから大丈夫だよ」
「本気で滅す必要がありそうですね」
「だからそんな事しなくてもイチゴさんと弓塚さん達がシバキ倒してるから」

 

2016年5月11日

イライライライラ・・・・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「そこで俺様が登場な訳ですよ」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「あ、れ?」
「お前、見たな?」
「あ、スミマセン。部屋間違えました」

「って事があってな」
「乾くん・・・」
「それで僕達も襲われているわけか」
「何かマジでスマン」
「そう思うならそんな馬鹿な事しないで欲しいんだけど」
「まさか今時カラオケボックスの個室で薬の取引とかないだろ!?」
「個人売買ならあるんじゃない?」
「組織が関わっているからこんな事になってるんだろ!?」
「そうであっても乾くんの自業自得だよね」
「仰るとおりです!」
「これである程度片付いたと。警察は?」
「いつもの人呼んでるから大丈夫だよ」
「あー・・・可哀相に」
「部隊で来るって」
「弓塚さんからの電話の時点でそこまで・・・」
「あと、乾くんも連れて行くから宜しくって」
「俺!?」
「原因作ったの乾くんだし」
「ま、僕達関係ないし」
「帰りが遅れる・・・」
「自業自得だからね?」
「二度目の念押し戴きました!」

「簡単な調書を取って開放された。そして「俺らを笑い殺す気か!」って言われた」
「まあ、乾くんだし」
「警察側としては遠野くんがいなかった事に安心しているしね」
「姫がいた段階で介入できないよ・・・」
「でも、あんな所で取引して見張りもいなかったの?」
「立ってるおっさん二人いたぞ?ただ、何か俺スルーされた」
「・・・乾くん」
「わざとだったんだ。ふーん」
「遠野のためでもあったんだよ!」
「その話、詳しく」
「弓塚さん切り替え早いね・・・」

 

2016年5月12日

べぇつに良いんですけどねぇ。デスマーチ状態なんで。

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「あーあ。空から美少女がアクロバティックな動きをしながら俺に抱きついてこないかな」
「そしてフランケンシュタイナーを喰らうんですね?分かります」
「遠野の秘密地帯を見られるのならば!」
「あ、遠野さん。お願いします」
「なぬ!?」
「アタシこんな変質者にフランケンシュタイナーをかけたくないんだけど」
「あの、遠野さん?この方、誰?」
「格闘家の遠野さん」
「ええっと」
「アクロバティックな動きをして抱きつくようにエルボーを喰らわせたうえでフランケンシュタイナーと」
「それよりもアタシとしては三角跳びからかかと落としのフランケンかな」
「それも良いですね」
「だろ!」
「何か無茶苦茶な相談してねぇ!?」
「あ、ポールはそこで」
「待て待て!クラスメート達よ!何ロープとコーナー建ててるんだ!?」
「え?乾の自爆を見学するためだが?」
「ここでやったら俺死ぬだろ!」
「乾が?ハッ」
「無茶苦茶失笑かよ・・・」
「だってお前、この前商店街で乱舞喰らってただろ。アレで死なないのに死ぬか」
「無茶苦茶な論理だな!床がコンクリとタイルだぞ!?死ぬわ!」
「しょうがないな・・・畳持ってくるぞ」
「おう!」
「・・・いやいや。畳でもアウトだからな!?」
「彼の場合は真性の変態なので喰らった瞬間にどこかを鷲掴みしたりしかねません」
「あー・・・居るなそんな奴。まあ、その瞬間に首の骨を折るという事で」
「お願いします」
「何か物騒な会話が!ってか、どうしてこうなった・・・」
「畳一畳しかなかった」
「ま、良いだろ」
「よかねーよ!」

 

2016年5月13日

忙しいと言うよりも、やる気が出ない。(仕事の事です)

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「えっ?死都?」
「そう。1週間で死都が出来上がっていたらしいわ」
「・・・どこなんですか?」
「フランス南西部」
「あー・・・」
「何かあったの?」
「あったというか、マイナスエネルギーが急上昇している地域があるとか言われていました。一応関係各所への連絡はしてありますよ?」
「対応が遅れていたって事?」
「と言うよりもある観測機を試験起動したら数カ所マイナスエネルギーが急上昇していたという報告があったので」
「連絡はしたと」
「はい。無視されたのか確認が入ったのかは分かりませんが」
「そのデータは?」
「関係各所から廃棄して欲しいと要望があったので破棄しました。まあ、試験運用だったので相手方も真剣に受け取っていなかったのかも知れませんが」
「・・・大問題よね。これ」
「未確定情報のため動かなかったと言うだけですよ」
「そうなんだけど・・・」
「でも、死都ですか・・・」
「他の箇所は?」
「全て詮索不要とのことでした」
「それは、どこの回答?」
「教会が二カ所、協会が三カ所ですね」
「怪しいわね」
「まあ、放っておきます。詮索するなと言われた以上は。ただ、こちらに何か降りかかってきた時は全力で抵抗しますが」
「抵抗って・・・」
「問題のあった場所にいた関係者は全員移動させましたし」
「えっ?」
「詮索無用と言う事は手を出すなって事ですから。何か問題が起こると分かっているところに人員を配置するなんてとてもとても」
「志貴の顔が悪い顔になってる・・・」
「先生も行きたいなんて思いませんよね?」
「えっと、うん・・・」

 

2016年5月14日

いや、確かに言ったけど・・・マジで?

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「え?マジで?」
「そこまで驚く事?」
「驚かない方がおかしいと想うんだけど!?」
「そう?」
「七夜個人の家・・・」
「うん。七夜くんだけのお家。ちゃんとあるんだよ?」
「使ってるの?」
「偶に使っているみたい」
「使ってるんだ・・・」
「全部七夜くんが手がけたんだよ」
「えっ?手がけた?」
「七夜くんが設計部分で色々と話し合っているんだけど・・・あ」
「え?何を思いだしたの?」
「・・・多分七夜くんに怒られる、かなぁ・・・」
「志貴何したの!?」
「えっと、いざとなった時に家を異空間に格納できるように仕組んだんだ」
「・・・そう言うのは自分の家にしてよ」
「結界を構築するつもりだったんだけど初っ端から隔離してしまってそのまま忘れてたんだ」
「それって、どういうこと?」
「土地を用意した時点で区域内を隔離。そこに家を建てているからそのまま家を持ち出す事が可能って事」
「解除しないの?」
「多分解除するととんでもない事が起きる」
「・・・・・・志貴」
「後で七夜くんに全力で謝る」
「もしかすると」
「?」
「志貴の家も逆のパターンがあったり?」
「七夜くんが計画変更した部分?」
「そう」
「あるよ?」
「あるの!?」
「隠し部屋と、トラップ」
「志貴の反応が普通だ・・・」
「だって七夜くんはよかれと思ってしている事だから」
「トラップについては後でわたしに教えて。怖いから」
「アルクェイドさんならトラップ受けても大丈夫だと思うんだけど」
「怖いからやめて」

 

2016年5月15日

5・15!5・15!(日曜出勤のため錯乱気味)

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「このクソゲ、最高だった」
「やらないよ?」
「じゃあさっちん!この最高のクソゲーを攻略してくれ!」
「やだよ」
「高田。お前でも良い!」
「今ネットゲームにハマっているから」
「ぐっ・・・この最高にサイテーなゲームを共感して欲しいのに・・・」
「どんなところが最低なのさ」
「ダンジョンアタックの際にはセーブができない。そして死んだら所持金全て消滅。装備やアイテムも60%の確率で消滅する」
「・・・死んだら完全終了よりはマシかな」
「えっ?」
「他には?」
「セーブに僅かだが金が掛かる」
「人生のセーブポイントがお金で買えるなら安いものじゃない?他は?」
「・・・初見殺しのモンスターがうじゃうじゃいる。そして町の外にもいるスライムは物理無効」
「普通だね」
「普通なのか!?」
「他には?」
「あとは・・・宿屋に泊まっても体力が回復しない事があって、就寝中に毒虫に刺されてバッドステータスになることも」
「それって、安宿だからじゃないの?」
「そうだが」
「宿代けちった結果だよね?」
「・・・・・・」
「自業自得だと思うんだけど」
「遠野」
「?」
「ゲームに異世界転移した自分を照らし合わせないでくれ」
「僕、ほとんどゲームしないし」
「最近オンラインゲームしているくらいじゃない?」
「チョコチョコログインしているけど、ゲームは一日最大一時間って決めてるし」
「流石・・・」
「俺がおかしいのか?これ、クソゲじゃないのか!?」

 

2016年5月16日

バタンキュー

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「教会の一部からクレームが来ました」
「何故?」
「関係者を一斉に避難させたから周辺が色々やりにくくなったと」
「そんな事言われてもねぇ・・・」
「表向きは親会社の招待による旅行って事になっているんですけどね。実際そうしてますし」
「ターゲットが警戒したって事じゃないの?」
「そうだと思いますよ」
「・・・志貴。わざと?」
「うんっ」
「うわぁ・・・満面の笑みだ」
「場所まで特定していてカウントダウン始まっているのに何もしないってのが問題なんですよ」
「そうだけど・・・場所の特定って、まさかピンポイント?」
「そうですよ」
「周辺包囲すればOKってレベル?」
「ですね」
「・・・・・・ある意味楽なお仕事ね」
「詮索不要って事は分かっていた。もしくは調査員が派遣されているって事ですから状況は分かっているはずなんですよ」
「でも死都になったと」
「だから理由を付けて避難させたんですけどね。まったく」
「何かあったらお金を叩きつけて解決させようとしてたんじゃないの?」
「祭具職人などの職人集団ですよ?15年以上のベテランさん達ですよ?お金はいらないからその技能を返せと言いますよ」
「・・・・・・」
「中でも一人、最高齢のお爺さんは信心深いと言うよりも色々飛び抜けていて破魔の効果を宿す祭具を作る人なんですよ」
「・・・・・・えっ?」
「良い機会なのでそのまま引っ張っていきましたが」
「それって、どうなの?」
「分かっている人からすれば発狂モノですね。各所お得意さんがいたらしいんですが、今回全員が静観していたみたいですし」
「え?関係者、なのよね?」
「はい。取引相手でしたが、この度正式にこちらのグループに迎え入れました」
「・・・うわぁ」
「ちゃんと承諾を戴いた上で移動依頼と理由説明までしましたし」
「志貴がすっごいイイ笑顔だ」

 

2016年5月17日

ダウン。起き上がって・・・ダウン

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「ですよねー」
「いきなりどうしたのよ」
「すっごいメールがきてるんだ」
「・・・何このメールの数」
「職人達を返せって。周辺の人達や教会関係者達がクレーム入れてきてるんだ」
「えっ?ああ、何かブルーが言ってたわね。でもアレってその人達を見捨てたんでしょ?」
「うん。調べたら周辺爆発があったらしいよ」
「駄目じゃん」
「でも終わったから戻せって」
「で、どうするの?」
「え?みんな戻らないって言ってるよ?それに移住手続き終了しているし」
「早いわね・・・」
「職人達が異世界の美術品や祭具を見て目の色変えて・・・」
「ああ、何か想像できるわ」
「とんでもない事になってるよ。教会や神殿から少し離れた工房にみんなで引きこもってるし」
「それはそれでどうなのよ・・・」
「あの人達全員職人であり芸術家だから。作りたいから作るって人達だし」
「職人じゃないわよ。それは」
「しっかりと依頼は受けるんだよ?でも、優先順位は二番目になっちゃうと。でも、最優先で作ったものがよすぎて」
「結果依頼主がそれを持っていくと」
「そんな感じ。オーダーメイドの場合はキチンと超特急で良いものを仕上げるから・・・」
「文句も言えないと」
「手抜きは一切しないし、分業で同時進行してるし」
「色々と変わり者集団って事ね」
「でも工房覗いた時、恐ろしい状態になってた」
「え?」
「アイディアが次々と湧いて出てきているみたい。やっぱり拙かったかなぁ・・・神殿見せたのは」
「神殿に何があるのよ・・・」
「四方に女神像があって、光属性の結界拠点になっているんだけど、可視化できるようにしているんだ」
「待って!何か今トンデモナイ台詞が聞こえたんだけど!?光属性の結界!?可視化!?」
「やっぱり拙かったかなぁ・・・メイドイン女神さまの守護像は」
「一度じっくりと確認してくるわ」

 

2016年5月18日

文字変換に3秒かかるPCって・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「あ、それいらないから」
「俺の土産だぞ!?」
「だってイチゴさんから二箱もらったし」
「・・・なぬ?」
「昨日夜にイチゴさんからお土産だってもらったんだよ」
「二箱も?」
「しかも大」
「・・・これ、10個入り。大は20個入りだぞ?」
「それを二箱もらったんだ。流石にそれ以上もらっても・・・」
「まあ、そうだよな」
「でもイチゴさんと行ったの?」
「いいや」
「え?」
「今回も一人旅だ」
「・・・偶然?」
「・・・・・・偶然、だろうな」
「見張られてない?」
「!?」
「もしくは溺愛されすぎているとか」
「あ、それはない」
「僕も言ってて無いなと思った」
「それはそれでひでぇ」
「でも・・・見張られている。かぁ」
「何か可能性がありそうで怖いな」
「旅行先で人知れず問題を起こして家に帰ると机の上に証拠資料が山積みされていたり?」
「怖いよ!」
「もしくはカウントダウンされた紙が貼られていたとか」
「・・・・・・」
「え?あれ?」
「それ、あった」
「え!?」
「残数2って書かれた紙が貼られていた時があったな・・・」
「拙いんじゃない?」
「マジで監視されている可能性か・・・どうやって逃げよう」
「話し合うとかそんなんじゃないんだね」

 

2016年5月19日

通常業務に支障が出るレベルの横のお仕事とかなんなの?

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「メカ翡翠便を撃破して書類を奪おうとする動きが所々で見られます」
「撃破したら手紙はこちらに転送されるようセットされているよね?」
「はい」
「・・・撃破された事は?」
「ただの一度もありません。ただ、損傷率30%で帰還した事はございます」
「え?」
「部隊が集中放火したというログも残っておりましたので提出済みです」
「無事なの?」
「30%というのは自己修復が働くレベルですので問題ありません」
「あるんだ自己修復機能」
「異世界の技術です」
「それ拙いよね!?」
「しかしバリアのみで迎撃禁止状態での活動でしたので」
「配達で?」
「はい。しかも部隊ないに魔術師がおり、仕掛けてきていた事も確認できました」
「事案だね」
「厳正に処理しております」
「・・・翡翠ちゃんがそう言うと、色々大事になっている気が」
「大事になっております。性能を試すために自国部隊があのような事を行っていましたので」
「・・・・・・」
「軍部の独断のようです。トップは責任を取って辞任という事ですが、勿論今後一切メカ翡翠便は利用させない旨連絡しております」
「損害賠償は?」
「必要ないと言ってあります」
「こちらの損害は・・・」
「7〜80万円程度です」
「えっ?」
「服と一部パーツのリカバリーなので」
「え?たった?」
「はい」
「・・・・・・まさかそれも?」
「はい。修復も異世界技術です」
「・・・・・・ハァ」

 

2016年5月20日

お休みとってお仕事するという訳の分からない状態ですが如何お過ごしでしょうか。

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「次のステージ解禁!」
「わーおめでとー」
「・・・志貴が棒読みだ」
「残念ながら僕の所じゃないし」
「えっ!?」
「途中の島に作られている拠点へ行けるようになっているんだって」
「志貴の下へと突撃したい!」
「・・・今はやめておいた方が良いよ?」
「え?どうしたの?」
「バランス調整しようがないからって少しレベルの高いモンスターを投入し始めたんだ」
「えっ?」
「でも少しだからみんな組織的に潰すんだよねぇ・・・」
「待って。少しって、どれくらい?」
「えっと、街道周辺に出没するモンスターはレベル120〜150」
「何その人外未踏地域」
「港とか入口は8〜90なんだけどね。奥地行くと150〜170らしいし」
「そのレベルなのに住民が組織的に動いて潰すの?」
「うん」
「・・・志貴は今奥地に居るの?」
「奥地の手前、かなぁ」
「150地帯?」
「そうなんだけど、何故か変異したフィールドボスが出てきて大変な事になってたんだ」
「大変な事?」
「レベル210。運営に連絡したら「え?それ大討伐の際に出そうと思っていたモンスターなんですが!?」って」
「出す予定じゃ無かったってこと!?」
「無かったわけじゃないらしいよ。システム上登録があって通常発生確率が0.002%にしていたらしいんだ。流石に地域で1体という縛りはしていたみたいなんだけどね」
「ただ、住民が狩りまくったせいで奥地で発生したと」
「レベル帯もあるから一番高レベルだった僕の近くに現れたって事らしいんだけど・・・頭抱えてた」
「なんで?」
「モンスターの攻撃力や防御力が高すぎたのと、僕が強くなりすぎたことに緊急会議が」
「意味が分からないわ」
「僕と一緒にいた神殿騎士2人はレベル220台。神官1人レベル190台。近衛騎士2人レベル200台。術師系2人レベル200台・・・計7名でまずそのモンスターに当たって・・・ほぼ壊滅」
「え?初見殺し?」
「それもあるけど、近衛騎士のシールドを易々と貫通してその後ろに居た神殿騎士にダメージを与えていたんだ」
「!?」
「近衛騎士の人達は防御重視タイプだったから破れないと思ってたんだけど・・・後で聞いたらモンスターレベルは210だけど攻撃力と防御力は240相当になっていたらしいんだ」
「40差・・・即死?」
「瀕死。すぐに回復させて撤退指示を出したけどみんな僕を逃がすって挑もうとしていたから固有スキル使って倒したんだ」
「・・・また新スキル?」
「逸神符嵐っていう神殿巫女の複合スキル・・・と言うよりも巫女姫称号スキル」
「名前からして凶悪そうなんだけど・・・まさか一撃?」
「レベル差、200近くあるんだよ?」
「OK把握」

 

2016年5月21日

半分寝てて、半分瀕死。

───────↓以下、本日の短編(BURST)↓───────

「なんか、申し訳ない気持ちで一杯だよ」
文臣さんは俺の渡した通帳を見てため息交じりにそういった。
「しかしこれは受け取れないよ。あと、これを渡しておこう」
通帳と共に一通の封筒を渡され、俺は僅かに顔をしかめる。
「アレからの手紙ではない。安心してくれ」
「今、凄くホッとしました」
「ははは・・・アレの構い方は異常だからね・・・」
夫が見てそ異常と断じたよ。
「そしてその心配性が使った情報網について書いたのがソレだ」
「!?」
「まあ、この周辺地域限定で書き出しただけだよ。アレの名前を出せばある程度は協力してくれるよ」
「・・・協力って・・・」
「遠野家を含め色々な組織が君を捜しているからね。アレの名前を出すのと同時に顔つなぎをしておけば多少は動きやすくなると思ってね」
「・・・文臣さん。確か、一般人でしたよね?」
「ああ。今だって出張中だしね。ただ、アレが異常なんだよ」
「───そう言う事か」
「どういうことかは分からないけど、アレ個人の能力と繋がりは色々と凄いから」
いや、凄いなんてレベルを越えていると思うんだが。
「まあ、縛られずに自由に生きて欲しい。息子に対して言葉しかかけられないけど」
「いえ、充分です」
「おっと、そろそろ移動しないと飛行機が・・・じゃあ」
「お気を付けて」
「もう外国出張は無いと思うけど・・・強行軍だから楽しめもしないよ・・・」
ため息交じりにそう呟き文臣さんは去って行った。
そう。ここは日本ではない。
そして俺は現在逃走中。
───どうやって俺を探し出したのか。その秘密はこの手紙に書かれている。
「志貴さま。捕捉された模様です」
「ダミーは」
「中華街での目撃情報で攪乱しておりますが半時間程度かと」
「急ごう」
とりあえず移動しながら中身は読もう。
「メイド。文臣さんは一般人なんだよな?」
「はい。ただ今回の出張に関しては別の意図が働いていたようです」
「・・・害がなければ良い。急ぐぞ」
「はい」

 

2016年5月22日

アレ?腰が、いたいよ?

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「勇者と書いて俺と読む!」
「乾減点な。これは勇者ではなく猛者(もさ)よ読む。そしてそもそも勇者とは書いてないだろ」
「そうとも言う」
「で?お前は何普通に教室に入ってきたんだ」
「登校中にお婆さんに跳ねられて暫く昏倒していました!」
「・・・新しい言い訳だな」
「や、事実っす」
「・・・まさか商店街の婆さんか?」
「うぃ。カートを押して暴走してました」
「お前・・・無茶しやがって」
「止めましたが、俺数メートル跳ね飛ばされました」
「乾。一つ教えておこう」
「何っすか?」
「あの婆さん、何かにぶつけた瞬間に浸透勁か衝撃波のどれかを発すぞ」
「いっ!?」
「お前は運良く衝撃波だったようだが・・・前に見たのは100キロくらいのガタイの大きなオッサンが止めた瞬間に崩れ落ちていた」
「や、浸透勁だと内蔵ズタボロっしょ」
「あの婆さん、人を見てやっているぞ」
「腰曲がって押しているのにとんでもねぇ婆だ・・・」
「あー・・・まあ、欠席を付けたかったが遅刻で勘弁しておいてやろう」
「あざっす」
「しかしそれだけでそのボロボロ具合か?」
「跳ね飛ばされて軽と壁にポンポンと」
「・・・お前、今すぐ病院に行ってこい」
「頭は守ったんで問題無いっすよ」
「乾はいつもこうなんで放っておいてください」
「いやしかしな・・・」
「病院行ったらまたあの医者に解剖させろと言われるんで」
「お前本当に何やらかしたんだ!?」
「改造手術受けてる疑惑を向けられているんっすよ」
「だから何をしでかしたからそうなるんだ!?」
「事故に巻き込まれて、救急車で運ばれて・・・その救急車も事故って俺の乗っている部分が大破」
「で、お前は無傷だったと?」
「擦り傷くらいっすね。普通に脱出して降りたあと救急車呼びましたから」
「・・・救急隊員が救急搬送されたと・・・もういい」

 

2016年5月23日

ねむ・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「やあ!」
「・・・どちらさまですか?」
「俺だよ俺!」
「?」
「・・・マジで俺の事知らないの?」
「全く知りませんが」
「結構有名だと思うんだけどなぁ・・・まあいいや。それよりも」
「志貴さま」
「えっ?」
「アレ?少し早くない?」
「問題が起きる予感がいたしましたので」
「問題って・・・」
「現在問題が起きている状態のようですが」
「問題、起きてるの?」
「え、えっと・・・」
「この方は?」
「分かんないけど多分道に迷ったんじゃないかな?」
「っ!?そっ、そうなんだよ!」
「・・・ではあちらの方々に道を案内させます」
「えっ?」
「うわ、井垣さん達かぁ・・・」
「警察官なら道案内もお手の物でしょうから」
「うん。よかった。じゃあ、お願いします」
「おう!───さて、芸能人が何故こんな所に一人で・・・いや、カメラマン達と共に来ているのか伺いたいんだが?」
「!?」
「ああ、カメラマン達はもう別の班の連中が連れて行ったぞ?ついでにこの事はあのお嬢の関係者を通じて事務所やスポンサーへ行っているからな?」
「スポン・・・」
「まあ、君は任意同行だ。拒否しても構わんが・・・どうする?」
「拒否します」
「おお!拒否か!勇気あるな!では俺らはこれから一切関知しない」
「えっ?」
「周りの連中見ろ。殺気立ってるの、分かるだろ?」
「・・・・・・」
「まあ、迎えの車も来ないだろうし、頑張れ」

 

2016年5月24日

一日を無駄に過ごしたような気がする・・・いや、お仕事でしたが。

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「遠野、昨日お前に芸能人が絡んでたんだって?」
「え?誰さん?」
「芸能人。気障なキャラクターが売りのイケメン?なんだけど」
「絡まれた記憶はないけど・・・」
「えっ?」
「凄く気安い感じで道を聞いてきた人ならいたよ」
「遠野、ソレって本当は道を聞きたかったんじゃ無いと思うんだが?」
「そうなの?」
「ああ。お前、後少しで毒牙に掛かっていたかも・・・いや、ないか」
「変な事してきたら弾くし」
「俺は迎撃されるがな!」
「モチロンだよ」
「イイ笑顔だ」
「今度から攻撃の出力上げる予定だし」
「待て!俺これ以上されたら壊れちゃう!」
「自業自得だよ?」
「その首のかしげ方が可愛すぎて辛い」
「可愛い言うな!」
「横見てみろ」
「?弓塚さん?」
「──────鼻血が出るところだった・・・」
「な?」
「いや、な?って言われても」
「お前が可愛らしいかどうかの客観的判断基準は弓塚の鼻血メーターで」
「吩っ!」
「あばっ!?」
「搬送お願い」
『応ッ!』
「・・・キジも鳴かずばって言葉があるよね・・・」

 

2016年5月25日

骨格は男性ですよね?・・・え?女性?  え?元男性?・・・えぅうう・・・どうでも良いんで帰してください・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「遠野!無事か!?」
「は?」
「・・・あるぇ?」
「いやいや。何が『無事か!?』なの?」
「え?いやあの・・・襲われていると聞いて」
「この状況を見て襲われていると?」
「・・・普通に話をしながらの模擬戦・・・しかも遠野が押しています」
「で、この状況に有彦が入ってきたら?」
「邪魔っすね」
「結論としては?」
「失礼しました・・・」
「じゃ、僕も終わらせるとして・・・ふっ!」
「「!?」」
「はい、致命傷・・・っと」
「確かに、短刀ならば心臓一突きか」
「・・・参りました」
「それぞれが得意とする武器では無かったからだと思うけど、いつも武器を所持しているわけでもないからね」
「確かに。そういった意味でも勉強になった」
「レベルでは計れない差があるってこういう事ですか」
「───遠野?」
「アレ?まだいたんだ」
「酷くね!?あと、さっちんも離れた所から見ているんだが」
「弓塚さんは心配性だから」
「気付いていたんかい」
「で?何?」
「この方々はどちらさん?うちの生徒じゃないよな?」
「放課後だし、二人とも許可はもらって入っているから」
「さうですか」
「さうなんです・・・で?」
「あー・・・軍人と言った方が良いのかな?」
「組織的に武力行使を行う、と言う意味では該当する・・・か?」
「武官という事もできる。かなぁ?」
「まあそんな感じの人達」
「何故遠野がボコる?」
「知り合いからのお願いで広い場所での模擬戦と市街地狭所での戦闘について武器一切無しでって」
「お前・・・他にもいるだろ」
「翡翠ちゃんだと戦闘を長引かせる事ができないし、他の人達も説明しながら次の瞬間終わっていましたって事もあるから」
「・・・弓塚は?」
「この阿呆をボコる事を許可しますので存分にお願いします」
「待て待て!軍人との戦闘はできる限りノーサンキュウだぞ!?」
「わたしも参戦するよ」
「隠しボスキター!?」

 

2016年5月26日

整合性が・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「乾くんが警察行きに」
「大惨事にはなっていないようだから・・・軽犯罪?」
「人を襲ったの?」
「ああ、とうとう・・・いつかはやると思ってたけど」
「そうであって欲しいけど、実は逆の理由で」
「えっ?・・・なんだ」
「逆・・・人命救助!?」
「逆・・・犯罪者を取り押さえた!?」
「オチとしては助けた直後に警察が来て一緒に逮捕されるとか」
「「ああ、結果警察行きかぁ」」
「・・・俺をネタに楽しそうだな」
「お?出所か」
「祝いだね」
「感謝状と金一封でももらった?」
「おかえりなさい」
「・・・マジで遠野が癒やしなんだが・・・」
「入ってきた時微妙な顔してたけど?」
「いや、感謝状もらった際に「おまっ、お嬢の所の・・・まあ、関係者ならこれくらいできて当然だな」って」
「うわぁ・・・」
「金一封も差し替えられた・・・金券だよ」
「警察の皆さん分かってらっしゃる」
「乾なら金券もらえただけでもラッキー」
「問題行動と相殺と言われなかっただけでもありがたいな」
「───その発想はなかった!くそっ!それを言っておけばやらかしても有耶無耶にできたか!」
「乾くんがやらかしたらもれなくわたし達が処罰するしね」
「・・・弓塚が怖いんだが・・・ああ、それから遠野」
「?」
「周辺の警察署からお前宛に感謝状やらなにやら送られてきているから取りに来て欲しいって」
「えっ?」
「おまえ、どんだけ周辺でやらかしているんだ?」
「えっと、僕何もして・・・・・・いるね。うん」
「なんか他の所でもお前関連だったら感謝状とか纏めてこっちの警察署に送ればOKって認識になっているらしいぞ」
「待って!なんかトンデモナイ認識になってない!?」
「いつもがいつもだからだろ・・・」

 

2016年5月27日

昨日と一昨日の記憶が曖昧になっていました。危険が危ない。

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「・・・志貴!?何があったの!?」
「え?ああ、研究所でちょっと護身術を実践形式で習っていたんだ」
「服のダメージはないけど結構ボロボロよ!?」
「疲れたから転移で戻ってきたんだ・・・今翡翠ちゃんが訓練受けていると思う」
「・・・・・・えっ?」
「?」
「待って、え?訓練を受けている?誰が?」
「翡翠ちゃん」
「え!?」
「そこまで化け物扱いしないでも・・・」
「実践形式なんでしょ!?相手死なないんでしょ!?」
「技を使っても翡翠ちゃん負けちゃうし」
「両方とも化け物よ・・・」
「僕のシールドも発動瞬間に退避されるから千日手になるし」
「アレって回避できるものなの?それ以前に発動の瞬間って分かるものなの?」
「僕もそれが知りたいよ」
「───ただいま戻りました」
「翡翠ちゃん・・・ボロボロだね」
「触れずに投げる。触れても投げる。重心点を把握しても投げる。あそこまで反則な人物はそういないかと」
「だよねぇ・・・翡翠ちゃん触れたの!?」
「相手がわざと服の端を掴ませるよう隙を作られたのです」
「・・・で、投げられたと」
「あれでまだ上がいるというのは悪夢以外の何物でもありませんね」
「あの人接近戦特化な挙げ句飛具も凄いけど・・・」
「!?」
「前に普通の飛具でシエルさんレベルのダメージを簡単に出したし」
「投擲術も・・・」
「絶対に行きたくない場所ね。そこは」
「勝てない相手をどうやって凌ぐか、もしくは時間を稼ぐか学べますよ?」
「オルトと戦う訳もないし・・・有間の魔人と戦う事もないわけだから」

 

2016年5月28日

体調不良が待ったなし。待て、落ち着け。明日お仕事なんだから・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「四号店に軽度の人払いを施そうと思います」
「え?何かあったの?」
「テレビ局の突撃と食材ハンターや短慮な料理人による店員誘拐未遂が起きています」
「・・・とんでもない事が起きているのね」
「それ相応の対処をしているので今後は無いとは思いますが、それでも防備は必要なので」
「・・・もしかして、志貴さん。お隣買いました?」
「うん」
「えっ?」
「四号店の近くにあった良い物件を買ったんだよ」
「でもお隣って」
「隣は駐車場。お隣ってのは向かい側のアパートのことだよ」
「素直にお向かいさんと言えばよかったですね」
「言ったの琥珀さんだよね?」
「てへっ」
「え?でもなんで?」
「社員寮として利用しようかなと」
「えっ!?」
「シエルさんの反応が凄い」
「しかしアパート改築ですか・・・」
「セキュリティもばっちりだよ」
「・・・自前の関連会社ですか?」
「うん」
「それなら安心ですね」
「あと、メカ翡翠ちゃんを管理人として二体派遣する予定」
「・・・鉄壁ですね」
「一般人には突破不可能ですね」
「一般人じゃなくても無理よ」
「みんなの安全が第一だから」

 

2016年5月28日

体調不良が待ったなし。待て、落ち着け。明日お仕事なんだから・・・

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「四号店に軽度の人払いを施そうと思います」
「え?何かあったの?」
「テレビ局の突撃と食材ハンターや短慮な料理人による店員誘拐未遂が起きています」
「・・・とんでもない事が起きているのね」
「それ相応の対処をしているので今後は無いとは思いますが、それでも防備は必要なので」
「・・・もしかして、志貴さん。お隣買いました?」
「うん」
「えっ?」
「四号店の近くにあった良い物件を買ったんだよ」
「でもお隣って」
「隣は駐車場。お隣ってのは向かい側のアパートのことだよ」
「素直にお向かいさんと言えばよかったですね」
「言ったの琥珀さんだよね?」
「てへっ」
「え?でもなんで?」
「社員寮として利用しようかなと」
「えっ!?」
「シエルさんの反応が凄い」
「しかしアパート改築ですか・・・」
「セキュリティもばっちりだよ」
「・・・自前の関連会社ですか?」
「うん」
「それなら安心ですね」
「あと、メカ翡翠ちゃんを管理人として二体派遣する予定」
「・・・鉄壁ですね」
「一般人には突破不可能ですね」
「一般人じゃなくても無理よ」
「みんなの安全が第一だから」
「やり過ぎ注意」
「えー?」

 

2016年5月29日

転送中にブレーカーが落ちる大惨事。そして私は仕事へ・・・帰ってきたらこのザマよ(クララ風に)

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「メカ翡翠ちゃん達を捕獲モードにしているせいか、変質者が捕れる捕れる」
「志貴の笑顔が黒い・・・」
「まさか一日で六人も捕れるとは思わなかったよ」
「・・・・・・えっ?」
「社員寮に移動してもらってすぐにこの釣果。恐ろしいね!」
「・・・何かあったの?」
「六人中四人はストーカーだったよ。もう少し遅かったらと思うとぞっとするね」
「もう少し遅かったら・・・どうなっていたの?」
「襲われていたか、殺されていたか・・・家に侵入されていたかも知れない」
「えっ!?」
「そのくらい極まった人達だったみたい」
「・・・あと二人は?」
「業者さん」
「え?業者?」
「そ。業者」
「ええっと?」
「うちの情報を盗もうとしたり、引き抜こうと直談判しに来た業者さん。しかも無理矢理部屋に入ろうとしていたんだ」
「・・・それって」
「防犯カメラに一部始終収められているし、音声もバッチリ」
「うわぁ・・・」
「目を付けていた危険業者さんはあと一カ所かぁ・・・」
「目を、付けていた?」
「琥珀さんがやらかしそうな業者さんをピックアップしていたんだ」
「流石と言うべきなのかしら」
「でもストーカーは他にもいそうだしなぁ・・・暫くは気を付けてもらわないと」
「でもこっちは問題無いのよね?」
「───これは言って良いのかなぁ」
「へっ?」
「一部ストーカー化したお客さんがいたの、知ってた?」
「!?」
「みんな美人さんだからストーカーの一人や二人は・・・適切に処理して居るみたいだけど」
「誰が処理してるの!?」
「常連さん含め色々な人達」
「・・・・・・わたし達ってどれだけ得体の知れない人を相手しているのかしら」

 

2016年5月30日

・・・本当に、頭大丈夫なの?(震え声)

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「居ないって、どういうことだ!?」
「どうと言われましても・・・」
「隠したんだろ!?俺は───」
「全く関係ない他人ですよね?」
「!?」
「彼女、怯えていましたよ?」
「・・・」
「本日こちらから休ませて捜査機関へ案内しているので」
「警察!?」
「最近ストーカー問題が相次いでいまして、彼女も精神的に疲れていたようなので届け出の方を」
「!」
「当店としましてもそのような事を防ぎたい一心で防犯カメラ等のデータ提供を捜査機関に申し出しておりますので」
「失礼する!」
「ああ、待ちたまえ。淀川悌一カだな?営業妨害含め六件の容疑が掛かっているんだが」
「!!」
「あ、逃げた」
「お嬢、捕まえなくても良いんですか?」
「外で捕まっているはずですよ」
「・・・じゃあ、令状を持って待機していた俺は・・・」
「もしもの時ですよ」
「・・・そうか」
「あと、彼は殺人犯ですよ?」
「は?」
「本当の名前は違います。これが調査資料です」
「・・・これ、俺はどう答えれば・・・」
「一市民からの提供です。これを調べてみてください」
「・・・・・・分かった」

 

2016年5月31日

Q.とりあえず無能な上司を殴り倒すのはセーフですか?   A.アウトどころか犯罪です。

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「・・・数日で20名以上の逮捕者と未解決事件の解決とか」
「人払いはどうするの?」
「今朝仕掛けました」
「ようやく落ち着けるのね」
「一〜三号店はいつも通りですが」
「DEATHよねー・・・はぁ」
「人払いをしてもほぼ満席とか」
「強者しか居ないから」
「神様も混じってますし」
「どうしようもないわね」
「一般人も居るには居るけど・・・」
「最終的には逸脱した人間になっているし」
「まさか退官前の文官タイプの人が三ヶ月後には───」
「典型的な若返りよね。アレ」
「元気になる事は良い事だ」
「志貴。自分に言い聞かせているわね?」
「神様と一般人が同じカウンターで談笑してたりするこの状況を直視できないです」
「まあ・・・ねぇ・・・」
「ああ、そう言えば」
「なに?」
「暗殺者を雇えないからといって殺人犯を雇った輩が逮捕されましたよ」
「・・・は?」
「僕を殺す気だったのかは分かりませんけど」
「待って!え?」
「いやぁ・・・連続殺人犯とか。暗殺者ではなくただの殺し屋モドキですが」
「そんなに物騒なの!?」
「近くにとある宗教組織のお店があったそうで」
「・・・いやいや。それでもその対応はおかしいわよ!?」
「これから調べ上げられていくと思いますよ?」
「・・・それを見越しての警備強化?」
「さあ?」