2016年1月1日

風邪ひいてダウン。最悪のスタートです。

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「背景赤は目に悪いと思うんだ」
「志貴。お正月の第一声がそれ?」
「僕寝てないからまだ大晦日って認識」
「いや。それはないから」
「・・・侵入者達が多すぎて流石に現場判断が恐ろしい事になりそうなんだけど」
「放っておけば?」
「流石にそれは拙いから直接送り返しているよ」
「送り返しているって・・・」
「大半は所属が分かる人達だし。雇われも前後の流れで分かるし」
「志貴。正月早々平常運転ね」
「僕寝てないからまだ正月じゃない」
「だだをこねないの。もう一段落付いたんでしょ?」
「まあ、指示は出し終わったし・・・」
「少し仮眠をとったら?」
「うーっ・・・うん」
「よかった」
「ゲンガーちゃん。お願い」
「りょうかいりょうかいっ!」
「「えっ?」」
「志貴が眠っている間は僕が任されているんだよ」
「・・・じゃあとっとと代わればよかったのに」
「本人がやるって聞かないんだよ」
「まあ・・・志貴そう言うところあるから」
「あと、向こうにいたら着物着せられかねないから助かったって」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「お二人さん。どうしてそう別の所を見るのかなぁ?」
「着てくれないのね・・・」
「着ないよ?」
「うわぁ・・・志貴の笑顔で言い切られた」
「着ないよ?」
「・・・無表情で言わないで。心臓に悪いから」

 

2016年1月2日

風邪、悪化

───────↓以下、本日の短編(PANIC─ 一号店の風景─)↓───────

「甘酒在庫僅か!」
「善哉ももう数人分しかないです!」
「善哉は作っているけどあと3〜40分掛かるぞ!?」
「餅もないですよ!?」
「・・・そこでだらけている司教に搗いてもらえばいいじゃないか」
「ダウンしているだけなんですが・・・いっそ、時間稼ぎの意味も込めて店内餅搗きイベントをしたら良いのでは?」
「───それだ!」
「急いでセッティングするね!」
「うわぁぁんっ志貴さんどこぉ!?」
「俺も志貴だけど!?」
「手伝いに来てくれてありがとうございます!」
「まあ、毎年の事だし。あ、でも俺もあと一時間くらいだぞ?」
「ひいっ!?」
「・・・何か、その反応見ていると気の毒になってくるよ」
「えっと、心配になって様子見に来たんだけど・・・やっぱり大変な事になってる?」
「志貴!」
「お、あけおめ」
「ことよろ〜・・・って、どんな状況?」
「色々いっぱいいっぱい。開いているのが一号店だけだから余計にね・・・」
「そうでもしないと人足りないから。休みでもよかったんだけど」
「動ける人間動員してこれか・・・」
「年末からノンストップだから」
「・・・まさか店閉めていないのか?」
「うん」
「法律上どうなんだよ・・・」
「閉めたら暴動が起きるよ?主に神様達から」
「・・・・・・そう言えばそうだったな」
「で、今足りない物は?」
「甘酒くらい・・・待て。その手に持っている物は待て」
「あ、これ大丈夫。指示通り希釈するから」
「大丈夫じゃないだろ!仙酒って・・・」
「去年もこれ入っているし、今年も入れているよ?」
「・・・マジか」
「20リットルの甘酒に50mlの仙酒を投入するだけだし」
「それでアレかぁ・・・」
「甘酒自体はできているの?」
「できてはいる」
「じゃあ、今年も頑張りますか!宜しく!志貴」
「俺、あと一時間で帰れるんだろうか・・・」

 

2016年1月3日

風邪改善・・・と言う事もなく咳がマッハ。

───────↓以下、本日の短編(PANIC─ 一号店の風景─)↓───────

「問題です。志貴くんは誰が召喚したんでしょうか」
「遠野くんじゃないんだよね」
「僕じゃないよ」
「・・・師匠も違うはずだし・・・うーん」
「僕ら以外にはそういった事のできる人間って・・・一部しか居ないんだ」
「一部でも居るんだ・・・」
「あの人達はこういった事はしないから・・・」
「だとしたら消去法で・・・あれ?」
「それ以外ってのは無しだよ?」
「師匠が、犯人?」
「そう。琥珀さんとお休みを取っているはずの翡翠ちゃんがここに志貴くんを召喚したんだ」
「でも師匠、東北ですよ?」
「翡翠ちゃんや僕に距離ってあまり関係ないよ?」
「・・・それを言われると・・・」
「運ばれた本人がそう言っていたから」
「はじめから答えが分かってたんですね」
「あと、翡翠ちゃんが呼ばなくても実は何とかなっていたりする」
「えっ?」
「僕がこのタイミングに来た事、何かおかしいと思わない?」
「遠野くん、いつもタイミングよく来るから分からないよ」
「まあそうなんだけど、今回は通信用の式神を用意していたから」
「もしかして、取り置きがあるとか?」
「うん。善哉と甘酒の追加分を」
「はじめから置いてくれてたら・・・」
「善哉は置いていてもよかったけど、あったらあったで余裕を持ちすぎるだろうと思って」
「あーうー・・・」
「はい。善哉と甘酒」
「みんな〜・・・がんばろ〜」
「このラッシュを乗り越えたら交代でお昼入って。あ、今回は僕が作るから事前にメニューから選んでね」
『!?』
「あ、何か全員の表情が変わった」

 

2016年1月4日

朦朧状態でお仕事していました。

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「どうした遠野。しょぼくれた顔して」
「・・・なあ、妹からお年玉もらう兄って、どうなんだ?」
「最低だな・・・と言いたいところだが、お前んところはなぁ・・・」
「あと、札束で渡された時、俺はどんな顔をすればよかったんだ?」
「待て。その話、詳しく」
「詳しくも何も・・・一日にたたき起こされて突然「お年玉です」って札束渡されたんだよ」
「・・・・・・俺ならありがとうって言う前に殴る」
「だろ?もう少しで安らかに眠れたのに・・・」
「そっちに逝くな!」
「一度目が覚めたんだけど何か全身の力が抜けていって「あ、これはいけそう」って」
「・・・秋葉ちゃんグッジョブ!」
「何故!?」
「お前が言うと冗談には聞こえないぞ!?冗談じゃなかったらマジで逝ってたかも知れないんだぞ!?」
「それはそれで良いんだけどな」
「おいっ!?」
「で、札束渡されて「兄さん。嬉しいですか?」って言われてな」
「まさに「今どんな気持ち?今どんな気持ち?」ってヤツだな?」
「よく分からんがそんな感じかな。返答としては「兄として情けないから返す」って返したんだ」
「漢だな!」
「そうしたら秋葉が癇癪起こしてしまって・・・散々な正月だったよ」
「金持ちの考える事は分からんな・・・」
「全くだ・・・金塊を渡そうとする奴もいたし」
「待て」
「は?」
「その話も、詳しく」
「授業始まるっての」
「授業より大事だぞ!?それは!」
「乾・・・前に出て初夢について大きな声で語りたいのか?」
「!?」
「新年早々馬鹿やってるな。有彦・・・」

 

2016年1月5日

一部関係者へ連絡。携帯が壊れているので直接のリクはおやめください。つーかリクエストどんだけ貯まって・・・

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「おのれタクマ!」
「・・・有彦。いい加減出会い頭に意味不明な言動はやめてくれ」
「意味分かっただろ!?」
「うっせ藤堂」
「分かってるじゃん!」
「うぜぇ・・・」
「遠野が反抗期だ・・・」
「毎度毎度のやりとりで疲れてるんだよ・・・」
「俺が飽きられる!?」
「やった!」
「・・・さっちん・・・」
「二号さんであるわたしの時代が!」
「へぇ・・・」
「弓塚さん。そんなところで有彦に乗らないでも・・・」
「だって!これ以上遠野くんの事取られたくないし・・・」
「俺、なんかホモ扱いされてね?」
「俺は普通に女性が好きなんだけどなぁ・・・」
「俺の事どう思ってるんだよ!」
「悪友」
「乾くんが振られた!?」
「・・・さっちんを腐らせたの誰だよ!」
「前方の女性と二人がビクッてなった」
「貴腐人は消毒しなければならぬ!」
「「来ないで!変態がうつるわ!!」」
「お前らに言われたくないぞ!?」
「・・・悪友から顔見知りに変更しておこう」
「突然何を!?」
「流石に女生徒から変態言われるようなヤツを悪友とはいえ友のカテゴリーに入れるのはどうかと」
「あー・・・」
「高田!?」
「わたしとしては何を今更という」
「さっちんは元に戻ろうよ!」
「正気だよ」
「一墨痕付けたのは乾くんなのに・・・」
「・・・有彦お前・・・」
「警察に連絡してくる」
「待て待て待て待て!弓塚さつき!なに誤解を招くような事を言ってくれちゃったりするわけ!?」
「───お前らー・・・授業始まったんだが・・・」

 

2016年1月6日

何か、おかしいぞ?おかしいぞ!?

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「およそ一年経過したのでこの写真集を」
「志貴さんまだ燃やしていなかったんですか!?」
「琥珀さんがいつになくスピーディーに」
「アルバムのジャケット部分に発火材を仕込んでいたのに・・・」
「あ、これですか?」
「!?」
「あと360日になっていますよ?」
「志貴さんの時間停滞倉庫ですか!燃やしてーっ!わたしごとで構わないから燃やしてーっ!」
「あ、そう言えば琥珀さんお帰りなさい。あと明けましておめでとうございます」
「ほんと今更ですよ!?今年もよろしくお願いいたします!」
「琥珀さん。そんなに焦って燃やそうとしないでも・・・」
「何か燃えないんですけど!?切れないですし千切れないんですけど!?」
「無理でしょうねぇ」
「・・・志貴さん。何か仕掛けましたか?」
「何もしてませんよ?でもどうして処分しようとするんですか」
「だって・・・だって!」
「綺麗に撮れているのに」
「え?」
「僕、琥珀さんのコスプレ写真集好きだよ?普段見られない大胆な琥珀さんやカジュアルな服を着た琥珀さんが見られるし。僕はあんな琥珀さんも好きだよ?」
「あ・・・あうっ・・・」
「?」
「志貴さんの女殺しーっ!」
「何か物騒な事言われた!?」
「志貴。琥珀が顔を真っ赤にして走り去っていきましたが」
「なんでだろう・・・正直に言っただけなのに・・・しかも女殺しって・・・」
「ああ、また甘い言葉を無自覚に発したのですか」
「えっ?」
「志貴の事ですから最後辺り甘く囁いたのでは?」
「よく、わかんない・・・」
「そうですか」

 

2016年1月7日

年末ジャンボの高額当選売り場って、もう公表されてます?

───────↓以下、本日の短編(PANIC_CODE:くにをつくろう?)↓───────

「流石としか言いようがないよ」
「ありがたきお言葉」
「見たところ売買もしているみたいだし・・・あ、そう言えば異世界の人さらいは?」
「既に終わっていますので」
「何だろう・・・終わっているの意味が色々とれそうで怖い」
「攫われていて無事だった者達はこちらで生活しています」
「無事じゃなかった人達は?」
「幾つかの段階を経ていますが・・・」
「あ、そこら辺はお任せします」
「残念です」
「仕事回す気だったよこの人」
「軍師どの!」
「おや、何かありましたか?」
「外部都市が他大陸からの襲撃を受けていると」
「・・・えっ!?」
「防衛のみで構いません」
「ちょ、えっ!?」
「伝えておきます」
「アルトリアくん。見張っていたんだよね?」
「・・・一人で見張るのにも限界があります」
「かなりフリーダムにハッチャケまくっているみたいなんだけど・・・」
「この町を見回り、暴走を止めるのでいっぱいいっぱいです」
「外部都市って、何?」
「この町以外の集落のことです」
「どうなってるの?」
「・・・・・・さあ?」
「アルトリアくん?」
「この人達から目を離すと大変な事になると本能が訴えているのです!」
「・・・・・・二人とも、ちょっと」
「「うわぁ・・・目が据わっているのですが・・・」」
「この数ヶ月で何をどうしたのか時系列で纏めて提出」
「・・・えっ?」
「こちらに」
「流石は軍師どの!」
「あと、水面下で用意しているものもリストで」
「・・・・・・それは、まだ案の状態でも、でしょうか」
「うん」
「・・・畏まりました」

 

2016年1月8日

アダルティック要素なんていらんのや!・・・らしいですけど、良いの? うちの作品の事違いますよ?

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「え?ニセ者の僕?」
「外見がそこはかとなく似ているって程度だけど。そんな輩が居るみたいなの」
「外見がそこはかとなく・・・それってニセ者とは言わないんじゃあ」
「本人がそう言っているから仕方ないのよ」
「ぇえー?」
「偽志貴って」
「・・・何だろう。どうしようもなく駄目な子の予想が」
「ドッペルゲンガー以下で町の人達からは物真似アイドル扱いって所かしら」
「うわぁ・・・」
「しかも本人はもの凄く卑屈なのよ」
「えっ?」
「何があったのか分からないけど「ちょっと似ているからって調子に乗ってスミマセン」とか・・・志貴の関係者に遇うなりそう言って頭を下げて逃げ出すのよ」
「僕のフリをして誘拐されかけたとかかなぁ・・・そこを関係者の誰かに助けられたとか」
「可能性はあるわね。でもその子、魔眼保ちよ」
「えっ・・・?」
「どうしたの?」
「そんな人、前にも居なかったかなぁって」
「えっ?いた?」
「アレ?記憶違いかな?」
「そんな人と言うよりもニセ者は多数出回っているから」
「拙い事じゃないかな・・・」
「引っかかる人って志貴のことを全く知らない人くらいよ」
「それでも拙いんじゃあ・・・」
「まあね」
「あ、でも」
「なに?」
「この前巳貴くんと歩いていたら「妹さんかい?」って聞かれて巳貴くん無茶苦茶落ち込んでた」
「ぶはっ!?」
「ちょっと髪型とか変えただけなのになぁ・・・」
「見たかった・・・すっごく見たかった・・・」

 

2016年1月9日

休日の朝から30分おきに回ってくる応援の車が煩い。こっちは風邪ひいて寝込んでいるのに・・・寝れない。

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「どうして生きてるのよ!」
「どうしてと言われても・・・」
「貴方が生きているから私は幸せになれないのよ!」
「───こちらの資料を」
「えっと、的場彩智27歳。職業会社員、事務・・・うん。僕とは全く関係の無い人だね。会社含めて」
「よく言うわ。私の運気を散々吸い取っておきながら!」
「運気の吸収・・・そんな無駄な事しないよ?」
「確かに。志貴さまの場合は逆の立場で崇められたりしていますね」
「それ初耳なんだけど!?」
「ッ、もう一度!」
「その銃の出所も調べないとね」
「発砲されても無反応な事に一抹の不安を覚えます」
「実はシールドまで展開してるし」
「やっぱり化け物だったのね」
「失礼な。化け物は・・・アレ?僕の周りって人外だらけじゃあ・・・」
「・・・・・・」
「?」
「志貴さまも既に神ですので人の範疇から外れているような気がしますが」
「あー・・・まあ、うん」
「それ以前にドッペルゲンガーは人ではありませんが」
「ここでそれ言う!?」
「こうなったら!」
「うわ。手榴弾まで」
「自身の命を捨てて幸せになれると?」
「爆発しない!?死んでも貴方を殺してさえいれば来世は幸せが確定しているの!」
「───うん。この子完全にアウト」
「・・・徹底して調べ上げます」
「放せ!放せぇぇぇっ!!」
「───人は怖いねぇ」

 

2016年1月10日

携帯が何とか復活。そして直後に入ってきたメールが・・・お題。嫌がらせ!?

───────↓以下、本日の短編(お題─今日は何の日─)↓───────

「志貴。今日は何の日?」
「かんぴょうの日」
「即答!?で、かんぴょうって、何?」
「そこから説明か・・・っと、その前に何故何の日か聞いたか聞いてもいいか?」
「シエルが聞いた方が良いって」
「先輩・・・まあ、先輩が俺に言わせたかったのは110番の日だろうな」
「何、それ」
「警察のダイヤル110番の有効且つ適切な利用を呼びかける日だ」
「わたしに何の意味があるの?」
「不審者を見たら即電話」
「わたしを不審者ある介しているのね・・・シエルは」
「そしてかんぴょうの日だが・・・」
「あ、そう言えば」
「かんぴょうは“干瓢”と書き、干の文字を分解すると一と十になることからそう制定したらしい」
「ふーん・・・で、かんぴょうって何?」
「お前なぁ・・・昨日食べただろ」
「えっ?」
「鉄砲捲き」
「?」
「食べただろ?」
「もしかして、アレ?」
「ああ」
「・・・アレのもとってどんな物なのか興味を持ったわ」
「そりゃよかった」
「シエルを捕まえて一緒に探しに行こうかしら」
「アレは乾物だからいつでもあるが、生産時期は7〜8月辺りらしいぞ」
「まあ、シエルは捕まえてくるわ」
「通報されるなよ?」
「気を付けるわ」

 

2016年1月11日

ダメ人間って、素晴らしいですね(目を逸らしながら)

───────↓以下、本日の短編(PANIC?─一般人から見た風景─)↓───────

「おぉ・・・弓塚さんちの娘さんも凄いのぉ」
「あ・・・足払いで、走ってきた車を横転させた・・・」
「ハリウッド映画でもあんな光景は見せてくれないよ」
「ありがとうお姉ちゃん!」
「危なかったね。あの車、飲酒運転みたいだったけど・・・」
「・・・やべぇ。今の光景を見て足が震えてるぞ。俺」
「乾くん。状況確認お願い」
「俺、あの蹴りをいつも受けていたんか・・・」
「乾くん!」
「運転手は無事。っつーか寝てる」
「寝てるって・・・泥酔?」
「気絶+αって感じだな。っしょお!」
「エンジン切っておいてね」
「すんませーん!誰か警察呼んでもらっても良いですか?」
「ああ、いつも通り呼んであるよ」
「うっす。お、お前らー!」
「どした乾。事故か?」
「いんにゃ。弓塚が人助けで車に足払いかけた結果だ」
「新年早々・・・」
「とりあえずこの車を邪魔にならないところに退かそう」
「了解。でも現状維持は」
「いつもの事だろ」
「そうだねぇ」
「あの・・・彼女は大丈夫なのか?」
「ん?さっちんなら無傷だぞ?」
「靴が少し汚れちゃった・・・」
「何か違う次元で落ち込んでる!?」
「まあ、金髪の姉ちゃんなら吹き飛ばしていただろうし、赤髪の姉ちゃんだと車は大破していたじゃろうなぁ」
「今回の判定はギルティだからそうなるでしょうね」
「なんなんだこの町は・・・」

 

2016年1月12日

急転直下なダメージ

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「ブルー・・・わたし達、結構毒されていると思うんだけど」
「何に?」
「社会」
「いきなり言うわね・・・」
「わたしの場合はネットだけど」
「何かあったの?」
「志貴と話をしているとね・・・自分が汚れているんだなぁって」
「汚れてるって・・・」
「志貴が男性に戻った時、七夜が男性のままでそのまま分離した場合」
「・・・七夜に甘える志貴・・・アリね」
「その反応をしたら志貴が首をかしげるのよ」
「え?」
「志貴は自分がお兄さんだから七夜が甘えるんじゃないの?って」
「・・・・・・」
「うん。そんな顔」
「え?」
「わたしもそんな顔してたと思うわ」
「リバーシブルもアリと」
「そう。そんな考えしてたのが顔に出ていたみたい。で、志貴が「兄弟仲良くって良いよね」と」
「・・・・・・あー。うん。何か、眩しいわ」
「ブルーもそうでしょ?わたしなんてそれがモロだったのよ」
「きついわね・・・わたし達、志貴限定で毒された挙げ句腐っていたなんて」
「で、ここからなんだけど・・・多分その時七夜は起きていたと思うの」
「えっ?」
「十中八九突っ込みを入れに来るわ。と言うよりも来てる」
「!?」
「志貴に変な事を吹き込まないようにお願いします」
「「志貴に直接言ったら嫌われるじゃないの!」」
「そこら辺は脊髄反射でいうんですね・・・」
「妄想くらい良いじゃないの!」
「紙媒体やデータなどに残さないのであれば」
「・・・善処するわ」
「メカ翡翠の部隊が定期チェックを行っていますので見つけ次第制裁が加えられますよ」
「・・・今のところ大丈夫。何も行動に起こしていないから」
「そうだと良いんですが」

 

2016年1月13日

ちょーっと病院に行こうか迷うレベル。

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「遠野。人妻に手を出したとか・・・ないよな?」
「登校早々何恐ろしいことを言ってるんだ」
「いや・・・この前一緒に旅行に行っただろ?」
「ああ」
「ほれ。これ」
「旅館からの手紙?」
「内容読んでみな」
「・・・・・・・・・」
「あの美人女将さん、お前を呼んでるぞ?」
「みたいだな・・・でも有彦」
「何だ?」
「女将さん、人妻ではないぞ?」
「!?」
「未亡人だ」
「何故お前がそれを知っている!?」
「いや、教えてもらったし」
「やっぱり手を・・・!」
「出すか!」
「じゃあ何でこんな手紙が来てるんだよ・・・」
「俺が聞きたいよ・・・」
「・・・うっし!」
「どうした?」
「俺が行ってくる!」
「行ってらっしゃい」
「反応鈍いな!」
「割とどうでも良いことだからね」
「・・・今週末行ってくる」
「申し訳ないから俺も少しお金だそうか?
「いや、いらん」

 

2016年1月14日

やばいよやばいよ!

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「・・・お前宛だ」
「は?」
「驚くのも無理はなかろう。信じられぬのも無理はなかろう 。だがこれは事実!」
「で、これは誰からなんだ?」
「そこから!?」
「知らんし」
「・・・宿の女将さんからだ」
「あー・・・忘れてた」
「・・・マジだ。コイツマジで忘れてやがった・・・」
「お前の悪質な冗談だと思っていた」
「悪質って・・・悪質ってお前・・・」
「で、なんて書いてあるんだ?」
「見てねぇよ!封筒の封切られてないだろ!?」
「お前なら見ているだろうと」
「見てないから中身教えてくれ」
「ほら」
「マジで見せんな」
「ワガママだな・・・」
「多分真面目なことが書かれていると思ってな」
「まあ、読んでみるが・・・・・・」
「どした?」
「いや、読んでみろ」
「良いのか?」
「ああ。ちょっと席外すぞ」
「おう」

「───やっぱり憤怒か」
「リア充爆発炎上しろ!」
「知るか!」
「なんだよ「娘が一目惚れした」って!「是非もう一度いらしてください」って!」
「有彦。よく考えてみろ」
「何だよ!」
「俺、一度もその娘とやらを見た覚えがない」
「はっ?」
「更に言うと、そんな事のためにお前に連絡するか?」
「・・・・・・えっ?」
「連絡しているという事は、病んでね?この女将」
「・・・・・・なあ、遠野くん。俺、住所知られているんだ・・・」
「そうだな」
「病みすぎて家に突撃されそうな気がするんだ」
「そうだな」
「何とかしてくれよ!」
「・・・・・・ちょっと相談してくる」
「誰にだよ!」

 

2016年1月15日

熱発。人気の無いところで事故る所でしたよ・・・

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「女って怖い・・・」
「どうした?」
「遠野!」
「何なんだよ」
「あの女将さん、襲来」
「で?」
「不法侵入でしょっ引いてもらった」
「かなり拙いレベルなんだな・・・」
「かなりなんてもんじゃねぇ!お前の住所を探ろうと俺の部屋に・・・俺の・・・」
「何があったかは聞かないし、オチも聞かないぞ」
「殺生な!」
「絶対お前じゃなくてイチゴさんが対処しただろうからな」
「・・・俺には無理だ。腰抜かしてたし」
「お前が?」
「ああ。アレは言葉に形容しがたい」
「そんなにか・・・」
「見てくれ異常に病み方がな・・・お前、女性と一緒に居るところを見られたら・・・切られるぞ?」
「何を!?」
「ナニを」
「いや、そもそも関係ないんだぞ!?」
「病んでる人間にその台詞は無意味だ。目があったから運命の人って言いかねない」
「怖いな。それは」
「人ごとだな!?お前がターゲットなんだぞ!?」
「いや、思ったんだが、そう言いながらお前を狙っているんじゃないかと」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・えっ?」
「お前の部屋に入る理由が分からん」
「あ」
「部屋で何をしていた?」
「・・・・・・スマン。ちょっと吐いてくる」
「休み時間終わるまであと2分だぞ?」
「保健室に」
「居るかもな」
「!?」

 

2016年1月16日

死は救いだが、自殺は逃げ・・・って、えっ?それって・・・・・・

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「マジか・・・」
「弓塚さんって強かったんだね」
「え!?そっちに驚くのか!?」
「あのストーカーの執念と戦闘に驚けと?」
「そっちが普通だろ!?」
「有彦。この町に何年住んでるんだよ」
「それとこれは関係ないだろ!?」
「充分関係あるぞ?この町は毎日どこかで戦闘が起きてるし」
「・・・・・・は?」
「4,5日前だったか・・・トラックが八百屋に突っ込んだのを皮切りに半日くらい商店街が戦場になってたよ」
「大惨事じゃねーか!」
「商店街の人達って9割が戦闘員だから問題無いよ」
「大惨事どころの話じゃなかった!?」
「八百屋に突っ込んだのが間違いだけどね」
「しかし昨日通りかかった時は何ともなかったぞ?」
「手前でお婆ちゃんがトラックを粉砕したらしい」
「粉砕!?待て!あの八百屋の婆さんって90過ぎだろ!?」
「あのお婆ちゃん合掌捻りが得意だから」
「合掌捻り!?それ相撲だし、その技でトラック粉砕できねえよ!?」
「え?だってみてた人が「アレは見事な合掌捻りだった」って」
「マジだった!?イヤイヤ冗談だろ!?」
「有彦。俺がそんな嘘をつくと?」
「・・・・・・お前はそんな嘘は嫌いな人間だったな・・・」
「あ、弓塚さん終わった」
「ストーカー女将ボコボコだな・・・あれ?」
「黒子さん登場って・・・ジャッジしてたんだ」
「なに、あれ・・・」
「ジャッジ及び後処理してくれる黒子さん」
「・・・マジで何がどうなってるんだ?」
「そのまま警察に連行。で、町の外に放るんだろうな」
「・・・警察が?」
「警察が」
「・・・・・・この町、正気じゃないんかい」

 

2016年1月17日

頭が痛いのに選挙の街宣車が煩くて眠れない・・・

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「・・・歯が痛い」
「有彦。今の時期の虫歯は───あ、別に何でも無い」
「何なんだよ。そんな止め方される時になるじゃねーか」
「いや、すぐに治療に行くんだろ?」
「薬飲んで自己治癒を」
「乾くん。虫歯を舐めてるね?」
「高田?」
「馬鹿にしていると、死ぬよ?」
「ぉおう・・・高田の目がいつになくマジだ・・・」
「それに来月はバレンタインだよ?」
「しまった・・・今日の帰りに予約を・・・」
「間に合うかな?」
「間に合うだろ!いや、今日は早退するぞ!」
「・・・・・・バレンタインの件で、乾くんに言いかけたのって」
「高田。それは言わないでおいてくれ」
「遠野くんは数個もらうからねぇ」
「有彦は・・・まあ、イチゴさんからもらえ・・・あ、去年もらえなかったって言ってたか」
「・・・乾くんだから仕方ない」
「高田は虫歯とか大丈夫なのか?」
「全然問題無いよ。携帯歯みがきセットも持ってるし」
「・・・まさか持っているとは思わなかった」
「そう?食べることに拘るなら口内衛生も気を付けないと」
「高田らしいと言うか・・・」
「それにチョコなら毎年4〜5個はもらうから」
「!?」
「・・・毒味でね」
「あ、何かゴメン・・・過剰反応して」
「チョコレートにカレー粉をまぶしたり、梅干しをチョコでコーティングしたり・・・最近は特に危険物を練り込もうとしたりするから食べる前に何を入れたのか何度も確認するんだ」
「・・・高田。食べないという選択肢はないのか?」
「食べないと相手が死ぬことになるよ。彼女達、絶対に自分では食べないから」
「これからは有彦に食べさせてやったら?」
「あ。それ良いかも」

 

2016年1月18日

覚えていますか?Oyaji ParaParaというものを・・・ 知らないだろうなぁ・・・年だなぁ・・・orz

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「志貴さん。今年はチョコレート禁止と言うことで」
「え?もう準備始めているんだけど・・・」
「・・・早すぎませんか!?」
「材料集めは去年末からだよ」
「ざいりょうあつめ・・・」
「志貴くんと一緒に世界中回って材料を調達したんだよ」
「あ、志貴さんが単独で調達しているわけではないのですね」
「・・・すっごい信用無いね。僕」
「当たり前じゃないですか」
「真顔だ」
「でも気になりますね。あの方が最上級の材料を使って作り上げる最高のチョコレート」
「試作品。食べてみる?」
「あるんですか!?」
「うん・・・あるんだけど・・・気合いが入りすぎて凄いことになってるんだ」
「えっ?」
「これなんだけど」
「チョコレートのバラ・・・ですか」
「一応僕は食べた。で、あと三人試食した人がいるんだけど・・・」
「何かあったんですか?」
「一人は昇天しかけた。比喩でなく」
「・・・・・・えっ!?」
「慌てて反魂香を使ったけど、あと数秒遅れていたら面倒なことになっていたよ」
「そこで取り返しのつかない事と言わない志貴さんが凄いです。って、そんなレベルですか!?」
「さあ、琥珀さん」
「色々耐性のあるわたしならなんとでも!」
「あ、その前にオムツを」
「待ってくださいよ!?何ですかオムツって!」
「いや、うん・・・あの人は食べた瞬間に鼻から何かが抜けるような声を出して崩れ落ちたんだ。で、その後色々あって・・・絶対必要になるから」
「志貴さんはどうだったんですか?」
「僕は大丈夫だったよ。あと二人も大丈夫だった」
「あの、ちなみに誰と誰ですか?」
「巳貴くんと秀ちゃん」
「あ、わたしアウトですね」
「とりあえず食べてみて」
「覚悟を!覚悟を決めてからで!まだ心の準備が!」

 

2016年1月19日

お仕事、無茶振りが増えそうな気配。

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「・・・まさか七夜がウエイター・・・」
「ウエイターというか・・・ホストよ。あれ」
「お客さんが面白いことになってるし」
「ほぼ全員が七夜を見ているわね」
「わたし達も完全に予想外だったから身動きとれないわね・・・なんか魔貌に磨きが掛かっているというか・・・」
「───そう言えばどうして七夜がここに?」
「全く分からないわ」
「ブルーが分からないって、志貴に何かあったのかな」
「それは無いんじゃない?」
「あれ?オーダー通してスタッフルームに」
「行くわよ」
「ってストップ!」
「えっ?」
「今厨房に転移した!」
「は!?」
「っ!?」
「志貴の・・・編みこみアップスタイル・・・」
「っ!カメラ!カメラを!」
「何!?志貴に何が起きてるの!?」

「ふい〜・・・疲れた」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「アルクェイドさんも先生もどうしたんですか?」
「・・・どうしたんですか?じゃないわよ・・・」
「カメラに収めることができなかった・・・」
「今日の件ですか?」
「何があったの!?」
「何となくです。もう二度とやらないって七夜くんも言ってました」
「!?」
「シャッターチャンスを永遠に逃した!?」
「あ、七夜くんも標的だったんですね」
「しかも志貴のあの髪型もカメラ持って来た時には違って・・・」
「ブルーの血涙が凄い怖かったわ・・・」
「アレももう二度としませんよ?」
「「・・・・・・」」

 

2016年1月20日

システム落ちまくり!KP41はもうっ!

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「志貴さん!」
「?うわ・・・」
「何ですか!何なんですかあの可愛い生き物は!」
「どれのこと?」
「小さい志貴さんたちですよ!」
「たち?・・・あー・・・そっち」
「着ぐるみ着てチョコチョコとお仕事しているのが可愛すぎて鼻から母性が吹き出してしまいましたよ!?」
「まあ、そんな子達だし。お仕事好きだから手伝ってもらったら小さなカップに温かい飲み物を入れてあげたら喜ぶよ」
「いってきます!」
「移動に技を使うレベルなんだ・・・」
「志貴さま。アレが何かに目覚めているようなのですが」
「僕の陽神達が可愛すぎてどうにかなったみたい」
「あぁ・・・危険ですね」
「あの大きさでもそれなりに強いから大丈夫だと思うけど・・・薬とかは一切効かないし」
「いえ、屋敷のあちらこちらで大量の血痕が」
「・・・・・・何か母性が吹き出たって言ってたけど、もしかして一度じゃないんだ・・・」
「既に数リットルは失っているはずなのですが・・・」
「まあ、琥珀さんだし」
「まだ辛うじて生物のカテゴリーに居たと思っていたのですが」
「であった時点であんな人外なダメージを受けても平気だったのに!?」
「!?」
「あ、何か陽神が呼んでいる気がする」
「やらかしましたか!」
「現場に急ごう!」

「・・・・・・」
「これって、絶対死んでるよね?」
「血液は経口で補給できません」
「やってる人何人か居たような・・・」
「まあ、わたし以外に視点が向いてもらえるのは嬉しい限りです」
「翡翠ちゃんがブレない」
「メカ翡翠を要請し、これを医療ポッドへ放り込ませます」
「うん。この現場を見ただけだと死んでそうなんだけど・・・まあ、琥珀さんだし」
「問題無いかと。問題あった方が良いのですが」
「・・・翡翠ちゃんブレないね」

 

2016年1月21日

本日だけで三度落ちたようです。

───────↓以下、本日の短編(四季乱入(13年6月より))↓───────

「・・・まさかの起業」
「まあ、金はいくらあっても困らない。それに志貴の愛の巣を拡張するのにも必要だからな!」
「イイ笑顔で言われてもな・・・内容がろくでもないぞ」
「当たり前じゃないか!今のままだと三〜四人しか囲えないぞ?」
「囲うとか言うな!」
「問題が起きても数億残せるように調節している」
「待て。はじめ聞いた時は七〜八千万って聞いたぞ?」
「稼いだんだよ」
「こんな短時間でか!?」
「ああ。利益確保済みだ」
「税金が怖いな・・・」
「それも対処済みで、だ」
「・・・お前充分凄いよ」
「これくらいじゃないとお前の愛人には」
「まだ言うか・・・」
「俺はずっと言い続けるぞ?」
「・・・何か最近アルクェイドもそれが当たり前って感じになっているんだよなぁ」
「慣れは凄いな」
「恐ろしいわ!」
「シオンと一緒に仕事をしているが、彼女もハーレム要員だろ?」
「俺の関係者を誰彼構わずハーレム要員扱いしないでくれよ・・・」
「違うのか?本人はそのつもりっぽいぞ?」
「は!?」
「むぅ・・・これはシオンには言えないな・・・」
「・・・俺のハーレム要員って何人居てどんな状態なんだよ」
「七人だな。シオンを除いて」
「八人扱いか・・・俺はどれだけ駄目な人間なんだ?」
「朱鷺恵さんなんて元々じゃないか」
「!?」
「あ、ちなみに秋葉はカウントしていないぞ?」
「それ聞いて凄く怖くなってきた。八人の詳細を教えてくれ」
「だ・め」
「・・・こんな時に可愛く言われてもな・・・」

 

2016年1月22日

体調不良なのに───

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「志貴」
「アレ?先生。どうしたんですか?」
「はい。これお土産」
「・・・ハー〇ーチョコレート・・・」
「ナッツチョコよりはマシでしょ?」
「いや、うーん・・・」
「そう言えばコレも」
「え?手紙?」
「渡されたのよ。サラって子から」
「サラ・・・え?サラにあったんですか?」
「すっごい美人さんだったわよ?どんな関係なのよ」
「小学生の頃の知り合いですよ。え?でもどうして先生に・・・」
「え?知らなかったの?あの子、魔術師よ?しかも志貴のことよく知ってたし」
「魔術師!?俺の事知っているというのはまあ、小学生の頃数年一緒だったわけですから」
「知ってるというのは七夜志貴としてよ」
「・・・えっ?」
「手紙、見てみたら?」
「あ、はい」
「なんて書いてあるの?」
「いやまだ封を切っただけですって・・・えっ?」
「どうしたの?」
「えっと、ラブレターっぽいです」
「は?」
「・・・・・・先生。読んでみてください」
「いいの?」
「はい」
「──────うわぁ・・・」
「何だか凄く病んでいるような」
「拙いわね。志貴。この子に何をしたのよ」
「何もしてないですよ!?」
「この病みようはちょっと凄まじいわよ?家の枷が外れたらすぐにでもこっちに来ちゃいそうなんだけど?」
「先生。サラは何故先生に手紙を?」
「・・・志貴の事知っていて志貴が彼女に私のことを話したとばかり」
「先生。何か認識がおかしくありませんか?」
「えっ?」
「・・・凄く嫌な予感がする」

 

2016年1月23日

うちの会社の人、絶対肺炎になってるわ。

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「プゲラぁっ!」
「・・・有彦。とうとう心身共に駄目に・・・」
「俺そんなに哀れみの目で見られるレベルのことやらかしたか!?」
「ああ。たった今」
「無表情で言い切りやがった・・・」
「一発ギャグを滑らせた乾有彦くん。何があった?」
「思い出し笑いだよ」
「いつからお前の笑い声はプゲラになった?」
「どちらかというと吹き出しかけてむせた」
「・・・・・・」
「スマン。半分は嘘だ」
「まあ、どうでも良いけど」
「酷い返し方だな!?」
「そう言えば聞きたいことがあったんだよ」
「んぁ?」
「最近、シエル先輩のストーカーが居るというたれ込みがあってな」
「や。無理だろ」
「無理とは?」
「シエル先輩を見かけて後を付けてみたら角を曲がったところで見失ったりするし」
「そうなのか?」
「ああ。商店街で見かけた時も買い物袋を持った状態から突然姿を眩ましたし」
「・・・・・・」
「そんなシエル先輩をストーカーするなんて無理だって」
「ジャッジ!」
『ギルティ!』
「は!?」
「クラス全員がお前にギルティの判決を言い渡したぞ?」
「何故!?偶然出会しただけじゃねぇか!」
「とのことなんですが、先輩」
「どうなんでしょうか」
「先輩!?」
「はい」
「高田」
「商店街で聞き込みした結果、シエル先輩が訪れる数十分前から付近をウロウロしていたとの情報が」
「再度ジャッジ!」
『ギルティ!!』
「・・・乾くん。残念です」

 

2016年1月24日

寒い?え?そこまで寒くは・・・ちょ、八度!?

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「琥珀さん。まさかの心肺停止状態だったよ」
「自力で復活してしまいましたが。チッ」
「・・・翡翠ちゃん。本当に琥珀さんキライだね」
「はい」
「・・・凄くイイ笑顔だ」
「いつからそんなにキライになっちゃったの?」
「昔からです」
「えっ?そうなの?」
「他人の下着を被る人間を見た場合、しかもそれが身内だった場合は」
「その時点でアウトだね」
「はい。ただ、それは始まりに過ぎません。異常なまでに接触を図ってくると言うのもマシなレベルです」
「マシなんだ・・・」
「隙あらばロクでもない事をしようと企むのです。久我峰さまと精神が入れ替わったのかと言うくらいに」
「・・・最悪だ・・・」
「しかもそれが日増しに悪化していくのです」
「えっ?」
「現在も、です」
「・・・・・・」
「そのためわたしの防衛は通常では有り得ないレベルに」
「例えば?」
「髪の毛一つ落としません」
「それはどうして・・・あ、ゴメン。聞いたら怖い回答が来そうだからいい」
「食事も箸、フォーク、スプーンは全て自前です。使われかねませんので」
「まあ、そういう人はいるけど」
「毒物や薬品系は一切効きません」
「琥珀さんのことだから翡翠ちゃんを寝かせて何かよからぬ事を企みそうだしね」
「食事も基本アレのものは食べておりません。更に言うと洗濯物一切わたしのものはダミーです」
「というと?」
「干している物を含め、外にあるもの及び部屋にある物はダミーと言うことです」
「ええっ!?」
「そこまでしなければアレから身を守れません」
「睡眠とか・・・」
「眠るとしても短時間です。それも気配を消してアレに感知されないレベルまでの隠行を行った上でです」
「・・・大変なんだね」
「現在割合的には3:7なので助かっておりますが」
「3は・・・僕?」
「はい」
「3であれだけなんだ・・・」

 

2016年1月25日

ハッピーバースデー・・・イブ!(誤魔化せないミス)

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「明日は秀ちゃんを思いっきり甘やかす予定です」
「良いなぁ良いなぁ!私も志貴に思いっきり甘やかされたいなぁ」
「先生。それは構いませんが・・・色々覚悟が必要ですよ?」
「えっ?」
「僕は言いました。思いっきり甘やかすと」
「思いっきり・・・添い寝とか?」
「他にも食事は全て僕が食べさせます」
「・・・・・・えっ?」
「勿論僕や志貴くんが全力で作った料理です」
「あ、そこは彼も出て・・・えええっ!?」
「これがどういう意味か、先生なら分かりますよね?」
「志貴が本気で人一人堕落させようとしている・・・」
「思いっきりイチャイチャします!」
「七夜が落ち込みそうね・・・」
「七夜くんも甘やかしたいそうです」
「どんだけ!?」
「どんなことをするのか翡翠ちゃんに説明したらドン引きされました」
「そこまで・・・怖くて詳細聞けないわ」
「志貴くんもひいてました」
「それって、良いの?あちら的に」
「あ、許可はもらっていますよ?お兄様に」
「わかってて?」
「大丈夫だそうですから」
「・・・・・・えっ?」
「僕も大丈夫だと思うから甘やかすんです!」
「志貴の大丈夫と普通の大丈夫は違う・・・」
「七夜くんの分も全力で甘やかします!」
「駄目だ・・・これは結果が怖い・・・」

 

2016年1月26日

お誕生日おめでとう! とだけ言っておこう!

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「・・・アレ、バカップルという表現しかできない甘やかし方ですよ」
「───」
「・・・タオル、どうぞ」
「・・・ありがとう、ございます・・・」
「大好きな弟を甘やかし倒している・・・というレベルを超えていますね」
「志貴さまは二人分甘やかすというのを“濃度二倍”で行っているのです」
「二倍でアレですか・・・」
「ある程度耐性のあるわたしでも鼻血が止まりませんでした」
「要精神修行ですね」
「精神修行で何とかなるレベルでしょうか」
「はい」
「・・・善処、します」
「おや、仲良く歯みがきをして・・・お昼寝のようですね」
「!?」
「ふむ。仲良く眠っていますね」
「まさか、何も起きないとは・・・」
「二人とも幸せそうですね。よいリフレッシュになっているようですね」
「しかしこの映像は・・・こちら側の方々には見せられませんね」
「血の海になりますね」
「このタオルも既に三枚目ですが・・・」
「下に置いてあるバケツも真っ赤ですね」
「これで時間の7割経過していますが・・・」
「甘やかしてはいるのですが、六十五点ですね」
「あれでですか!?」
「ええ。あと一押し欲しかったですね。まあ、ラスト二時間で何とか巻き返しがあるかも知れませんが」
「どこのスポーツですか・・・」
「おや?選手交代のようですね・・・」
「まさか七夜さまが・・・!?」
「優しい表情ですね」
「秀一さまの頭を撫でて・・・」
「おっと、気をしっかり保ってください」
「申し訳ありません・・・」

 

2016年1月27日

メンテナンスバースト!?しかもワンモア!?

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「・・・ねえ、志貴。メイドから聞いたんだけど、武将とか志貴の軍隊増えてるって」
「初耳ですよ!?」
「武将だけで四百名居るとか聞いたんだけど・・・」
「それ、文官入れての数ですよね・・・」
「武将って言っている以上違うと思うわ」
「だってゲームの三国志とかは文官も武将扱いだって有彦が!」
「志貴。現実を見ましょう」
「う〜〜〜〜っ!」
「実は実質二百名弱なのですが」
「翡翠ちゃん!」
「半分じゃないの」
「はい。ただし、性別が違う武将がおよそ二百名いらっしゃるので計四百と」
「「うわぁ・・・」」
「分かりやすくいえばアルトリアさまがたです」
「あー・・・アルトリアとアーサーね」
「僕、アルトリアくんって言ってるけど」
「志貴はそれで良いと思うわ」
「ただ、女性武将が男性化している場合は何故か志貴さまを狙うので排除してあります」
「排除って・・・」
「翡翠ちゃん。武将って勿論文官も入っての武将だよね!?」
「いえ、その場合は2.5倍になりますが」
「・・・・・・」
「うわぁ・・・志貴が泣きそうな顔してるわ」
「志貴さま。そのおかげで国の運営がかなり楽なのですよ?」
「あ」
「だから志貴が自由に動けるって事ね。じゃあその勢いで仕事も割り振ってあげたら?」
「そのためにも他世界でスカウトをお願いいたします」
「え?足りないの?」
「足りません」
「・・・どんだけの仕事を割り振っているんだろう・・・」
「志貴さまのお仕事を完全に割り振るにはあと数十名は引き抜かなければ・・・」
「志貴。どれだけ無茶な仕事をしているのよ・・・」
「僕も知りたいです・・・」

 

2016年1月28日

眠い

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「寒い!」
「・・・いや、だからといって半袖で来るのはどうかと思うんだけど・・・」
「腹巻きつけてるぞ!」
「・・・長袖着れば良いじゃないか」
「それだと俺のアイデンティティが崩れる!」
「言っている意味が分からない」
「乾くんは肺炎が悪化して死なないと分からないと思うよ」
「弓塚・・・お前本気で俺のこと嫌ってんな」
「迷惑って言葉を忘れた人にはこれでも優しいと思うよ?」
「迷惑か?」
「周り見た方が良いと思うよ?みんな寒そうに見てるし」
「・・・・・・あ」
「馬鹿だなぁって表情を通り越してるよね?」
「だって雪の中半袖だし」
「雪!?・・・マジだ・・・」
「みんなー覚悟はOK?」
『おうっ!』
「何をする気だ!?」
「え?室内の換気」
「まさか・・・」
「うわ。窓全開」
「ちょ!待て待て!マジで寒いから!」
「いやいや。半袖で登校なされている乾様なら問題ありませんよ」
「大問題だからな!?」
「じゃあ長袖着ろよ」
「だが断る!」
「なら仕方ない。換気は重要だからな」
「や〜め〜ろ〜よ〜」
「有彦冬服持ってるのにどうして着ないのさ」
「学内での立ち絵がこれだから・・・」
「意味が分からないよ」

 

2016年1月29日

体調、不良

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「今日も混沌は元気だなぁ・・・」
「!?志貴!?」
「ん?アルクェイド。何をそんなに驚いているんだ?」
「その生き物・・・混沌でしょ!?」
「そうだけど?」
「いや、そうだけどじゃなくて」
「お前が俺にくれた混沌じゃないか」
「・・・えっ?」
「あの時少しだけ余剰分があったから少しずつ大きくしていったんだ」
「まさか大型犬くらいの大きさまで・・・」
「まあ、体の中にもいはするけど」
「志貴。まさか混沌使いになるつもり?」
「魔力の量的に無理らしい」
「わかるの?」
「此奴等がそう言ってるんだ」
「言ってるって」
「ほら」
「・・・掲示板に書いてる・・・」
「凄く賢いだろ?」
「いや、賢いって範疇超えているんだけど」
「ちなみに」
「何よ」
「この子達英語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語が書ける」
「どんだけ有能なのよ!」
「テスト前に英語を教わったりしてるよ」
「志貴・・・」

 

2016年1月30日

お約束はお約束

───────↓以下、本日の短編(?)↓───────

「は?」
「いやだから、お前昨日変なコスプレ嬢ちゃん達と歩いていなかったかって」
「コスプレ嬢ちゃん・・・まずその意味が分からない」
「マジか。コスプレは世界共通語だと思っていたんだが・・・」
「で、コスプレって何だよ」
「簡単に言うと仮装だな」
「仮装・・・」
「思い当たるだろ?」
「全然」
「アレは間違いなくお前だったぞ!?公園の側でコスプレした───」
「公園。あー・・・いや、アレは仮装じゃないし」
「は!?どう見たってコスプレだろ!」
「シオンは学院の制服だし、リーズは・・・まあ、音楽家だからなぁ」
「アレが、私服だと?」
「ああ。次に会ったら直接聞いたらどうだ?」
「そんな事聞いたらただの不審者だろ!」
「そうか?」
「・・・アレ?そうでもないか?」
「ま、聞いてみなって」

「───ムッチャぶっ殺されかけたんだが。お前の知り合いと聞いて何とかなったが」
「どっちに?」
「紫髪の子」
「シオンか・・・よかったな。少しはお近づきになれて」
「どんだけ危険人物なんだよ彼女は!」
「普通だぞ?」
「ちなみに、もう一人には出会さなかった」
「多分出会していたら机には一輪の菊の花が・・・」
「どういうことだ?」
「リーズはシオンの保護者擬きだから・・・下手をすると俺の名前を出してもぶっ殺されていたかも知れない」
「おまっ!?」

 

2016年1月31日

三国志13が未だ届かない件について

───────↓以下、本日の短編(PANIC)↓───────

「志貴さまくれぐれも」
「大丈夫。今回は僕や志貴くんが作らないから」
「・・・どなたが作るのですか?」
「お隣さん」
「あまり変わらない気がするのですが」
「お隣さん?」
「一号店のお隣さん」
「ああ、あのスイーツショップ・・・って、大丈夫なの?」
「何が?」
「あのお店、この時期からかなり修羅場になってるじゃないの」
「えっ?普通にオッケーもらったけど・・・」
「アレでまだ余力があるのかそれとも忘れているのか・・・」
「1000個作るのも6000個作るのも一緒だからって快く引き受けてくれたんだけど・・・」
「待って!色々待って!6000個!?」
「うん。2000個は別件で使うし、各店舗1000個販売予定」
「志貴さま。それは・・・スイーツショップに迷惑ではないでしょうか」
「チョコレートだけど売る物が違うから」
「違う?」
「材料に桜の花びら・・・みたいなものを」
「志貴さま」
「大丈夫!幸木の花びらだから!」
「・・・・・・ねえ、それって」
「・・・一定時間僅かに幸せになれる。でしたか」
「うん!」
「志貴。それアウトよね?」
「えー?」
「いえ、セーフです。かなりマシな代物でホッとしました。量が増えても効果は同じです」
「・・・それってどうなのよ」
「アルクェイドさんは、いらない?」
「いるから!志貴からのチョコは絶対いるから!」