「あ〜〜〜〜〜っ」
「何?どうしたの?」
「いや、な〜んかスタートしかたがマンネリ化してるなーって」
「それなら注意すれば?」
「・・・して治ればな」
「志貴、それ酷すぎ」
「愚痴の一つくらい零したくもなるよ」
「その気持ち分かるけど・・・」
「ツーか俺を早く元に戻せ!」
「・・・それはヤダ」
「何故アルクェイドが却下する?」
「シエルもブルーも却下すると思うよ?」
「えう・・・俺の人権は?」
「人権って何?」
「・・・・・・・・・・・・・・・聞いた俺が悪かったよ」
ブルーとシエルと志貴ちゃん(男)と
「・・・で、二人で計6回戦に挑んだわけ?」
「は、はい・・・」
応接間には俺と先輩と先生が居た。
「―――し、き・・・わたし・・・がふっ!!」
「反省しなさい!」
グシャッ!!
――――――アルクェイドは俺を手込めにしたバツとして2度殺しの刑に処されてる。
「シエル・・・貴女には罰として3日間カレー禁止」
「そんなっ!?」
「ン?何か言った?」
先生は凄く良い笑顔を先輩に向けている。
ただ、
手には凄まじい魔力の光球が浮かんでいるけど・・・
「ひいいいいいいっっ!!」
―――先生、先輩を本気で『壊す』気だ・・・
「俺、気にしてないから・・・先生、二人を許してよ・・・ね?」
俺は必死に先生にしがみつきお願いする。
「―――志貴がおねだりしてる・・・」
―――何か不穏な台詞が聞こえた気がするぞ?
でも先生は動きを止めた。
ここはチャンスかも!
「先生・・・お願いだから・・・俺が出来ることなら何でもするから!!」
「な・ん・で・も?」
―――もしかして、爆弾発言しちゃった?
先生は光球を握りつぶして俺を抱きしめた。
「志貴、私におねだりしたり出来るようになったんだ・・・可愛いわね」
―――ヤバイヤバイヤバイヤバイ!!
先生の目が据わってる!!
呼吸が荒い!
「何でもしてくれるのよね・・・」
―――うわぁ・・・でも嘘はいけないんだ!
コクン
プッチン♪
「志貴ちゃぁ〜ん」
ガバッ
「え?え?え?えええっ!?」
俺はフローリングに押し倒された。
「シエル!そこに首輪があったでしょ!?」
シエルはその台詞に目が光った!
「畏まりました!皮の首輪(鎖付き)と皮の半ズボンにシッポ+犬耳ですね!?」
「パーフェクト!」
「アアアアアアアアアアッッッ!!!!この二人は何故にここまで息が合ってるんだ!!!」
俺は救いを求めてアルクェイドを見た!
ゴクリ
お、お前もか!?
アルクェイドは己の回復を後回しにして俺のその姿を脳に焼き付けようと身構えている!
「持って参りました!」
「ご苦労」
「逃げる暇もないんかい!」
「志貴・・・一人称は僕。分かった?」
先生は俺・・・僕の唇に優しく人差し指を当てそう言った。
―――でもね、
もう片方の手でお尻を撫でながら言う台詞じゃないよ(泣)
も、もう・・・
俺は調教されそうです・・・・・・