@猫女

アルク「へへ♪ どう?」

志 貴「どう?ってなんだか、これまた凄い服だな。全体的にピンクの…これ、何の

マネ?」

アルク「メイド姉が『志貴さんはこういうのを大変お気に召されるんですよ。あはー

♪』って言って貸してくれたの」

志 貴「嫌いじゃないというか、寧ろイイと思うんだけど、俺ってなんか誤解されて

るよな…」

アルク「それでねー、なんでもこのセリフを言うとエスプ並に効果16倍だって言って

た」

志 貴「琥珀さん、実はゲーセンでも腕を磨いてたクチだな。で、どんなセリフ?」

アルク「えっとねー、そうそう…」

(ポーズをとるアルクェイド)

アルク「御奉仕するにゃん♪」

志 貴「琥珀さぁぁぁん!『どこでもいっしょ』じゃないんだから変なこと教えない

でくれぇぇぇ!!」

 

 

Aはいポ〜ズ♪

秋 葉「聞いているんですか、兄さんっ! ですから私は…」

志 貴「秋葉、はいポ〜ズ♪」

秋 葉「にゃあっ!!(例の猫又のポーズ)」

秋 葉「って、話を逸らさないでください!!」

志 貴「随分ハマったみたいだな…」

秋 葉「うっ…」

翡 翠「……あ」

志 貴「翡翠、どうしたの?」

翡 翠「いえ、些細なことなんですが、今の志貴様の『はいポ〜ズ♪』というのを随

分前にどこかで聞いた気がしまして…」

琥 珀「…きっとそれ、某NHK教育テレビの『おかあさんといっしょ』にあった『パ

ジャマでオジャマ(※)』のコーナーの決めゼリフじゃないですか?」

志 貴「ああ、そう言えばそうだ。懐かしいな…あれって今でもやってるの?」

琥 珀「ん〜、わかりませんねぇ。何しろ見たことがあるのはだいぶ昔の話ですし、

最近は同じNHKでも総合の方ですから」

志 貴「なんだか話をしてるうちにまた見てみたくなっちゃったな」

秋翡琥(志貴に怪訝な目を向ける)

志 貴「…別にやましい気持ちは一切ないぞ…ホントだってば……」

 

(※)パジャマでオジャマ…某NHK教育テレビの「おかあさんといっしょ」内の一

コーナー。どうなコーナーかっつーと、子供がパジャマに着替える、そんなコーナー

 

 

BTHINKING ABOUT MY AKIHA

四 季「二人に、」

志 貴「カンパイ!」

 

・・

・・・

 

四 季「ところで、志貴」

志 貴「ん〜?」

四 季「秋葉の胸のことなんだけどな」

志 貴「ブッ!? げほっげほっ… 改まって何を言うかと思えば…」

四 季「まぁ落ち着いて聞けよ。いや、その前に、お前はどう思う?」

志 貴「どうって?秋葉の胸のこと?」

四 季「ああ」

志 貴「そうだな…もう少しあってもいいんじゃないかなぁ?(苦笑)」

四 季「ったく、オマエは何もわかっちゃいねぇな。それでも秋葉の兄貴か?」

志 貴「?」

四 季「あのなぁ、志貴、アレがいいんじゃねぇかよ!!」

志 貴「…あ」

四 季「オマエなぁ、秋葉に胸なんかあってみろ!それはもう秋葉じゃねぇ!胸なん

て飾りだ!!お偉方にはそれが…って、オイ、なに月なんか仰ぎ見てんだよ?」

志 貴「―――いいからオマエも見てみろよ。今夜は、こんなにも月がキレイ

だ……」

四 季「ん…まぁ、綺麗だな…」

志 貴「残念だな。こんなにも月がキレイな夜なのに、今日のオマエとの飲み会はこ

れで終わりだなんて。いや、この先も、無いかもしれないな…」

四 季「オマエ、いきなり何を言い出すんだ?熱でもあんのか?」

志 貴「いや、どっちかっていうと熱が冷めてきてるみたいだ。その、大変申し上げ

にくいんだが…」

秋 葉「そんなに屋敷の方まで聞こえてくるような大声で何を熱弁なされているのか

と思えば、まぁ、私を思ってくださったんですね(髪真っ赤&冷笑)」

(ただでさえ白い四季の顔がさらに蒼白に。そのままホワイトアウト…)

 

―――ああ、今夜はこんなにも、月がキレイだ―――