校長先生誕生日記念につき
スペシャルデラックス弁当 \2,280 →\780
「こ・・・これは―――」
「お、おい遠野、先輩・・・」
「分かっている、だがしかしッ」
「何故・・・どうして・・・」
「「せめてもう半分安くなりませんかァ!?」」
「そっちかい!」
貧しさ | に |
負けず |
負けそうな人 どーが
「・・・で、遠野はどうするんだ? 先輩も」
「俺だってな、興味がないと言ったら嘘になる。でも・・・昼食代が500円をオーバーするのはこれ如何なものかと!」
「そうですよ! 倹約してこその学生生活でしょう! なにが悲しくて780円もするんですか!」
「いや、(780円/2280円)×100%=34.2%だから、実質六割以上も安くなってるんだが」
「そんな数字に騙されるな有彦!」
「そうです! 780円でどれだけのインスタント麺が購入できると思うんですか!? その数で、どれだけ飢えを凌げると思ってるんですか!!」
「でもだな、一部の教員しか手が出ないような飯が比較的安く・・・」
「「だから、それの何処が安いねん!!」」
「えっと・・・失礼ですが、お二人さん。一日の昼食代に割ける金額はどの程度の物かと」
「俺は、琥珀さんが弁当を作ってくれない時は(あえて翡翠は削除)、一日300円まで支給」
「私は、仕送り(教会発)をやりくりしても、上限330円まで」
「・・・御免なさい、私が悪かったです。って、780円半分にしても買えねーじゃん」
「いや、気にするな」
「そうですよ」
「でも俺は今からこれを注文するわけだが」
「「何ですと!?」」
「お金を入れてボタンを押して・・・まさか、通常なら千円札を二枚投入してもランプすら点灯しなかったこのスペシャルデラックスが買えようとは・・・」
「ああ!? この裏切り者!?」
「五百円硬貨が・・・投入口に吸い込まれていく・・・なんてもったいない」
「・・・なんでこんなに買いにくいんだろう」
「俺はこの非国民を八つ裂きにしてやりたい・・・」
「人間の皮を被ったこの化け物を・・・殺しても人間の法で問われる事はない・・・」
「あのお二人さん? なんか殺気らしいものがひしひしと伝わってくるのですが」
「有彦・・・五体満足でいられたかったら大人しく俺達にも奢れ? な?」
「そんな殺生な!? こっちはバイトで稼いだんだ、昼くらい俺の好きにさせてもらうさ! ・・・あれ? どうしました?」
「バイトバイトばいと・・・」 ←バイトの許可がでない
「バイトバイトばいと・・・」 ←夜中はそんな暇がない
「とりあえず、二人とも落ち着いて、な?」
「といあえず、貴様はここで公開処「兄さーーーん」刑・・・秋葉?」
「おぉ、秋葉ちゃん、いい所に!」
「・・・一体どうしたのです?」
「実は・・・」
「なるほど・・・兄さんは一体何をしてるんですか」
「だって・・・秋葉が小遣いくれないし・・・バイトも許可してくれないし・・・ひっく」
「ちょっと兄さん、こんな所で泣かなくっても・・・」
「どうせ俺は養子ですよ建て前だけの数合わせですよ人権なんて握りつぶされてますよ世間体だけの為の人間ですよ」
「あ、えっと・・・そんなに落ち込まなくても・・・今日は私が奢りますから」
「マジっすかぁ!?
ようしこの穴埋めはきっちりさせてもらうさでもこっちは金がないから秋葉持ちだが遠野家の庭や森の散歩なら金もかからないかさあ連れていってて欲しい場所を言うがいいさうはははは」
「・・・なんて現金な男なんだ、ねえ先輩?」
「・・・・・・私は・・・私だって好きで貧乏してるわけじゃないのに・・・遠野君の罵迦・・・」
「暗!?」
「秋葉、出来れば先輩の分も奢ってやってくれないか? 今度秋葉のしたいことさせて上げるから」
「私のシたい事ですか!? もうそれなら是が非でもッ
ちょっとすみません、これでスペシャルデラックス定食を三つほど」
「おーい秋葉、学食でカードが通るか! それに食券を先に・・・」
「あいよー、カード払いねー」
「通るんかい!」
後書きー
LA.NOA 弐拾萬Hit記念と言う事で唐突に送りました。
突っ込みどころは沢山あるでしょうが、まあ気にしたら負けです。
ネタにマジレスかっこ悪いなんて名言もありますし(違
意外と続いたりして。
以上、どーがでした。