注意
これは電波系馬鹿小説です。
79分小説ですので質は―――保証できません。
そして気が向いたら更新する―――かも知れません。
BURST!
非常にやらかした感が強いんだが・・・
協会であのジジイの関係者について聞いた瞬間、恐ろしく慌てていた。
ジジイが来た時にもこんな感じで慌てていたが・・・拙い奴が来たと言うよりも、危険物(者に非ず)が来たから取り扱いに注意しろみたいな感じだ。
――――ついでに俺に対しては、爆発物処理班扱いのような気がする。
「―――真祖の姫の件ですが、協会からも金銭面で協力します。ですから・・・ですから!くれぐれっっも!2億以上の損害を出させないようお願いします!」
いや、そんなこと言われてもな・・・
「本人に死徒戦で破壊した分の半額は自腹で弁償させるよう言うだけ言っておく」
「───え?本当に・・・本当ですか!?」
協会の財政はそんなに苦しいわけではなかった気がするが・・・日本の協会の財政が厳しいのか?
「・・・貴方がフリーで本当に良かった・・・貴方だけが・・・貴方だけが」
受付嬢が壊れた!?
そう思った矢先、その受付嬢は奥から来た数人の人間に引き摺られていった。
───疲れていたんだろうな。きっと。
そんな事を考えていると奥から受付嬢を引き摺っていった一人が書類を持ってやってきた。
「大変失礼いたしました。こちらが真祖の姫と真祖の姫を追って日本に入国したネロ・カオスの資料です」
・・・・待て。
もう既に刺客まで来ているのか!?
まあ、敵は結構いるとは言っていたが・・・
仕方ない。最悪のことを想定してヘルプも用意しておくか・・・
まさかこのタイミングで二人とも居ないとは・・・作為的なモノを感じるぞ?
いつもなら探さずともストーカーのようにいつの間にか側にいるような蒼崎姉妹がそれぞれ別の用事で国外に出ていた。
資料を見る限り、ネロ・カオスという死徒と闘うのはかなり厳しい。
例え護衛として盾に徹したとしてもあの吸血姫がネロを倒せるかどうか解らない。
更には蒼崎姉妹も居ない・・・詰んだか。
覚悟を決めて護衛をしなければな・・・
「志貴?」
「・・・何故外をうろつく?この時間外をうろつくのは拙いだろう」
「志貴を探していたの」
「俺を?」
「志貴に会いたくなって・・・」
「いや、護衛として安全な場所で待っていてくれたほうが良いんだが・・・」
「え?」
「・・・その「あの部屋は全然安全じゃないよ?」って顔は」
「鴉が「見つけたぞ、真祖の姫君」って」
────いきなりか。
いきなり一本釣りしやがったのか。
俺の命日は今日になる可能性が高いな。もしくは明日午前〇時過ぎ。
「・・・・少しでも広くて人気のないところにいくぞ」
「え?・・・・・っ!」
「・・・・何故恥ずかしがる?」
「え?だって・・・そんな恥ずかしい事わたしに言わせるの?」
「ネロ・カオスの襲撃を人の多いところで受けると洒落にならないだろうが」
「・・・・・・あぁ、なんだ。そっちなんだ」
周囲に被害をまき散らしたいのか!?
「ヘルプも期待できない以上俺が攻撃に回ることも出来ない・・・できる限り盾になる。必ず敵を倒してくれよ」
「え?相手ネロでしょ?無茶言わないでよ」
────此奴、見捨てて良いか?