注意
これは電波系馬鹿小説です。
48分小説ですので質は―――保証できません。
そして気が向いたら更新する―――かも知れません。
BURST!
昼休み前に有彦は教室に現れた。
しかし、虚ろな目で何かブツブツ呟いているその姿は不気味としか言いようがなかった。
まあ、俺の知ったことではないが。
有彦の邪魔も司教の乱入も無い平和な一日を過ごす事が出来るのか?
「・・・遠野」
復活した!?
「何だ?」
「―――頼むから狂信者をこれ以上増や・・・・・・スミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマセン」
「・・・・・・」
狂信者?誰のだ?
有彦はずっとまたブツブツ呟き始めた。
親指をくわえてガタガタ震えているその姿はものすごく気持ち悪―――怖いぞ?
さて、食事にでも行くか――――
「ひぅっ!?」
食堂に入ると同時に俺の姿を見た第七司教が息をのむような叫び声をあげた―――気がした。
まあ、絡んでこないのなら好都合だ。
俺は食券を買い、何故かガラガラに空いている司教のテーブルに着く。
「向かい、少し借りるぞ」
「え、あ、はい・・・・」
何故そこまでビクビクしているんだ?
「―――何をおびえている?」
「いえ!・・・あの、遠野くん」
「・・・だから何に脅えている?」
周囲の気配を必死に探っている司教の姿は明らかに不審者のそれだ。
本来ならば談笑しながらでも出来るような人間のはずだが。
「・・・弓塚に何をされた?」
ビクッッ!
―――本当に何をされたんだ・・・
気になるが、これ以上聞いては拙い気がしたのでそのまま食事を始める。
何故か感じる複数の視線を無視し、手早く食事を済ませて食堂を後にした。
結局、99%何もない学校生活だった。
有彦と司教のあの反応が1%の異物だが―――いや、弓塚のあの言動もか。
まあ、1%の範囲内だろう。
しかし弓塚が一般人なのか本気で疑った方がいいな。
ほとんど人のいなくなった教室でこれからどうしようか考える。
真っ直ぐ遠野の屋敷に行くのもつまらない。
つまらない―――ではなく、戻りたくない。
かと言って今行きたい場所は行くだけで半日はかかる。
とりあえず荷物をまとめて学校を出よう。
そこら辺を歩き回って時間を潰すというのも芸がない。
ゲームセンターなどに行く気もない。
わざわざ好んで先生方の所には行きたくない。
向こうに行くのは週に一回でも多いと思う。
そう言ったら泣き付かれかねないから口にはしないが。
時南医院は―――出来る限り行きたくない。
主に朱鷺恵さん的な理由で。
あと爺さんがストレスで死にかねない。
―――こうなったらどこにも行けないんだが・・・・
有彦の家に行くという選択肢も当然却下。
主に一子さん的な理由だ。
さて、どうしたも―――――
学校を出て少し歩いたところで俺はそれに出会した。