注意
これは電波系馬鹿小説です。
196分(途中居眠りあり)小説ですので質は―――保証できません。
そして気が向いたら更新する―――かも知れません。
BURST!
少しテンションが下がったが―――考えてみたらいつも通りのテンションだ。
屋敷を離れ、学校へと向かう。
これ以上問題事は起きないだろうな・・・
何故だろうな・・・俺の中の何かが「学校へは行くな」と告げている。
こういう場合は行かないのが正解だ。
しかし・・・行かなかった場合、確実に有間の家へと連絡が入る。
俺が遠野の屋敷から姿を眩ませた後なら知ったことではないが、今は拙い。
スイッチの入った啓子さんが遠野の屋敷に殴り込みをかける
↓
秋葉やメイド達がすぐさま俺を捜しに動く。
↓
まだ遠くへ逃げていない俺は速攻捕まる。
―――最悪だ。
せめて一日くらいは欲しい所だ。まあ、あのメイドが俺のことをすぐさま見つけだしかねないが・・・
「はぁ・・・」
どのみち逃げられない気がしてきたぞ?主にあのメイドから。
まあ、奴は少なくとも俺に迷惑をかけることはないだろう。
まだ学校についてもいないのにもう精神的に疲れた・・・・
学校に着いたが、正門前で第七司教が待ち伏せしていやがった。
掃除をしながら登校してくる連中に挨拶をしている。
普通に善行―――と言いたいところだが、誰かを捜しているそぶりも見える。
面倒だな・・・・回り道をするとしよう。
「あれ?遠野くん?」
「・・・・・・弓塚か」
なんてタイミングの悪い・・・
「遠野くん、忘れ物?」
弓塚はクラスメイトだが、やたら俺の面倒を見たがるお節介なんだよな・・・
「いや、正門前に会いたくない奴がいるんだ」
「え?もしかしてシエル先輩のこと?」
「・・・・ああ」
不思議そうな顔をする弓塚に俺は小さく頷く。
「何かあったの?」
「関わりたくない相手というだけだ」
「遠野くん、なんか嫌そうな顔してる・・・何かされたの?」
む、鋭いというかいつものお節介が始まったぞ・・・
「他人に誤解を受けるような言動をしてくる奴を気に入れと?」
「・・・そっか。シエル先輩そんなことしたんだ」
―――おや?何だ・・・弓塚の雰囲気が・・・・
「そっかぁ・・・ちょっとお話を聞かないと」
この雰囲気は確かあの姉妹喧嘩の時に感じるようなプレッシャーだ。
思わず身構えてしまったぞ!?
流石にあの距離でも司教の奴は気づいたようだ。
俺を見てちょっと驚いたような顔をしたが、弓塚を見て―――なぜ逃げる?
「―――ごめんね遠野くん。わたし、ちょっとシエル先輩とお話し合いしてくるね」
「え?ああ・・・」
弓塚。今のスタートダッシュ・・・俺の閃鞘と同等の早さだぞ?
もしかして弓塚は七夜の分家とかそんなオチじゃねえよな?
弓塚が見えなくなったのを確認し、学校から逃げたい思いをグッと堪えながら歩を進めた。
ちなみにHR前に教室に来た弓塚の頬には僅かだが赤いものが付着していた。
本人は傷どころか服の乱れすらなかった。
第七司教くらいの実力者がまさか一方的に・・・・って事はないよな?
・・・・まさか弓塚も遠野の関係者ってことは―――流石にないよな?
「遠野くん」
「ん?どうかしたのか?」
「シエル先輩にはちゃんと言ったから。もう変なこと言ったりしないと思うよ」
満面の笑みで弓塚がそう言った。
「あと――――乾くんともちょっとお話ししたんだ。少し頭を冷やして反省してもらっているから・・・ちょっと遅れると思う」
「・・・・・・そうか」
弓塚とメイド・・・実は同一人物・・・なんて事は・・・・いやいやいや!!
恐ろしい仮説が頭をよぎったが、それを全力否定した。
―――だが、あのメイドと同じタイプの人間がもう一人いるってのは・・・・本気で勘弁だ。