注意
これは電波系馬鹿小説です。
76分小説ですので質は―――保証できません。
そして気が向いたら更新する―――かも知れません。
BURST!
食事は普通の和食。とても美味だった。
「志貴さんの食事の好みは熟知してますのでこれからはバンバンお出ししますね〜奥さん的に」
奥さん的にって何だ?
「・・・メイド」
「あのテンションはいつものことです気にしたら負けかと」
「しかし突っ込みを入れなければ怪しげな決定事項ができあがってしまいそうでな」
「畏まりました」
ちょうど「した」の部分でどこからともなくベレッタを取り出し、琥珀の眉間を狙って二発発砲した。
同時に琥珀が絶妙なタイミングで横に上体を移動させる。
抜き撃つのと避けるタイミングはほぼ同時。
「翡翠ちゃん殺す気満々でしたね!?」
「どうせ避けることはわかっていましたので避けやすい頭部を狙いました」
・・・なんなんだ此処は。どこぞの戦場か?
少しでも行動を誤れば死ぬ。
下手をするとテーブルマナーを少し間違っただけでも死なないか?
「志貴さま。姉さんや秋葉さまを人間とカウントしてはいけません。あれらに通常の突っ込みは効果ありません」
「それに」と続け、琥珀を睨み付けると、
「人語をまともに解しているわけではなく、都合よく脳内翻訳しているので結局実力行使にでなければならないのです」
ものすごく恐ろしいことを言っているぞ?
「翡翠ちゃんのそういったツンデレ部分も萌え要素ですから」
・・・・・OK理解した。こいつは馬鹿だ。
確かに人語を解さず独自の脳内変換で言葉を補っているようだ。
あれか?よくあるファンタジー世界の住人か?
「翡翠ちゃん。とりあえず昨夜破壊した箇所は全部補修しておくよう手配したから・・・ね?」
なんだか琥珀は怪しげな視線をメイドに投げているぞ?
「うざっ」
うっわ、吐き捨てるように言いやがった。
ああ、これは脳内変換しきれなかったようだ。見事に落ち込んでいる。
「・・・昨日秋葉が暴れたのか?」
「いえ、悪意と敵意を持った賊が使い魔を使役し、志貴さまの部屋を覗いていたので制裁を加えておきました」
使い魔?まさか・・・
「志貴様の関係者ではないようでした。人間・・・特に女性ではなかったので」
えっと、人間じゃなくても女性なら俺の関係者だと言うことを言っているのか?
そう聞きたいがまあスルーしておこう。
「相手は露出過多のオッサンでした」
「悪かった。絶対関係者ではない」
100%俺の関係者ではないな。
露出過多のオッサンが知り合いにいたら俺はそいつを殺しかねない。
・・・・そもそも俺に野郎の知り合いが壊滅的に少ない。
―――知り合いが少なすぎる挙げ句、ロクな奴がいないという事実は・・・置いておこう。
とりあえず学校に行くとしよう。