注意

 

これは電波系馬鹿小説です。

65分小説ですので質は―――保証できません。

そして気が向いたら更新する―――かも知れません。

 

 

 

 

 

BURST!

 

 

 

 

 

食事を終え、自室へと戻る。

私物の再確認をしなければならない。

私物と言ってもカバン一つなのだが・・・。

何も有間の家がケチだったとか、貧しかったというわけではない。

俺が何も望まず、私物が増える事を嫌った結果だった。

過保護が過ぎる啓子さんと買う買わないの言い争いは数え切れない程やった。

────文臣さんを交えての説得工作を何度行った事か・・・

都古にはそこまで過保護ではなかったが、俺に対しては恐ろしく過保護だったな・・・

まぁ、だから都古は啓子さんには親子だというのに少し険悪だ。

文臣さんが気苦労で倒れないことだけを祈ろう。

カバンを開けて中を確認する。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

封筒が入っていた。

確実に啓子さんだ。

俺はその封筒を開けずに破r─────

「む?」

封筒の中に手紙以外の物が入っているらしく、破り捨てようとしていた手を止めた。

とりあえず開封して中を確認する。

手紙と通帳とキャッシュカードが入っていた。

手紙は後で読むとして、通帳は────俺名義だし。しかも七夜志貴って・・・・待て。

いない人間に突っ込んでも仕方ない。

通帳を開けて残高を見てみる。

─────毎月5000円振り込みしていた・・・って、12月と1月は1万円入金しているぞ!?

最終残高は50万を超えている。

啓子さん。

頼むからこの金は実の娘のために使ってやってくれ・・・

近々文臣さんと会う必要がありそうだ。

「はぁ・・・」

自然と溜息が漏れ出た。

さて、手紙の内容は・・・・・・

うん。最後の暗証番号の書かれている部分以外は要らないな。

啓子さんのあの発作が起きた状態で手紙を書いたらこうなるのか・・・・

関心と同時にドッと疲れを感じた。

文臣さん。貴方は神だよ。

これからは文臣さんがあの超絶心配性の対象になるはずだ。

───おや?そう考えると有間の家よりこっちの方が少し楽な気がしてきたぞ?

例え秋葉がアレな人間で暴走癖があってもメイドや琥珀と言うストッパーがいるわけだからこっちの方が少し楽だ。

有間の家では文臣さんは敬子さんの暴走に対して放置の方向だったし、都古は力不足だった。

「む・・・」

そう考えると、今の状態は結構ありがたい環境か?

「志貴さま。秋葉さまを侮ってはいけません」

「メイドか。侮るとはどういうこ・・・・また心を読んだな!?」

「秋葉さまの志貴さまに対する執着心は常軌を逸しております。志貴さまが身近にいる今、恐らく今までのような攻撃では効かなくなっていくと思われます」

スルーですか。そうですか・・・

「効かなくなっていくって、あれ以上になるって言うのか!?」

「はい。本日秋葉さまを止めるためいつもの6%増で攻撃しましたが、あまり通用していませんでした」

「6%増しとはなんだ」

「通常の場合はヘルメットが破損する程度ですが、6%増の場合はヘルメットを大破させることが可能です」

そのヘルメットとは鉄兜のことだろ!?

俺は心の中でそう突っ込んだが、口に出すことはなかった。

どうせ心読まれているだろうと投げただけだが。