注意
これは電波系馬鹿小説です。
60分小説ですので質は―――保証できません。
そして気が向いたら更新する―――かも知れません。
BURST!
夕食は普通・・・・とは言えない豪華なモノだった。
秋葉は有間の家にいたちび助みたいに俺の側で食べたがっていたが、問答無用で却下。
しかし、秋葉はじっと俺を見ながら食事をしている。
無視してしまえばいいのだが、一応仕事だ。
「───秋葉。お前確か女学園だったか?そこは楽しいか?」
慣れない笑みを作り、秋葉に話を振ってみた。
しかし、学校に不安のある子供を持った父親のような質問の仕方だな・・・
内心ため息を吐き、しかしこれ以上話すような内容もない。
秋葉の返答待ちだった。が、
「うん。怖い人もいるけど、みんな優しいよ」
「・・・・まさか、お前向こうでもこうポンポン変わるのか?」
「そこら辺はご心配なく。どうやらこのお屋敷内のみ・・・特に気を許した相手にのみこうなってしまうようです」
───数年ぶりとは言え、初対面状態の俺に対して懐くな!
そう言いたいのを堪える。
しかし、その限定されているような奴等って誰だ?
「更に補足いたしますと、現在分かっているだけで5名の方の前でこうなる事が確認できています」
「あんた達二人と俺と・・・・あと俺が知っているヤツか?」
「軋間紅摩さま、そして時南宗玄さまです」
軋間の姓は知っているが・・・名前を言われても分からんな。
「軋間様は昔、志貴さまと仕事人ごっこをなされた方です」
「ああ、それなら・・・・・・・・・・・・・・・待て」
「何でしょうか」
「心を読んだな?」
「主の気持ちを察するのもメイドの務めです」
ここにもサトリが居るよ───
「お兄ちゃん、秋葉とお話ししようよ〜」
瞬間、
「ハーイ秋葉様」
そう言ってこの食事会を仕掛けた琥珀が秋葉の背後に立ち、
もの凄い速さで秋葉の腕に注射を打った。
アレは痛いぞ・・・・手早く打っても薬品が体内に入る時のあの違和感は───待て、あの薬品、赤かったぞ!?
「あらあら・・・秋葉様、もうおねむですか?仕方ないですねぇ・・・志貴さん、お疲れさまでした。わたしは秋葉様を寝室まで運びます」
グッタリとした秋葉を手慣れたように肩に担ぐと琥珀は食堂を出ていった。
「・・・・あれで良いのか?」
これがここの日常なのか?
そう問い直そうとしたが、メイドは心を読んだらしく、頷くと
「はい。間違いなくこれが遠野家の日常です」
そう断言されてしまい、頭が痛くなってきた。