注意

 

これは電波系馬鹿小説です。

56分小説ですので質は―――保証できません。

そして気が向いたら更新する―――かも知れません。

 

 

 

 

 

BURST!

 

 

 

 

 

さて、ここに住まう事は決定してしまったが・・・共に食事する事は承諾していない。

緑茶を受け取り、今後の事を考える。

「家賃について聞かなければならないか・・・食事は必要ない事も伝えなければな」

「僭越ながら・・・家賃につきましては志貴さまが支払う必要はありません」

メイドがそう言ってきた。

「何故だ?」

「志貴さまは書類上遠野です。遠野である以上実家で暮らすのは当然の事です。何故家賃を支払う必要があるのでしょうか」

「・・・いや、これはしっかり聞いておかなければならない。後で家賃を要求されてここに縛り付けられては困る」

「───では、わたしが伺って参ります。志貴さまはここでおくつろぎ下さい」

「ああ、分かった」

何処までも使えるメイドだ。

しかし、することが無くなってきたな・・・

ベッドに寝転がり、ため息を吐く。

休める時に休んでおく必要がある。

どうやら外は何かと物騒な事が起きつつあるようだ。

巻き込まれたくはないが、巻き込まれないと言う保証はない。

化け物に関する問題ならば基本的に夜だ。

まぁ今すぐ何かあるって可能性は・・・・・・・・・・・・・・否定できないか。

昨日だって多少巻き込まれているんだ。

これからも巻き込まれる可能性はある。

いや、しかし部屋から出なければ・・・

───青子が俺の部屋分かっている。しかもあの二人が厄介事を呼び寄せるんだった。

「志貴さま。秋葉さまより承諾を戴いて参りました。口頭のみの約束では不十分と思いまして、書面とサインを戴きました」

メイドが書類を持ってやって来た。

「ああ・・・」

俺はベッドから降り、メイドからその書類を読む。

───確かに。しかし『遠野志貴(七夜志貴)の一般的な衣食住の全てを遠野秋葉が保証する』って・・・

これは俺が遠野に縛られる事が確定なのでは?

「メイド、これは───」

「部分訂正、全訂正はご自由に行っても良いとの事でした。それと、食事の件ですが」

「なんだ?」

「秋葉さまとの食事は会食と言う事でアルバイトの一環としてはいただけないでしょうか・・との事です」

感情的な性格だけに、こういった交渉をアレは得意としていないだろう。

「それはあの割烹着女がか?」

「はい。アレはわたしの姉で琥珀と申します」

「しかし、その琥珀とやらにそんな権限があるのか?」

疑問を口にしてみる。

「問題ありません。姉さんは秋葉さまの秘書も兼ねております。普段はアレな人物ですが、何かと出来る人物です」

・・・・アレを強調したな。

まぁいい。

「あと、気持ちは充分に分かると姉さんは申しておりました。側にいるだけで精神に負担が掛かるだろうとも」

「・・・だからアルバイトか。しかし、そこまで下手に出られるとな」

「週2万円、朝食・夕食のいずれかに計5回出ていただければ良いとの事です。尚、1回4千円と回数で請け負ってもらっても構わないとのことです」

食事に出るだけで給料が貰える。

途轍もなく魅力的だ。

「───気分次第で出させてもらう。とりあえず、今日の夕食には参加すると伝えてくれ」

「畏まりました。失礼します」

メイドは一礼すると部屋から出ていった。