注意
これは電波系馬鹿小説です。
41分小説ですので質は―――保証できません。
そして気が向いたら更新する―――かも知れません。
BURST!
────このメイド、何処にどれだけの武器を持っている?
突入したメイドの後に続いて俺はゆっくりと室内に入った。
そしてそこには
「や、久しぶり。ところでこの子を何とかしてくれるとありがたいけど」
青子がベッドに座っていた。
「・・・・・この人は俺の恩人だ。問題ない、下がってくれ」
「畏まりました。失礼します」
メイドは一礼すると部屋から出ていった。
「つい先日時計塔に行ったんじゃなかったのか?それと、何故この部屋だと?」
「勘よ。志貴に関しての勘は予知能力に近いくらいのレベルまで達しているのよ」
「破壊に特化した魔法使いにそんなこと言われたくねぇ・・・・」
俺はカバンを机の上に置き、壁にもたれる。
「隣に座ればいいのに」
「襲われたくないんで」
俺の科白に青子が拗ねた。
「だって、志貴から一週間以上離れてたのよ?志貴は寂しくなかったの?」
「先生ならどんなことがあっても生き延びることが可能ですから。元気に生きているというだけでも充分です」
「〜〜〜〜〜〜〜」
────何故そこで赤くなる?
とりあえず、釘は刺しておこう。
「先生が簡単に死ぬような人間じゃないですし、宝石の爺さんと遊んでいただけなら死ぬなんて事は確実にありませんしね」
「・・・・どうして、どこからそれを?」
「さて、どこからでしょうか」
ニヤリと笑う俺に青子は表情を険しくした。
「あの馬鹿姉貴・・・」
「橙子には話していたのか」
「え?」
驚いた顔をした青子だったが、すぐに気を取り直すとベッドから立ち上がった。
「とりあえず姉貴に会ってくるわ」
そういって俺の横、窓に手を掛けて窓を開ける。
「志貴」
「何か?」
「ンッ」
「・・・・・・」
青子は思い切りディープキスをし、窓から飛び出した。
「メイド」
「はい」
俺の呟きと同時にメイドがドアを開けて姿を見せた。
気配の消し方が巧すぎる。
多分いるとは思っていたが、本当にいたとは・・・俺も修行が足りないか。
「アレに対する警備体制の強化は諦めてくれ。相手は魔法使いだ」
「畏まりました。他にご用件は」
「出来れば緑茶を」
「畏まりました。失礼します」
メイドがは一礼するとそのまま退室した。
まったく、規格外の人間だらけだ。
もしかして俺が割と一般人か?────そりゃ無いか。七夜志貴が一般人なわけがない。
が、
銃や神剣を持つメイド、火を吐く植物を育てている割烹着の女、人外な妹、魔法使い、何度死んだり自爆しても平然と復活してくる魔術師がいるんだ。
考えてみたら俺って上位三位内に入る一般人じゃね?
椅子に座ってため息を吐く。
今更過ぎて情けないし、改めて認識してしまった現実だが・・・・よく生きてるな、俺。
少し遠くを見てしまった。