注意
これは電波系馬鹿小説です。
47分小説ですので質は―――保証できません。
そして気が向いたら更新する―――かも知れません。
BURST!
「俺の行動に介入しないなら・・・俺が出ていく必要を感じない限りここに居よう」
そう提案した。
ハッキリ言って無茶苦茶だ。
俺が出ていきたい時に出ていくと言っている訳だ。
実際は妥協案でもなんでもないが、断れば俺は出ていく訳だから向こうからすれば妥協案だ。
俺にとって良いこと尽くめの提案だが────
「分かりました。その提案で宜しいのですね」
なんの質問もなくあっさり受け入れた。
「元々兄さんの行動に制限を設けるつもりはありません。兄さんが戻ってきてまた一緒に暮らすことが出来れば良かったのですから」
うわ、こいつ理解し切れてないのか!?
俺が出ていく必要を感じればって事は俺が出ていきたい時に出ていくって事なんだが・・・
わざわざ混ぜっ返すことはないか。
そのまま秋葉の科白を聞き流す。
「兄さんもお疲れでしょう。翡翠、兄さんをお部屋に───」
「志貴さま。お部屋にお連れいたします」
メイドは秋葉の科白を遮った。
ナイスなヤツだ。
秋葉は何か言おうとしていたが、俺がそのままメイドについて応接間を出ていったために何か言うタイミングを逃したようだった。
「で?俺を何処に連れて行くつもりだ?」
「地下室に監禁されている四季さまが使われていた部屋です」
「理由は」
「夜間の外出等に都合の良い場所です。脱出も他の部屋よりも容易です」
「ナイスな選択だ」
「恐れ入ります」
─────四季が監禁されていると聞こえたが気にしないでおこう。
またロクな事にならない気がする。
「地下牢を抜けて出てくる可能性は万が一にもありませんが、出てきた場合は犯人を締め上げ、速やかに地下牢の際奥に叩き戻しますのでご安心を」
なあメイドよ。俺はお前が一番怖い気がするんだが・・・・
口には出さない方が良いかも知れない。
あの神剣の気配も無い。
つーか人外の血を引いている遠野の屋敷で神剣使いが居る時点で異常だ。
まあ、俺も人のことは言えないが・・・
「こちらです」
メイドはそう言ってドアノブに手を掛け────
「Feeze!」
ドアを勢い良く開け、またもどこからともなく出した銃を二丁構えて室内に飛び込んだ。