注意
これは電波系馬鹿小説です。
46分小説ですので質は―――保証できません。
そして気が向いたら更新する―――かも知れません。
BURST!
校舎に入ってすぐにベルが鳴った。
俺はそのまま教室へと向かう。
教室の後ろから入り、席に着く。
誰も俺のことなど気にすることはない。
学校を休みがちな俺はどうやら教員達から厄介者扱いを受けているようだ。
仕方のないことだ。
一時限目の授業は―――予習済みの物か。
教科書とノートを横に置き、のんびりとレポートの仕上げに掛かる。
仕事というわけではないが、提出しなければ心配性の二人組が煩い。
――――ついでに、アレのことも書いておくか・・・
たいしたことではないが、捕捉として書き加えた。
一時限目が終わり僅かな時間を有意義に過ごそうと周囲の連中が動き出す。
仲間と談笑する者、次の授業の準備をする者、教室を離れる者、読書をする者、眠る者・・・・
大体このパターンに分かれるわけだが、中には珍しい種類の奴がいる。
「いよぅ!堂々と遅刻するなんてやるな!」
俺に声をかけて来るという珍しい種類の奴だ。
「お前が遅刻せずにこの場にいるって事の方が俺としては驚きだ」
「お?おおおお?遠野くんが驚いてくれやがるってことかコノヤロウ」
俺に声をかけてきた此奴は乾有彦。
残念ながら小学校からの腐れ縁。
遅刻、欠席、早退の常習犯だが人に迷惑をかけることが嫌いというよく分からない人間だ。
「あのな〜、うちが遅刻せぇへんで来てる理由はなぁ〜」
「聞く前に殴るが良いか?」
「ジョーク、イッツァジョークネ」
両手を挙げる有彦に俺はため息を吐く。
「で?」
「最近夜が物騒じゃないですか。それで夜遊びが出来なくなってですね、夜の11時にはお布団に入っているわけですよ。お陰で私、朝5時に起きて朝の散歩をしたあとでラジオ体操に参加する・・・なんて事もしているわけでして、はい」
「・・・・・」
蹴った。
「蹴った!?親友を足蹴にすると!?」
倒れた時にわざわざシナをつくる辺りまだ余裕がある。
「親友になった覚えはない」
「じゃ、じゃあ・・・・・」
「顔を赤らめるな。気色悪い」
勢いよく起きあがり、パンパンと埃を落とすと顔を顰める。
「・・・・・お前俺にはとても冷たいのな」
「相応の対応をしているだけだ」
「それはそうと、お前も夜行性なんだから気をつけろよ」
「何にだ?」
「連続殺人事件にだ!まさか知らないなんていわねぇよな?」
「知らん」
「いよぉし!これで話が進む!」
―――――何故かとてもむかついた。