注意
これは電波系馬鹿小説です。
43分小説ですので質は―――保証できません。
そして気が向いたら更新する―――かも知れません。
BURST!
「わたしはシエルって言います」
「俺は志貴だ」
「それは分かっています」
「なら以上だ」
話すことはこれ以上ない。
「あああっ!!冗談です!ジョークです!ユーモアなんです!!」
「・・・・・必要ない。所属と名を明かさない限り信用出来ないのは当たり前だろう?」
女性はウッと小さく呻る。
「・・・・・聖堂教会埋葬機関第七司教シエルです」
「へぇ・・・俺はフリーランスの一応退魔師で七夜志貴・・・色々事情があって遠野志貴となっているがな」
「――――――どこかで聞いた気が」
シエルと名乗った女性は首を傾げ、
「・・・一つお伺いしますが、協会の・・・」
「フリーランスだ」
「・・・マジックガンナーと」
「フリーランスだ」
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・」
無言
ほんの少し殺気が漏れているかも知れんがな。
しかし、何故怯える?
───まさか、この女・・・橙子と同じスイッチタイプか?
仕事の時は恐ろしくきつい性格になって相手を徹底的に叩くタイプに変わるとか・・・
嫌な相手だ・・・・
「話は終わったか?用がないなら俺は行くぞ」
そう言ってシエルに背を向ける。
瞬間
シエルが動く気配がした。
「!!」
俺は咄嗟に振り向きながら横へと移動する。
ベシャッ
「・・・・・・・・・・・・」
「ううううっっ・・・・どうして・・・・」
シエルは転んでいた。
本人も理解できない状況のようだ。
OK分かった。
こいつはドジッ子というヤツだ。
「昨日までは普通だったのに今日に限って・・・」
転んだ状態のまま落ち込むシエル。
見なかったことにした方が良いだろう。
俺はそう判断し、そのまま校舎へと向かった。