注意

 

これは電波系馬鹿小説です。

22分小説ですので質は―――悪いです。

そして気が向いたら更新する―――かも知れません。

 

 

 

 

 

BURST!

 

 

 

 

 

「?!」

一瞬噛まれると思い、武器を構えようとしたがすぐに警戒を解いた。

フンフンと鼻を動かし、裂けたズボンの間から俺の足首を舐めるだけだった。

「―――お前、飼われていたのか」

俺に鼻をすり寄せてくる熊の頭を撫でてやる。

熊はそれを気持ちよさそうに受け入れ、俺の横に踞った。

「スマンな。食い物を持ってない」

そう呟きながら熊の背を撫でる。

熊は小さく声を出すだけで気にした様子もなくジッと踞っていた。

「まさかどこかに逃げたのかしら」

「・・・彼の事だ。無益な戦いはしないと思うが・・・」

上の方から耳の痛い台詞が聞こえた。

───あんた達から逃げたくて無益な戦いをしてしまったんだよ。

そう言いたいがロクでもない結果とその後の生き様が俺の望まない方へと落ちていく気がしたので気配を消したまま聞いておく。

この年でこんなヘヴィな生き方してるんだ。20まで生きていられるのか途轍もなく不透明だ。とガラにもなく思ってため息を吐く。

───何時死んでも悔いの無いように生きてはいるんだがな・・・これも何度目の問答だ?

熊は相変わらず俺の横で気持ちよさそうに踞っている。

おかげで俺はその陰に隠れて居られるんだが・・・

「私は奥へ行く。貴様はどうする?」

「私は・・・そうね、下山ルートをあたるわ」

そう言って二つの気配が消えた。

俺は小さく息を吐き、空を見る。

良い具合に空が見え、そして良い具合に星が見えた。

「さて・・・俺はどう立ち回ればいい?」

退路は断たれたも同然だ。

満足に動けない俺。次第に狭まって来るであろう包囲網。

俺は───

 

○大人しく先生に助けを求める。

 

○ぶっちゃけ、あんな目には遭いたくない。

 

○このまま誰かが見つけるまで待機。