注意
これは電波系馬鹿小説です。
48分小説ですので質は―――悪いです。
そして気が向いたら更新する―――かも知れません。
BURST!
──────数時間後──────
「んっ・・・ご主人様ぁ・・・」
「先生、いい加減にしてください・・・・・・俺のスイッチを入れた先生も悪いですけどそこまで精神力が保たなかった俺にも非があります。ですからそうやって俺をからかわないでください」
俺は心身共に疲れ果てていた。
嵐のようなご休憩を終え、再び目的地へと歩を進める俺と先生。
しかし先生はさっきからずっとこんな感じで俺を「ご主人様」と呼んでからかってくる。
さらには俺にベッタリとくっつき、体をすり寄せてくる。
──────誰でも良いから助けて・・・
「先生・・・俺が悪かったですからこれ以上からかわないでください」
「・・・私は本気よ。ご主人様があんなに凄くて逞しくてテクニシャンで・・・」
「イヤ、マジで勘弁してください」
思い出しただけでもバスタオルが必要になるくらい泣きそうだ。
完全に獣となっていたからなぁ・・・
まだ修練が足りないか・・・
「だから、私は貴方様の奴隷になるの。ご主人様の欲求のはけ口・・・」
「断る」
「早ッ!」
「先生は先生です。あのような過ちがあったとはいえ非は半々で相殺されます」
ここらでけじめを付けておかないとまた襲われかねない。
先生から逃げる術を見つけなければこの状態が延々と続きかねない。
せめて防波堤でも作っておけば・・・
「そうね・・・でも、私はあの瞬間に心に決めたのよ・・・志貴に心身共に尽くすって」
「イヤです」
「また!?」
「俺はそう言った肉体関係も心の通じ合うといった相互扶助関係がキライなのです。頼り頼られるなんて絶対にゴメンです!」
たとえ己より強い敵が現れても徒党を組んで闘うなんてしたくない。
社会不的確大いに結構。
俺は一人で我が道を貫く覚悟だ。
「じゃぁ、私は要らない存在・・・?」
うあ、先生が凄く可愛いデスヨ・・・目に涙浮かべて俺を見てマスヨ・・・
「いえ、先生は大切な恩師ですから別規格です」
「嬉しい・・・私、志貴の特別なんだ・・・」
顔を赤らめて俺の腕にギュッと抱きつく先生。
ど壷!?
早く話題を変えなければ・・・どんどんど壷に入ってしまう・・・
俺は必死に頭を働かせ、別の話題を探した。
「そう言えば先生。何故姉の所に行くのに『最も行きたくない場所』なんですか?」
「ああ・・・色々あってね・・・今じゃ殺し合う仲なのよ」
かなりディープな仲だな・・・
「でも今回は会わなきゃいけない用事ができたからついでに志貴の問題も解決して貰おうってね・・・」
つまりは好意という訳か・・・
「ま、姉貴も志貴の状態を見たら興味を持つと思うし。研究対象だから差し引きゼロという訳よ」
先生はそう言って甘えるように俺の手を胸元にもっていった。
「パイが型くずれしますからしっかり持っていてください。先生しか場所が分からないんですから道案内、しっかりしてくださいね」
思い切りあからさまな牽制球をかけ、先生を先に歩かせた。